エドワード・ノートンがハルクを泣かすコントと「インクレディブル・ハルク」の秘話!!


マット・デイモンとファックしまくり!!」と「ベン・アフレックとカマほりまくり!!」という変なミュージック・ビデオ(ココ)が日本でもウケまくった、アメリカABCテレビの「ジミー・キンメル・ショー」に、最新主演作インクレディブル・ハルク」の宣伝のため出演したエドワード・ノートンが、「ハルクネタのコントをやっている爆笑ビデオです。カタブツ生真面目神経質芸術家肌と、ともすると、なじめないイメージの言葉がつきまとうエドワード・ノートンが、お笑いをやったことで、親近感もグンとアップも影響したか?、「インクレディブル・ハルク」は、アメリカでは昨日となる13日の金曜日という不吉な初日に、2100万ドル以上の大ヒットとなり、映画の満足度調査でも、今のところ、約8割の人がよかった!!おもしろかった!!、と圧倒的な支持を得ています。しかしながら、主演を渋っていたエドワード・ノートンを出演させるため、インクレディブル・ハルク-エドワード・ノートン彼が要求した、「映画はエドワード・ノートンのオリジナル・ストーリーにより作られること」、「エドワード・ノートンと共同でシナリオを執筆する脚本家を、マーベル・コミックは雇うこと」という2つの約束を、マーベル・コミックは共に破ってしまっているので、続編が作られるとしても、エドワード・ノートンが再び主人公ブルース・バナーを演じることはないかもしれません。そのように、プロの脚本家の協力を得られなかったエドワード・ノートンは、映画「インクレディブル・ハルク」の脚本を撮影の直前までかけて、ひとりで必死に書き上げたのですが、この時、エドワード・ノートンは、マーベル・コミックに対し、苦情を提出し、映画の製作をストップすることも出来ながら、すでに準備に入っている大勢の末端のスタッフのことまで考えると、自分がガマンして脚本を書き上げるしか、みんなの生活を守ることはできないと考えたようで、これまで言われていた、エドワード・ノートンが勝手に映画を作り変えているという風評と、現実の状況との間にはギャップがあるらしいことが明るみに出てきています。それなのに、映画の脚本クレジットに、元々の初稿を書いたザック・ペンの名前しか記されていないのは、実際の映画と、両者の脚本を比較した全米脚本家組合が、エドワード・ノートンの脚本は、オリジナルの脚本の主にセリフを書き直すか、書き足したものであり、改定箇所が2分の1を越えていないという理由から(クレジットを得るための詳細な規定があります)、エドワード・ノートンを「インクレディブル・ハルク」の作者として認めないと決定したからです。ところが実は、完成版の映画は、エドワード・ノートンのオリジナル版より、70分も短い短縮版であり、もし、オリジナルの映画と比較された場合は、エドワード・ノートンは脚本家として認められる結果に変わっていたかもしれません。確かに、現状の「インクレディブル・ハルク」の上映時間が1時間54分ですから、3時間を越えるオリジナル版は長すぎるので、カットも仕方ないですが、そのカットされた中には、前にココでチョット書いておいた、マーベル・コミックのヒーロー、キャプテン・アメリカの登場場面が含まれているので、ハルクとキャプテン・アメリカの共演は幻となってしまいました。とは言え、後に発売のDVDでは、エドワード・ノートンのオリジナル版が復活の可能性が高いようなので、映画「インクレディブル・ハルク」は、その主人公のキャラクターと同様に、映画館ではハルクの超人パワーに酔いしれるアクション映画、DVDではブルース・バナーの人間ドラマという、まさに二重人格の映画として楽しめるようです。
インクレディブル・ハルク-自殺シーン
↑上は、そのキャプテン・アメリカが登場するカットされた場面の写真です。ブルース・バナーがハルクの別人格に苦しみ自殺しようと、自殺には定番の北国までやって来たところ、キャプテン・アメリカと出会い、魂の救済を得るようです。とにかく、以上の他にもアレコレともめごとが絶えずシッチャカメッチャカだった「インクレディブル・ハルク」なのに、いざ映画が出来てみると、大成功でおもしろすぎるッ!!、というのは、まれに幸運なケースではないでしょうか。そんな奇跡の傑作インクレディブル・ハルク」は、日本では8月1日から公開です。

コメントを残す