不吉な13人によるロシアン・ルーレットの殺人賭博映画「13/ザメッティ」リメイク版に、レイ・リオッタとレイ・ウィンストンの2人のレイが出演!!

13-ザメッティ-ポスター
先月10月末ココで、ジェイソン・ステイサムミッキー・ローク参加をお伝えした、13人の男たちが一攫千金を求めてロシアン・ルーレット命を賭け最後のひとりになるまで殺しあう非合法賭博倫理観ゼロの極悪フランス映画13/ザメッティ」(2005年)のハリウッド版リメイクに、新たに、「グッドフェローズ」(1990年)のレイ・リオッタと、「ベオウルフ/呪われし勇者」(2007年)のレイ・ウィンストンという、ふたりのレイの追加キャスト発表されました。このリメイク版13/ザメッティ」は、オリジナルの監督ゲラ・バブルアニ自ら製作もつとめて、セルフ・リメイクしているもので、そのデビュー作では感情を廃したようなモノクロ映像で描いた世界を、ニューヨークを舞台に置き変え、鮮やかなカラー作品として作り直します。それぞれのキャストについて、カンタンに役柄を紹介すると… → 


まずジェイソン・ステイサムは、ロシアン・ルーレットの殺人賭博のプレイヤーではなく、賭けに大金をつぎ込むイギリス人の大金持ちの役だそうで、彼は自分の賭けたプレイヤーに異常な執着心をつのらせ、アドレナリンを全開にしていきます。オリジナルでも、そういう人いましたね。ミッキー・ロークメキシコの監獄にいる囚人で、人身売買により身売りされ、プレイヤーとして命を賭けることになるそうです。ラッパー50セント出演するのですが、彼は賭けの胴元の子分として、ミッキー・ロークの身柄をメキシコからニューヨークまで移送する係です。レイ・ウィンストン(↓写真右)は、精神病院から出てきたばかりの男で、メンタル面に問題を抱えたまま異常な賭けに臨みます。そして、いちばん悪人面のレイ・リオッタ(↓写真左)は、その風貌に反し、刑事の役で、この狂気の沙汰の賭博がどこで行なわれてるのか?突き止めて、関係者を一網打尽に逮捕したいようです。そして、殺人賭博に思いがけず参加してしまうことになる主人公の青年は、前回もお伝えしたように、「コントロール」(2007年)のサム・ライリーです。リメイク版13/ザメッティ」は、このように意外に豪華な男咲きのキャストで、しかも各キャラクターが起用されている俳優の格にふさわしく、バックグラウンドを与えられているというのは、オリジナルで指摘された前半のもたつき解消しようとする脚本の書き直しが行なわれたように推測されます。オリジナルでは、低予算のインディーズ映画であることから、ゲラ・バブルアニ監督のギオルギ・バブルアニが演じた主人公ひとりにだけ焦点を合わせ、その彼が賭場にたどり着くまでをひたすら追う前半の過程が退屈だと指摘されました。その点をハリウッド映画として修正するのに、ゲラ・バブルアニ監督は、いわゆるグランドホテル方式と言われる多彩な登場人物らを紹介する展開を観せることで、オリジナルの抱えた問題の解決を図りたいのではないでしょうか?、刑務所のミッキー・ロークや、精神病院にいるレイ・ウィンストンらの姿も、主人公サム・ライリーと並列に観せていき、さて、こういった訳ありの面々が集まって誰が生き残るでしょう?!と、ドラマを盛り上げたいのでは?想像します。ゲラ・バブルアニ監督は、リメイク版基本的な設定などはオリジナルと同じなものの、全く違う映画になると言っているので、果して、今度は誰が生き残りどのような結末が待っているのか?!情け容赦ない展開が楽しみですね。このリメイク版13/ザメッティ」は、今月11月20日からニューヨークで撮影を開始し、2010年には賭場を開く予定です。
レイ・リオッタ-レイ・ウィンストン
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