60年代にブルース・リーが主人公の相棒役で出演していたテレビドラマ版が、現在でも人気のアクション・ヒーロー「グリーン・ホーネット」を、コメディ俳優のセス・ローゲン(写真)が自作自演でリメイクする最新映画版を製作するハリウッドのソニー・ピクチャーズ(以下、ソニピ)が、自社の公式サイトに、同映画の公開が、2年も先の2010年6月25日であるにも関わらず、早くも「グリーン・ホーネット」のページを開設したことで(現在は上のロゴがあるだけ)、アメリカの映画ファンの間に、にわかに興奮がひろがっています。興奮の理由は、何となく、カンタンなリメイク映画かなぁ…と思っていた「グリーン・ホーネット」を、ソニピが2年も前から宣伝をスタートと、長期的なマーケティングの視野に立っている様子?なのは、明らかに同社の看板映画「スパイダーマン」シリーズや、007/ ジェームズ・ボンドのシリーズなどと同じような、本格的なヒーロー・アクション大作として、「グリーン・ホーネット」を大々的に展開するのかもしれないぞッ!!という憶測と期待からです。そのように「グリーン・ホーネット」へのファンの期待が沸騰する背景には、自作自演でリメイクするセス・ローゲンの才能と人気の高さがあります。セス・ローゲンは7月26日公開の「カンフー・パンダ」に声の出演もしているものの、日本ではまだ今イチ、一般的に認知されておらず、ピンとこないかもしれませんが、脚本を書き、出演した「スーパーバッド 童貞ウォーズ」(2007年)や、「ノックド・アップ」(2007年)など、彼の映画はいずれも大当たりしており、セス・ローゲンこそ間違いなく、現在の全米№1のコメディ俳優と言い切れます。なので、そんなセス・ローゲンを起用してのグリーン・ホーネットの復活というのは、クールな映画企画として、そのセンスの高さがすでに賞賛されていました。それが加えて、もしかすると、「スパイダーマン」級の大作に?!、となれば、一気にボルテージがあがるのも無理はありません!!、また、前にココで紹介したように、セス・ローゲンは、ブルース・リーが演じた役に、「少林サッカー」(2001年)、「ミラクル7号」(6月28日公開)のチャウ・シンチーをハリウッドに招く意向であり、この素晴らしすぎるキャスティングについても、ファンは「お願いだから、ぜんぶセス・ローゲンの自由にさせてあげてッ!!」と願っています。「グリーン・ホーネット」の今後は、もちろんフォローをしていくつもりですが、その前にセス・ローゲンは、「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコとコンビを組んだ「パイナップル・エクスプレス」が、この夏、アメリカで公開(8月8日)をひかえています。この作品で、セス・ローゲンはアクション場面を多く取り入れ、映画のスケールを拡大しており、行く行くの「グリーン・ホーネット」の可能性を窺える布石の作品となるのかもしれません。ですので、「パイナップル・エクスプレス」にも注目をしておいて下さい。その「パイナップル・エクスプレス」の予告編はココにあります。
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日別アーカイブ: 6月 23, 2008
残酷映画「ホステル」が懲りずに海外旅行!!、第3弾が製作決定です!!
海外旅行の危険情報みたいな残酷映画「ホステル」シリーズの最新作となる第3弾を、「ホステル2」を製作したライオンズゲートとソニー・ピクチャーズ傘下のスクリーン・ジェムズが製作を開始すると決定したそうです。しかし、残念なことに、この最新作に、シリーズ産みの親の監督イーライ・ロスが関わる予定はなく、当然、クエンティン・タランティーノなども無関係となり、どうやらタイトルが「ホステル3」というだけの別モノ映画になりそうです。しかも、製作者らは映画館での公開を目指さず、DVDスルー映画として作る予定で、早くもファンからは、シリーズは死んだ…と期待を失った声があがっています。そんないきなり失望しなくても…と思うかもしれませんが、↑ 上の2枚のポスターをレイヤーで重ねるだけで、ハイ、↓ 下の3枚めのポスターも出来上がりッ!!という、お手軽な仕事を「2」の製作・配給の会社らはしているので、あぁ、「ホステル3」もこんなノリで作られちゃうんだろうなぁ…と、ファンは想像する訳です…。で、この「ホステル」シリーズで大出世したイーライ・ロス監督は自身初の大作映画となる、「クローバーフィールド」+「トランスフォーマー」としか内容が明かされていない、とりあえず、巨大ヒーローと巨大モンスターが対決するのか?!という、お子さまも安心して観られるSFアクション映画を準備中です。その映画で、ホラー・マニアだけでなく、一般に認知されるスター監督を目指す予定のイーライ・ロスですが、まずはその前に撮るスティーブン・キング原作のホラー映画「セル」を失敗しなければいいのですが…。
ディズニーの美少女セレナ・ゴメス15歳から投げキッスのプレゼントッ!!
先週末の土曜日にロサンゼルスで行なわれた、ディズニー・ピクサー最新アニメ「WALL・E / ウォーリー」のプレミア上映にやってきた、ディズニー・チャンネルのティーン・ドラマ「ウェイバリー通りのウィザードたち」で、主人公の魔法使いアレックスを演じているセレナ・ゴメス15歳のかわいい投げキッスです。セレナ・ゴメスは、ディズニーの№1アイドルで同い年のハンナ・モンタナ=マイリー・サイラスが、エロ路線に走り、ネットで自分でパンツ見せたり、オッパイさらすなど、ディズニー・スターとは思えない暴走を続けるのと比較され、まさに清純派のアイドルとして支持を高め、マイリーとの格の差を徐々に埋めつつあります。そんな訳で、ご覧のようなキュートなルックスですし、これから日本でもファンを増やしていきそうなので、ちょっと紹介しておきました。そのセレナ・ゴメスの映画の最新作は、日本では7月12日に封切られる、声の出演のアニメ映画「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」です。また、DVDスルー映画で、初主演作の「アナザー・シンデレラ・ストーリー」が、アメリカでは9月にリリースになります。早く、本格的な映画にも出演して、女優として、まっすぐに成長してほしいですね。↓ 一番下は、セレナ・ゴメスも感激した「WALL・E / ウォーリー」の相変わらずのイタズラな動画。またクスッと笑ってください!!
http://www.traileraddict.com/emb/5229
スタローンとシュワルツェネッガーがインド映画「インクレディブル・ラブ」で夢の初共演が実現!!
インディ・ジョーンズが魔宮のカルト教団をやっつけ、インドの民を救ったお返しに、パラマウント映画から搾取されっ放しのスピルバーグに、インドのマハラジャ財閥リライアンス・ADA・グループが莫大な資金援助をし、ドリームワークスをパラマウントから切り離し、ハリウッドの独立メジャー・スタジオとして再生させようという、ハリウッドに新時代到来を予感させるニュースが先ごろ、ありましたが、その、俗にボリウッドと呼ばれるインド映画のアメリカ進出第1弾作品として、ハリウッドのユニバーサル・スタジオで撮影が行なわれる最新作に、シルベスター・スタローンと、アーノルド・シュワルツェネッガーが出演することになったと、イギリスのタイムズが伝えています。スタローンがインド映画に出るらしいよというウワサは前からあり、ホントかなぁ??という感じだったのですが、どうやら真実だったようです。かつて映画ファンのお決まりのネタとして、スタローンVSシュワルツェネッガー、どっちが強い?!とよく議論されてた2人の初共演作は、インドのアクション・スター、アクシャイ・クマールと、やはりインドのトップ女優カリーナ・カプールが主演する「インクレディブル・ラブ」という作品です。アクシャイ・クマールの主人公が、インドからハリウッドにやって来て、映画のスタントマンとして成功しますが、恋愛は上手くいかず…というお話のようです。スタローンの役については、ウワサでは、スタローン本人の役だと言われており、ま、そんな設定では、出演といっても、カメオに毛の生えた程度の出番?かもしれません。シュワルツェネッガーの役の情報はないのですが、やっぱり、知事でしょうか?!、できれば2人で、インド映画お得意のいきなり歌い出して踊りまくるミュージカル場面をやってほしいのですがッ!!、とりあえず、主人公がスタントマンなので、他にもハリウッド・スターのカメオや、いろんな映画ネタが満載の作品となるかもしれません。今後、ハリウッド・スタジオもボリウッドに進出する計画などもあることから、ハリウッドとボリウッドの一体化が進んでいくと見られ、となると、以前、ココでお伝えしたような、最新作「スーパーマン/鋼鉄の男」の主演女優はインドから起用というのも、現実化するのかもしれません。インド映画「インクレディブル・ラブ」の公開日などは不明ですが、日本でもDVDぐらい出ればいいですね。↓ 下はハリウッドで主演作を撮るインド・スターのおふたりさん。アクシャイ・クマールのポーズは田村正和もビックリのキザだなぁッ!!
ナンだ、このババア?!と思ったらケイト・ウィンスレット!!のビックリする最新作「朗読者」の写真!!
先週の金曜日にドイツのベルリンで撮影された、トレーラーから食べ終わった食器を持って、フラフラと出てくるバアサンの名前はハンナ・シュミット。かつてナチスのアウシュビッツ強制収容所で看守として働いており、その過去の罪で裁判にかけられている…というのは映画の役の設定で、彼女の正体は…
ご覧のように、ケイト・ウィンスレット!!、「ホリデイ」(2006年)のいじらしい
アイリスがこんなバアサンになっちゃいましたッ!!
本作は日本でも2000年に翻訳が出版され、毎日出版文化賞などを受賞した、ベルンハルト・シュリンク作のドイツ文学「朗読者」の映画化です。2006年の「リトル・チルドレン」では他人のダンナを寝取っていたケイト・ウィンスレットが、本作では、自分の子どもみたいな少年を筆おろしして、カラダを与える代わりに、本を朗読してもらうという、またまた、別な意味ではイケるんだけど、道徳的にはイケナイ役に挑戦しています。でも、こんなババアのベッドシーンなんて観たくねぇよ!!という方もご安心、この老け役メイクは主人公の老後の姿のはずですから。と、そんな本作は当初、ニコール・キッドマンの主演が予定されていたのですが、ニコールはすでに「誘う女」(1995年)で年下を誘惑する役を演っているので、映画ファン的には、ケイト・ウィンスレットに代わって、より興味がそそられる作品になって、よかったのではないかと思います。監督は「めぐりあう時間たち」(2002年)でも、文学と時の隔たりという同じ要素のテーマを描いていたスティーブン・ダルドリー。共演は、ドイツの名優ブルーノ・ガンツ(残念ながらヒトラー役ではありません)や、レイフ・ファインズなど。ケイト・ウィンスレットに食べられちゃう、うらやましい少年は、ドイツの若手スター、18歳のデヴィッド・クロスです(写真)。…なんて、おもしろおかしく紹介してますが、たぶん素晴らしい文芸映画になる本作はアメリカで今年12月から公開になる予定です。
↑ ケイト・ウィンスレットは女性らしくないブラックのケータイ!!
6月20日~6月22日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!
*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル成績 の順です。
第1位 第2位
第3位
第4位
第5位
第1位「ゲットスマート」(今秋公開)
$39,155,000-(3,911館)-$39,155,000
第2位「カンフー・パンダ」(7月26日公開)
$21,700,000-(4,053館)-$155,596,000
第3位「インクレディブル・ハルク」(8月1日公開)
$21,557,000-(3,508館)-$96,476,000
第4位「ラブ・グル」
$14,000,000-(3,012館)-$14,000,000
第5位「ハプニング」(7月26公開)
$10,000,000-(2,986館)-$50,267,000
第6位 第7位
第8位
第9位
第10位
第6位「インディ・ジョーンズ / クリスタル・スカルの王国」(公開中)
$8,414,000-(3,171館)-$290,835,000
第7位「ユー・ドント・メス・ウィズ・ゾーハン」
$7,200,000-(3,278館)-$84,055,000
第8位「セックス・アンド・ザ・シティ」(8月16日先行公開)
$6,465,000-(2,442館)-$132,385,000
第9位「アイアンマン」(9月27日公開)
$4,002,000-(1,912館)-$304,788,000
第10位「ストレンジャーズ」
$1,949,000-(1,578館)-$49,586,000
★初公開は「ゲットスマート」、「ラブ・グル」と2本のコメディ映画。これまでベスト10に入ってた「べガスの恋に勝つルール」や、「ベイビーママ」、「近距離恋愛」などと、コメディ・ジャンルの作品の入れ替えが行なわれた様相のランキングとなった。
★スティーヴ・カレルとアン・ハサウェイのスパイ・コメディ映画「ゲットスマート」は、圧倒的支持で2週連続第1位なるか?!と思われていた「インクレディブル・ハルク」を押えて、見事に初登場で首位をゲット!!、「ラブ・グル」は、マイク・マイヤーズの下がり続ける人気並に4位と、まぁ、それなり。「オースティン・パワーズ」が大ヒットしたのは、もう11年前で、現在44歳のマイク・マイヤーズには、キャラに濃すぎる中年感が漂い出してるので、新たな境地を模索した方がいいかも。
★「インクレディブル・ハルク」は3位と後退したように見えるが、2位に浮上の「カンフーパンダ」とは上映館数の違いによる順位の逆転。1館あたりに換算すると、6,145ドル稼いでいる「ハルク」の方が、「カンフーパンダ」の5,354ドルを抜いて、2位となる。
★同様に8位の「セックス・アンド・ザ・シティ」も1館あたりでは2,647ドルで、6位の「インディ・ジョーンズ4」の2,653ドルとは僅差どころか、たった6ドルの違いで「インディ・ジョーンズ4」の方がお客さんが1人多かっただけ!!
★「アイアンマン」が公開8週めにして、ついに3億ドルを突破!!、しかし、「インディ・ジョーンズ4」が5週めで、すでに2億9000万ドルを超えており、最終的な数字では、やはり、「インディ・ジョーンズ4」が「アイアンマン」を上回りそう。そんな大ヒットの2作品をも抜き、今年の№1映画になるとの予想も立てられている、ディズニー・ピクサーの「WALL・E / ウォーリー」は、いよいよ今週末登場。どれだけの大ヒットになるのか?!
★皮肉をこめてM・ナイト・シャマラン監督引退作品と紹介される「ハプニング」は5位で、先週も1,000万ドルも稼ぎ、トータルで5,000万ドル超のセールスとなっているが、そのうち4,500万ドルぶんの観客が「金、返せッ!!」と悔しがっている…、こんなんでいいの?!、出演した、かわいいズーイー・デシャネルに同情するファンは、彼女の経歴に「ハプニング」はなかったものとして、消しゴムで消してあげようね…とか呼びかけてる…。ちなみに彼女のお父さんは「光の魔術師」と呼ばれ、自然光を美しく映し出せる天才カメラマンのキャレブ・デシャネル。
★↓ 下は先週に続き今週も、ホラー映画「ストレンジャーズ」と「インクレディブル・ハルク」の主演2作品が同時ベスト10入りで、「天下とったでーッ!!」と思ってそうなリヴ・タイラー!!