http://www.joblo.com/video/player/mediaplayer.swf
いよいよ続編の製作準備もスタートした(ココ)、ロバート・ダウニー・Jr主演の大ヒット作「アイアンマン」の、アメリカで9月30日にリリースされるDVD特典映像の第2弾として(第1弾はココ)、プリビズと完成版の映画とを上下に並べて比較した動画をご覧下さい。プリビズ(PreViz)とは、ふだん聞きなれない言葉で、ご存知ない方もいるかもしれませんが、実際の映画撮影に入る前に、想定している場面をCGで “事前可視化”=Pre-Visualization してみることです。言わば、動く絵コンテ?!みたいなものですが、 ↑ 上の動画でご覧のような、カンタンなCGアニメを作ることで、出来るだけ無駄のない撮影を現場で行い、失敗を防ごうということですね。特にお金をかける大作映画や、本作のようなSFXを多用するヒーロー・アクションものでは、このプリビズが重要になることは容易に想像できると思います。かつて、フランシス・フォード・コッポラ監督は、「ワン・フロム・ザ・ハート」(1982年)の撮影に入る前に、映画製作の革新的合理化を目指すとして、同映画の全編を白黒アニメで事前に丸ごと作ってしまい、当時は当然、手描きアニメですから、それで赤字を出し、何の合理化にもなっていませんでしたが、このプリビズの発想の原点は、もしかしたら、そこら辺りかもしれません。そういった試行錯誤の進歩から現代の用意周到な映画製作システムに発展し、作品の完成度も高められ、「アイアンマン」のように優れた映画を楽しませてもらえる訳ですが、その反面、コッポラ監督が合理化を提唱した同年に、スティーヴン・スピルバーグ監督は、あの名作「E.T.」(1982年)の撮影中に、この映画は“心”で撮ろう!!と思い直し、せっかく用意した絵コンテを途中で、全部投げ出してしまい、現場のフィーリングや直感を大事に、“個人映画”として作り上げています。そういったことはプリビズの時代では、もはや許されないような感があり、さびしい風にも思えます。しかし、世界中の人が涙した「E.T.」は、そのように即興で作ったことで、映像のつながりにギクシャクした部分が生まれ、そのヘタウマ感が暖かみとなり、感動の源になったとする分析も言われています。まさに映画は芸術であり、同時に商品でもあるという、微妙な境い目について、考えさせられますね。ちなみに、この「アイアンマン」のプリビズを作ったのは、ハリウッドを代表するプリビズ・プロダクションのピクセル・リべレイション・フロント(Pixel Liberation Front)という会社。CGの勉強をしておられる方など、同社の仕事に興味のある方は、ココの同社サイトをお訪ねください。「アイアンマン」は1ヶ月後の9月27日、日本公開ですよ!!
日別アーカイブ: 8月 27, 2008
可愛すぎるセレナ・ゴメス16歳のうぶ毛どころか、眼球の毛細血管までクッキリの超どアップ写真!!
本日のグラビア?!は、ひさしぶりに「ウェイバリー通りのウィザードたち」のセレナ・ゴメスちゃんが登場!!、 ↑ 上の写真なんですが、クリックで拡大して、そこから、さらにまた拡大してもらうと、まつ毛の数まで1本ずつ数えられる超どアップで、ものすご~く、セレナ・ゴメスを身近に感じられる?!、ファンには貴重な1枚です!!、艶っぽく光る唇にキスしようが、何しようが、どうぞ、お好きにご利用ください!!とか言いたくなる、この写真の出どころは、今月半ばに行なわれた、 ↓ 下のDKNYのジーンズの広告写真の撮影の時に撮られたもののようです。ジーンズと言えば、日本ではもうサッサと終わっちゃった青春映画「旅するジーンズと19歳の旅立ち」を、セレナ・ゴメスも映画館に観に行ったようなので、また、同映画のDVDがリリースされたら、ふ~ん、セレナ・ゴメス、こういう映画が好きなんだぁ~と試しにご覧になられてみては?!
↓ で、こちらはセレナ・ゴメスちゃんのお得意の振り向きポーズですね。↑ 上の2枚の写真だけだと、何だか、さびしかったのでサービス・ショットです。
しかし、いったい、セレナ・ゴメスの記事や写真にどの程度の需要があるのか?!、記事のアクセス統計など取らないのでわからないのですが、ま、いろんな映画記事の合い間に、少し、お付き合いください!!
見捨てられた傑作?!、ガイ・リッチー監督の最新作「ロックンローラ」のコミック風でカッコいいオープニング!!
http://www.traileraddict.com/emb/6145
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の公開日を、今年11月から、来年7月に移動させ、その言い訳として、バカみたいなメッセージを発表し、映画ファンからクソ野朗ッ!!と罵られている、ワーナー・ブラザースのCOO、アラン・ホーン氏が、「公開する映画が多すぎて、もう、この映画の宣伝は止めて、ヒットはあきらめる」と、もし、一般の社員がそう言ったら、クビが飛びかねないような発言を行い、やっぱり、コイツはアタマが弱いのかッ?!と陰口を叩かれた、そのあきらめられた映画=ガイ・リッチー監督の最新作「ロックンローラ」の、クールなオープニング・クレジットです。本作は、ロンドン進出してきたロシアン・マフィアの土地取引を利用し、怪しい連中が一攫千金を目論むという、ガイ・リッチー監督らしいギャング・クライム・ムービーです。アメリカでは10月8日に限定公開のあと、段階を経て拡大公開を目指す予定ですが、興行は水ものだけに、拡大の前にポシャッていく可能性も無きにしもあらずで、先行きは心配ですね。内容的には、悪くないという評価が出てるようなので、この、自分の映画を“どうでもいい”と公けで名指しされたアメリカでの処遇に、イギリス人のガイ・リッチー監督は納得していないでしょうが、次回作も、やはりワーナー・ブラザースで、ロバート・ダウニー・Jr主演の大作「シャーロック・ホームズ」を撮る予定なので、ここはグッとガマンといったところでしょうか?!、尚、アラン・ホーン氏が「映画が多すぎる…」と呆れ果てたのは、ニュー・ライン・シネマを吸収などした結果、ワーナー・ブラザースで公開する映画が増えてしまい、それも「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の公開日変更の原因の一部では?!と囁かれています。今夏はバットマン最新作「ダークナイト」(公開中)で大儲けだけに、アラン・ホーン氏も気が大きくなってしまったのかもしれませんが、やっぱり、一本一本、キチンとフォローして、ヒットさせる努力は必要なのでは?!、それが仕事のはずだし…。主演女優のタンディ・ニュートンも、ちょっと恨めしそうな眼で睨んでる「ロックンローラ」は、日本では2009年春に公開です。おもしろそうだと思うんですが…、ココに予告編があるので、ご覧下さい。
お母さんが殺しに来るトラウマの最新ホラー映画「ホーンティング・オブ・モリー・ハートリー」の新しいポスター!!
先週、ココで予告編を紹介した、最新ホラー映画「ホーンティング・オブ・モリー・ハートリー」の新しいポスターです。本作は、ドリュー・バリモアとヒュー・グラントの「ラブソングができるまで」(2007年)の中で、架空のアイドル、コーラ・コールマンを演じ、その役のキャラクターとして人気が出た、下手すると本名は覚えてもらっていない新人女優ヘイリー・ベネットが、タイトル・ロールのモリー・ハートリーを演じた初めての主演作です。18歳の誕生日を迎える直前に、母親に殺されそうになった主人公モリーのトラウマが、やがて、彼女に秘められた恐ろしい謎を解き明かす…ッ!!とか、そんな内容の本作は、アメリカでは10月31日のハロウィン公開で、「SAW5」と対決する予定。コーラ・コールマンのファンがどれだけホラー映画を観に来てくれるか?!が勝負のカギですね。ここんとこ、ホラー映画の話題がほとんど無いので、気晴らしにあげときました。ゾッとするよな映画だといいんですけどね!!
悪質な誤報で大迷惑のハリウッド実写版「ドラゴンボール」の予告編は、10月17日全米公開、製作中止にも、オクラ入りにもなりません!!
このブログをいつも読んで下さっている方は、事前にココで注意しておいたので、先日来より、日本の映画サイトや、ニュース・サイトでも飛び交っている、ハリウッド実写版「ドラゴンボール」は製作中止か?!、オクラ入りか?!などといった、何ら根拠のない、そもそもは海外のジョーク・ネタのような記事を、やっぱり、それらしい日本語に翻訳し、報じてる悪質な誤報に惑わされてはいないと思いますが、それが確実に嘘であることの証明として、ハリウッドの20世紀FOXが、10月17日全米公開のマーク・ウォールバーグ主演の「マックス・ペイン」の冒頭に、「ドラゴンボール」の予告編をつけて初公開する予定であることを、お伝えしておきます。ひたすらアクセス数を稼ぎたいだけのコピペのニュース・サイトならまだしも、映画の専門サイトまでが、映画会社から発信された正しいニュースを率先して伝えるのではなく、ネットの便所の落書きを優先するのは、本当に映画ファンをバカにした行為であり、情けなくなります。恐らく、そういった映画サイトに広告費も出しているであろう20世紀FOXや、同社の広告代理店は、そんな仕事をしてもらう為に、カネ払ってんじゃないんだよッ!!と厳重に抗議するべきでは?!
最初から嘘とわかっているニュースは
嘘として、その通り、伝えるべき!!
トム・クルーズの戦争映画「ワルキューレ」が、エキストラから12億円の損害賠償裁判おこされ、またお騒がせ!!
究極の愚作であるとか、屈指の傑作であるとか、前評判がコロコロ変わり、いったんはオクラ入りにまでなりかけた映画が、突然、アカデミー賞候補に名乗りを上げる手のひら返しで、今年12月に全米公開が無事に決まったトム・クルーズのお騒がせな戦争スリラー「ワルキューレ」(ココに予告編、ココに写真と記事)が、エキストラ11人から、計1,100万ドル(約12億円)の損害賠償を求める訴訟を起こされ、また、ひと悶着もめています。原告となる11人のエキストラの訴えは、およそ1年前となる2007年の夏にベルリンで行なわれた撮影で、同エキストラたちの乗り込んだトラックの荷台の横の柵のロックが走行中にはずれ、エキストラたちが路面に放り出された事故の責任を問い、ケガなどの損害賠償を求めたものです(↑写真は「ワルキューレ」のトラックに乗り込んだエキストラたちですが、原告ではありません)。エキストラたちの負傷の度合いとしては、靭帯を損傷した者や、あばら骨が折れたといった、重症と呼んでいい者もいますが、アザができたとか、4日間も病院に通ったとか、中には、怖くて鳥肌が立ったなどといった、ほとんど、言いがかりに近いバカな訴えの者までいる始末です。いずれにしろ、すでに1年も前の事故で、治療などの保証も済み、これまで文句を言ってこなかった者たちが、この今になり、裁判を起こしてきたのは、「ワルキューレ」の公開が無事に決まったことが発表され、お金の匂いを嗅ぎつけた悪質さに違いないと、世間では珍しく、嫌われ者のトム・クルーズに同情的な見方をしています。それにしても、肋骨が折れても100万ドル、鳥肌が立っただけでも100万ドルとは、確かに恐喝まがいな感じですが、原告のエキストラたちの弁護人、アリアン・ブラットナーは、同映画を製作する、トム・クルーズが経営の映画会社ユナイテッド・アーティスツは、事前に使用するトラックの荷台の柵がグラグラした危険な状態にあったのを知りながら、何ら事故の予防措置を施さなかったのは、重大な業務上の過失として、厳しく糾弾しています。この件については、今後、こんなくだらないことに自分たちが顧客から預かった資金を吸いとられたくない、ユナイテッド・アーティスツに多額投資している投資銀行のメリルリンチから、強力な弁護士軍団たちが駆けつけ、賠償金を徹底的に値切り倒して、和解に持ち込むものと見られています。でないと、すでに叩かれ尽くしてる「ワルキューレ」が賠償金を払えるだけの利益を出せる保証もないですしね。
前代未聞!!、公開直前の「バビロンA.D.」はクソ映画!!と、監督のマチュー・カソヴィッツが映画を観ないように呼びかけ!!
今週末29日(金)にアメリカで公開になる、ヴィン・ディーゼル主演の近未来アクション映画「バビロンA.D.」の監督で、俳優としても知られるマチュー・カソヴィッツ(写真右)が、AMCTV.com のインタビューに応じ、同映画を製作・配給する20世紀FOXを痛烈に批判し、自作の映画のデキを、とにかくひどいッ!!と、あたかも観客に向かって、絶対に観ないようにと警告するかのような発言を行ないました。この「バビロンA.D.」については、今年5月にココでも軽くふれましたが、本来は2時間40分あるはずの映画を、「20世紀FOXが1時間以上もカットし、映画がメチャクチャで意味がわからなくなった」といった言葉を、マチュー・カソヴィッツ監督が映画ジャーナリストに漏らし、それが大きな問題になりましたが、マチュー・カソヴィッツ監督自身がその後、それはジョークで、映画に注目してもらうための狂言と明かし、「バビロンA.D.」の製作には、何も支障はないので心配しないで!!と否定コメントを出しました。しかし、公開を目前に控えて、マチュー・カソヴィッツ監督が毒を吐いたところによると、どうやら、それはジョークの狂言と20世紀FOXに強要され、言わされたもので、実際は違っていたのかもしれません。AMCTV.com のインタビューで、マチュー・カソヴィッツ監督は、「20世紀FOXは、ワンシーンたりとも、脚本通りには、私にこの映画を撮らせず、脚本は完全に無視された。最悪のプロデューサーに、最悪の映画会社。本当に最低の仕事だった」と述べており、「20世紀FOXは、この映画を『24』のデキの悪い1話のようにしてしまった」と、この映画は観るに値しないと完全否定しています。マチュー・カソヴィッツ監督によれば、「バビロンA.D.」には、「子どもたちをキチンと育て、教育することが、この惑星の未来へとつながる」といった高尚なテーマがあったにも関わらず、それを理解できない20世紀FOXは、観客層を増やす狙いで、レイティングをPG-13に引き下げるため、約1時間48分あった本作を、93分に短縮してしまい、その結果、本当に単純で、くだらないアクション映画にしてしまったとのことです。また、主演のヴィン・ディーゼルも、「ところで、俺は映画に出てくるの?!、それとも出番は全部、カットされちゃった?!」などと、編集室でイヤミのジョークを述べ、20世紀FOXのアホさ加減に呆れ果てていたことや、撮影スタート当初に、天候に恵まれず、スケジュールが押し、製作費も超過したことから、懸念した20世紀FOXが、映画のことなど何もわからない弁護士を現場の監視役に配し、彼らが撮影に細かく口出しをしたことで、存分な撮影も出来なかったことなど、舞台裏の悲惨な混乱を明かしています。ハリウッドでの仕事はもうコリゴリといった、フランス人のマチュー・カソヴィッツ監督ですが、次回は「映画」を作る気のあるスタジオを選ぶと結んでいます。それにしても、映画の公開直前に、作った張本人の監督が、このように映画会社への不満をブチまけ、くだらない映画は観る価値なしと、映画ファンに時間とお金の節約を呼びかけるのは異例だと思いますが、どうしても「バビロンA.D.」を自分の作品とは認めたくなかったんでしょうね…。マチュー・カソヴィッツ監督は、20世紀FOXが要求したテレビ出演などのプロモーション活動も、もちろん一切、拒否したそうです。さて、「バビロンA.D.」が日本公開されたら、ご覧になります?!、それとも、マチュー・カソヴィッツ監督の警告に従い、鑑賞リストから外しますか?!、ヴィン・ディーゼルのファンの方は苦渋の決断を迫られそうですね。
ジム・キャリーとユアン・マクレガーのキス写真!!、ゲイの「プリズン・ブレイク」?!、コメディ「アイ・ラブ・ユー、フィリップ・モリス」です!!
刑務所で同じ房に入れられたジム・キャリーとユアン・マクレガーが同性愛の恋に落ちるという異色なコメディ「アイ・ラブ・ユー、フィリップ・モリス」から初公開された、ふたりがキスしようとしてる、ちょっとスキャンダラスな写真です。本作は、詐欺師で犯罪者であることを除けば、妻も子もいる真っ当な男性だったはずのジム・キャリー演じるスティーヴンが、警察にとっ捕まり、ブチこまれた刑務所で、ユアン・マクレガーのフィリップ・モリスと恋に落ち、思いがけず幸せなム所暮らしを送っていたはずが、フィリップ・モリスが先に出所してしまったことから、どうしても彼に逢いたいスティーヴンが脱走を企てるというブラック・コメディで、実際にあったお話だというからビックリです。スティーヴンは3回の脱走を試み、それぞれの失敗で罪が重なったことから、終身刑となり、一生、刑務所から出られない=一生、フィリップ・モリスと暮らせなくなってしまったことで、最後の4回めは、自らの死を偽装した命がけの脱走工作にチャレンジするとのこと。果たして、どんなオチが待ってるのか?!も楽しみですが、見どころは何と言っても、ジム・キャリーとユアン・マクレガーの濃厚なラブシーンになりそうですね。「ケーブルガイ」(1996年)や、最近の「ナンバー23」(2007年)など、偏執的な妄想に駆られる役を演らせればピカイチのジム・キャリーだけに、盲目的な愛情に陥り、脱走に命を賭ける執念の演技は、きっと見応えがありそうです。監督は、「バッドサンタ」(2003年)、「がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン」(2005年)など、ビリー・ボブ・ソーントン主演の作品で知られる脚本家コンビのグレン・フィカーラとジョン・レクアが、本作で自分たちの脚本を映画化し、コンビで監督デビューを飾っています。公開はアメリカで2009年2月のバレンタイン・デーあたりの予定。刑務所で男性囚人同士が愛しあうというネタは、ヘクトール・バベンコ監督のブラジル映画「蜘蛛女のキス」(1985年)や、三池崇史監督の「46億年の恋」(2006年)などでも描かれており、特に新鮮なアイディアでもないのですが、コメディとしては、あまり映画で描かれてこなかったので、そういう意味では注目作ですね。キャリアが共に低迷気味のジム・キャリーとユアン・マクレガーのカップルだけに、本作で起死回生となるか?!、ふたりの愛の力が試されます!!