↑ 上の写真は、「ダークナイト」(公開中)の歴史的大ヒットを受けて、早くも製作が決定した「バットマン」シリーズの第3弾「ゴッサムシティ」に出演するクリステン・ベルが、悪役のハーレクィンに扮した姿です。…と言いたいところですが、これはオーストラリア人のアーティスト、ジョシュ・マクマホンさんという人が</b>、…だったらいいのになぁ!!と想像して作ったフェイクのファン・アートです。クリストファー・ノーラン監督が女性キャラの悪役を使うか?!は疑問ですが、ジョーカーのガールフレンドであるハーレクィンに、クリステン・ベルを配したギークなセンスはサイコーです!!、クリステン・ベルは、日本ではまだ、そんなにメジャーな女優ではありませんが、女子高生探偵の主人公を演じたドラマ「ヴェロニカ・マーズ」や、「HEROES/ヒーローズ」の超能力者エルなどで人気を集め、アメリカでは今年4月に公開され、大ヒットになった、ジェイソン・シーゲル主演のラブコメ映画「フォーゲティング・サラ・マーシャル」で、タイトル・ロールのサラ・マーシャルを演じ、映画女優としても大ブレイクを果しています。そんなノリにノッてる旬のスター、クリステン・ベルなので、3年以内に「ダークナイト」の続編を公開と確約したワーナー・ブラザースの首脳陣は、コレを見て、あ、そっかッ!!、クリステン・ベルっていいよなぁ!!と、彼女の役をひねり出してはくれないでしょうか?!、それにしてもクリステン・ベルのハーレクィン、完璧です!!
↑ こちらは、その想像の「バットマン3/ゴッサムシティ」から、クリスチャン・ベールのバットマンと、キャット・ウーマンの共演場面ですが、ジョシュさんが本格派の俳優クリスチャン・ベールと釣り合いの取れる女優として、キャットウーマンに起用したのは、「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」(2007年)で、今年のアカデミー賞主演女優賞を獲得したフランスの女優マリオン・コティヤール。何とも、これまた映画通をうならせる、お見事なキャスティングですね。実際に、マリオン・コティヤールとクリスチャン・ベールは、ジョニー・デップの最新主演作のギャング映画「パブリック・エネミーズ」(2009年7月全米公開)で共演しているので、もしかしたら、そこからイメージしたのかもしれませんが、いずれにしろ、かなりリアルな組み合わせです。で、下 ↓ は、クリステン・ベールのハーレクィンと、マリオン・コティヤールのキャットウーマンのキャラクター・ポスター。本当に COMING SOON にならないかなぁ…とワクワクさせてくれます!!
最後は ↓ 「プラダを着た悪魔」(2006年)や、10月11日に日本公開のスパイ・コメディ「ゲットスマート」で人気のアン・ハサウェイが主演する、架空のバットガール・ムービー「ダークナイトネス」のコンセプト・アートです。コスチュームを丁寧に描いた、この作品は、フォトショップでレイヤーを300枚以上も重ねている力作とのこと。クリストファー・ノーラン監督が、現在の「バットマン」シリーズに、バットガールを登場させることは絶対にないと断言できるぐらいですが、う~ん、これまたアン・ハサウェイとは、ピンポイントでいいとこ突いてくれてるので、こちらのイマジネーションも広がってしまいます。
こういったファンの人たちが独自に作るファン・アートは、観る者の想像力を刺激して、初めて価値のあるものだと思うので、そういう意味で、ジョシュさんの「バットマン」シリーズは、まさにファン・アートの中のファン・アートといった感じがします。特にキャスティングのセンスには感銘を受けました。そんなジョシュ・マクマホンさんの作品をもう少し観てみたいという方は、ココの彼のギャラリーを訪ねてみてください。
日別アーカイブ: 8月 24, 2008
「ハリー・ポッター」シリーズのワーナー・ブラザースが訴えたインド映画「ハリ・プッター」の予告編をご覧下さい!!
著作権の記録を管理するアメリカ合衆国著作権局が、公的に権利所有者として認める20世紀FOXを無視して、カルト人気のコミック「ウォッチメン」を映画化し、20世紀FOXから告訴されてしまったワーナー・ブラザースが(ココとココ)、ご存知、同社の看板映画である大ヒット・シリーズ「ハリー・ポッター」(Harry Potter)の権利を侵害するニセモノとして、インド映画「ハリ・プッター/コメディ・オブ・テラーズ」(Hari Puttar/A Comedy Of Terrors)をイギリスで告訴しました。訴えられたインド映画「ハリ・プッター」は、 ↑ 上の予告編を観てもらえれば、一目瞭然なように、留守番の子どもたちが泥棒をやっつけるという内容で、ハッキリ言って、「ホーム・アローン」(1990年)のパクリです!!、家族旅行に大慌てで出発した両親が、子どもを家に忘れちゃった!!という出だしも同じです。ですから、本来は「ホーム・アローン」シリーズの権利を持つ20世紀FOXが、こちらも訴えるべきところを、「ハリ・プッター」と「ハリー・ポッター」と名前が似てるというだけの理由で、ワーナー・ブラザースの方が訴えちゃった訳です。けれど、“ハリ”はインドでは普通の名前。主人公の10歳の男の子が、そんな平凡な自分の名前に“ポッター”をつけてニックネームにしてるというだけのことで、もちろん、魔法など使いませんし、「ハリー・ポッター」を連想させるものは何も出てこないそうです。なので、このインド版「ホーム・アローン」と「ハリー・ポッター」を混同する人はまず滅多にいないであろうことから、“ハリー”や“ポッター”を使うとダメと言うなら、ワーナー・ブラザースは、レネー・ゼルウィガーの「ミス・ポター」(Miss Potter ← 英語だと名前のスペルは同じ)なんかも、イチイチ訴えていかなきゃならないんじゃないの?!と、失笑を買っています。訴えらた「ハリ・プッター」の映画会社 Mirchi Movies 側は、このタイトルをすでに2005年に商標登録か?何かをしていたそうで、それを映画公開の直前(9月12日)になり、訴訟をフッかけてきたワーナー・ブラザースは遅すぎる!!と、バカバカしすぎる裁判にイラ立ちを隠せないようです。とりあえず、今のところ、インドでしか公開の予定がないローカルなガキ映画を訴えてみても、メディアの巨人ワーナー・ブラザースに得なことは何もなさそうに見えます。また、ワーナー・ブラザースは、本当に「ハリー・ポッター」が大事なら、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の公開日を突然変更し、ファンを裏切って、世界中で恐ろしい数の観客を失うようなことをしない方がよかったのでは?!

15歳の少年バイオレンス・ヒーローと11歳の殺し屋ロリータ少女の過激コミック「キック・アス」が映画化決定!!、主要キャストの発表です!!
海外では今夏、大ヒットになったアンジェリーナ・ジョリーの殺し屋映画「ウォンテッド」(9月20日公開)の原作者として、また新たに映画化される「スーパーマン」の原作者候補として、にわかに映画界で注目を集めているコミック作家マーク・ミラーの代表作のヒーロー・コミック「キック・アス(Kick-Ass)」(ケツを蹴り上げろ!!てことですが、あまり品のいい言葉ではありません)を、観た人は口をそろえて良かったというオール・スター・キャストのファンタジー映画「スターダスト」(2007年)や、ダニエル・クレイグ主演のサスペンス「レイヤー・ケーキ」(2004年)で知られるマシュー・ヴォーン監督が映画化することになり、出演者が決定したので、お知らせします!!、「キック・アス」の主人公として、悪と闘う15歳の少年ヒーローを
演じるのは、右の写真を観れば、 → 思い出してもらえると思いますが、ジャッキー・チェンの「シャンハイ・ナイト」(2003年)で、少年のコソ泥、チャーリー・チャップリンを演じていた、現在は18歳のアーロン・ジョンソンです。同映画の最後で、ジャッキーたちと一緒にハリウッドに向かったチャーリーでしたが、見事に主役を射止めたわけですね!!、アーロン・ジョンソンが演じる主人公デイヴは、母を亡くした悲しみからか?、特殊な能力や、人並み優れた運動神経なども持ち合わせていない平凡な15歳のガキなのに、カッコいいスーパーヒーローになりたいッ!!という思いだけで、コスチュームを作り、勝手にヒーローになってしまうキャラクターです。そんな、男子なら、一度ぐらいは妄想してみることを、本当にやってしまうと、どうなるか?!を等身大から描いた点が「キック・アス」の売りとして、人気を集めた最大の魅力になっています。アーロン・ジョンソンは、11月に日本公開になる青春コメディ「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」にも出演しているので、ファンの方はそちらもお見逃しなく!!
↑ ヒーローものにはツキモノの胸キュンのヒロイン、ケイティを演じるのは、21歳のリンジー・フォンセカです。本作が映画デビューとなるリンジー・フォンセカはテレビ女優で、まるで無名の存在でしたが、人気ドラマ「デスパレートな妻たち」のシーズン4から準レギュラーに採用され、やっとメジャーへのチャンスをつかんだ期待の新星です。この映画「キック・アス」が公開される頃には、日本でも、ホラ、「デスパレートな妻たち」に出てる娘だよ!!と、すぐにわかってもらえるようになってるんじゃないでしょうか?!
↑ 1997年生まれのクロエ・モレッツは、「悪魔の棲む家」(2005年)に出ていた子役ですが、本作では、元警察官の父親の猛特訓により、ニンジャの殺し屋となり、主人公のデイヴと一緒に悪と闘う、恐らく史上最年少11歳の格闘ヒロイン、ヒットガールを演じてくれます!!、このかわいいクロエ・モレッツが、日本刀で容赦なく、悪人たちをバッサバッサと真っ二つに斬り裂き、大流血のシャワーを浴びまくる姿って、スゴクないすか?!、「キック・アス」、恐るべしです!!、で、小学生の娘に人殺しを教えて、ニンジャに育てるアホなパパ、ビッグ・ダディはニコラス・ケイジです!!、美女に寄り添われ、うれしそうなニコラス・ケイジですが、隣りの女性は、新宿の歌舞伎町…ではなく、ロサンゼルスのカブキ=日本食レストランのウェイトレスからニコラス・ケイジの嫁さんになった、韓国系のアリス・キムです。2004年に結婚した2人ですが 翌2005年に産まれた男の子を、ニコラス・ケイジは、カル=エルと名づけています。カル=エルは…、そう、スーパーマンのクリプトン星での本名ですよね?!、コミックやSFのオタクのニコラス・ケイジなので、この「キック・アス」の出演もよろこんで引き受けたのかもしれませんが、しかし、いくら何でも、自分の子どもにスーパーマンの名前をつけるのは…、いずれ息子が小学生や中学生になれば、学校でおちょくられるのは必至ですね!!、次に娘が出来れば、ホントにニンジャに育てかねません?!
最後に、本作の一番の目玉キャストは、何と言っても大傑作コメディ「スーパーバッド」(←コレだけは観ないと損!!)で、大爆笑を誘ってくれたマクロビンこと、クリストファー・ミンツ=プラッセが、敵役を演じていることです!!、クリストファー・ミンツ=プラッセが演じるのは、ヒーロー、キック・アスの正体を暴こうとブチきれるギャングの息子レッド・ミスト。ちょっとキモい雰囲気で笑わせるキャラのクリストファー・ミンツ=プラッセの悪役は、「バットマン」シリーズの悪役俳優たちにも負けない異様な存在感を発してくれるんじゃないでしょうか?!
この「キック・アス」の撮影は今秋から、ロンドンとカナダのトロントでスタートの予定。脚本を書き上げたのは、「スターダスト」でデビューした女流脚本家のジェーン・ゴールドマンと、マシュー・ヴォーン監督のコンビです。本作は、15歳のヒーローの過激バイオレンスや、日本刀を振りかざす11歳の女の子が登場など、内容が問題視され、ハリウッドのメジャー・スタジオが映画化を敬遠した原作で、その映画化を希望するマシュー・ヴォーン監督に対し、各スタジオが、主人公らの年齢を大人にしないと製作費を出せないと渋ったことから、主人公が子どもじゃなきゃ意味ないだろがッ!!と怒ったマシュー・ヴォーン監督が、独自に個人投資家などから3,000万ドルの製作資金を集め、製作するインディーズの個人映画です。そのため、今後、映画が完成しても配給会社探しに難航するでしょうし、宣伝もおぼつかないかもしれません。でも、どうでしょう?!、こんなヒーロー映画を待っていた!!という、絶対に観てみたい!!という軽い興奮を感じないでしょうか?!、マシュー・ヴォーン監督も、公開すれば必ずヒットする!!という確信で、3,000万ドルなんて、トンでもない借金を背負ったはずです。そんな注目の「キック・アス」の撮影がスタートし、写真などがリリースされれば、必ずフォローするので、お楽しみにッ!!