先週末の金曜日15日に、「デスパレートな妻たち」のエッチな人妻ガブリエルとして知られる、エヴァ・ロンゴリアが司会と製作総指揮を兼ねて大忙しだった、ラテン系の俳優やアーティストを表彰するアルマ・アワードにやって来た、「ウェイバリー通りのウィザードたち」の魔女っ子、セレナ・ゴメスちゃんです。アップにした髪からのぞかせたうなじが涼し気で、相変わらずキュートですね。今年のアルマ・アワードでは、テレビドラマ「アグリー・ベティ」を大ヒットさせただけでなく、現在、日米ともに公開中の最新作の映画「旅するジーンズと19歳の旅立ち」(邦題は“旅する旅立ち”と“旅”が続いて日本語、変ですよね)も好評のアメリカ・フェレーラが、その女優としての活躍だけでなく、若者に政治に関心を抱かせる活動の社会貢献などが評価され、栄冠に輝きましたが、いずれはセレナ・ゴメスちゃんもラテン系のセレブの代表として、表彰される日が来るといいですね。今時、希少な優等生アイドルとして、人気が上がり続けてるだけに、その日はそんな遠くないと思いますが、とりあえず、歌か、映画で大ヒットを飛ばさないとッ!!、ガンバレ、セレナ・ゴメスちゃん!!
日別アーカイブ: 8月 18, 2008
人気ドラマが映画になった「ハイスクール・ミュージカル3 / ザ・ムービー」が、ミュージカル場面をチラ見せの動画を公開!!
http://i5.photobucket.com/flash/player.swf?file=http://vid5.photobucket.com/albums/y194/Monkey119/ZacEfron/HSM3/Teaser/Teaser.flv
「これはもうカルチャーとしての社会現象なんだ」と、動画の冒頭で、監督で振付師のケニー・オルテガが述べている言葉が、日本では少し大げさに取られかねない、ディズニー・チャンネルの人気ドラマ「ハイスクール・ミュージカル」ですが、アメリカでは、とっくにテレビの画面を飛び出し、ノベライズ化の小説は当然のこと、舞台ミュージカル化、ゲーム化、コンサート・ツアーに、アイススケートのショーと、メディアを跨いだ展開でカルト化し、ひとつの世界観を築いたカルチャーとなっているのは確かな事実。そんな圧倒的支持を受けて、ついに第3弾で映画になった本作「ハイスクール・ミュージカル3 / ザ・ムービー」ですが、ファンにとっては、いったい、どんなアイディアを凝らした楽しいミュージカル場面が用意されてるのか?!が、一番、気になるところです。それを ↑ 上の動画では、出演者らのインタビューの合間にチラチラと垣間見せてくれていて、どのミュージカル場面も素敵な感じで、期待できそうなのはご覧になった通りです。ミュージカルと言えば、そのオリジナルの出発点はブロードウェイのステージという概念を破り、映像メディアから誕生した、この「ハイスクール・ミュージカル」は、ディズニーだけでなく、まさに映画・テレビの世界にとっての誇りとも言える作品。それだけにアメリカではハロウィンに向けたお祭り気分の10月24日公開で、主演のザック・エフロンは、自らが持つミュージカル映画史上歴代第3位のヒット作「ヘアスプレー」(2007年)の記録、1億1,887万ドルを塗り替えるのはノルマとして(ただし、近日中に「マンマ・ミーア!」に抜かれる見込み)、ジョン・トラボルタ&オリビア・ニュートン=ジョンの「グリース」(1978年)が30年間も居座り続けている第1位の座=1億8,838万ドルを奪ってほしいです!!、今の“ザネッサ”こと、ザック・エフロン&ヴァネッサ・ハジェンズの勢いなら無理ではありません!!、そんな「ハイスクール・ミュージカル3 / ザ・ムービー」は、日本では2009年2月に公開。「ハイスクール・ミュージカル」なんて知らない、ミュージカルには興味がないという人も、高校3年生が抱える夢と不安を描いたフツーに青春映画としても、お薦めです!!
近未来カーアクション「デスレース」が殺人マシーンを間近に感じられるメイキング動画を2本同時リリース!!
http://www.movieweb.com/v/V08H046emnBORX
http://www.movieweb.com/v/V08H2bcqvyAJOP
アメリカで今週末、封切られる新作映画にロクなライバルがいないことから、ポールポジションを取ったも同然で、好ダッシュのスタートが期待できる、ジェイソン・ステイサムの近未来カーアクション映画「デスレース」が、個性的な殺人マシーンたちの迫力のスタントに、もっと期待を高めてもらおうと、メイキング・ビデオを2本、同時リリースしたので、ご覧下さい。本作の監督ポール・W・S・アンダーソンは、大成功した「バイオハザード」シリーズや、「エイリアンVSプレデター」シリーズよりも、このB級カルト映画「デスレース2000」(1975年)のリメイク「デスレース」を作るのが、映画監督としての夢だった訳ですが、恐らくは万一、「デスレース」がポシャッた時の保険として監督を予定していた、明らかに内容がかぶっている、ユニバーサル・ピクチャーズ製作のカーアクション・ゲームの映画化「スパイハンター」を降板しました(「デスレース」もユニバーサルの映画なので、ユニバーサルとしても企画がかぶり過ぎ)。それは言いかえれば、ポール・W・S・アンダーソン監督が、この「デスレース」のカーアクションの演出でやり残したことはないという自信の満足感の現われとも取れる訳で、「デスレース」への期待が自ずと高まります。そのポール・W・S・アンダーソン監督に見捨てられた映画「スパイハンター」に主演する予定のプロレスラー、ザ・ロックこと、現在は俳優がほぼ専業のドウェイン・ジョンソン(「サウスランド・テイルズ」がDVDで公開。監督は「ドニー・ダーコ」の天才リチャード・ケリー)にとっては、アクション・スターとして飛躍のチャンスが遠のいたことになり、残念でしょうけど…。「デスレース」は無実の殺人罪で刑務所にブチこまれた、元レーサーのジェイソン・ステイサムが、殺人レースで勝利し、報酬の釈放を勝ち取ろうとするストーリー。と、そんなあらすじだけを聞くと、ジェイソン・ステイサムはスゴク悲惨な奴みたいですが、下 ↓ の写真で、セクシーなナタリー・マルチネスをヒザに乗せてドライブしてるところを観ると、そう不幸せでもないようです。と言うか、うらやましいんだよッ、このヤローッ!!
ドンになる男の夢を叶えろ!!、ゲームで蘇った名作「ゴッドファーザーPART2」の予告編!!
http://www.gametrailers.com/remote_wrap.php?mid=38399
昨日、ココで見応えのある予告編をお届けした、最新作のポリス・スリラー「ライチャス・キル」(アメリカ9月12日公開)で3度めの共演を実現した、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロの初共演作と言えば、ご存知、1974年の名作「ゴッドファーザーPART2」!!、そのゲーム版の予告編です。と、スッキリ言い切りたいところですが、コレは日本では2007年10月に発売されたゲーム版「ゴッドファーザー」の「PART2」ということで、アル・パチーノ演じる現代のドン、マイケル・コルレオーネと、ロバート・デ・ニーロ演じる、マイケルの父、ヴィト・コルレオーネの若き日の姿を重ね合わせ、家族の絆を物語った映画とは、異なる内容のものです。それでも「ゴッドファーザー」ファンには、マイケルの部下ドミニクとなって、暗黒街を牛耳るドンへと出世していくのは楽しいですよね!!、予告編の中で、ドミニクは「ゆすり、タカリ、脅迫がギャングのツールだぜ」みたいなことを言ってますが、ゲームとしては様々な悪の手口のスペシャリストの部下=ファミリーをいかに使いこなすか?が命の分れ目みたいです。このゲームは、アメリカで2009年2月リリースの予定。いずれまた、日本版が出るかな?と思いますが、「ゴッドファーザー」マニアで知られるキング・カズも、ゲームでゴッドファーザーになりきってんでしょうか?!、ちなみにアル・パチーノとロバート・デ・ニーロは、このゲーム版「ゴッドファーザー」シリーズには、さすがに恐れ多くて協力してませんが、2人の2本めの共演作「ヒート」(1995年)のゲーム化には参加し、ゲームの中でまた共演する予定です。となれば、いずれは「ライチャス・キル」もゲームになる?!(※ご面倒ですが、大人向けのゲームなので、予告編はご覧の前に誕生日を入力してください)
8月15日~8月17日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!
*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル成績 の順です。
第1位 第2位
第3位
第4位
第5位
第1位「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」(11月15日公開)
$26,000,000-(3,319館)-$37,033,000
第2位「ダークナイト」(公開中)
$16,790,000-(3,590館)-$471,493,000
第3位「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」(8月23日公開)
$15,505,000-(3,452館)-$15,505,000
第4位「ミラーズ」
$11,125,000-(2,664館)-$11,125,000
第5位「パイナップル・エクスプレス」
$10,000,000-(3,072館)-$62,932,000
第6位 第7位
第8位
第9位
第10位
第6位「ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝」(公開中)
$8,609,000-(3,363館)-$86,649,000
第7位「マンマ・ミーア」(2009年公開)
$6,498,000-(2,771館)-$116,415,000
第8位「旅するジーンズと19歳の旅立ち」(公開中)
$5,930,000-(2,714館)-$2,147,000
第9位「ステップ・ブラザース」
$5,000,000-(2,648館)-$90,888,000
第10位「ヴィッキー、クリスティーナ、バルセロナ」
$3,710,000-(692館)-$3,710,000
★バットマン最新作「ダークナイト」が5週めにして首位から陥落し、第2位に下がるも、アメリカ歴代映画興行ランキングでも第2位という偉業を達成!!、これまでの第2位「スター・ウォーズ」(1977年)の4億6,099万ドルを抜き、4億7,149万ドルを稼いで、実に30年ぶりに記録を書き変えた!!、それにしても、「スター・ウォーズ」は、それだけ稼ぐのに44週間=11ヶ月もかかっているので、それをたった5週間で超えた「バットマン/ダークナイト」は本当にトンデモナイ映画と驚くしかない。なので、もしも、「スター・ウォーズ」のようにロングラン興行を続けたなら、歴代第1位の稼ぎ頭「タイタニック」(1997年)の6億ドルを抜ける可能性はあるのかもしれないが、現在の映画産業では、公開半年後にはDVDリリースというのがお決まりのスケジュールになっていて、「バットマン/ダークナイト」もアメリカでは12月初旬にクリスマスのギフト・シーズンを見越し、DVDリリースが予定されている。だから、それまでに興行は打ち切られるはずなので、5億ドルの壁は越えるだろうが、いったい、どこまで数字を伸ばせたものか?!、見届けきれないのは残念。「E.T.」(1982年/歴代第5位=4億3511万ドル)が1年以上も映画館で上映され続けたのは、遠い過去のようですね…。
★アホでハレンチな戦争コメディ映画「トロピック・サンダー」が、ベン・スティラー、ロバート・ダウニー・Jr、ジャック・ブラックの主演トリオに加え、トム・クルーズも加勢した4人がかりで、「バットマン/ダークナイト」を1位から引きずり降ろし、初公開で首位をゲット!!、その不道徳な描写に問題アリとして、知的発達障害者の支援団体などからボイコット運動(ココ)を起こされながらも、見事にトップに立った訳だが、13日(水)からの興行のトータルが3,700万ドルでは、少し期待を下回っているのでは?!、映画の内容は、製作費の無くなった戦争映画のスタッフが、本物の戦場でゲリラ撮影を敢行するというビンボーなお話でも、本作自体は製作費に9,200万ドルもつぎ込んでおり、かなりの大作と呼べる代物。R指定の大人向け作品で、実際に観客のほとんどが25歳以上の主に男性ということで、今後も観客層に大きな拡がりが期待できないことから、映画館の興行では、製作費の回収が関の山となってしまうかもしれない。やっぱり、知的障害者差別の映画というレッテルは痛かった?!
★「スター・ウォーズ」シリーズの新作のアニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」が第3位に着けるも、数字を見てもらえば、「スター・ウォーズ」のファンは、これを「スター・ウォーズ」とは思っていないことは一目瞭然。
★第4位に、キーファー・サザーランドのホラー映画「ミラーズ」が登場!!、ホラー映画のランクインは、実に6月末のリヴ・タイラー主演の「ストレンジャーズ」以来で(M・ナイト・シャマランの「ハプニング」はコメディ)、ホラー映画に飢えていたファンが集中し、思ったよりも好スタートを切ることができた。「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン7(予告編)も始まるし、キーファー・サザーランドにとっては、復活に向けての露払いとなった感じ。
★「パイナップル・エクスプレス」は、観客層の思いっきりカブッている「トロピック・サンダー」の公開で、売上げを一気に57%もダウンさせ、先週の第2位から、第5位まで転げ落ちた。しかしながら、大作の「トロピック・サンダー」とは異なり、2,700万ドルの低予算な本作は、トータルですでに、その製作費の倍以上の6,293万ドルを稼いでいるので、とりあえずは御の字と言ったところ。むしろ主演した、「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコの新たな魅力を開花させ、世間に伝えた本作は、今後、ジェームズ・フランコ主演作でのヒット展開の可能性を映画界に残したことで、評価済みの俳優ばかりを無難にそろえた「トロピック・サンダー」よりも、果した役割は大きかったと評価されそう。
★第7位のミュージカル映画「マンマ・ミーア!」は、先週の第6位からワンランクダウン。しかし、その下げ幅が20%と小さい、ゆるやかな下降で、本当に支持されている人気作であることがわかる。同時に公開館数も423館減少していることを踏まえれば、ま、売上げは横ばいの現状維持と言った感じですね。年間チャートでは現在、第13位ですが、最終的にも年間ベスト20の中には留まりそう。
★第8位の「旅するジーンズと19歳の旅立ち」は、ティーンの女の子の観客が主かと思いきや、なぜか?、母と娘のカップルの観客が多いことが意外視されている。親子の問題もテーマに含んだ本作は、確かに親子で観るにふさわしい映画だが、お母さんも一緒に映画館に来るとは、あまり想定していなかったので、そこが前作以上のヒットにつながったと分析されている。日米同時公開で、日本でもすでに封切られてるため、そういったデーターを日本の興行で、即座に活用することはできないが、今後、DVDリリースなどでは“母と娘の映画”としてアピールしてもいいかもしれない。
★第10位の、ウディ・アレンの初公開の最新作「ヴィッキー、クリスティーナ、バルセロナ」(予告編はココ)は、わずか692館という桁の違う限定公開のような上映館数に着目してもらえば、いかにお客さんを集めているか、ウディ・アレンの衰えない人気に驚いてもらえるのでは?、単館ベースの平均の売上げでは、実はこの「ヴィッキー、クリスティーナ、バルセロナ」が、1館あたりで5,361ドルを稼いでおり、第1位「トロピック・サンダー」の7,833ドルに次ぐ、第2位に浮上してしまいます。ただし、その単館のアベレージ・ランキングでは、先週末、たった2館で初公開された、クロード・シャブロル監督(「主婦マリーがしたこと」1988年)のフランス映画「ア・ガール・カット・イン・ツー」(Fille coupée en deux, La=2つに切断された娘)が、1館で9,750ドル売り上げており、「トロピック・サンダー」を凌いで、第1位です。この「ア・ガール・カット・イン・ツー」は、1906年にニューヨークで起きた殺人事件をヒントにした映画で、テレビニュースでおなじみのお天気お姉さんのヒロイン、ガブリエルが、30歳以上も年上の不倫相手の作家と、ガブリエルに執着している若き大富豪との間で、“引き裂かれていく”というお話です。次回作では菊地凛子ちゃんを主役にしてくれるらしい(ココ)イザベル・コイシェ監督の卑猥な映画「エレジー」(予告編はココ)も、9,000ドルでアベレージ・ランキング第2位なので、どうも、ヒーロー映画ブームの陰で、実はこっそりと情痴映画の波が来てるようですね。それではオマケに、そのフランス映画「ア・ガール・カット・イン・ツー」の予告編をご覧ください。
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