デヴィッド・クローネンバーグ監督のリメイク映画「ザ・フライ」を、FOXがまたリメイクする新作の監督にデヴィッド・クローネンバーグが決定!!

ザ・フライ-デヴィッド・クローネンバーグ-1
記事の見出しは、あえて、まわりくどく書いてみましたが、要するに、デヴィッド・クローネンバーグ監督は代表作の「ザ・フライ」を、オペラ化(↑)しただけに飽きたらず、リメイク映画を新たにリメイクし直すようです…ッ!! → 


巨匠リドリー・スコット監督が代表作のSFホラー「エイリアン」(1979年)のリメイクに近いプリクエール(前日譚)の新作を自ら監督する…ッ!!というニュースで映画ファンを驚かせた20世紀FOXが、さらにデヴィッド・クローネンバーグ監督にも、同社が製作した代表作のSFホラーのリメイク映画「ザ・フライ」をセルフ・リメイクさせることになりそうだ…ッ!!と、業界メディアの Risky Biz が伝えました…!!
デヴィッド・クローネンバーグ監督が、独特の風貌で知られる怪優ジェフ・ゴールドブラム(↓)を主演にして、1986年に発表した「ザ・フライ」は、怪奇映画スターのヴィンセント・プライスが主演した1958年の名作古典ホラー「ハエ男の恐怖」をリメイクしたものであるのは、すでにご承知のことと思います。
そのように、オリジナル映画?!自体がすでにリメイク映画であることから、デヴィッド・クローネンバーグ監督は自分がリメイクした映画をさらに自分でリメイクする…という、何だか、ややこしいことになる訳ですが、現時点では企画着手初期の話し合いの段階で、プロジェクトの具体化にまでは至っていないようです…。
この「ザ・フライ」再リメイクのスクープを伝えた Risky Biz は、23年前には表現できなかった描写を、今日の最新映像技術で完成させることが、デヴィッド・クローネンバーグ監督の狙いでは…?!といった風に憶測を記すと共に、近年はヴィゴ・モーテンセンとのコンビで、バイオレンスを基調としたサスペンス・ドラマ「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)、「イースタン・プロミス」(2007年)を連続発表するなど、同監督が本来の出発点であるホラー映画から遠ざかっていたことから、「ハエ男の恐怖」再々映画化で、デヴィッド・クローネンバーグ監督が再び本格的なジャンル映画に返り咲くことを歓迎しています。
ザ・フライ-デヴィッド・クローネンバーグ-2
ところが一方、このデヴィッド・クローネンバーグ監督が「ザ・フライ」をセルフ・リメイク!!のニュースを受けたアメリカの映画サイトやブログの反応記事の中には、前述のバイオレンス・ドラマが極めて高い評価を受けながらも、興行的には潤った結果ではなかったことから、ここらでひと稼ぎする必要性に迫られたデヴィッド・クローネンバーグ監督が、人気の高い過去の代表作を引っ張り出してきたのでは…?!といった揚げ足をとるような見方も語られています…。
確かに「ザ・フライ」はすでによくできた映画で、今さらリメイクは不要…という意見も理解できますし、デヴィッド・クローネンバーグ監督は過去に“同じことのくり返しではつまらない…”と発言し、小説の執筆や、ミュージカルといった映画以外の分野へのチャレンジに積極的に挑んでいるので、一度、作った映画をまた作り直すのは、同監督らしくない…と思われてしまうのかもしれません。
しかし、「ザ・フライ」の映画音楽を担当した相棒の作曲家ハワード・ショアと組んで、昨2008年にパリとロサンゼルスで上演したミュージカルも、冒頭のように「ザ・フライ」のオペラ化でしたから、カナダのカルト映画監督から、ハリウッドのメイン・ストリームの監督に自分を押し上げてくれたハエ男には愛着がある…と考えてあげてもいいのではないでしょうか…?!、いずれにしろ、デヴィッド・クローネンバーグ監督が容易に失敗するとは思えないので、新「ザ・フライ」の今後に期待して、注目することにしましょう…!!(↓ 「ザ・フライ」予告編)
http://www.traileraddict.com/emd/1083
と、かくなるうえは、元映画スターのトム・クルーズが主演する予定のスリラー映画「マタレーズ暗殺集団」よりも、新「ザ・フライ」を先に作ってほしいところですが…、デヴィッド・クローネンバーグ監督には、ニューヨークを舞台に、28歳の億万長者の破滅的な一日を描く、ドン・デリーロ原作のサスペンス文学「コズモポリス」の映画化という、興味深いプロジェクトも控えています…!!
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