

非常に映画らしい雰囲気の映画…と、曖昧な書き方で申し訳ありませんが、そういうガッチリとした手応えの素晴らしい予告編(ココ)を公開し、期待を集めているスパイク・リー監督の最新作の戦争映画「セント・アンナの奇跡(Miracle at St. Anna)」(邦題は勝手につけてますが、これでいいのでは?!)が、9月26日のアメリカ封切りを前に、写真をリリースしたので、ご覧下さい。本作の物語の発端は1983年。年老いた黒人銀行員のへクターが、突然、理由もなく目前の客を銃殺し、彼を捕まえた警察は、へクターの自宅から、時価500ン万ドル(5億ン千万円)もするイタリア史跡の美術品を発見。なぜ、へクターはそのような高価な美術品をただ隠し持っていて、客を殺さねばならなかったのか?!、謎は第二次大戦中にさかのぼり、黒人部隊に所属したへクターと、3人の仲間とのイタリアでの忘れられない体験、セント・アンナの大虐殺へとつながっていく…といった、感動を呼ぶ内容のようです。メインの主人公となるヘクターを演じてるのは、「ストンプ・ザ・ヤード」(2006年)のラズ・アロンソ、あとの3人の仲間の黒人兵士は、「輝く夜明けに向かって」(2006年)のデレク・ルーク、「ワイルド・スピードX2」(2003年)のマイケル・イーリー、「悲しみが乾くまで」(2008年)のオマー・ベンソン・ミラーです。それぞれの俳優にとっては、ステップ・アップの大きなチャンスとなる本作で、次回のアカデミー賞にノミネートされる者も出てくるかもしれませんね。監督のスパイク・リーも、この映画で、ついにアカデミー賞監督賞にからむのでは?!と目されています。日本では、そういった賞レースの結果を受けてからの公開となるでしょうか?!、原作はジェームス・マクブライドの同名小説で、作家自らが映画の脚本もしたためました。ココに美しいポスターがあるので、ご覧下さい。続きを読むの後にも、本作の写真を3枚、あげています。
↑ スパイク・リー監督と、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとジョン・タトゥーロ。
新旧ふたりのカルト演技の役者の顔合わせも見ものです!!
★「セント・アンナの奇跡」の写真の続きはこちら →
先日、ココで女子高生探偵「ヴェロニカ・マーズ」のクリステン・ベルが声優として出演が決定したことを伝えた、ハリウッド版「鉄腕アトム」のCGアニメ「アストロボーイ」が、今月半ばにロサンゼルスで行なわれたシーグラフ(SIGGRAPH)に参加した時に撮影された写真です。主人公のアトムについては、これまでに初期のコンセプト・アートが公開されていますが、このような完成に近づいたCGアニメのキャラとしての登場は、これが初めてではないか?!と思います。アトムは心なしか?!、目の表情に西洋人っぽさを感じる以外に大きな変更点はないようですが、 ↓ 下の写真のニコラス・ケイジが声をつとめる天馬博士?!と思われるキャラは、あごヒゲも無く、柔和な表情で、オリジナルとは異なる感じです。手塚治虫先生のキャラクター・デザインには、足すも引くもいらないと思うんですが…、う~ん、自分の悲しみを癒すエゴでアトムを作っておきながら、アトムを売り飛ばしたりする、マッド・サイエンティストな天馬博士が、もし、こんな凡人のように描かれているなら、このハリウッド版「アストロボーイ」には、原作の「鉄腕アトム」が、その底辺に持っていた、人間の身勝手な業のようなものを、ロボットの視点から達観したような深いテーマの物語の意味は抜け落ちているのかもしれません。実写であれ、アニメであれ、日本発の原作が海外でリメイクされる時、うまく翻案されないのは、毎度のことですが、この「アストロボーイ」だけは失敗してほしくないのですが…。一番下 ↓ の戦闘場面も、もし、「鉄腕アトム」の舞台、メトロシティならば、スタンリー・キューブリック監督が惚れこんで、「2001年宇宙の旅」(1968年)で使いたいと直筆の手紙で頼み込んだ、手塚治虫独特の丸みを帯びた曲線のデザインは見受けられない感じがします。ハリウッド版「鉄腕アトム」=「アストロボーイ」は2009年公開の予定です。主題歌がどうなるのか?!も気になりますね!!
正式には製作発表なども行なわれていない「スパイダーマン」シリーズの最新作「スパイダーマン4」の撮影現場を訪ね、エキストラとして出演するなどのVIP特典を盛り込んだ権利を、同シリーズを製作するソニー・ピクチャーズが、ネット・オークションのeBay(Eベイ)に出品しました。これでまたソニー・ピクチャーズが確実に「スパイダーマン4」を製作する状況証拠がまたひとつ増えましたが、同新作は脚本も未完成と言われており、キャストも決まっておらず、と言うことは、当然、撮影の予定などもまるで見当がつかないことから、それをネット・オークションで販売するのは、先走りすぎでは?!といった意見も出ています。しかしながら、現在のところ、5,000ドル(約55万円)の値がつけられている、この競売品は、スタンド・アップ・トゥ・キャンサー(Stand Up To Cancer)という、癌撲滅研究の資金として、落札金は寄付されるチャリティで、ソニー・ピクチャーズがこれで儲ける訳ではなく、むしろ、持ち出すことになり、企業として社会貢献する努力なので、賞賛こそすれ、否定はできません。この「スパイダーマン4」のVIPになれる権利の主な特典は以下の通り。アナタなら、いくらで落札したいですか?!、落札したい方はコチラでどーぞッ!!
〇「スパイダーマン4」撮影1日見学。
撮影場所・日時は後日当社指定。
〇出演者との1時間の歓談。
出演者は未定。その時の撮影状況により調整の可能性あり。
〇エキストラとして映画に出演
役柄および、映画に登場する時間の長さは当社で決定。
〇ニューヨークでのプレミア上映会に招待。
プレミア上映会場は随時変更の可能性あり。
〇プレミア上映で着る、スターに負けないブランドもの豪華衣装進呈。
ブランド、デザイナーは当社で決定。
〇プレミア上映でスターのようにレッドカーペットを歩いて、華々しく入場
する人生の晴れ舞台の権利!!
※上記に関して、移動の交通費・宿泊費などは本人自己負担。