「ソウ」シリーズを製作しているライオンズ・ゲートが、アメリカの赤十字社と協力して行なっている「ハロウィン・ブラッド・ドライヴ」という献血キャンペーンのポスターです。この「ハロウィン・ブラッド・ドライヴ」は、「ソウ」の映画が決まって、ハロウィンの前に公開されることにちなんで命名され、発足したもので、2004年の第1作めの「SAW」からスタートし、今年で5年連続の社会貢献を、人殺しのジグソウは果たすことになります。第1作めの献血キャンペーンのスタート時には、映画「ソウ」の知名度が、まだ世間全般にまで広がっていなかったので、集められた血液は4,200パイントでしたが、映画の人気が上昇するにつれ、献血者の数も増え、2006年の「SAW3」の時には、23,493パイントの血液を集めることができました。まだ集計結果の出ていない、2007年の「SAW4」を除く、最初の3作の「ソウ」の献血キャンペーンで集められた血液の総量は、38,000パイントに達しているとのことです。と、“パイント”と言われても、ピンと来ないと思うので、1パイントはザッと、コンビニで売ってる500mlの紙パックのジュース1個分ぐらいだと思ってください。「ソウ」シリーズは、500mlのジュース、38,000個分も血液を集めたのですから、これらの血液の輸血で、いったい、どれだけの人命を救ってきたことか…ッ!!、ホラーや残酷映画の社会に及ぼす悪影響の側面だけが、よく語られたりもしますが、「ソウ」について、そんな批判を聞いた時は、こういった事実もありますよと教えてあげてください。そして、ついでに、「ソウ」は本当は、自分の死期を覚ったジグソウが、命の大切さを逆説的に訴えてる映画だということも…。しかし、さすがにポスターは、トビン・ベルのジグソウが出てきて、「血をくれ~ッ!!」は、マジ怖いので、ダークなトーンのセクシーなナースのお姉さんが登場ですね。もしかして、「ソウ」の人気じゃなく、セクシー・ナース目当てに、みんな、献血に行ってたりして?!
日別アーカイブ: 8月 5, 2008
タイの「上海」で黒澤明監督の名作「七人の侍」のリサイクル映画?!を転んでもタダでは起きないワインスタインが製作スタート?!
先週末の土曜日(2日)、タイ・バンコクのムーンスター・スタジオで、ジョン・キューザック、チョウ・ユンファ、渡辺謙さん主演のハリウッド大作「上海」のセットをマスコミに公開するプレス・イベントが行なわれ、その席上で、製作のザ・ワインスタイン・カンパニーのハーヴェイ・ワインスタインが、「『上海』の撮影終了後、セットをリサイクルして、2年前から滞ってる、タイを舞台にした黒澤明監督の名作「七人の侍」のリメイク映画の製作を、いよいよ本格的にスタートするつもりです」と語りました!!、このタイの「上海」のセットは、ココでお伝えした、中国政府による「上海」の中国国内での撮影禁止処分の結果、仕方なく、いったん中国に作ったセットを、タイに引越して、再び作り上げたものなので、ワインスタインとしては、中国側の嫌がらせに近い禁止処分(現在は解除)により被った、セット移動などの赤字を、どうにかして穴埋めする手段がないか?!、思案していたのでしょう。そこへちょうど、タイを舞台に企画していた「七人の侍」のリメイクが、ピッタリとハマってしまったようですが…、もしかして、ハナからそのつもりでタイを選んで引越したの?!、そんな瓢箪からコマで前進することになったリメイク版「七人の侍」のシナリオを担当し、黒澤明、橋本忍、小国英雄の偉大な脚本をリライトという、無謀なことをしてる脚本家はジョン・フスコです。ジョン・フスコは、キーファー・サザーランドら、当時の若手スターが総出演した、1988年の西部劇「ヤングガン」や、ヴィゴ・モーテンセンの「オーシャン・オブ・ファイヤー」(2004年)などの他、現在、日本公開中のジャッキー・チェンとジェット・リーのダブル主演作「ドラゴン・キングダム」も執筆しています。どうせ、オリジナルのような、まともテーマを持った映画ではなく、娯楽性の部分だけを抜き出した、安直なリメイクになりそうなので、誰がシナリオを書いても同じでしょうけど…。出演者については、チャン・ツィイーや、ジョージ・クルーニーが出るらしいと、過去に伝えたメディアもありますが、それらは次の「バットマン」にジョニー・デップがリドラーで出るとかと同じ、根も葉もない「ネットの落書き」を真に受けたもので、出演者はおろか、監督も決まっていないようです。黒澤プロダクションは、黒澤映画のくだらないリメイク連発で、オリジナルの価値を損ねることは止めてほしいのですが、せめて、この再利用するタイの「上海」のセットと同じく、渡辺謙さんも再利用されて、リメイクに力を貸してくれればと願います。ザ・ワインスタイン・カンパニーでは、リメイク版「七人の侍」を2009年公開としていますが、まずは「上海」を撮りあげてしまわないといけないだけに、アテにせず、次のアナウンスを待って期待した方がよさそうです。この件も信頼できそうな情報が出てくれば、また、お伝えします。
アメリカ大統領選挙の行方をサンディエゴ・コミック・コンのコスプレイヤーにインタビューの楽しい政治的動画?!
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ユーモアたっぷりのパロディ表現で、政治をエンタテインメントに斬ってみせるサイト、 Barely Political.com (Barely Politica=辛うじて政治的)が、先月末に開催されたサンディエゴ・コミック・コンを取材したレポートの動画です。11月の大統領選挙で、どの候補者を支持しますか?!とか、アメリカの2大政党、共和党と民主党、どちらの支持ですか?!とか、そんなまともなことをコスプレイヤーたちにインタビューしてるのですが、キチンと真面目に答える人もいるものの、中にはキャラクターになりきって、ジョークを返しちゃってる人もいたりします。コミ・コンでまともな政治の取材ができる訳もないので、ベアリー・ポリティカルのスタッフも、コスプレのおねーちゃん目当てに?、サンディエゴ・コミック・コンに行きたかっただけなのでは?!、とまぁ、そんな感じに、コミ・コンの愉快な雰囲気がよく伝えられてる、いい動画だなぁ~と思ったので、ぜひ、ご覧になり、楽しんでください!!、ちなみに約1分39秒のところで、テレビドラマの「超人ハルク」で、生身でハルクを演じてたルー・フェリグノが登場ですが、さすがに大人なので、共和党の指名候補ジョン・マケイン議員の支持を表明と、ちゃんと真面目に語っておられます。誰が選ばれても、次のアメリカの大統領がスーパーヒーローのように活躍してくれるといいんですけどね。ココとココに、このコミック・コンのコスプレイヤー・ギャラリーがあります。
ブッシュ現大統領のトンデモ人生の伝記映画「W.」が新しいポスターの公開ですが、大統領の準備はホントにOK?!
「JFK」(1991年)、「ニクソン」(1995年)と、大統領の質だけでなく、映画の質も落としながら続けてきたことを思うと、史上最低の現職大統領ブッシュが主人公だけに、映画もサイテーになりかねない、オリバー・ストーン監督の“大統領3部作”の完結編「W.」の新しいポスターです。今年のアメリカの大統領選挙イヤーの話題に便乗し、思いついたように今年の春から製作を始めた本作は、早くもこの秋、10月17日には全米公開という、ある意味では、ブッシュの人生に中身がないから、そんなにカンタンにできちゃうの?!とも揶揄されかねない猛スピードで作られてる映画で、“ブッシュ大統領の足跡を“即席”に描いた…”とか、日本のオヤジの評論家が絶対にダジャレをこきそうです。ポスターはテレビ演説か、何かの出番を控え、メイキャップの人から、髪を直してもらってる、ジョシュ・ブローリン扮するブッシュ大統領の様子を撮らえ、“GET READY”=“準備は整った”と、コピーをつけていますが、ブッシュに大統領になる用意など、まるで出来ていなかったことは公然の事実なので、やっぱり、この映画はブラック・ユーモアのコメディなのでしょうか?!、アメリカの政治状況に詳しくない人でもわかる映画になっているといいんですけどね…。ココに予告編があるので、興味のある方はご覧下さい。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、双子も含めて家族勢ぞろいの微笑ましい写真をご覧下さい!!
昨日、ココで、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの新しい家族である双子の赤ちゃんの初公開写真を観ていただきましたが、さらに他の子どもたちも一緒の家族写真を入手できたので、ご覧ください。これらの写真は、アメリカのゴシップ誌ピープルと共同で、1,400万ドルもの大金で、双子の赤ちゃんの写真公開権利を得た、イギリスのHELLO!誌のスペイン語版 Hola! の記事のスキャンです。上 ↑ の写真で、家族に囲まれ、カメラに幸せそうに微笑みかけてるアンジェリーナ・ジョリーの自然な表情がいいですね。左端でキックしてるのは、ベトナム人の養子パックス君で、真ん中の女の子はエチオピア人の養女ザハラちゃん、右端で、ブラピから「何、やってんのん?!」という風に笑いかけられてる、寝転んでる女の子は、ブラピとアンジーの間の実の娘で、ナミビア共和国で産まれたシャイロちゃんです。国連の親善大使として、難民問題を抱える地域で救済活動を行なっていることで知られるアンジーですが、行く先々で、子どもが増えちゃいますね!!、もちろん、ブラピとアンジーの子どもたちが、元は親のいない不幸な境遇の子たちだったことは言うまでもありません。上の写真では一緒に写ってませんが、もうひとり、家族の中では長男にあたる、カンボジア人の養子マドックス君(写真、下から2枚目の右)もいるので、ブラピとアンジーの家族は、フランス生まれの双子、ノックス君とマルシェリーヌちゃんを含めて、計8人になってしまいました。子ども連れで、フツーにシネコンにアニメを観に出かけたりして、グチャグチャのとんでもないことになったりしてる、たまにセレブとは思えない、そこら辺のヤンパパ、ヤンママと変わらなかったりするブラピとアンジーですが、いずれ双子に手を焼くことも必至なので、子守りで困ってる様子をどこかで見かけた人は、ぜひ、助けてあげてほしいですね。ファンとしては、また、ブラピとアンジーのそういったマヌケ…、じゃなくて、幸せそうな現実の爆笑ホーム・コメディを観るのが楽しみですがッ!!
↑ 左はアンジーそっくり、右はブラピそっくりと、ちゃんとバランスがとれた
ところがスゴイですね!!、アンジーって、偉大な母だなぁ~!!
↑ 左がパックス君で、右がマドックス君ですね。
↑ ブロンドで青い目のシャイロちゃんは、ホントにキュートで、将来、
女優デビューは間違いなしです!!
DCコミックのヒーロー・オールスター「ジャスティス・リーグ」の実写映画化を阻んだオーストラリアの税務署の言い分!!
スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、ザ・フラッシュといったメジャーなスーパーヒーローの他、DCコミックで活躍しているヒーローたちが集って結成した、オールスター・チーム「ジャスティス・リーグ」の実写映画化は、その話題がのぼっては消えていく企画として有名なのですが、最近、その映画化を進めている、「マッドマックス」シリーズの監督であり、「ベイブ」(1995年)や、アニメ「ハッピー フィート」(2006年)などのファミリー・ピクチャーのプロデューサーとして知られるジョージ・ミラーが、ヘラルド・サンの取材に答え、母国オーストラリアで「ジャスティス・リーグ」を撮影するプランをたて、同国の税制優遇措置を利用しようと試みたところ、オーストラリアの役人から、「あんた、『ジャスティス・リーグ』は、ホントの題名は『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ』で、アメリカの正義を守る人たちの映画でしょ?!、そんなオーストラリアに無関係なものに、税の優遇はできません!!」という、ご尤もな鋭いツッコミを返され、オーストラリアでの「ジャスティス・リーグ」製作を断念したという、マヌケな裏事情を語っています。ジョージ・ミラーは、オーストラリアに代わる映画の製作場所として、懲りずにカナダを検討しているようですが…、う~ん、いつから映画のロケハンは税務署の都合次第となったのか?!、クリスチャン・ベールのバットマンも、ブランドン・ラウスのスーパーマンも出ない「ジャスティス・リーグ」に、そんなにファンも期待していないので、ジョージ・ミラーは別の企画にガンバッた方がいいのでは?!、仮面ライダーや、ウルトラマンが全員、揃った作品が、それほどオモシロクはないように、同じ発想の「ジャスティス・リーグ」も似た結果になりそうなことは見え見えです。しかし、ジョージ・ミラーの目的が、スーパーヒーローの名前で集めた莫大な資金を、税の優遇が受けられる国に持っていって、製作費を浮かし、とりあえず儲けたいという、マネー・ロンダリングみたいな映画商法であるなら、「ジャスティス・リーグ」の内容は、たぶんテキトーでいいのかもしれません…。大人になったらヒーローになりたい!!という子どもには聞かせられない話ですね。
「ソウ」シリーズ第5弾「SAW 5」がついに写真を初公開!!と、「SAW 6」の新人女優発掘の話題!!
これまで写真は、デヴィッド・ハックル監督の演出中の様子しか公開(ココ)していない「ソウ」シリーズ第5弾「SAW5」から、やっと映画の場面の写真が初公開されました!!、上 ↑ は、ココの予告編に出てきていた、水槽のような殺人ゲームの道具にアタマを封じ込められた、FBIのストラム捜査官(スコット・パターソン)。前作の「ソウ4」(2007年)で、ジグソウの元妻、ジルを尋問し、ジグソウを追い詰めるはずが、気づくと、こんなことになってしまいました…!!、しかし、この水槽?、どういう仕組みでストラム捜査官に死の恐怖を味あわせるんでしょうね?!、本作で監督に昇進したデヴィッド・ハックルは、過去のシリーズで、映画の売りとなる、こういった拷問道具を考案して、作ってきた人だけに、自分の監督作には、より知恵をしぼり、残酷な仕掛けを考えだしているのではないでしょうか?!、下 ↓ は、やはり、前作から続けて出演のコスタス・マンディロアが演じるホフマン刑事です。彼がジグソウの遺体から発見したメッセージのテープは何だったのか?!、その「謎」も、この新作では掘り下げられていくはずです。ところで、「ソウ」シリーズは、すでに次の「SAW6」の製作もほぼ決定しているようで、ケーブルTV局 VH1 が今秋から放送する、10人の新人女優の中から、誰が一番、ホラー映画に向いているか?!、ホラー映画の女王を決めるリアリティ・ショー「スクリーム・クイーン」の優勝者に、「SAW6」出演の権利を与えるそうです。そんな「ソウ」シリーズの大事な被害者探し?!なので、ジグソウの弟子、アマンダ=ショウニー・スミスが番組の審査員として、ジグソウから派遣?されています。「スクリーム・クイーン」で優勝を目指す新人女優さんたちのためにも、「SAW5」は成功しないとダメですね、コケて、「SAW6」がなくなると、みんな、努力が水の泡にッ!!、「SAW5」はアメリカで、10月24日から公開。いずれの日本封切りでも、将来のスクリーム・クイーンたちのために応援してあげてください!!
バットマン「ダークナイト」の呪い?!、モーガン・フリーマンが交通事故で緊急入院!!
バットマン最新作「ダークナイト」(今週末9日封切り)に出演している名優モーガン・フリーマンが、アメリカでは昨日となる3日、日曜の夜、単独で交通事故を起こし、ヘリコプターで病院に緊急搬送されていたことがわかりました。モーガン・フリーマンが事故を起こしたミシシッピ州のハイウェイ・パトロールのスポークスマン、ベン・ウィリアムス氏によると、モーガン・フリーマンは、日曜、夜、午後11時30頃、自宅があるチャールストンから、西に約4マイル離れた、タラハッチ郡内でハイウェイ32を走行中、何らかの原因で、運転していたニッサン・マキシマをハイウェイから飛び出させ、車体を上下に回転させながら、道路脇の溝に転落してしまったとのことです。事故の現場に駆けつけたサン・センチネルの記者、クレイ・マクフェリンは、事故の衝撃で開かなくなったドアを、レスキュー隊が器具でこじ開け、モーガン・フリーマンと、同乗していた女性、デマリス・メイヤーさんを車内から救出したと伝え、その際、意識のあったモーガン・フリーマンは、ジョークを言うなど、助けてくれたレスキューや救急隊員と会話ができていたそうです。その後、モーガン・フリーマンと連れの女性、デマリス・メイヤーさんは、即座にヘリコプターで、隣りのテネシー州メンフィスのレジオナル医療センターへと搬送され、処置を受けました。同医療センターのキャシー・ストリンガーさんは、モーガン・フリーマンの容態について、「シリアスな状態にある」とだけ発表しましたが、モーガン・フリーマンを見舞った、ビジネス・パートナーのビル・ラケットさんによれば、「痛みはあるようだけど、静かに落ち着いて休んでるよ。命の危険はないし、後遺症も残らなさそうだ」とのことで、大げさな心配はいらなさそうです。また、別にお見舞いした、映画製作者のポール・サルツマン氏は、「モーガン・フリーマンは肩と腕を骨折しており、治るまでには、1月半か、2ヶ月はかかるだろう」と述べています。警察は、この事故の原因を特定できておらず、モーガン・フリーマンからアルコールや、ドラッグなども検出されなかったことで、71歳と高齢のモーガン・フリーマンが、老人の交通事故によくあるように、運転中、瞬間的に眠ってしまい、ハンドルを誤ったのではないか?!と推測しています。映画史に残る巨大なヒット作の「バットマン/ダークナイト」ですが、ジョーカーを演じたヒース・レジャーが亡くなり、主演のクリスチャン・ベールは先日、元親族の嘘の通報で警察に調べられ、そして、モーガン・フリーマンが交通事故とは、どうも、“呪われた映画”のような様相を呈してきてしまいました…。モーガン・フリーマンは、名コンビの監督、クリント・イーストウッドの新作「ザ・ヒューマン・ファクター」で、ネルソン・マンデラ大統領を演じなきゃならないんだから、早く元気になってほしいですね。お連れさんの女性もお大事に!!
Update : 同乗者のデマリス・メイヤーさんは、FedEx(フェデックス)で重役アシスタントをしてる48歳の方で、モーガン・フリーマンの妻、マーナさんの親友。事故車のマキシマ(1997年型)はデマリスさんの車で、モーガン・フリーマンは代わりに運転してあげてたみたいです。幸い、デマリスさんは軽症で、病院で治療後、すぐに退院しています