名作映画をカナダ風の味つけでパロッた「カナディアン・フィルム・メーカーズ・フェスティバル」のポスター!!

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毎年、トロントで開催されている、地元カナダの新進映画作家らに作品を発表する機会を与え、世に出るチャンスをつかんでもらおうという、日本で言えば、ぴあフィルムフェスティバルみたいな映画祭、カナディアン・フィルム・メーカーズ・フェスティバルの過去に採用されたユニークなポスター集です。 ↑ の「スーパーマン」(1978年)は、カナダは寒いねんッ!!とばかりに、スーパーマンのコスチュームが毛糸で編まれてるユーモアが楽しいですね!!、でも、スーパーマンが小学生の女の子みたいに毛糸のパンツ履いてるかと思うと、下はすごく想像したくありません。て言うか、宇宙まで飛べるスーパーマンは寒くないと思いますけど(笑)。 ↓ 下の4点は、時計周りに、カナダらしい氷上穴釣りの獲物が「ジョーズ」(1975年)というパロディから始まり、「ポルターガイスト」(1982年)は、女の子の観てるテレビが、カナダで盛んなアイスホッケーを映し出しているので(クリックで拡大)、ホッケー好きの少女が、とっくに寝る時間を過ぎたのに、パパとママに隠れてホッケー観戦という、見た目はホラーなのに、ちょっとかわいいシチュエーションのパロディになっています。その下の毛皮のブーツを履いた少女の足元のポスターは、赤い靴の踵をくっつけてる様子から、「オズの魔法使い」(1939年)ですよね。やっぱり、カナダは寒いんだよぅ~という訳で、カナダで「オズの魔法使い」を作るなら、子どもにはこれぐらいのブーツを履かせないとッ!!と言いたいようですが、スカート姿なので、足はむき出しで寒そうです…。そして最後は、おなじみのヒッチコックの「」(1963年)ですが、襲ってきてる鳥の種類にカナダらしさが表現されてるのでしょうか?!、鳥にはあまり詳しくないので、よくわかりませんが、とりあえず、ちょっとデブっている鳥に、マヌケ感がありますカナダ・トロント8月の平均気温は約26度。涼しくもないですが、日本のような酷暑でもありません。そんなカナダのことを考えて少しは体温を下げてもらえたでしょうか?!
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残酷ポルノもここまでやる?!と吐き気をもよおす悪趣味ホームドラマ「マム&ダッド」の予告編!!

http://services.brightcove.com/services/viewer/federated_f8/1214128517
イギリス新人監督スティーヴン・シールが作った、残酷ポルノ(拷問場面など残酷非道な描写が売りの低俗なホラー・ジャンル)の問題作マム&ダッド」の予告編です。主人公は、ポーランドからイギリスに移住して来て、ひとまず、ヒースロー空港の清掃員の職に就いたレナ同僚の姉妹バーディーとエルビーから親切にされ、外国暮らしでひとりぼっちだったレナは誘いに応じて、姉妹の家へと行きますが、そこには狂った両親が待ち受けていた…ッ!!、という内容です。レナは新たな“わが家”で、“家族”から監禁され、拷問を受けさせられたり、奴隷のように奉仕に従事させられる訳ですが、普通なら、人がいなくなれば大騒ぎになるはず。それがそうならないように、わざと流れ者の移民者に狙いを定め、社会基盤を持たない者が従事せざるを得ない清掃業の職場で、獲物が来るのを待ち構えてるというところが、この映画の用意周到な底意地の悪さです。被害者の視点から、見知らぬ外国拉致・監禁・拷問という基本的な設定を見渡せば、イーラス・ロス監督の人気シリーズホステル」を上手くアダプテーションしたんだなということがわかります。しかし、こちらの方は、子は親を選べないという宿命や、児童虐待など、様々な現代の家庭が孕む問題を暗示している要素もあり、見方によっては、単に残酷ポルノのホラーとは見過ごせないかもしれません。移民者など、外国人への差別問題も然りです。どうです?、最も身近な他人=家族の恐怖を描いた「マム&ダッド」は、ちょっとオモシロそうじゃないですか?!、とは言え、白デブのパパのキモさは異様ですね、そいつが若い女性を“近親相姦”のようにレイプなどとは、完全にモラル崩壊で、あまりの変態ぶりに吐きたくなることは必至です。いったい、残酷ポルノはどこまで突き進むんでしょうか?!、尚、本作はこのような内容ですから、確実にDVDスルーの映画だと思われます。ま、【18禁】でしょうね。
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マム&ダッド-2

韓国のモンスター「グエムル / 漢江の怪物」が、中国の大河で繁殖した続編「グエムル2」の予告編!!

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韓国の漢江(ハンガン)を泳いでいたはずのモンスターグエムル」(2006年)が、北京オリンピック見たさ?中国に引越して清渓川(チョンギェチョン)を新居にすることにした続編グエムル2」の予告編です。映画が作られてますよと告知するだけの先行版の予告編なので、カンタンな作りになっていて、この映像だけなら、「ジョーズ」(1975年)でも、「アナコンダ」(1997年)でも、とにかく、水中から襲ってくるモンスター映画を中国で製作中と、テキトーに言い切れそうです。本作は仮りに続編と呼ばれてますが、内容は前作のその後…の話ではなく、前日譚のプリクエールとのこと。脚本韓国の漫画家カン・プルが執筆したものですが、前作でモンスターの誕生の真相が描かれてるのに、どうしてモンスターが誕生していないはずの過去にさかのぼってモンスターを出現させられるのか?!と、その矛盾点が指摘されています。ま、そこは大らかなアジアのノリで、こだわってもいないのか?、それとも、ちゃんとした説明がつけられているのか?完成した映画を観るのが楽しみですね。その問題の脚本を手直しして、監督しているのは、中国人ニン・ハオ(寧浩)です。ニン・ハオ監督は、「クレイジー・ストーン」(2006年)、「モンゴリアン・ピンポン」(2005年)などで国際的に評価され、ハリウッド最大手のエージェンシーCAAがマネジメントを手がけることにした中国人監督で、今後、ハリウッドでの活躍も期待されています。もしかすると、この「グエムル2」が、世界マーケットへ進出の名刺代わりの作品となるのかもしれません。本作の公開は今のところ、ザックリと2009年とだけの発表ですが、モンスターの写真や動画など、見逃せない資料が出たら、また紹介したいと思います。ちなみに、前作では一匹だったモンスターですが、新作では群れで襲ってくるそうです!!
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クリスチャン・ベール主演「ターミネーター4/サルべーション」の新着フォトと、新ターミネーター=T-600の全貌を公開!!

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バットマン最新作ダークナイト」(8月9日公開)が世界中で破竹の大ヒットを続けている、クリスチャン・ベール次回作、「ターミネーター4/サルべーション」から、 ↑ 上の写真が1枚だけ新たに公開されました。はクリスチャン・ベールが演じる主人公ジョン・コナーで、オーストラリアの俳優サム・ワーティングトンが演じている、謎の男マーカスです。新たなトリロジーの出発点となる本作では、この、記憶を失ったタイムトラベラーマーカスが、いつの時代から何の目的でやって来たのか?が、ストーリーの焦点となるようで、ココの予告編で、クリスチャン・ベールが「これは母の語っていた未来とは違う…」とつぶやいている、過去のトリロジーとのズレを、このマーカスが説明してくれるのかもしれません。ちなみに、テレビドラマで展開している、未来を語っていた母の物語ターミネーター/サラ・コナー・クロニクルズ」は、独自の年表に基づき作られており、この映画とは世界を共有していません。そして、 ↓ は、サンディエゴ・コミック・コンで公開された、新ターミネーターT-600の全貌です。前にココの予告編の解析画像で、おぼろげな様子を見てもらったT-600の真の姿はこんな感じだったんですね。このT-600は、アーノルド・シュワルツェネッガーターミネーターT-800の前身となるプロトタイプで、人間にバケてる時の姿は、シュワルツェネッガーのソックリさん?みたいな元ボディビルダーの俳優ローランド・キッキンジャーです。まだまだ謎だらけのターミネーター4/サルべーション」ですが、新情報が出るたび、お届けするので、お楽しみにッ!!公開はアメリカで2009年5月の予定です。
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衝撃デビューだった「トロン2」の映像公開はピクサーのジョン・ラセターの大博打だった!!

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先週末のサンディエゴ・コミック・コンで、何の予告もなく、ディズニーがサプライズ公開した「トロン2」(Tr2n) の映像の海賊版を、ココで紹介しましたが、その後、この、いきなり登場したトロン2は何だったのか?!という、裏事情の真相を、ディズニー情報では№1のサイトJim Hill Media.comフォローアップで紹介してくれています。ジム・ヒルによると、まず、この新作トロン2」の製作総指揮をとっているのは、ナンとピクサージョン・ラセターだ!!とのことです。ジョン・ラセターは、無名のアニメーターだった1981年に、「トロン」(1982年)の予告編を観て、「これが未来の映画だ!!」と、CGの可能性に感激し、それがその後、世界初のフルCG長編アニメ映画トイ・ストーリー」(1995年)を作り、ピクサーを立ち上げることになった、彼の人生を決定づけるひとつの要因になったとのこと。しかし、ジョン・ラセターは、そんな思い入れのある「トロン」を、映画としては完璧とは思っておらず、「トロン2」製作にあたり、オリジナルのトロンの監督スティーブン・リズバーガーが、5年を費やして書き上げた新作のシナリオをアッサリと没にしてしまったそうです。その代わりに、尊敬するスティーブン・リズバーガーには共同製作者の地位を与えたジョン・ラセターは、ドラマ「LOST」の脚本チームエドワード・キトシスアダム・ホロウィッツを連れてきて、新たな監督に、人気ゲーム「HALO3」のCM、「スターリー・ナイト」を作った、CMディレクタージョセフ・コシンスキーを指名。ところが、製作のディズニーは、ジョセフ・コシンスキー監督の起用に疑問を持ち、半信半疑で乗り気じゃないことから、ジョン・ラセターは、マイケル・ベイ監督のSFXプロダクションデジタル・ドメインの社内で、極秘裏に、ジョセフ・コシンスキー監督に、「トロン2の約3分間のデモ映像6ヶ月間かけて作らせ、サンディエゴ・コミック・コンで一般のファンにジョセフ・コシンスキー版トロン2の是非を判断してもらおうじゃないか?!と、勝負の賭けに出たとのことです。なので、ご覧いただいた海賊版の場面は、もしかすると、映画の一部ではなく、単に実験映像だったのかもしれず、ディズニーは本腰を入れては、「トロン2を製作してはいなかったのです。しかし、すでにご存知のように、ジョン・ラセターがファンの意を問うた結果は、「トロン2」は熱狂的な歓声と拍手で迎え入れられ、大成功となりました!!、これにより、ジョセフ・コシンスキー監督の「トロン2」に確かなヒットの手応えを得られたディズニーは、映画の製作を急ピッチで進めだしたとのことで、2010年公開予定の約束は、間違いなく守られそうです。いかがです?!ジョン・ラセター=ピクサーが作品の舵をとっていることがわかり、「トロン2への期待は益々高まったのではないでしょうか!!
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シャイア・ラブーフのサスペンス映画「イーグル・アイ」が、全然センスの違う2枚のポスターを同時リリース!!

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バンブルビーに乗っていなかったせい?で、信号無視で突っ込んで来た無謀な車と接触事故に遭い、飲酒運転はバレるわ、「トランスフォーマー2で共演のイザベル・ルーカスとイチャついていたことはバレるわ、挙げ句、ケガで手術までするわ、と、まるでツイテいないシャイア・ラブーフが、それよりもっとツイテいないテロリストに間違われる不運な主人公を演じた最新作のサスペンス映画イーグル・アイ」から、新しいポスターが2枚同時に公開されているので、ご覧下さい。 ↑ は、恐らくドイツ版だと思われる、インターナショナル・ポスターで、前のココのポスターと同じく、ちょっと安っぽいサスペンス映画みたいなダサいデザインです。 ↓ は、一見しただけでは「イーグル・アイ」どころか、映画のポスターにも見えないアート志向ユニークなセンスのポスター。信号の“WALK”=“進め”が、“RUN”=“走れ”となっているのがオモシロイのですが、これは、ココの予告編や、ココの動画にも出てくる、街頭の電光掲示板で“指令のメッセージが送られてくることにひっかけたものですね。ところで、冒頭の交通事故の影響で、気になる「トランスフォーマー/リベンジ・オブ・ザ・フォールンの撮影ですが、約2日ほどのロスが出てしまったものの、予定を組み替えシャイアの出ていない場面などを先撮りする形で、製作は続行されています。予定されている2009年6月の公開には、特に支障はなさそうです。但し、スケジュール変更に伴う、人や物の移動に関して、映画のスケールが大きいだけに製作のドリームワークスはかなりマイナスを出してしまったと言われています。シャイア・ラブーフは主演スターとして、こういった映画スタッフに迷惑をかけることだけは、今後は慎んでほしいですね。ポスターを紹介した「イーグル・アイ」は、日本では10月18日公開です。で、 ↑ と ↓ どっちのポスターがお好みですか?
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