ジョディ・フォスター、15年ぶりの監督作は素でイカれてるメル・ギブソンが手袋人形と一心同体化する不条理なドラメディ「ザ・ビーバー」!!

ザ・ビーバー-ジョディ・フォスター-メル・ギブソン
ブレイブハート」(1995年)でアカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、波紋を呼んだ「パッション」(2004年)、そして、最近の「アポカリプト」(2006年)でも、その才能を発揮するなど、キャリアはそれなりに順調なものの、プライベートにおいては、アルコール依存症や、反ユダヤ主義の失言、離婚、そして、ロシア系の恋人の妊娠などスキャダンラスな話題が絶えず、奇人変人呼ばわりされてるメル・ギブソンを、「マーヴェリック」(1994年)で共演したジョディ・フォスターが監督することになりました…!!、しっかり者のジョディは、メル・ギブソンを真人間に立ち直らせることができるでしょうか…?! → 


映画化されていない優秀な脚本の一覧としてハリウッドの業界内で流通している“ブラックリスト”の2008年度版で、最も高評価を受け、第1位に順位づけられている、無名の新人カイル・キレンが執筆したシナリオ「ザ・ビーバー」は、昨2008年11月に「40歳の童貞男」(2005年)のスティーヴ・カレル主演での映画化が、まず話題となり、監督として「オースティン・パワーズ」シリーズで知られるジェイ・ローチの名前があがっていました。しかし、スティーヴ・カレルが、「ナイトミュージアム」シリーズのショーン・レヴィ監督の最新作のコメディ「デート・ナイト」の方に出演を決めてしまったため、「ザ・ビーバー」には新たな主演俳優として、動物レスキューとして知られるジム・キャリーが興味を示し、今年5月頃から監督としてジェイ・ローチに代わって、ジョディ・フォスターが急浮上してきました。その後、経緯の詳細は不明ですが、業界メディアのTHRなどによれば、ジム・キャリーがプロジェクトから去り、突然、メル・ギブソンの主演が確定しつつあるようです…ッ!!
メル・ギブソンの登場は、前述の「マーヴェリック」で縁のあるジョディ・フォスターが勧誘したのに間違いない…と言われていますが、う~ん…、例え、「ザ・ビーバー」の内容を知らずとも、スティーヴ・カレル → ジム・キャリーという役の流れ方からして、彼らの代役がメル・ギブソン…というのは、少し違和感があるような…と、映画ファンの方はすぐに察してくれるのではないでしょうか…?!
で、その肝心の「ザ・ビーバー」の内容ですが、メル・ギブソンが演じるのは、経営に行き詰まったおもちゃメーカーのCEOであり、父親、そして、夫でもある主人公のウォルター。様々な人生の重圧から、うつ病に陥ったウォルターは、何を思ったのか?!、突然、自分の手に、いわゆる手袋人形のハンドパペットのビーバーをはめ、そのビーバーがあたかも本当の人間であるかのように人格を与えて会話し、ウォルターはビーバーを通して、他人とのコミュニケーションをはかるようになってしまう…、という訳で、ま、カンタンに例えれば、ビーバーとウォルターの関係は腹話術師と相棒の人形に似たようなものと言えそうです。そして、監督だけでなく、出演もするジョディ・フォスターは、メル・ギブソンの妻を演じる予定です。
以上のような、ザッとしたプロットから、スティーヴ・カレルや、ジム・キャリーといったコメディアンが、手にビーバーの人形をはめて、腹話術師のひとり芝居のようなパフォーマンスを演じるのは容易にイメージできますし、また様にもなるでしょうが、そもそもはアクション・スターのメル・ギブソンが、そんな滑稽な役柄を上手にこなせるのか…?!は、ナルシストのメル・ギブソンに突如、女性たちの心の声の本音が聞こえるようになる…という寓話的なラブコメ「ハート・オブ・ウーマン」(2000年)におもしろみが感じられなかっただけに微妙なところです。
賢いジョディ・フォスターは、過去の監督作品である「リトルマン・テイト」(1991年)、「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」(1995年)で、共に一定の評価を得ているので、「ザ・ビーバー」にメル・ギブソンをスカウトしたのにも何かの考えがあるのでしょうが…、どういった映画になるのか?!、あまり想像がつきませんね…。
そこで、そうした映画のイメージを思い描く助けになるように、不条理ドラメディ「ザ・ビーバー」に似た作品として参考に例えられている、ライアン・ゴズリング主演の不条理ファンタジー「ラースと、その彼女」(2007年)の予告編をあげておきます。ライアン・ゴズリングが、インターネットで購入したダッチワイフを、本当の女性と思い込み、愛していく姿に周囲が共感していく映画です。
http://www.traileraddict.com/emd/834
ジョディ・フォスターが約15年ぶりに監督のイスに座る予定の「ザ・ビーバー」の製作は、「マルコヴィッチの穴」(1999年)や、「エターナル・サンシャイン」(2004年)といった奇妙な映画を得意としている、「バベル」(2006年)のプロデューサー、スティーヴ・ゴリンと、彼の映像製作プロダクション、アノニマス・コンテントです。
スティーヴ・ゴリンと、共同でプロデューサーをつとめるキース・レドモンは、本作を9月にニューヨークでクランク・インするスケジュールを組んでいますが、まだ製作費の約1,900万ドルの全額は工面できていないようです…。
がまぁ、アカデミー賞最優秀監督が主演し、アカデミー賞最優秀主演女優がメガホンをとる…と、ちょっとアベコベですが、とりあえず、ビッグネームがそろったので、どこかのメジャー・スタジオが出資し、配給権を獲得するのではないでしょうか…?!、ジョディ・フォスターの野心作「ザ・ビーバー」は成功か?!、失敗か?!、成り行きに注目していきましょう…!!
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