「インディ・ジョーンズ」シリーズ4作品のすべてが凝縮されたマニア必携の本「ザ・コンプリート・メイキング・オブ・インディアナ・ジョーンズ」(アメリカ5月20日発行/ルーカス・ブックス、バランタイン・ブックス)の中で紹介されている、最新作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」のコンセプト・アートなのですが、ネタばれになっちゃうので、すべて、続きを読むの後に隠しておきます。ネタばれでもいいから観たいと思う人だけ、クリックでご覧になってください。さて、いよいよ来週14日に先行公開される「インディ・ジョーンズ4」ですが、アメリカでは、「セックス・アンド・ザ・シティ」(日本8月16日先行公開)にたった1週で首位を明け渡して以来、ココでもお伝えしたように叩かれまくっています。この本のブック・レビューなんかでも、映画が、ここに載ってるコンセプト・アートと同じぐらい、エキサイティングだったら、よかったのに…、なんて書かれてありました…。インディ・ジョーンズ・ファンとしては寂しいかぎりなので、日本では叩かれないことを祈ります。しかしながら、おもしろいことに、「インディ・ジョーンズ4」をけなす人は、ジョージ・ルーカスだけをけなしていて、ほめる人はスピルバーグだけをほめています。変なカタチで、2人の認知のされ方の違いがハッキリと出てしまいました…。ルーカスは、やっぱ儲けすぎちゃいましたかね??、ま、こんな状態ですから、「インディ・ジョーンズ5」はもう、ちょっと期待はできそうにないです…。
日別アーカイブ: 6月 7, 2008
「ロストボーイズ / ザ・トライブ」が、へちゃむくれなヴァンパイアの写真を公開!!
1987年に製作された「ロストボーイ」(監督はジョエル・シュマッカー)の続編、「ロストボーイズ/ザ・トライブ」に登場する、ブッサイクなヴァンパイアたちの写真です。本作が続編なのに、「2」など、それらしいタイトルがつけられなかったのは、オリジナルと続編の間が21年間と長すぎで、マーケティング・ターゲットの学生層の観客がオリジナルを観てるわけないじゃん!!、ということです。ま、オリジナルはジャンル映画好きのマニアは必ず知ってる古典なので、その人たちは放っといてもわかるしッ!!ということですね。そんな訳で、本作にはオリジナルを初公開で観てる年代層や、マニアのご要望に、コッソリ?、それともシッカリ?、と応え、往年のアイドル、コリー・フェルドマン、コリー・ハイムのザ・トゥー・コリーズがちゃんと登場します!!、前作が公開当時に騒がれ、その名を映画史に残すことになったのは、その時代のトップ・アイドルらがヴァンパイア映画に出た!!、という話題性からだったんですね。で、日本が妙に昭和ブームだったりするのと似た懐古趣味から、再び、80年代アイドルのザ・トゥー・コリーズの人気が復活し、ヴァンパイアまで眠りから覚めちゃったという次第です!!、しかし、さすがにザ・トゥー・コリーズも今や、映画館で興行するまでの力はないと判断されたので、この「ロストボーイズ/ザ・トライブ」はDVDスルーとして、アメリカでは、7月29日にDVDとブルーレイが同時発売になります。オリジナルが有名なヴァンパイア映画ですし、そのうち日本でもリリースされると思います。製作はワーナー・プレミアです。なので、ワーナー・ブラザースのDVDラインナップをチェックしておいてください。続きを読むの後に、さらにヴァンパイアの写真と、オリジナルと本作を比較できるように、両方の予告編をあげておきました。コリー・フェルドマン、オヤジになっても、顔はガキの時のままじゃんッ!!、て、辺りをお楽しみください!!、それにしても、オリジナルのキーファー・サザーランドのヴァンパイアは怖えぇーッ!!
フランク・ミラー最新作「ザ・スピリット」のエヴァ・メンデスのセクシーなポスター!!
「シン・シティ」(2005年)のフランク・ミラー監督が、墓場から蘇ったダークヒーローを描く最新作「ザ・スピリット」に出演のエヴァ・メンデス(「ゴーストライダー」2007年)のセクシーなキャラター・ポスターです。このポスターで “Do I Look Like A Good Girl ?”=「わたし、いい女の子に見える?」と問いかけてくるエヴァ・メンデスですが、彼女は、メグ・ライアンの新作「ザ・ウーマン」で、他人の夫を寝取る、すご~くヤなキャラで、全然、いい女の子じゃありません!!、ちょっとおもしろいので、よかったら、ココの予告編を観てください。この「ザ・スピリット」は、アメリカではポスターに書いてるように、クリスマス公開。フランク・ミラーは、ポスターなどのビジュアルは「シン・シティ」っぽいのだけど、実際の映画はあれほどダークなトーンの作品ではないよと言っています。原作はウィル・アイズナーの同名コミックです。
レオナルド・ディカプリオが元祖ゲーセンの開拓者を主演で映画化!!
↑ちょっと似た写真を探してみたのですが、左のレナオルド・ディカプリオが、右の、いまのゲーセンを創りあげた元祖のゲームメーカー、アタリの創業者ノーラン・ブッシュネルの伝記映画の企画に正式参加しました。この企画は、今年2008年のサンダンス映画祭に、カノジョを探す高校生の少年の奮闘を描いたコメディ映画「バート・ガット・ア・ルーム」(Bart Got a Room)を出品した無名監督のブライアン・へッカーと、新人の脚本家クレイグ・シャーマンが、パラマウント映画に売り込み、同社がゴーサインを出したもので、事前に企画を察知していた、レオのプロダクション、アピアン・ウェイが早々に実際の映画製作の権利を獲得し、今後、先の両者らと企画の開発を行なっていきます。運よくレオ様に自分を演じてもらえそうなノーラン・ブッシュネルは、1943年生まれで、電気工学系の開発が仕事のサラリーマンを経て、70年代にアタリ社を設立し、ゲームセンターにコンピューター・ゲームを持ち込んで、大成功した人物です。脚本家のシャーマンは、これから書き始める脚本について、ジェームズ・ステュアートの「スミス都へ行く」(1939年)や、コッポラ監督の「タッカー」(1988年)のような映画にしたいと語っています。要するに、正義感と独立心が強く、アメリカン・ドリームの理想に燃え、挑戦意欲のみなぎったナイスガイを描くということですね。このように、レオがゲーム文化を創造した人物を演じるというのは、とても興味深いのですが、レオは過去に、「バスケットボール・ダイアリーズ」(1995年)、「太陽と月に背いて」(1995年) 、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002年)、「アビエイター」(2004年)と、いずれも実在の人物を好んで演じており、事実に基づくリアルなドラマが、自分に似合っていて、映画として成功する確立も高いと考えている節があります。そして、レオはすでに、007/ジェームズ・ボンドの原作者イアン・フレミングや、「ウォール街狂乱日記―「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生」という本を出した株仲買人ジョーダン・ベルフォートといった実録もの伝記映画の企画を複数同時に抱えています。なので、このノーラン・ブッシュネルの伝記映画もそこに加わり、天秤にかけながら、レオは次に演じる実在の人物を絞り込んでいくのではないでしょうか。とにかく、企画だけは無数にあがる映画界ですからね…。そんな風に、カラダはひとつなのに、おもしろそうな企画を背負い込みすぎのレオ様ですが、とりあえず、大友克洋の「アキラ」はサッサと作ってくれそうなので、まずはそれが観たいですよね!!
「ヘルボーイⅡ:ゴールデンアーミー」のロシア版予告編と最新TVスポット2本の計3連発!!
http://services.brightcove.com/services/viewer/federated_f8/1214128517
アンジェリーナ・ジョリーの「ウォンテッド」のスゴイ予告編、ピクサー・アニメ「WALL・E / ウォーリー」のかわいいポスターに続いて、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作「ヘルボーイⅡ:ゴールデンアーミー」も、ロシア発でカッコいい予告編が登場です!!、何だか、ロシアは映画宣材の宝庫みたいになってきました!!、あわせて最新のテレビスポット2本もあげておくので、一気に観てください。もしかして最近、「パンズ・ラビリンス」(2006年)をレンタルDVDで観て、ギレルモ・デル・トロ監督の世界を知った、という人は、この「ヘルボーイⅡ:ゴールデンアーミー」が来るまでに、前作の「ヘルボーイ」も観ておいてくださいね!!、絶対におもしろいですッ!!、ところで、デル・トロは、次回作となる「ロード・オブ・ザ・リング」のプリクエール「ホビット」の主演俳優を1年後に発表と言っていましたが、あんまり「ジェームズ・マカヴォイですよねッ?!」と、メディアにしつこく聞かれるので、今年末には発表すると時期を早めてくれるようです。ギレルモ・デル・トロは、いったい、どんなクリスマス・プレゼントを用意してくれているのでしょう??
http://www.movieweb.com/v/V08F23cdntzBNR
http://www.movieweb.com/v/V08FuMiZsyE8mW
大ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「天使と悪魔」が写真を公開!!
世界中で7億5千万ドルも稼ぎ出し、大ブームとなった「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年)の続編ともなれば、あのオドレイ・トトゥはその後、どうなったんだ??、と、興味をかきたてられそうですが、残念ながら、本作は続編ではなく、原作者ダン・ブラウンが「ダ・ヴィンチ・コード」の前に書いた、同じ主人公ロバート・ラングドン教授の最初の事件を描いた作品。前作並の大ヒットを期待したいところですが、様々な映画サイトのリサーチでは、「ダ・ヴィンチ・コード」を観た観客の満足度が、45~60%といった割合で、カップルで観た人たちは映画の後、意見が合わずに気まずくなった?!、と微妙な結果となってしまっています。なので、ここは助っ人俳優ユアン・マクレガーの大きな活躍に期待したいところですが、今回、リリースされた写真には残念ながら、彼は含まれておらず、おあずけとなっています。監督はロン・ハワード、主演はトム・ハンクスという、名作「アポロ13」(1995年)のコンビは変わらず、 新たに「バンテージ・ポイント」(2008年)のイスラエル人女優アイェレット・ゾラーがヒロインに起用されています。公開は海外で2009年5月の予定です。続きを読むの後に、さらに写真と、ローマでの本作の撮影を観光客が映したと思われる動画をあげておいたので、時間のある方はご覧下さい。
「スパイダーマン」とは訣別したはずのサム・ライミ監督が、新作「4」の監督に名乗り出た?!
「スパイダーマン3」(2007年)に関して、製作のソニー・ピクチャーズ(以下、ソニピ)との間に意見の相違があったと伝えられ、その後、「スパイダーマン4」は脚本・監督ともに関与せず、製作者のひとりとして見守りたいと、事実上のシリーズへの訣別宣言をしたはずのサム・ライミ監督が、最近、複数の映画サイトなどに対し、「ソニピが「スパイダーマン4」の監督に自分を起用してくれることを希望する」と、監督復帰を求めるアピール、あるいはキャンペーン?ともとれる発言を行なっています。
プロポーズを受けているソニピは、「スパイダーマン」シリーズの新作を作りたいことは公表していますが、具体的な製作発表はしていません。しかし、マーベル・コミックとの間で映画化権の更新を行い、その際、マーベルの副社長が、ソニピの秘めたるプラン?を漏らしたことは、ココでお伝えしました。その後、それに続く形で、ソニピの新スパイダーマン候補の俳優リストのウワサ(ココ)が、ネットに広まり、ソニピのパブリシスト、スティーヴ・エルザーが、映画の製作発表もまだなのに、「スパイダーマンは引き続き、トビー・マグワイアで決まっている!!」との爆弾発言もありましたね。そういった事実の積み重ねから……、
6月7日(土)の映画ねたニュースよせあつめヘッドライン!!
★ロック歌手のアヴリル・ラヴィーンがホラー映画に出演?!
昨日、オリジナル・フレグランスを発売する話題をココで伝えた、ロック歌手のアヴリル・ラヴィーンが、ザ・ロンドン・ペーパーの取材に答え、映画出演の予定があることをほのめかした。映画のタイトルや内容については明言をさけ、「映画の出演が決まったの。私のイメージからは想像もできない、ディープでダークな役なのよ」とだけ話している。アヴリルの言う「ディープでダーク」がどういう意味なのか?、は様々な受け止め方があるだろうが、「ダーク」と言うからには、何らかのホラー映画ではないか?!、と推測されている。また、詳細がわかれば後日!!
★お笑いのアダム・サンドラーがホラー映画に進出!!
そのホラー映画と言えば、コメディアンのアダム・サンドラーの製作プロダクションで、当然、コメディ映画が専門のハッピー・マジソン(名前の由来は出世作「アダム・サンドラーはビリー・マジソン一日一善」にあやかって)が、スケアリー・マジソンという別名で、ホラー映画の製作を開始する。製作する映画のタイトルは「ショートカット」。ショートカットは、パソコン用語で日本語になっているが、近道のこと。ある町に引越してきた兄弟が、その町の人たちが使わない近道に入り込み、なぜ、誰もその道を通らないのか、恐ろしい理由を知ることになる…。今のところ、アダム・サンドラー自身の出演は伝えられておらず、「スパイダーマン」で、グリーン・ゴブリンだったジェームズ・フランコの弟で、前にココでお兄ちゃんから演技特訓を受けているビデオを紹介したデイヴ・フランコが出演する。監督は、ニコラウス・グーセン。ニコラウス・グーセンは、2006年にハッピー・マジソン製作の「グランマズ・ボーイ」(Grandma’s Boy)というコメディ映画で監督デビューした人。まさか、アヴリルの出るのが、この映画とは思わないけど…ッ!!
★M・ナイト・シャマラン監督の最新作「ウンコ中」のポスター!!
シャマラン、とことんバカにされてるなーッ!!
前にココで紹介した「ペニス」と同じく、ニューヨークの地下鉄で発見されたイタズラ。誰かが、自分も…ッ!!、と負けずに考えたんでしょうね。でも、このイタズラは厳密にはスペルが間違っています。ウンコは“Crap”なので、進行形にするなら、Crappingのはずですが、そうすると読んだ時の発音が変わりすぎて、ダジャレに聞こえないので、あえて間違ったスペルにしてると思います。それでも上の綴りでも、英語のわかる人には即座に意味が伝わるので、ギャグとしては通じます。シャマランの映画に騙された人が、「オマエの映画なんてウンコだ!!」と言いたかったのでしょうか?!
★MTVが口コミを頼んだ動画を口コミした人たちが被害に!!
最新作のコメディ映画「トロピック・サンダー」の主演トリオ、ベン・スティラー、ロバート・ダウニー・Jr、ジャック・ブラックが、同映画とMTV・ムービー・アワードの宣伝のために製作した口コミ動画を、前にココで紹介しましたが、MTVの親会社バイアコムが、その動画について、Youtubeに著作権侵害を主張し、アップロードされた同動画のすべての削除を求めたばかりか、動画をアップロードした個人のアカウントまで削除させてしまった!!、動画を観ればわかりますが、ベン・スティラーは「ネットでバンバンひろめてもらえるような口コミ動画を作ろうぜ!!」と、動画をアチコチにコピーしてね!!と、暗に薦めているばかりか、他社の映画「アイアンマン」と「カンフー・パンダ」を著作権侵害で利用?し、「それはダメだろ!!」と止めようとするロバート・ダウニー・Jrに、ベン・スティラーは「まぁまぁ、いいから…ッ」とか言ってる!!、ファンは、そんなベン・スティラーらのジョークたっぷりのおもしろいお願いに協力しただけなのに、アカウントを削除された!!、この一件の背景には、バイアコムがYoutubeを所有するグーグルを別の件で訴訟してることが絡んでおり、その裁判を援護するため、バイアコムはこのイヤガラセ事件を起こしたと見られている。なので、一般のYoutube利用者は無関係な訴訟に巻き込まれた形で、トバッチリを食ってしまった。削除を求めるぐらいなら、初めから口コミを頼まないでほしいし、動画のシェアも薦めるなッ!!
キーラ・ナイトレイが「マイ・フェア・レディ」に主演でオードリーになる!!
先日、このブログではすでに、キーラ・ナイトレイが最新作「エッジ・オブ・ラブ」で披露した、彼女の歌が上手すぎて(ココ)、世界の映画界が色めき立ち、ファンも増え、ちょっとした事件だというニュースをお届けしましたが、それに対し、いち早く動いたコロムビア・ピクチャーズ(ソニー)が、同社がリメイク(正確には原作の再映画)する、オードリー・ヘップバーンの代表作のミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」の主演に、キーラ・ナイトレイを迎えそうです!!、このリメイク映画は、プロデューサーのダンカン・ケンワーシー(キーラ・ナイトレイで「ラブ・アクチュアリー」作った人)とキャメロン・マッキントッシュ(TV版の「レ・ミゼラブル」を作った人)が製作し、彼らは、リメイクの前作と異なる点について、有名すぎる舞台のミュージカル版よりは、ジョージ・バーナード・ショーの著わした原作戯曲の「ピグマリオン」に近くなり、主人公の花売り娘イライザが、ヒギンズ教授の指導により成長していく過程の内面をより深く、人物像を描くことになるだろうと述べています。また、ジョージ・キューカー監督がオードリー・ヘップバーンを主演に作った1964年の映画は、全編がスタジオ・セットで撮影されたのに対し、新作はロケーション撮影により製作する予定で、先ほどの人物像とあわせて、よりリアルな映画になるものと思われます。今のところ、コロムビア・ピクチャーズはまだ、監督や出演者などについて正式発表をしていませんが、現在の映画界で活躍する有名女優で、ちゃんと歌えるのは、キーラ・ナイトレイしかいなさそうでもあり、彼女が内定のニュースはまず間違いないのでは?!、と思います。キーラ・ナイトレイが、有名な早口言葉のような歌「スペインの雨」を歌う姿がスクリーンで観られるのが楽しみですね!!、ちなみに、オードリー・ヘップバーンの映画での歌は別人の吹き替え。舞台でイライザを演じ、当り役とした、映画「サウンド・オブ・ミュージック」でも知られるジュリー・アンドリュースが、「歌えない女を主演にするなんてッ!!」とブチ切れましたが、第37回アカデミー賞で、「マイ・フェア・レディ」が作品賞を獲りながらも、主演女優賞は、「メリー・ポピンズ」で自分で歌ったジュリー・アンドリュースが獲得し、オードリーにリベンジを果しました。新作リメイクでは、キーラが自分で歌い、主演女優賞を獲れるでしょうか?!