マヌケな失敗のアラ探しをしているネタ系サイト Failblog.Org が紹介した「プレデター」の中国製のオモチャの手袋です。恐らくは10月31日のハロウィンに向けて、子どもたちの仮装用にと発売されたものなのでしょうが、商品名を、「チャイルド・プレデター・グラブス」(Child Predator Gloves)=“子ども用「プレデター」手袋”と書かなければならないところを、単に「チャイルド・プレデター・ハンズ」(Child Predator Hands)=“子どものプレデターの両手”としてしまい、プレデターの子どもの手をチョン切って、売っていることになってしまいました…!!、いくらプレデターとは言え、子どもの手を切り落として売るッ!!なんて、児童虐待の残酷が許されていい訳がありません!!、この写真を見たアメリカ人は、なんだよッ?!、また英語わかってない中国人の失敗のおかげで、俺たち、プレデターから攻撃を食らっちゃうんじゃんッ!!と、子どもの手を無残にも切り落とされたプレデターが復讐にやって来ないかッ?!、クスクスと震え上がっているようです。しかし、プレデターの子どもを捕まえて、手を切り落として売るなんて…、やっぱり、中国は恐るべしですね!!、中国人が中華包丁を振り下ろして、プレデターの子どもの手を次々に切断しては、手袋に仕上げていく様子を、リアルにアタマの中で想像してみてください。ちょっとツボにはまって笑いがとまらなくなってきます…!!
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。
月別アーカイブ: 9月 2008
ヒットの光も消えそうなファンタジー映画「エンバー/失われた光の物語」の新しいポスター!!
今年5月にココで、すごくおもしろそうなファンタジー映画の最新作として、予告編を紹介して以来、配給の20世紀FOXが、全米公開10月10日をすでに目前としながらも、新たな予告編を作るなどせず、まともな情報を更新してくれていない、かわいそうな「エンバー/失われた光の物語」のポスターです。本作は、ジェニー・デュープロの有名な同名のSFファンタジー文学を映画化したもので、エネルギーを失い、暗黒に閉ざされようとしている地下都市エンバーを舞台にした少女と少年の冒険を描いた作品。プロデューサーは、あのトム・ハンクスがつとめており、映画を作った実際のプロダクションは、「ナルニア国物語」のシリーズで有名なウォルデン・メディアです。とくれば、それなりに楽しめそうな気はするんですが…、放置されてるのは、やっぱり、つまらないから?!、監督は、「モンスター・ハウス」(2006年)のギル・キーナン。主人公の少女を演じてるのは、「つぐない」(2007年)でオスカーを獲りそうになった14歳の天才女優、シアーシャ・ローナンです。「シザー・ハンズ」(1991年)の原作・脚本を担当したキャロリン・トンプソンがシナリオを書いています。あんまり放っとかれると、ファンの期待の光も失われそうです…。
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。
ウィル・スミスが人類全体ではなく、7人の人生を救うために償いの旅に出る感動の最新作「セブン・パウンズ」の予告編!!
http://www.traileraddict.com/emd/6900
夏はヒーロー映画でお金を搾り取り、冬は感動映画で涙を搾り取ろうというウィル・スミスが、「幸せのちから」(2006年)のガブリエレ・ムッチーノ監督と再び組んだ、最新作の感動映画「セブン・パウンズ」の予告編です。本作でウィル・スミスが演じているのは国税庁職員のベン。彼が人知れず犯してしまった過去の罪により、人生が変わってしまった7人の人たちへの償いのため、ベンは7人を探す旅へ出ることに…というお話です。ウィル・スミスが計算間違いで徴収し過ぎた還付金を届ける?みたいな単純なストーリーである訳はないので、ベンがどのような罪を犯し、それをどう償うのか?という辺りが、映画の核となるネタバレとして、今のところは秘密にされています。共演は、「メン・イン・ブラック2」(2002年)でウィル・スミスとは共演済みのロザリオ・ドーソンのほか、「スキャナー・ダークリー」(2006年)のウディ・ハレルソンが盲目のピアニストという印象的な役で登場しています。ウディ・ハレルソンの目を見えなくしちゃったのは、ウィル・スミスなんでしょうか?、また、「幸せのちから」では、自分の子ども、ジェイデン・スミスをデビューさせていたウィル・スミスですが、この「セブン・パウンズ」では、彼が新興宗教の教祖さまとして崇め、お仕えし、日々、拝んでいる、神のトム・クルーズさまのご子息、コナー・クルーズさま(写真)を、少年時代の自分役にありがたく賜り、デビューさせています。本作は、アカデミー賞狙いの作品ということで、ノミネート作品が選考される2009年1月直前の今年12月19日公開。同時期公開の、やはり、オスカーを狙う、教祖の戦争映画「ワルキューレ」や、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが「タイタニック」並に沈没しそうな夫婦の危機を演じる「家族の終わりに」などと対決することになります。オリジナル脚本を手がけたのは、メリッサ・ジョーン・ハートの魔女ッ子ドラマ「サブリナ」を書いていたこともある、グラント・ニーポートです。しかし、「ハンコック」(2008年)で儲けすぎのウィル・スミスは、彼本人こそ、国税庁がやって来るのを恐れてそうですよね?!
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。
グーグルのストリートビューが偶然に撮らえたダース・ベイダーの姿!!
オンラインで街を歩こう!!というグーグルの画期的なサービス、ストリートビューが偶然に?撮らえた、部下のストーム・トルーパーを引き連れ、地球に偵察にやって来た、ダース・ベイダーの姿の決定的なスクープ写真です!!、ダース・ベイダーらが佇んでいるのは、映画のプレミア会場として有名なハリウッドのマンズ・チャイニーズ・シアター前ですが、新作のアニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」(2008年)が不発に終わった原因を探りに来たのかもしれません?、知らない間にカメラに写された人のプライバシーは大丈夫なのか?といった問題が指摘されているストリートビューですが、ダース・ベイダーが気づいて、怒り出さなければいいのですが…、フォースでグーグルの機能を止められては、ブログの更新ができなくなってしまいますッ!!
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。
スクープ!!、電気羊はまだ夢を見たりない?!、SF映画のカリスマ「ブレードランナー」の続篇が水面下で進行中の大ニュース!!
先週末の全米映画興行ランキングで他の作品を圧倒し、初登場第1位をブッチギリで獲得した、シャイア・ラブーフのサスペンス映画「イーグル・アイ」(10月18日公開)の脚本チームに参加し、スピルバーグの原案をシナリオ化するのにひと役買った、新人の脚本家コンビ、トラヴィス・ライトとジョン・グレンが、1982年に公開されたリドリー・スコット監督のカルトSF映画「ブレードランナー」の続篇となる「ブレードランナー2」を執筆しているという、驚きを通り越して、あ然となる事実がわかりました。これは「クリエイティヴ・スクリーンライティング」という映画脚本についての雑誌が行なったイベントに、先の脚本家コンビがゲスト出演した際、質疑応答の中で本人らが明かしたものです。昨2007年に、25周年記念のファイナル・カット版が公開されるなど、SF映画として史上、最も人気のある作品と言っても、たぶん、どこからも文句の出なさそうな「ブレードランナー」の続篇を作ろうなどとは、オリジナルの存在があまりにカリスマ的なので、恐れ多いといった感じですよね?!、いったい、この「ブレードランナー2」は何なのか?、本当に映画は作られるのか?と詳細を知りたくなります。で、やはり、そのように思った映画ファンのタナーさんという人が、映画ブログの slashfilm.com に、「ブレードランナー2」についての事実を知りたいと調査を依頼するメールを送り、それを引き受けた同ブログ主筆のピーター・サイレッタと、映画サイトの Collider.Com が協力をして、以下のようなことがわかりました。まず、トラヴィス・ライトとジョン・グレンが数年前から、「ブレードランナー2」の脚本を書いていることは事実。ただし、オリジナルの「ブレードランナー」を配給しているワーナー・ブラザースをはじめ、どこの映画スタジオも、このプロジェクトには関与も、依頼もしていない。と言うことは、なんだッ?!、個人として勝手に「ブレードランナー」の続篇を想像して書いてるだけかッ?!となりますが、彼らの「ブレードランナー2」プロジェクトには、「ブレードランナー」のプロデューサーのひとりであるバッド・ヨーキンが参加し、開発を手伝っています。が、しかし、このバッド・ヨーキンはプロデューサーでも、「ブレードランナー」についての権利は保有していないので、彼の参加に決定的な意味があるか?は疑問です。また現在、82歳のバッド・ヨーキンは、1994年のリチャード・ギア主演作「わかれ路」以降、プロデューサーとして映画を作っていないので、果して、現役と言えるのか…??、と事実を確認していけば、この「ブレードランナー2」は、ハリウッドの新人脚本家が注目を集めるために行なう眉唾発言?に近いような感じになってきてしまいます。と、結論づけてしまうと、な~んだ…とつまらなくなってしまいますが、最後に面白い事実をつけ加えておくと、トラヴィス・ライトとジョン・グレンの最新作は、1979年のウォルター・ヒル監督作品「ウォリアーズ」のリメイクの脚本であり、そのリメイク映画のメガホンをとるのは、リドリー・スコット監督の弟、トニー・スコットです!!、そう、コンビは現在、スコット兄弟のスコット・フリー・プロダクションの仕事をしているんですねぇ~!!、さて、最後のこの事実は何を示しているのか?!、突然、ふって湧いた、この「ブレードランナー2」の映画化、あなたはどう思われますか?!、脚本がそれなりに完成すれば、ワーナー・ブラザースはカネを出すと思いますよ!!、ハリソン・フォードはスシなんか食ってる場合じゃありません!!、強力わかもと飲んで、出番に備えないとッ!!
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。
シェイクスピア映画の第一人者、ケネス・ブラナーが、マーベル・コミックのヒーロー映画「マイティ・ソー」の監督に?!
先週末に日本でも公開された全米大ヒット作「アイアンマン」だけでなく、今夏、「インクレディブル・ハルク」も連続ヒットさせたマーベル・コミックが、次の大ヒットを狙っている人気コミック「マイティ・ソー」の映画化について、イギリス人のケネス・ブラナーを監督に交渉中であると、業界メディアのバラエティが伝えました。「マイティ・ソー」も、日本ではあまり馴染みのないコミックですが、片足が不自由な障害者の主人公ドナルドが、実は北欧神話の闘いの神トールが人間界に転生した姿であり、ふだんは杖として使っている魔法のハンマーで、トール=ソー(英語名)に変身し、ヒーローとなって悪と戦うという内容です。この「マイティ・ソー」の監督には、先週末、アメリカで封切られ、興行ランキングで見事に初登場第1位を獲得した、シャイア・ラブーフ主演のサスペンス映画「イーグル・アイ」(10月18日日本公開)のD.J.カルーソー監督が名乗りをあげていた他、現在、マーク・ミラー原作の少年ヒーローと殺し屋ロリータのアクション映画「キック・アス」の撮影に入ってしまったマシュー・ヴォーン監督が、本来はメガホンを取る予定でした。それが巡りめぐって、「ヘンリー五世」(1989年)や、「から騒ぎ」(1993年)、「ハムレット」(1996年)など、シェークスピア映画の監督・俳優で有名なケネス・ブラナーにまわって来たということですが、バラエティは、この起用を“サプライズ”とだけして、具体的に、なぜ、ケネス・ブラナーなのか?という理由までは報じていません。確かにケネス・ブラナーがマーベル・コミックのヒーロー映画を作るというのは、少しミスマッチなサプライズですが、ロバート・デ・ニーロがモンスターを演じた「フランケンシュタイン」(1994年)なども、ケネス・ブラナーは成功(※)させていますし、けして良くない起用ではないでしょう。しかし、別の意味で気になるのは、この件がオフィシャルに進んでいるなら、対抗の他の業界メディアも当然、ほぼ同時にニュースを出しそうですが、ライバルのハリウッド・リポーターは、まるで伝えていません。バラエティは最近も、レオナルド・ディカプリオがクエンティン・タランティーノ監督の戦争映画「イングロリアス・バスターズ」で、ユダヤ人を殺しまくる狂気のナチス将校を演じそうだとか、ジャック・ブラックの名作「スクール・オブ・ロック」(2003年)の続篇製作が決定とか、スクープ記事は意外にデタラメが多いので(ブログや掲示板からテキトーにコピペ?の説あり)、正直言って、複数のメディアで裏が取られるまでは、このケネス・ブラナーが「マイティ・ソー」の監督に…というのも鵜呑みにせず、様子を窺った方が無難かもしれません。また、マーベル・コミックは、「アイアンマン」では、そもそもはマイナー俳優で、監督としての実績はそれほどないジョン・ファヴロー、「インクレディブル・ハルク」には、「トランスポーター」シリーズのルイ・レテリエと、監督の起用に対して、あまり資質や権威にこだわらない方針(安く雇える人?)を採っている節もあるので、果して、本当に一線級のケネス・ブラナーを起用するのか…?というのも微妙なところです。などと書けば、「X-メン/ウルヴァリン」(2009年5月公開)では、ストリート・ギャングの少年を描いた名作「ツォツィ」(2005年)のギャヴィン・フッド監督を起用してるじゃないか?!と反論されそうですが、ギャヴィン・フッド監督とケネス・ブラナーとでは、キャリアも格も違いすぎると思われます。…と、才人ケネス・ブラナーを持ち上げてはみるものの、ケネス・ブラナーが活躍した
は、主に90年代ですし、最近の映画ファンの間では、ケネス・ブラナーと言えば、「ハリー・ポッター」のギルデロイ・ロックハート先生?(↑写真)といった認識の仕方しかされていないかもしれません。そのように思えば、ここらで一丁やるかッ!!とブームのヒーロー映画を監督し、今一度、才能を見せつけると同時に、ガッポリ稼いでやれと、ケネス・ブラナーが思ったとしても無理はないのかも?!、ともあれ、ケネス・ブラナー監督の「マイティ・ソー」は、かなり期待できそうだと思うので、バラエティの記事が本当であれば…と願います。マーベル・コミックでは映画「マイティ・ソー」の公開を2010年6月に考えているようです。尚、主人公のソーを演じるのは、ブラッド・ピットだと伝えてるメディアもありますが、それは多分、ソーを演じるのは、志村けんだッ!!ぐらいの信憑性しかなさそうに思います。ブラピ説は恐らく、ギリシア神話の映画「トロイ」(2004年)から連想したのでは?!、そんな訳で、「マイティ・ソー」のニュースも、続報に乞うご期待です!!
(※ギレルモ・デル・トロ監督は、ケネス・ブラナーは失敗したとして、自分が同じ脚本で
リメイクすると言っている→ココ参照)
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。
死にたくなければ、生贄に仲間の誰かを殺せ!!と迫ってくるブリキ男の恐怖を描いたホラー映画「ハウス」の予告編!!
http://videomedia.ign.com/ev/ev.swf
2003年のホラー映画「ルール5」の原作者フランク・ペレッティと、扶桑社ミステリーから「影の爆殺魔」というサスペンス小説が日本でも出版されているテッド デッカーという、2人のベストセラー作家が共作した同名ホラー小説を映画化した最新作「ハウス」の予告編です。娘を亡くした悲しみを癒すために自動車旅行に出かけたジャックとステファニーの夫婦が、ホラー映画のお決まりとして、道に迷った挙げ句、クルマも故障するといった展開から、森の屋敷の宿に辿り着きますが、彼らを追うようにして、ブリキ男という謎の殺人鬼?が出現。ブリキ男が煙突から投げ入れてきた缶には、夜明けまでに、お前たちのうちの一人を殺して、死体を差し出せ、でなければ、皆殺しだ…ッ!!といったメッセージが…。果して、ブリキ男とは何者なのか?、そして、一同は生贄として仲間の誰かを殺してしまうのか?、また屋敷に秘められた謎とは…ッ?!といった作品ですね。監督は、ビリー・ボブ・ソーントンが主演したサスペンス映画「ジャスティス」(2002年)のロビー・ヘンソン。ロビー・ヘンソン監督は、冒頭のテッド・デッカーの「影の爆殺魔」(Thr3e)と、フランク・ペレッティ原作のホラー「ザ・ビジテーション」(The Visitation)を、共に2006年に映画化しており、そういった経緯から、この「ハウス」で2人の作家のコラボが実現したような感じがするのですが…、違うかな?!、この「ハウス」は、11月14日からアメリカで限定公開。ちょっとおもしろそうな感じなので、日本でもDVDスルーででも観られれば、いいですね。クエンティン・タランティーノ製作のバイカー映画「ヘル・ライド」の他に、2008年だけでも20本ぐらいの映画に顔を出して大忙しのマイケル・マドセンが、この「ハウス」にも出演しています。
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。
リメイク版「13日の金曜日」の痛すぎるスクープ!!、殺人鬼ジェイソンのホッケーマスクの下の恐ろしい素顔のネタバレ写真が流出!!
おいッ、マイケル・ベイ、情報管理がなってないぞッ!!と注意したくなるような、リメイク版「13日の金曜日」で、新生ジェイソンを演じているデレク・ミアーズ(「ヒルズ・ハブ・アイズ」2006年)の、あのホッケーマスクの下の恐ろしい素顔の写真が流出し、Horrorbid.Com で公開されてしまいました!!、オリジナルの写真データは、キャノンのEOSで撮影されたことを示しているので、誰かが望遠レンズでスクープ撮影をしたのか?、それともスタッフが現場の写真を横流ししちゃったのか?はわかりませんが、写真自体は正真正銘に本物のようです。このリメイク版「13日の金曜日」は、マイケル・ベイ監督がオーナーのホラー映画リメイク専門業者みたいな製作プロダクション、プラチナム・デューンズの作品で、監督はマーカス・ニスペル(「テキサス・チェーン・ソー」2003年)。全米公開は2009年2月13日の金曜日の予定です。7月にココで紹介したジェイソンの写真がフライングでメディアで公開されてしまった時も怒り狂っていた親会社のワーナー・ブラザースから、プラチナム・デューンズはお叱りを受けてしまいそうですね。で、肝心のジェイソンの素顔の写真はネタバレなので、続きを読むの後に隠しておきます。観たい方だけ、観てください!!
★「13日の金曜日」のジェイソンの素顔はこちら →
9月26日~9月28日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!
http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/htmlbanner?sid=2489889&pid=877352973
*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル成績 の順です。
第1位 第2位
第3位
第4位
第5位
第1位「イーグル・アイ」(10月18日公開)
$29,200,000-(3,510館)-$29,200,000
第2位「最後の初恋」(公開中)
$13,570,000-(2,704館)-$13,570,000
第3位「レイクビュー・テラス」
$7,000,000-(2,467館)-$25,700,000
第4位「ファイアー・プルーフ」
$6,514,000-(839館)-$6,514,000
第5位「バーン・アフター・リーディング」
$6,169,000-(2,649館)-$45,540,000
第6位 第7位
第8位
第9位
第10位
第6位「イゴール」
$5,500,000-(2,341館)-$14,339,000
第7位「ライチャス・キル」
$3,803,000-(3,011館)-$34,805,000
第8位「マイ・ベスト・フレンズ・ガール」
$3,800,000-(2,636館)-$14,529,000
第9位「セント・アンナの奇跡」
$3,501,000-(1,185館)-$3,501,000
第10位「タイラー・ペリーのザ・ファミリー・ザット・プレイズ」
$3,160,000-(1,604館)-$32,796,000
★シャイア・ラブーフのサスペンス映画「イーグル・アイ」が、もう少しで3,000万ドルという初登場第1位にふさわしい数字をあげ、第2位以下を大きく引き離して、ブッチぎりの独走!!、冷え込みすぎだった9月の全米映画興行を、最終週で加熱してくれました。スティーヴン・スピルバーグがお気に入りのシャイア・ラブーフのために、23年ぶりにオリジナル・ストーリーを書き下ろした本作は、ヒッチコック監督の名作「裏窓」(1954年)の原作小説(コーネル・ウールリッチ著)に、ほんのちょっとでも似てれば、ナンでもカンでも盗作と訴える、同原作の映画化権のクレイジーな管理者らから訴訟を起こされた2007年の「ディスタービア」(※本件は訴訟クレイジーの訴え。ニュースにする価値あると思います?)のD.J.カルーソー監督(写真中)と再びタッグを組んだ作品。前作「ディスタービア」のオープニング成績は2,222万ドルだったので、コンビとしては、前作をしのぐことが出来て、祝杯をあげているのでは?、ただし、「ディスタービア」は、主人公シャイアが自宅拘留中の身で外出不可という、お金のかからない設定だったため、たった2,000万ドルという低予算の製作費で作り上げることが出来ましたが、テロの陰謀に引き込まれ、片棒を担がされることになる「イーグル・アイ」は、作品がスケール・アップしたのに連れ、製作費は8,000万ドルもかかってしまいました。この8,000万ドルという数字は、「ディスタービア」がアメリカ国内であげた最終的な興行収入の数字8,020万ドルとほぼ同じであり、そういった観点からすれば、D.J.カルーソー監督とシャイア・ラブーフのコンビは、前作が相当に評価され、2人には大きな期待がかけられていることがわかります。そんなコンビは、すでに次の第3弾として、人気コミック「Y:ザ・ラストマン」(2010年公開予定)の映画化を検討しています。「Y:ザ・ラストマン」の内容は、謎の疫病?により、人類が子どもを作れなくなって、男たちが死に絶えていく中、シャイア・ラブーフが人類で生き残った、ただ、ひとりの男性になってしまうという、何だか、見方を変えれば、ウハウハな終末世界が舞台の作品です。そんな「Y:ザ・ラストマン」はアポカリプス・ムービーとして、「イーグル・アイ」よりも、さらにスケール・アップした映画となりそうなので、その「Y:ザ・ラストマン」に向けてのさらなる実績作りとして、今後、「イーグル・アイ」が見合うだけの大ヒットになるのか?、注目ですね。なお、間もなく、「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」(2009年5月全米公開)の撮影が終了するシャイア・ラブーフは、この冬からは、4月にココでチラとだけふれたアラン・グリン原作の「ブレイン・ドラッグ」の撮影に入る予定です。監督は、「幻影師、アイゼンハイム」(2006年)のニール・バーガー。クスリの力で、大天才となったシャイアが人生を思うままに操りますが、やがて、恐ろしい副作用に襲われる…というスリラーです。シャイアの演技力が試される映画となりそうですね。
★「コットンクラブ」(1984年)、「運命の女」(2002年)に続いて、リチャード・ギアとダイアン・レインが3度めの共演を果した、ニコラス・スパークス原作の大人のラブストーリー「最後の初恋」が、1日違いの日米ほぼ同時公開で封切られ、アメリカでは見事に第2位に登場。そのように日本でも公開中の本作なので、詳しい内容は日本語公式サイトをご覧いただくか、映画館に足を運んでもらうとして、ここでは過去のニコラス・スパークス作品と興行的に比較をしてみると、大好評だった前作の「きみに読む物語」(2004年)は、オープニング成績が1,346万ドルだったので、この最新作「最後の初恋」は、11万ドルながら前作をしのいだことになります。しかし、最終的にアメリカ国内で8,100万ドルを稼いだ「きみに読む物語」の成功を受けた「最後の初恋」は、その前作よりも約400館拡大した規模で公開されていますから、それを踏まえると、ほぼ同じような成績となり、少し期待をはずしてしまったと言えるのかもしれません。と、以上のような書き方ですと、「きみに読む物語」から「最後の初恋」へと、同じ映画会社がシリーズでニコラス・スパークス作品を作ってるような印象となりますが、「最後の初恋」はワーナー・ブラザースの映画で、2004年に公開された「きみに読む物語」はニュー・ライン・シネマの作品。「メッセージ・イン・ア・ボトル」(1999年)、「ウォーク・トゥ・リメンバー」(2002年)と、ニコラス・スパークスものを地道に作り、ブームの下地を作ったワーナー・ブラザースは、ニュー・ライン・シネマに漁夫の利のヒットをさらわれてしまってた訳ですね。そんなニュー・ライン・シネマを、今年2008年にワーナー・ブラザースが吸収し、飲み込んでしまった上で放ったのが、この「最後の初恋」な訳ですが、両社が力をあわせたほどの結果とはならなさそうです。それにしても、初恋を描いたジュブナイル映画の大傑作「リトル・ロマンス」(1979年)で、14歳でデビューし、メチャクチャかわいかったダイアン・レインが、その約30年後に「最後の初恋」という映画に出るなんて…。
★第3位は、先週初登場首位を飾った、サミュエル・L・ジャクソンのサイコな隣人スリラーの「レイクビュー・テラス」。先週から、50%以上も売上げを落としてしまいましたが、本作は製作費が2,000万ドルと安い映画なので、とりあえず、黒字稼ぎの状態に入りつつあり、OKですね。
★839館というケタが違う少ない上映館数ながら、1館あたりで7,764ドルを稼ぎ、単館ベースではトップの「イーグル・アイ」に次ぐヒット作である「ファイアー・プルーフ」が初登場で第4位の好位置につけています。この映画は、人気ドラマ「愉快なシーバー家」に出演していたカーク・キャメロンが主演ですが、特に大スターでもなく、日本ではまるで無名に近い俳優の映画がこんなにヒットしてるのには、ちょっとした訳が…。この「ファイアー・プルーフ」は、カーク・キャメロンの消防士ケーレヴが、火事の現場だけでなく、焼け落ちそうな夫婦の危機まで救わなければならない…という内容で、離婚に瀕した夫婦が、親からアドバイスを受けて、「ザ・ラブ・デア」(愛の挑戦?)という、40日間をかけて、お互いの愛を見つめ直す啓発プログラムを実践してみるというラブ・ストーリー?です。この映画を作った監督のアレックス・ケンドリックは、ジョージア州アルバー二に拠点を置く、シャーウッド・バプテスト教会の牧師であり、弟でやはり牧師のステファンと共に、メディアを通じての布教活動として、2003年にシャーウッド・ピクチャーズという映画会社を立ち上げ、本作が3本めの映画となります。前2作では、アレックス・ケンドリック牧師は、監督だけでなく、主演までつとめており、2006年に監督・主演したフットボール映画「フェイシング・ザ・ジャイアント」は、日本でもソニー・ピクチャーズから、スポーツ感動もの映画のふりをして、DVDが発売されています。本作に登場する「ザ・ラブ・デア」という、うさん臭い40日間の愛の自己啓発メソッド?も、アレックスとステファンが考案したもので、同名の啓発本も映画の公開にあわせて出版されています。…とまぁ、そんな訳ですから、この「ファイアー・プルーフ」は、そういった予備知識なしで観れば、普通にアメリカ映画のボンクラ作の1本として受け入れられるかもしれませんが、そういった背景を知ってしまうと、神のありがたい教えを広め、兄弟の啓発本を宣伝するためのプロモーション映画?!にしか見えません。なので、公開館数が極端に少ないのに、ヒットしてる理由が、“映画”と“神”のどちらが支持されての結果なのか?は、ご想像におまかせします。しかし、下 ↓ の予告編の映像のレベルは、果して、これで“映画”と言えるのでしょうか…??
「ファイアー・プルーフ」予告編
http://www.movieweb.com/v/V08H79bkpqyGHT
★第6位のダークファンタジーのアニメ「イゴール」は、先週の初登場第4位から、約30%の売上げを落としての後退ですが、ベスト10の作品を見渡してもらえばわかるように、子どもが観られそうな映画は、この1本だけ。ファミリーの観客は自動的に、この「イゴール」を選ばざるを得ません。公開のタイミングの設定が上手だったということでしょうか?
★公開3週めで、第7位のロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの2大スターが共演のポリス・サスペンス「ライチャス・キル」は、公開館数が多いにも関わらず、こんな成績…。単館あたりでは、1,263ドルしか上がってきておらず、ベスト10中では当然、最下位の売上げです。このままいけば、製作費の6,000万ドルを下回る結果で終わるのは必至で、もはや、デ・ニーロとアル・パチーノには集客力がないということが証明されてしまいます。アル・パチーノは、本作の監督ジョン・アヴネットと作った前作の「88ミニッツ」(2007年)も最終的なアメリカ国内での売上げが1,693万ドルという信じられない悪夢のような数字だったので、2本連続して惨敗となってしまいます。もしかすると、本作の低調な様子を眺めたメル・ギブソンは、俳優復帰作「エッジ・オブ・ダークネス」で、デ・ニーロと初共演のはずが、デ・ニーロから裏切られ、たった2日で現場を去られてしまったことについて、“デ・ニーロ、お前なんて、もういらないんだよッ!!”と毒づいているかもしれません?!
★先週初公開第3位だったコメディ映画「マイ・ベスト・フレンズ・ガール」が、一気に第8位まで急降下。製作費2,000万ドルの本作は大きな赤字になることはないでしょうが、主演のコメディアン、デイン・クックは彼の前作「噂のアゲメンに恋をした!」(2007年)も、国内の最終成績が3,500万ドルと奮わなかったので、第2のアダム・サンドラーや、第2のウィル・フェレルといった、コメディ映画のスターへの道は閉ざされそうです。
★第9位と第10位に、まるでタイプの違う黒人映画が2本並んで、どん尻につけてしまいました。第9位に初登場のスパイク・リー監督の戦争映画「セント・アンナの奇跡」(予告編)は、内容もそれなりに評価され、期待されたのですが、2時間46分といった長尺が観客から敬遠されたのか?、公開館数も少ないこともあって、目も当てられないオープニング成績です。製作費の4,500万ドルを取り返すことは、すでに絶望的な雰囲気ですね。これまでスパイク・リー監督を支持していた黒人の観客層からも飽きられてしまったということでしょうか?、クリント・イーストウッド監督を一方的に非難したような、スパイク・リー監督の、誰彼なく黒人差別主義者に仕立てあげてしまう過激な姿勢は、もう時代にそぐわない感があるので、同監督は、今後の発言には注意をした方がよさそうです。かくなる上は、賞レースにからんだ話題作りで、海外市場でのヒットを狙いたい本作ですが、この調子ですと、賞レースへの出馬も微妙な線です…。
★歴史的大ヒット作の「バットマン/ダークナイト」が公開11週めで、ついにベスト10から姿を消してしまいました。今週は第13位で、トータルの売上げは、5億2,446万ドルです。歴代第1位の「タイタニック」(1997年)まで、あと約7,500万ドルですが、射程圏内と言えるほどには、差をつめられてはいません。本来は沈むはずの船「タイタニック」ですが、興行ランキングの洋上では、まだまだ無事に航海を続けていきそうですね。
★今週末は、伊勢谷友介、木村佳乃と日本人俳優も出演の全世界失明のパニック映画「ブラインドネス」(日本11月22日公開)が、いよいよアメリカで公開!!、第何位で登場となるか?、来週もお楽しみに!!
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。
リドリー・スコット監督のロビン・フッド映画「ノッティンガム」で、ラッセル・クロウとラッセル・クロウの本人同士が初共演?!という謎の発言!!
レオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウの2大スターが激突の最新作のスパイ・サスペンス「ボディ・オブ・ライズ」(2009年1月日本公開/ココに予告編)を監督した名匠リドリー・スコット(↑写真右)が、同映画の宣伝のため、MTVのインタビューに答えた中で、現在、製作が中断しているラッセル・クロウとのコンビによる5本めの映画で、ロビン・フッドをモチーフにした「ノッティンガム」について、ラッセル・クロウが演じる代官サー・ロバートが対決するロビン・フッドを演じるのはラッセル・クロウだ!!と訳のわからない発言を行ないました。この「ノッティンガム」は、ショーン・コネリー(「ロビンとマリアン」1976年)や、ケビン・コスナー(「ロビン・フッド」1991年アメリカ映画)らを主演とした映画のほか、様々な形で語り継がれて来た、中世イングランドのシャーウッドの森に潜む義族ロビン・フッドの伝説を、新たな視点から解釈(ラブストーリーらしい?)したもので、脚本を著わしたのは、「ミスティック・リバー」(2003年)のブライアン・ヘルゲランドと、「カンフー・パンダ」(2008年)の脚本家コンビ、ジョナサン・エイベルとグレン・バーガーです。彼らが手がけた新ロビン・フッドの「ノッティンガム」の脚本は、内容のユニークさから、ハリウッドのスタジオ各社の間で引っ張りだことなり、高値の入札競争の末、ユニバーサル・ピクチャーズが獲得しました。ユニバーサル・ピクチャーズは、リドリー・スコットを監督に迎える以前から、「ノッティンガム」の主演はラッセル・クロウでいこうと、あらかじめキャスティングを決めていましたが、そのラッセル・クロウが主人公?のロビン・フッドではなく、ロビン・フッドを捕まえる代官役の方だとわかってから以後は、では、誰がロビン・フッドを演じるのだ?!となり、やれ、「バットマン/ダークナイト」(2008年)のクリスチャン・ベールだとか、「コントロール」(2007年)で注目されたサム・ライリーだとか、様々な臆測が飛び交っていました。それがここに来て、メガホンをとるリドリー・スコット監督本人の口から、メディアでハッキリと「ロビン・フッドはラッセル・クロウ」と断言されたことで、ウワサのデマは終結を迎えそうですが、代わりに、義族のロビン・フッドはラッセル・クロウで、そのロビン・フッドを捕まえる代官もラッセル・クロウとは、どういう意味なのか?!という、新たな謎の浮上となってしまっています。と言うのも、リドリー・スコット監督は、このラッセル・クロウが両方の役を演じることについて、映画の中で同一人物がそれぞれのキャラクターを一人二役で成りすましてるのだとか、両者は双子だったとか、いったい、どういった設定の物語から、ラッセル・クロウがロビン・フッドで代官なのか?の理由までは明かしてくれなかったからです。まったく、もったいつけた言い方で、ロビン・フッドが誰なのか、わからなった以前の状態よりも、むしろ、ムズムズと靴の上から足を掻くスッキリしない気分で、ラッセル・クロウ一人二役の秘密が気になってしまいます。そこに加えて、冒頭に記したように、この「ノッティンガム」は、7月から“労働争議?”という、これまた、よくわからない理由で、製作準備が中断されていますから、万が一、このまま撮影が始まらないままに、企画がポシャってしまうなどしたら、ラッセル・クロウがロビン・フッドで、代官で…の謎は永久に解けず、イライラは解消されないままになってしまいかねません。もしかしたら、重大な映画のネタバレ?かもしれない発言を、リドリー・スコット監督が行なった背景には、「ノッティンガム」をどうにか撮影にこぎつけたいという狙いがあるのか?、あるいは、すでに問題が解決し、撮影開始のメドが見えたので、思い出してもらうために、再び話題を持ち出したのか?、どちらにしろ、「ノッティンガム」をめぐる謎のウワサが、また映画メディアを騒がせそうです。ラッセル・クロウとラッセル・クロウが初共演?という、ラッセル・クロウが好きじゃない人は絶対に観たくない「ノッティンガム」は、当初の予定では、2009年11月全米公開です。しかし、リドリー・スコット監督は、ホントにラッセル・クロウが気に入ってるんですね。
※ 「商業サイト」への文章の盗用・無断転載厳禁。引用される場合はリンクを張ってください。