大ヒット「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの利益をめぐる、果てしない指輪の奪い合いの醜い裁判が電撃的な和解で決着!!

ロード・オブ・ザ・リング-裁判
ギレルモ・デル・トロ監督は、21世紀最初の超巨大映画プロジェクト「ホビット」を何の心配もせずに作れることになりました…ッ!! → 


昨2008年2月にココでお伝えした、大ヒット映画「ロード・オブ・ザ・リング」トリロジーの原作者J・R・R・トールキンの著作権を管理しているトールキン・エステートと、その原作「指輪物語」を出版したハーパー・コリンズが、映画を製作したニュー・ライン・シネマに対し、受け取るべき映画の収益の7.5%が支払われていない…などとして、およそ1億5,000万ドルから2億ドルを超える額(約138億円から184億円)の補償と、映画「ホビット」の製作中止などを求め、ロサンゼルスの上級裁判所に起こした訴えが、来月10月からの本格的な裁判の開始を待たず、和解に至ったことを、業界メディアのTHRをはじめとする各メディアが一斉に伝えました。
J・R・R・トールキンの息子で、「指輪物語」の完成に多大な貢献をしたとされるクリストファー・トールキン氏が、アメリカでは今日となる8日(火)付けで発表した声明によれば、「法的手段に解決を求めたことを後悔しています。しかし、そのおかげで、我々が今後も慈善活動を追求する目的を果たすのに足る結果が得られたことに満足しています。ニュー・ライン・シネマは、同社が計画している映画『ホビット』の製作に邁進できるものと、私たちは理解しています」
…とのことで、「ロード・オブ・ザ・リング」の大成功に味をしめ、柳の下の同じ路線を狙ったポンコツ映画「ライラの冒険/大赤字で火の車の羅針盤」(2007年)の大失敗の結果、経営が立ち行かなくなったニュー・ライン・シネマを吸収したワーナー・ブラザースの最高執行責任者であるアラン・ホーン氏も、「私たちはトールキン氏の原作が映画の成功に寄与した功績に大きな価値を置くことで、訴訟問題を解決できたことを、大変、よろこばしく思っています。今後は共に満足のいく作品を製作し、互いに有益な関係が将来に渡って築けることを願っています」…といった声明を発表していますが、果たして、どういった条件のもとで和解が成立したのか?!、その具体的な金額や内容は公表されず、伏せられたままです…。
がまぁ、何はともあれ、今日まで、まるで終りが見えず、永遠に続く醜い指輪の奪い合いのようだった「ロード・オブ・ザ・リング」がらみの裁判が全面解決にいたったことで、クリストファー・トールキン氏が述べたように、現在準備中の「ロード・オブ・ザ・リング」トリロジーの前日譚「ホビット」2部作の製作に障害がなくなり、製作総指揮のピーター・ジャクソンとギレルモ・デル・トロ監督が心おきなく取り組めることになったのは、映画ファンにとっては、よろこばしい限りですね…ッ!!
21世紀最初の超巨大映画プロジェクト「ホビット」は、いよいよ来年2010年から撮影を開始し、2011年と2012年に前後編それぞれが公開される予定です。
なお、ちなみにハーパー・コリンズはニューズ・コーポレーションの傘下の出版社で、20世紀FOXとはグループ企業の間柄なので、何だかまた20世紀FOXは漁夫の利を得たような感じがしないでもありません…?!
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