コーエン兄弟の最新ブラック・コメディ「バーン・アフター・リーディング」が、キャラクターCMの第2弾を公開!!

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今週の日曜日に、ココでお届けした、コーエン兄弟監督の最新作バーン・アフター・リーディング」のキャラクター紹介スポットCMの第2弾です!!、前回のブラッド・ピットチャドジョージ・クルーニーハリーに続き、CIAをアル中でクビになるジョン・マルコヴィッチコックス(↑)と、そのコックスから強請り盗った金で、美容整形手術を受け、中年の危機を脱しようとするフランシス・マクドーマンドリンダ(↓)が登場です。本作は ↑ 上の動画の冒頭でも、ひと悶着起こしてるように、CIAの辞め方に納得いかないジョン・マルコヴィッチのコックスが、腹いせに暴露本の自叙伝を書き、その原稿を偶然、手に入れたスポーツジムのトレーナーのブラピが、ジムのオーナーであるフランシス・マクドーマンドのリンダと組み、コックスに原稿を買い戻させひと儲けしようとするドタバタを描く、ブラック・コメディです。フランシス・マクドーマンドのリンダは、ジョージー・クルーニーの女たらしの連邦保安官ハリーと出会い系で知り合い、いい仲になりますが、ハリーはコックスの離婚寸前の妻ケイティ(ティルダ・スウィントン)とも不倫をしています…。コーエン兄弟のコメディ映画で、「オー・ブラザー!」(2000年)、「レディ・キラーズ」(2004年)などは、あまりウケませんでしたが、本作は「ビッグ・リボウスキ」(1998年)以来の大成功になるのではないでしょうか。コーエン兄弟としては、前作の「ノーカントリー」(2007年/アカデミー賞主要4部門制覇)に続き、才能を見せつけることになります。本作は、8月27日に開幕の第65回ヴェネチア国際映画祭オープニング作品として上映の後、アメリカでは9月12日から公開です。日本公開日はまだ未定と思いますが、日本では「バーン・アフター・リーディング」(読後焼却すべし)では、今ひとつピンとこないと思うので、どういう邦題をつけるんでしょう?!
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バーン・アフター・リーディング-ジョン・マルコヴィッチ

トム・クルーズに復活の兆し?、オクラ入りの戦争映画「ワルキューレ」が年内公開で賞レースに復帰!!、25周年記念にも間に合った!!

トム・クルーズ-ワルキューレ-1
今年の春あたりから、トム・クルーズ俳優生活25周年記念作品とも言うべき、戦争映画大作ワルキューレがどうもダメらしい…というウワサが飛び交い始め、それを裏づけるように、同映画が当初の今夏公開を取り止め、興行レースを闘うはずの「バットマン/ダークナイト」(公開中)などのライバル映画から敵前逃亡してしまったことは、これまでにもお伝えしてきました。その後、「ワルキューレ」は公開日を“映画の墓場”と言われる2月(映画がヒットしづらい時期で、かつ2月開催のアカデミー賞を辞退した形になる)に変更し、2009年2月13日(金)と定め、リメイク版13日の金曜日」との対決を選んだことから、やはり、世紀の愚作かッ!!定評づけられてしまっていました。ところが、それが突然、同映画を製作・配給するMGMが、今年2008年12月26日に公開日を変更すると発表し、同時期公開ダニエル・クレイグ戦争映画デファイアンス」にぶつけ、年末年始の目玉作を競い合うだけでなく、賞レースにも復帰し、栄冠を狙う意志を示しました!!、このMGMの「ワルキューレ」への手のひらを返した取り扱いの変貌は、最近の試写で、好感触を得られたという自信に裏付けられたものと伝えられており、となれば、これまでの「ワルキューレはクソ映画!!というウワサはすべてデマで、トム・クルーズはジックリと時間をかけて名作を作っていたことになります。が、しかし、この発表と前後して、以前から、その乱心ぶりがハリウッドの業界内で問題視されていた、トム・クルーズの長年のビジネス・パートナーで、共に映画会社のユナイテッド・アーティスツ経営してきたポーラ・ワグナー同社を退社することになったと発表されました。この、言わば、ポーラ・ワグナーのクビ斬りと、「ワルキューレの辿ってきた不遇の道筋、そして、次々と次回主演作を発表してはすぐにキャンセルするトム・クルーズの迷路にハマッたキャリアなどが、どう関連していたのか?!はわかりませんが、ポーラ・ワグナー追放と同時に、ユナイテッド・アーティスツの親会社MGMは機嫌を良くしトム・クルーズと彼の映画への見方がプラスに変わったことは否めません…。今年、俳優生活25周年を迎え、記念のサイトなどを立ち上げたトム・クルーズですが、俳優として、この記念すべき年に、ファンに観てもらう肝心の主演作品がなかっただけに、この「ワルキューレ」の年末電撃公開は、25周年のフィナーレを飾る、ファンへの大きなクリスマス・プレゼントとなります。また、監督ブライアン・シンガーにしても、超話題作でヒットして当然の「スーパーマン・リターンズ」(2006年)をコケさせただけでなく、「ワルキューレ」も沈没させてしまったのか?!と悪評を立てられ、続編の「スーパーマン/鋼鉄の男」の監督から更迭されかけていただけに、この「ワルキューレ最前線復帰のニュースは、まさに光明となりそうです(ただし、ワーナー・ブラザースは「スーパーマン」の続編の企画=ストーリーを、複数のチームに競わせる入札形式をとっているとの噂※参考)。本作「ワルキューレ」は、トム・クルーズが演じる実在したナチス将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルグ中佐と、その仲間らが目論んだヒトラー暗殺の謀略を描いたサスペンス・スリラーの戦争映画で、元ネタドイツのテレビムービーオペレーション・ワルキューレ」(2004年)だと言われています。ところで、ここで紹介している「ワルキューレ」の写真は、そんな「ワルキューレ復活を事前に察知したのか?!ロシアの映画サイトが何の前触れもなく、昨夜、突然世界初公開したものです。とりあえず、これ幸いなので、写真ココの予告編をご覧になり、「ワルキューレは傑作か?!、それとも、やっぱり愚作か?!、考えてみてください。尚、トム・クルーズは2005年フランスで公開されたスリラー映画ザ・ツーリスト」のリメイクに主演することを検討しているようです。また、すぐに、や~めたッ!!とならなければいいのですが…
トム・クルーズ-ワルキューレ-2
トム・クルーズ-ワルキューレ-3
 ↑ クラウス・フォン・シュタウフェンベルグ中佐本人トム
  フォトショで故人の写真を加工して、トム・クルーズに似せたと中傷のデマ
  が飛んだ問題の写真です。
トム・クルーズ-ワルキューレ-4
トム・クルーズ-ワルキューレ-5
引き続きワルキューレの写真をご覧下さい!! → 

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レオナルド・ディカプリオの素人スパイがアルカイダを追い詰める最新作「ボディ・オブ・ライズ」が予告編の第2弾をリリース!!

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バットマン最新作ダークナイト」(公開中)がどれだけ大ヒットで話題になろうとも、興行収入がすでに下降線に入ってしまっては(現在、4億4,537万ドル)、「タイタニック」(1997年)の歴代第1位の記録6億ドルを抜ける訳はなく、「ハハ…ッ、そんなもんか?!」と笑っていられる余裕レオナルド・ディカプリオ最新作ボディ・オブ・ライズ」が、新しい予告編をリリースしました!!、本作は、ラッセル・クロウとのコンビで、「グラディエーター」(2000年)、「アメリカン・ギャングスター」(2007年)など、傑作を発表してきたリドリー・スコット監督(↓写真左端/本作撮影中の様子)が、ラッセル・クロウと対決する主演レオナルド・ディカプリオを迎え、スパイ映画のジャンルに新風を吹き込もうとしている意欲作です。レオが演じるのは、元ジャーナリストのロジャー・フェリス中東での取材経験などを買われ、CIAからアルカイダを追跡する任務を託されるロジャーですが、チームを組むCIAのボスエド(ラッセル・クロウ)のことが今ひとつ、信じ切れない…といった内容です。プロの諜報員ではない素人がスパイになるという設定から、レオは、ロバート・レッドフォード1975年の傑作スパイ・スリラーコンドル」(監督は今年5月に亡くなった名匠シドニー・ポラック)を、役作りの参考にしたとのことです。「コンドル」は、CIAの作戦立案に役立ちそうなスパイ小説などを片っ端から読破し、レポートをまとめる資料集めの部署に所属する本好きの主人公が、事件に巻き込まれ孤立するという映画です。CIA職員でもスパイの経験などない凡人の主人公が、本から得ていた知識だけを活用し、もしかするとCIA内部にいるかもしれない黒幕と闘っていく展開がアイディアに富み名作となっています。「ボディ・オブ・ライズ」は、どこかしら、そんな「コンドルを彷彿とさせるストーリーなのかもしれませんね。本作は、アメリカでは10月10日から公開日本では2009年1月の公開予定とされており、同時期公開ジェームズ・ボンド最新作007/慰めの報酬」(1月10日公開予定)と、レオはスパイ映画対決を闘うことになります。本家本元ベテラン・スパイのジェームズ・ボンドのエンタテインメントと、素人の機転を活かした、レオのリアルなスパイ映画と、ハシゴして観るのもいいかもしれません!!
リドリー・スコット-ボディ・オブ・ライズ

「ダークナイト」のジョーカーがドナルド・マクドナルドに変装したポスターと、バーガーキングの厨房を風呂にしてたバカ従業員の不謹慎動画!!

バットマン-ジョーカー-マクドナルド
バットマン最新作ダークナイト」(大ヒット公開中)のジョーカーって、誰かにちょっと似てるよなぁ…??と、何となく思ってた人もきっと多いはず。と、その喉まで出かかった“誰か”の答えを、あッそっかッマックのドナルドだ!!と見事に指摘してくれたポスターです。誰かが作って、ネットにあげたイタズラですが、実はマクドナルドもジョーカーの支配下に置かれてたとなれば、値上げでオイラたちをジワジワ苦しめようとしてるのも納得ですね!!、で、 ↓ オハイオ州のジーニアという町にあるバーガーキングで撮影された、ちょっとショッキングなビデオです。この店の従業員であるティモシー・タケットが、厨房のシンクを風呂代わりにして、入浴しています!!、ビデオを撮影してる女性従業員と思われる人が、カメラを回しながら、閉店後の店内で売上げを数えてるマネージャーらしき女性に、「ティムがシンクでお風呂してておもしろいから見にこない?!」などと、気楽に話しかけるのに、マネージャー風の女性は、もはや止める術がないと思ったのか?呆れて首を振るだけです…。ティムはビデオの中で、「俺ん家シャワーないんだけどこうしてキレイにしてるんだぜ!!」なんて、信じられない言葉を自慢気に発しています。バカなティムは、この動画を YouTube にあげ、その結果、飲食店にあるまじき行為として、バーガーキングは全米から非難され、地元の衛生局が同店に飛んできて、立ち入り検査し、店内をすべて消毒させました。バーガーキングは、この動画に写っている人たち(もちろん撮影者も)を全員即刻解雇しましたが、ティムの垢を落とした厨房で作ったハンバーガーを、これまで食べさせられてきたと知った地元の人たちは吐き気をもよおしたのでは…?!、先日、マック・シェイクに雑巾のしぼり汁を入れてたという女子大生の事件日本でもありましたが、同じようなことする奴はどこにでもいるもんですね…。

フランク・ミラーの新作「ザ・スピリット」はダークヒーロー映画じゃなくて、ドタバタ・コメディだったッ?!

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シン・シティ」(2005年)で映画監督デビューしたコミック作家フランク・ミラー最新作ザ・スピリット」が、先月のサンディエゴ・コミック・コンで公開した、墓場から蘇ったダークヒーロー、ザ・スピリット(ガブリエル・マクト)と、宿敵オクトパス(サミュエル・L・ジャクソン)の対決なんですが…、この映画って…ダークヒーローのアクション映画じゃなかったの?!と目を疑う、コントみたいなケンカ?の末、サミュエル・L・ジャクソンが沼から拾いあげた便器で、ザ・スピリットをブチのめして、「便器はいつも笑わせてくれるぜ!!」みたいな、マヌケな決めゼリフをほざきます…。サンディエゴ・コミック・コンで行なわれたイベントの中で、唯一、お客さんが途中で帰り出すという不名誉な記録を残してしまった「ザ・スピリット」ですが、その理由はこれだったのか…という感じです。フランク・ミラーは、様々な“コミック”を、大人の読書に耐える、シリアスな“グラフィック・ノベル”へとバージョン・アップしてきた人ですが、この「ザ・スピリット」に関しては、“漫画”として捉えているんでしょうか?!、ココで紹介した予告編の段階で、ネットで大ブーイングが起き、かなりヤバクなったザ・スピリット」ですが、この便器ファイトはトドメを刺してしまったかもしれません。ただし、「ザ・スピリット」を、「バットマン/ダークナイト」(公開中)のようなダークヒーローのアクション映画だと信じていたのは、ファンの勝手な思い込みで、フランク・ミラー的には、最初からスラップスティック・コメディを作るつもりだったのかもしれませんが、だとしたら、本作に期待し、ヒーロー映画ブームの波に乗らんとばかり、2009年1月の地味な公開から、2008年12月のクリスマスのホリデイ・ムービーへと本作を格上げした製作・配給のライオンズゲートの意図がわからなくなってしまいます…。ま、コメディ映画として爆笑できれば、ヒットの可能性もなくはありませんが…、誰もフランク・ミラーのドタバタ・ヒーローなんて期待していないので、ライオンズゲートはとんだ計算違いでホリデイ・シーズンに惨敗してしまいそうです。本当に早く、誰か本職の映画監督に助けを求めた方がいいと思います。↓“WARNING”(注意警告)とは、まさにこの映画のことです!!
ザ・スピリット-ポスター