http://services.brightcove.com/services/viewer/federated_f8/1214128517
世界の国々が死刑を廃止した近未来、刑務所から溢れそうな囚人らの収容費用に困った各国は、協議の末、死刑囚や重犯罪者らを孤島に放置して、勝手にサバイバルさせる実験プランを採用した!!、領土内の無人島を実験場として提供したロシアは、早速、テメェーらにタダ飯食わすカネはねえよ!!と、自分たちの国から、犯罪者を島に厄介払いすることに…。そして、看守のいない孤島の刑務所でくり広げられるのは、囚人同士のバトルロワイヤル!!、島の掟は唯一、殺られる前に殺れだッ!!…というのが、先週末からロシアで公開になった本作「ニューランド」(Novaya Zemlya)のあらすじなんですが、上 ↑ の予告編を観た感じでは、B級スプラッター的にバンバン殺しあう流血の展開というよりは、主人公と思われる囚人の孤島でのサバイバルと脱出に、むしろ焦点が置かれてる感じですね。島全体が刑務所というアイディアと、そこからの脱出は、スティーヴ・マックィーンの名作「パピヨン」(1973年)や、ジョン・カーペンター監督のカルト映画「ニューヨーク1997」(1981年)などでも採用されていますし、孤島で文明と秩序を失った人間が本能のままに覇権を争ったりというのは、映画になってもいるウィリアム・ゴールディングの小説「蝿の王」が下敷きにならざるを得ないのは言うまでもないと思います。そういった題材とテーマを、トルストイを映画化した「コーカサスの虜」(1996年)と、浅野忠信主演の「モンゴル」(2007年)の両作品で、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた脚本家アリフ・アリエブが、どのように描いているか?!は興味深いところです。監督は新人のアレクサンドル・メルニックです。日本ではあわよくばDVDスルーかな?!という映画ですが、いずれ観られる機会もあるかもしれないので、ちょっと紹介しておきました。下 ↓ の動画は、本作を紹介しているロシアのニュース映像で、メイキングの様子も見られるので、興味のある方はご覧下さい。
日別アーカイブ: 8月 31, 2008
日本語版はみのもんたで決定?!の「クイズ$ミリオネア」を映画化した「ぼくと1ルピーの神様」が写真を初公開!!
日本で映画化すれば、みのもんたに出てもらうしか仕方のない、一世を風靡した人気番組「クイズ$ミリオネア」をネタにした、ヴィカス・スワラップの小説「ぼくと1ルピーの神様」を、「ミリオンズ」(2004年)でも大金をめぐる騒動をテーマにした、ダニー・ボイル監督(↓写真)がメガホンをとった、邦題は「ぼくと1ルピーの神様」しかあり得ない最新作「スラムドッグ・ミリオネア」(Slumdog Millionaire)の写真です。海外ではヴェネチア国際映画祭よりも、遥かに注目を集めているアメリカ・コロラド州で開催中のテリュライド映画祭の目玉映画の一本である、インドを舞台にした本作は、スラム出身の少年ジャマールが、インド版「クイズ$ミリオネア」に出演し、見事に全問正解で、賞金20万ルピー(日本円で約50万円ですが、インドでは大統領の月給の4倍のスゴイ大金)を得ますが、ロクに教育を受けたこともないジャマールが正解できたのは、きっと不正のカンニングをしたに違いないとされ、警察でひどい取調べを受けるハメに…。しかし、その取調べから、ストリート・チルドレンのジャマールが過酷なスラムの暮らしで経験してきた、虐待や、人殺し、強盗などの出来事の中に、たまたまクイズの答えのヒントがあったことがわかっていく…という、過去と現在とがフラッシュバックする構成の作品です。そして、ジャマールが「クイズ$ミリオネア」に出たのは、実はお金が目当てではなかったことがわかるのですが…、果たして、そのジャマールのファイナル・アンサーとは何なのかッ?!、がお楽しみということですね。主人公のジャマールを演じてるデヴ・パテールは、イギリスの人気青春ドラマ「スキンズ」にレギュラー出演してたのを見初められ、本作で映画デビューを果した新人。脚本は、「フル・モンティ」(1997年)や、「シャンプー台のむこうに」(2000年)などのサイモン・ビューフォイです。本作は、ワーナー・ブラザースと20世紀FOXがダークヒーロー映画「ウォッチメン」の権利をめぐり、裁判で争う最中に、その20世紀FOX傘下のフォックス・サーチライト・ピクチャーズとワーナー・ブラザースが、アメリカでは仲よく共同配給する作品として、変な意味でちょっと目立ってしまった映画。「ウォッチメン」ファンからすれば、おまいら、「ぼくと1ルピーの神様」は一緒にやれるのに、なんで「ウォッチメン」ではモメてんだよッ!!とグチりたくなりますね。ま、それぞれの経緯がある訳ですが、これが両社仲直りの兆しになればと願います。でないと、映画がオクラ入りでは、幸運の1ルピーも手にできなくなっちゃいますよ!!、で、オクラ入りにならない本作は、2009年全米公開の予定。日本公開では、みのもんたが何らかの形でズバッとからむんでしょうか?!
どんな映画にもグレムリンが出てきて、バットマンやインディ・ジョーンズが大弱りのおもしろ動画!!

アン・ハサウェイ主演の超常現象スリラー最新作「パッセンジャーズ」の予告編!!
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日本では10月11日から公開される、今夏、アメリカで大ヒットになったスパイ・コメディ映画「ゲットスマート」で、向こう見ずな女スパイ、エージェント99を演じ、新たな魅力を披露した、「プラダを着た悪魔」(2006年)で人気のアン・ハサウェイがホラー・ジャンルに挑戦した超常現象スリラーの最新作「パッセンジャーズ」の予告編です。本作でアン・ハサウェイが演じてるのは、グリーフ・カウンセラーのクレア。グリーフ・カウンセラーとは聞きなれない職業ですが、人災や天災などの突然の不幸で、心に痛手を負った人たちの立ち直りを手助けする尊い役割の専門カウンセラー。そんなクレアが担当するのが、飛行機事故の悲惨な墜落から奇跡的に助かった生存者たちなのですが、カウンセリング後、生存者たちが謎の失踪を遂げ、クレアの信用は失墜することに…。そんな中、生存者のひとり、エリクは事故で助かり、生れ変わった自分に不思議なパワーが宿っていることに気づき、その力がクレアの秘められた過去の謎を解くことに…、とまぁ、こんな調子のお話です。神秘の能力を得るエリクを演じてるのは、ココのGAPのコマーシャルで、クレア・デインズと見事なダンスを舞ったのに、最後はズボンを脱がされるパトリック・ウィルソンです。パトリック・ウィルソンは、アメリカでは9月19日から公開になる、サミュエル・L・ジャクソンが拷問好きのサイコな隣人で、しかも警官だったなら…という、最悪すぎてサイコーの映画「レイクビュー・テラス」も楽しみですが、先日来より、裁判のニュース(ココとココ)をお届けしている、ダークヒーロー映画「ウォッチメン」で、主役のようなポジションを獲得したので、同映画が公開予定の2009年には大飛躍を遂げそうです。他の共演者は、クレア・デュヴァル(「HEROES/ヒーローズ」)、デヴィッド・モース(「コンタクト」1997年)、ダイアン・ウィースト(「シザーハンズ」1990年)といった、映画通の方なら、悪くないんじゃないか?!と思えるようなキャスティング。監督は、ガブリエル・バーン主演の精神科医のカウンセリングのドラマ「イン・トリートメント」が当った、「美しい人」(2005年)のロドリゴ・ガルシアです。と言う訳で、なるほど、だから、アン・ハサウェイの主人公もカウンセラーかッ!!とオチがつきましたね。アメリカでは10月24日から限定公開で上映。監督が監督だけに、単純なホラーや超常現象ものではなさそうな、おもしろそうな映画なんですが、ビジネスとしてはDVDでのセールスがメインになりそうです。下↓のポスターも、映画のポスターと言うよりは、DVDスルー映画のジャケットのような感じですもんね…。本作は、ソニー・ピクチャーズの作品ですが、果たして、日本では映画館で封切ってもらえるのでしょうか?!
「ソウ」シリーズ最新作「SAW5」の写真をロシアのサイトがスッパ抜きで世界初公開!!
今や、ハリウッド映画の情報はアメリカよりも速くなりつつある?!、ロシアの映画サイト、FILMZ.RU が世界で最初に公開した、「ソウ」シリーズ最新作「SAW5」の写真です!!、ご覧のように、トビン・ベル演じる死んだはずのジグソウが登場!!、ココのポスターのように、誰かがジグソウの仮面を被っているのか?!、それとも、ジグソウは不死身なのか?!、その謎解きは、映画をご覧になるまでのお楽しみ!!ということですね。下↓の写真で、はりつけの拷問にあっているのは、もしや、「リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班」のウェストン・フィールド?!、という訳で、グレッグ・ブリック。その下↓で、穴から顔を出しているのは、ハリウッド版「着信アリ」の「ワン・ミス・コール」(2008年)のミーガン・グッドです。そして、コスタス・マンディロアのホフマン刑事に、先に公開された写真では、空だった水槽に水が溜まってきたスコット・パターソンのストラム捜査官ですね。アメリカでの10月24日公開までには、水が満杯に溜まって、映画が始まる前に死んじゃう?!、もしかしたら、このストラム捜査官の水攻めは、映画の冒頭のプロローグ的な場面で、だから、こんな風に拷問のネタばらしを公開してるのかもしれません。本作の日本公開は11月28日(金)。予告編はコチラです。続きを読むの後にも、写真を5枚上げているので、ご覧下さい。
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