すでに撮影が始まっている「ターミネーター」シリーズの最新作「Terminator Salvation: The Future Begins」で、主演のクリスチャン・ベールが演じるレジスタンスのリーダー、ジョン・コナーの妻ケイトに起用されていた、フランスの女優シャルロット・ゲンズブールが降板し、新たにブライス・ダラス・ハワードの起用が決定しました。シャルロット・ゲンズブールの降板理由については、予想されてる俳優組合のストライキが行なわれた場合、中断した撮影の再開時に、先のフランス映画の出演予定がビッシリ入ってるシャルロット・ゲンズブールの復帰困難が予想されるためと説明されています。代わりに起用されたブライス・ダラス・ハワードは、「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年)のロン・ハワード監督の娘さんですが、M・ナイト・シャマラン監督の「ヴィレッジ」(2004年)で、盲目の主人公を演じ、強い印象を残した女優と言えば、すぐに思い出せますよね。その次の同じシャマランの「レディ・イン・ザ・ウォーター」(2006年)は悲惨でしたが…(人魚映画の名作「スプラッシュ」の監督の娘さんを、人魚もどき映画で失脚させたシャマランはサイテー)。そんなブライス・ダラス・ハワードが演じるケイト・コナーは、前作「T3」(2003年)で、クレア・デインズが演じたケイト・ブリュースターのその後の姿です。もし、新「ターミネーター」トリロジーを任された監督のマックGが、過去のシリーズに忠実に新作を作っていくなら、ケイト・コナーは、2032年に暗殺されて死ぬことが決定済みのジョン・コナーの命を救うため、アーノルド・シュワルツェネッガーのターミネーターを、「T3」の時代に送ることになる重要な役のはずですが…。それにしても、前にチラッとだけグチりましたが、前作のクレア・デインズの役を、外見も髪の色も違うどころか、国籍まで違う、シャルロット・ゲンズブールに演じさせるのは、バカバカしいキャスティングだったので、とりあえず、配役変更はよかったのではと思います。でも、どうして、クレア・デインズ本人じゃダメなんでしょうね?!、そういや、ブライス・ダラス・ハワードは「スパイダーマン3」(2007年)では、スパイダーマンにフラレちゃう役でしたが、「ターミネーター」では本妻になれた訳ですね!!、「T4」の公開はアメリカでは2009年5月で決定しています。