ドキュメンタリー映画のオスカー監督ジェームズ・マーシュが悪魔祓いの新作ホラー「ザ・ヴァチカン・テープ」で“実際の映像”の偽造に挑戦!!

エミリー・ローズ-悪魔祓い
素人がたったの135万円ぐらい(1万5,000ドル)で作った“実際の映像”モノのホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」(2010年公開)が、全米で間もなく90億円(1億ドル)を超えるメガヒットになりそうなことで、その後に続け…ッ!!とばかりに、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のSFモッキュメンタリー「ザ・フォース・カインド/第4種接近遭遇」(12月23日公開)が封切られるなど、“実際の映像”モノがブームになりつつありますが、ドキュメンタリー映画のオスカー監督ジェームズ・マーシュも、その綱渡りに挑戦することになりました…ッ!! → 


ジェームズ・マーシュライオンズ・ゲートとレイクショア・エンタテインメントが製作するパラノーマル・ホラー映画の最新作「ザ・ヴァチカン・テープ」の監督に、「マン・オン・ワイヤー」(2008年)でアカデミー賞の最優秀長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したほか、世界各国のドキュメンタリー映画賞を総なめにした、イギリス人のジェームズ・マーシュ(←)が決定した…ッ!!と、業界メディアのTHRが伝えました。
フランスの綱渡りアーティスト、フィリップ・プティが1974年に、ニューヨークの今は無きワールド・トレード・センターのツインタワーの間を、1本のワイヤーで渡ってみせた驚異の綱渡りの過程を描いたドキュメンタリー「マン・オン・ワイヤー」を、犯罪映画風に仕上げ、そのユニークな才能が注目されたジェームズ・マーシュ監督ですが、新作の「ザ・ヴァチカン・テープ」では、「マン・オン・ワイヤー」とは反対に、フィクションをドキュメンタリー風に作る“モッキュメンタリー”の“実際の映像”モノに挑戦することになります。
アンジェリーナ・ジョリーの大ヒット殺し屋映画「ウォンテッド」(2008年)のほか、「ワイルド・スピード」シリーズの脚本家として知られるクリス・モーガンと、DVDスルーのアクション映画「ザ・マリーン2」(来月12月全米リリース)などのシナリオを担当したマイナー脚本家のクリス・ボレリが執筆したオリジナル・ストーリーを映画化する「ザ・ヴァチカン・テープ」は、キリスト教の総本山ヴァチカンが隠し通してきた、悪魔祓いの実態を記録した恐ろしい“実際の映像”の流出を発端とするパラノーマル・ホラーとのことで、ストーリーの詳細は明らかにされていませんが、悪魔祓い=エクソシストの超自然現象をリアリズムで描く作品になることは間違いありません。そうした悪魔祓いをリアリズムで描く…ということにおいては、1976年に悪魔祓いが原因で亡くなったとされるドイツ人女性アンネローゼ・ミヒャエルの事件を映画化した「エミリー・ローズ」(2005年)が先にありました。


トップ ↑ の写真と、上 ↑ の動画は、そのエミリー・ローズことアンネローゼ・ミヒャエルの悪魔祓いの、これは本当に実際の記録で、実に恐ろしい雰囲気を漂わせていますが、「地球が静止する日」(2008年)のスコット・デリクソンが監督した同映画は、こうした悪魔祓いの実態よりは、悪魔にとり憑かれたとされる主人公エミリー・ローズの死の原因が、エクソシストの行き過ぎた行為ではなかったか…?!を問う法廷での裁判にリアリズムの焦点が置かれていたため、ホラー映画ファンには消化不良で、不満が残ったかもしれません…。
また、リアリズム・ホラーとしては、“モスマン”をテーマに、マーク・ペリントンが監督した、リチャード・ギア主演作「プロフェシー」(2002年)を最高傑作にあげる人が少なくありませんが、確かに心理的にはかなり怖い同映画も描写自体は地味だったので、そういった点で、ドキュメンタリー映画でオスカー受賞のジェームズ・マーシュ監督が、果たして、どれだけ恐ろしい“実際の映像”を作ってくれるのか?!、大いに楽しみなわけですが、ガエル・ガルシア・ベルナルが主演した「キング/罪の王」(2006年)などを過去に発表し、そもそもの劇映画監督としては、あまり注目されてこなかったジェームズ・マーシュ監督だけに、少し不安も残ります…。
ラングドン教授も暴き出せなかった?!ヴァチカンの極秘を、ジェームズ・マーシュ監督が明るみに晒すパラノーマル・ホラー「ザ・ヴァチカン・テープ」の具体的な製作スケジュールや、キャスティングは未定ですが、ミラ・ジョヴォヴィッチの「ザ・フォース・カインド」でも、“実際の映像”に出演している無名の俳優さん?!、それとも素人?!のリアルな演技が絶賛され、あらためて俳優の価値が問われているので、この「ザ・ヴァチカン・テープ」でも、スター俳優ではなく、そうした“実力派の演技者”たちが起用されるのかもしれません。
トラウマになるほど、リアルに怖い映画ができることを期待しましょう…ッ!!
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