6月26日~6月28日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!

「トランスフォーマー2」5日間で2億ドル!!
「ダークナイト」に次ぐ史上2位の大ヒット!!

トランスフォーマー2-リベンジ・オブ・ザ・フォールン
*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル興行成績 の順です。
 第1位(初) 第2位     第3位     第4位    第5位(初)
全米映画興行ランキング-第1位~第5位
第1位トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」(公開中)
   $112,000,000-(4,234館)-$201,246,000
第2位あなたは私の婿になる」(10月公開)
   $18,466,000-(3,058館)-$69,050,000
第3位ザ・ハングオーバー」(今秋公開)
   $17,215,000-(3,525館)-$183,247,000
第4位カールじいさんの空飛ぶ家」(12月公開)
   $13,046,000-(3,487館)-$250,218,000
第5位わたしのなかのあなた
   $12,030,000-(2,606館)-$12,030,000
 第6位    第7位    第8位     第9位    第10位
全米映画興行ランキング-第6位~第10位
第6位イヤー・ワン
   $5,800,000-(3,024館)-$32,207,000
第7位サブウェイ123」(9月4日公開)
   $5,400,000-(2,995館)-$53,406,000
第8位スター・トレック」(公開中)
   $3,606,000-(1,823館)-$246,225,000
第9位ナイトミュージアム2/バトル・オブ・ザ・スミソニアン」(8月13日公開)
   $3,500,000-(2,250館)-$163,248,000
第10位アウェイ・ウイ・ゴー
   $1,678,000-(495館)-$4,056,000
各映画の解説はこちらです!! →


ついに今夏のサマームービー・ウォーズの真打ちである「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」が登場した6月第4週の全米映画興行は、先週の前回(19日~21日)から全体で約35%もの伸びを見せ、上位12作品の売り上げを足したトータルが約1億9,496万ドルにまで達しました!!、それは週末3日間の成績としては今年2009年中では最高額となる新記録で、前年同時期と比べても約1割程度の成長となっています!!
トランスフォーマー2-1すでに既報の通り、先週水曜日の24日深夜0時1分からスタートしたミッドナイト興行だけで約1,600万ドルを稼ぎ、その後の昼間からの売り上げを加え、初日だけで約6,062万ドルも叩き出してしまった「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」は、続く週末の4日間も爆発的な動員を呼んで、ついに封切りから5日間のトータルを約2億124万5,788ドルにまで積み重ね、「バットマン/ダークナイト」の大記録、約2億377万ドルに僅差で迫って、たった5日間で超大台の興行成績2億ドルを突破した史上2本めの映画として、歴代の5日間興行ランキングで第2位の座に着いてしまいました…!!
4,234館が、なんと驚きの約1万スクリーンで上映した「トランスフォーマー2」の成績は、期待を上まわった優秀な数字で、続編の方がヒットするという…という近年の傾向がズバリと出た結果となっています。
その2年前の2007年7月3日に封切られた前作「トランスフォーマー」は、4,050館で上映され、封切りから5日間の記録としては、ランキング上で第16位となる約1億2,446万ドルでしたから、製作費を約1億5,000万ドルから2億ドルにまで拡大した続編はその価値のある成果を収めたことになります。
同じ2億ドルの製作費を用いて、テーマ的にも似たロボットのアクション映画であることからライバル視され、監督同士も舌戦をくり広げていた対抗馬の失敗作「ターミネーター4」とは雲泥の差で大勝を収めた「トランスフォーマー2」は、「T4」がなぜ?!、沈没映画と言われてしまうのか?!、同映画が示さなければならなかった数字を明らかにして、成功作と失敗作の違いを如実に示してくれました。
また、全米に先がけ、19日(金)から日本で世界最速公開された「トランスフォーマー2」は、海外市場でも国内に匹敵するような約1億8,610万ドルを早くも稼ぎ出しており、全世界での興行トータルを約3億8,734万ドルとして、4億ドル台に乗り上げようとしています。
この余りにも絶好調の「トランスフォーマー2/リベンジ・オブ・ザ・フォールン」が、「スター・トレック」に成り代わり、2009年度の全米映画興行ランキングのトップの座に座ったカールじいさんをサッサとお払い箱にするのは時間の問題で、全世界興行のランキングでも、第1位の「天使と悪魔」=約4億6,110万ドルを抜くのは目前で、オートボットたちが総合チャンピオンに輝くことは間違いありません…!!
この先、「ハリー・ポッターと秘密のプリンス」(7月15日公開)という対抗作も控えていますが、過去の実績からして夏場に弱い「ハリポタ」なので、今年2009年の№1大ヒット映画の栄冠はマイケル・ベイ監督のものになりそうです。
ただし、映画としての本作はまったく評価されておらず、アメリカ映画にとって国辱もののサイテー映画…!!といった徹底的に否定した意見なども見られます。
ま、目を楽しませることを目的の娯楽映画なので、内容は後回し…といったことは、ある程度、仕方がないのですが、あまりの低俗さに怒っている人が多いようです…。が、まぁ、そのコキおろしの話題は後日にゆずり、とりあえずは「バットマン/ダークナイト」に匹敵するスタートダッシュの快挙を決めたオートボットたちを祝福してあげましょう…!!
トランスフォーマー2-2
先週初登場首位を飾った、サンドラ・ブロックの女上司が自分の都合で強引に部下のダメ男ライアン・レイノルズを婿にするパワーハラスメントのラブコメ映画「あなたは私の婿になる」が、オートボットたちに歯向かえる訳もなく、スンナリと首位を明け渡したものの、同じように女性の観客を対象とする新作「わたしのなかのあなた」を寄せ付けなかったばかりか、ブームを巻き起こしている「ハングオーバー」を抑え、順位をワンランク下げただけの第2位となりました。
先週からの売り上げのマイナスは約45%なので、少し高めの数字ですが、それほど期待もされない他愛ないラブコメとしては、封切りから10日間でザッと7,000万ドルを稼いだのは優秀でしょう。
サンドラ・ブロックとしては自分が部下で、ヒュー・グラントが上司だったラブコメ「トゥー・ウィークス・ノーティス」(2002年)の国内興行成績9,335万ドルの記録を、上司に出世した本作で上まわりたいところですね。
思いがけない作品で、「X-MEN/ウルヴァリン」のスピンオフとなる主演作「デッドプール」の実現に弾みがついたライアン・レイノルズの次回作は、スペインのインディーズ映画「ベリード(Buried)」です。ライアン・レイノルズはイラクに赴き誘拐された民間人のビジネスマンを演じ、棺おけに詰められ砂漠に生き埋めにされた絶体絶命の危機を、1本のローソクとナイフ、それに携帯電話だけを使って脱出し、生還を試みようとするスリラーだとのこと。監督は、2007年に発表したブラック・コメディ「Concursante」が評価されたスペイン人のロドリゴ・コルテスです。
大化けのモンスター・ムービーとなった二日酔いミステリーの低予算コメディ「ハングオーバー」は、公開4週めなのに、この週末も約1,721万ドルを売り上げる絶好調で、今だにBEST3にとどまり、ついに累積の数字を約1億8,324万ドルとしてしまいました…ッ!!、今週の収入のマイナス率は約36%ですから、現状の推移を続けた場合、2週先あたりには超大台の2億ドルを突破してしまうかもしれません…ッ!!、“R指定のコメディ映画”というカテゴリーにおいて、現時点でランキングの第2位に着けている本作としては、第1位として歴代最高の売り上げ約2億925万ドルを達成した「ウエディング・クラッシャーズ」(2005年)をクラッシュして、王座に着ける可能性が見えてきたことになります…ッ!!、が、しかし、どちらの作品も結婚が台なしになりそう…という点が共通してるのは奇遇ですね。
今週第4位で、先週の第3位からワンランク・ダウンのディズニー・ピクサーの「カールじいさんの空飛ぶ家」が、風船で浮かべただけなのに、ワープ航法で逃げるエンタープライズ号を捉えて抜き去り、約2億5,021万ドルのトータル興行成績で、ついに年間興行ランキングの第1位になりました…!!
ディズニー・ピクサー・アニメとしても、「トイ・ストーリー2」(1999年/国内成績2億4,585万ドル)を抜いて、第4位にまで浮上し、第3位「モンスターズ・インク」(2001年/国内成績2億5,587万ドル)、第2位「Mr.インクレディブル」(2004年/国内成績2億6,144万ドル)も射程圏内に収めていることから、「カールじいさんの空飛ぶ家」が、「ファインディング・ニモ」(2003年/国内成績3億3,971万ドル)に続く、ディズニー・ピクサー史上第2位の大ヒット作になるのは、ほぼ間違いなさそうです。
ただし、年間王者の座はヘタすると来週にでも「トランスフォーマー2」に奪われてしまう可能性が大なので、短命となりそうですが、アニメ映画としての2009年の興行チャンピオンのベルトは手中に収めたと思ってもよさそうです。
78歳のカールじいさんに与えられた今後の課題としては、作品賞の候補が5本から10作品に拡大されたオスカーで、「美女と野獣」(1991年/第64回アカデミー賞最優秀作品賞ノミネート)以来となる、アニメ映画としては2度めのアカデミー賞最優秀作品賞のエントリーを勝ち取ることですね!!
わたしのなかのあなたキャメロン・ディアスがツルッパゲになってガンバッた感動映画「わたしのなかのあなた」が、初登場で第5位という少し不本意な成績でスタートを切りました…。
強力な「トランスフォーマー2」に、まるで内容の異なる新作をカウンターとしてぶつけたニュー・ライン / ワーナー・ブラザースですが、昨2008年のメガ・ブロックバスター映画「バットマン/ダークナイト」の対抗作としてミュージカル映画「マンマ・ミーア!」を同時公開で封切り、オープニング成績で約2,775万ドルを売り上げ、最終的に国内だけで約1億4,443万ドルを稼ぎ、全世界では6億ドルを超えるビッグヒットを成功させたユニバーサル映画の轍を踏むことはできなかったようです。
元コミック作家の女流小説家ジョディ・ピコーの同名ベストセラーを映画化した本作は、白血病の姉ケイトの延命治療のために、血液や骨髄を提供するドナーとなるべく遺伝子操作で誕生した妹アナが13歳になり、健康な自分が姉の病気の犠牲者になるのはおかしい…ッ!!と自我に目覚め、両親を相手に自分の体の自由を獲得する裁判を起こす…ッ!!というストーリー。アナが治療に協力しないということは、つまり、妹が姉を見殺しにするというセンセーショナルなテーマをはらむ訳ですが、そういった辺り、原作ではクライマックスでさらにひとひねりを加え、テーマを深めているのに対し、映画は姉のケイトに焦点をあてた難病ものとして描いて、結末を違えたことが、原作のファンの間で大きな不満と反発を買い、本作には“映画を観ないでッ!!”というボイコット運動が起こってしまっています…。
しかし、それが原因で今ひとつ、本作のオープニング興行が振るわなかったのか?!と言えば、そうではなく、陽がサンサンと降り注ぐ明るい夏場に難病ものの悲しい映画はそぐわなかった…というのが一般的な評価で、ワーナー・ブラザースは、本作の監督ニック・カサヴェテスが2004年6月25日の同時期に公開した、やはり、病気を扱った映画の「きみに読む物語」の成功の実績(2,323館/製作費2,900万ドル/オープニング成績1,346万ドル/国内興行8,100万ドル/世界トータル1億1,560万ドル)をアテにしたのでしょうが、恋愛小説の人気作家ニコラス・スパークス原作の同映画は、世間ではラブストーリーと認識されているので、ジャンルを都合よく解釈したマーケティングに無理があった…ということになります。
ニック・カサヴェテス監督としては、その「きみに読む物語」から遡った、デンゼル・ワシントンの「ジョンQ/最後の決断」(2002年2月15日公開/2,505館/製作費3,600万ドル/オープニング成績/2,027万ドル/国内興行7,175万ドル/世界トータル1億224万ドル)でも、難病をテーマに取り入れることで成功を収め、偉大な父ちゃんの名匠ジョン・カサヴェテス監督の“息子”という肩書きから脱することができましたが、この「わたしのなかのあなた」の不振により、今後の方針転換を余儀なくされることになりそうです…。
また、キャメロン・ディアスとしては、昨年夏の成功作のコメディ「ベガスの恋に勝つルール」(5月9日公開/3,255館/製作費3,500万ドル/オープニング成績2,017万ドル/国内興行8,027万ドル/世界トータル2億1,937万ドル)から一転、内容を180度ひっくり返して、メリハリをつけたことが裏目に出たような感じですね…。
わたしのなかのあなた-2
デザイナー・ベイビーとして生まれた自分には「幸せのレシピ」も、「幸せの1ページ」もないッ!!として、自らの役割を放棄し、家族に波紋を投げかけるのは「リトル・ミス・サンシャイン」(2006年)でアカデミー賞最優秀助演女優賞にノミネートされた天才少女のアビゲイル・ブレスリン。妹に見捨てられる白血病の姉ケイトを演じ、頭をツルッパゲにしたのは、テレビシリーズ「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」で、パトリシア・アークエットの娘だった、4カ国語を話せる天才のソフィア・ヴァシリーヴァ。姉妹の父ちゃん、てことはキャメロン・ディアスのダンナは、「スピード2」(1997年)のジェイソン・パトリックです。また、姉妹とは別に問題を抱える息子ジェシーとして、「24 -TWENTY FOUR-」シーズン6で、ジャック・バウアーの甥っ子ジョシュを演じたエヴァン・エリングソンが出演しています。
下 ↓ の動画は、弁護士のアレック・ボールドウィンが、アビゲイル・ブレスリンの訴えを聞き、裁判を引き受ける場面です。本作の予告編はコチラです。
http://www.movieweb.com/v/VIsnyzsBGAy6ws
第6位のジャック・ブラックとマイケル・セラがコンビを組んだ笑えないコメディ「イヤー・ワン」は、その“大昔”という意味の題名通り、センスが古すぎたようで、先週の初登場第4位から、いきなり約70%強も観客を失い、どうやら、このまま消え去っていくことになりそうです…。本作は製作費が約6,000万ドルで、億のケタまで使っていなかったのが救いですが、脚本を執筆したジーン・スタプニツキーとリー・アイゼンバーグのコンビ、そして監督ハロルド・ライミスのチームの次回作は、期待の「ゴーストバスターズ3」と言われていますから、シリーズ復活への期待が損なわれてしまったのは否めません。
この「イヤー・ワン」の失敗を受けたソニー・ピクチャーズとしては、「ゴーストバスターズ3」のクリエイターのスタッフを見直してみる必要があるかもしれません…。
第7位も不調のソニー・ピクチャーズ作品…。デンゼル・ワシントンVSジョン・トラボルタで、サスペンス映画の名作「サブウェイ・パニック」(1974年)をリメイクした、トニー・スコット監督の「サブウェイ123」ですが、平凡なアクション映画…ということは、サマームービー・ウォーズを闘えない本作は、先週から売り上げを大きく55%も落とし、第5位から2つ順位を下げてしまいました。本作もこの夏の大失敗の沈没映画に仲間入りはもう間違いありません…。
カールじいさんに年間興行ランキング第1位の王座を明け渡してしまった「スター・トレック」が、先週の第7位からワンランクダウンで第8位ですが、公開8週めであることを考えると、2ヶ月間もBEST10に居座り続けているのは、まさに人気の賜物。484館が上映を打ち切り、BEST10ランキングの中では第10位の限定公開作品「アウェイ・ウイ・ゴー」に次いで少ないスクリーン数となりましたが、1館あたりで約1,978ドルを稼ぎ、第6位の「イヤー・ワン」のアベレージ売り上げ約1,918ドルをしのいでいるので、本作の実質的な順位はもっと上と考えていいでしょう。
先週からの売り上げのマイナスも約34%で、映画館の数がかなり減っても、数字を大きく落とさないのはさすがです。
第9位の「ナイトミュージアム2/バトル・オブ・ザ・スミソニアン」は、公開6週めで712館が撤退し、売り上げ半減以上の約55%のマイナスで、先週の第6位からの転落。第10位がBEST10初登場の限定公開映画ですから、実質的に崖っぷちに追い込まれた感じです。興行がほぼ終焉に達しているので、現時点での成績を本作の最終的な興行の結果と見なした場合、国内だけで約2億5,086万ドルも稼いだ前作(2006年)より、約8,761万ドルも収入が減ってしまいました…。
アウェイ・ウイ・ゴー第10位に初登場したのは…、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットを主演に、リチャード・イェーツの近代アメリカ文学の名作「家族の終わりに」を映画化した同名の前作(2008年)がコケてしまったサム・メンデス監督が、打って変わって“家族のはじまり”を描いたドラメディ「アウェイ・ウイ・ゴー」です。ユニバーサル映画傘下のフォーカス・フィーチャーズが配給し、今月6月5日にたった4館の限定公開で封切られた小品が人気を集め、徐々にスクリーンの数を増やして、先週末は一気に363館が上映を始めたことで、BEST10に食い込んできました!!
「JUNO/ジュノ」(2007年)の大人版?!などとも評される本作の主人公は、バートとヴェローナの30代未婚カップル。ヴェローナの両親が亡くなって以来、バートの両親の近所に暮らし、何かと親を頼りにしてきたふたりですが、彼らに初めての子どもが産まれようとする矢先、バートの両親が海外に移住してしまうことに…。もはや、自分たちこそが親として独立した家族を築かなければならないカップルは、産まれてくる娘を育てるのにふさわしい新天地を求め、親戚や友人のいる北米各地をめぐる旅に出発する…。といった内容の作品で、バートとヴェローナは、その旅の途中で、様々な夫婦や家族のあり方を目にして、自分たちのこれからの生き方を考えることになります。
バートを演じているのは、「かけひきは、恋のはじまり」(2008年)や、「ホリデイ」(2006年)に出演していたジョン・クラシンスキー。スティーヴ・カレルのシットコム「The Office」のレギュラーとして、人気が出た人ですね。
出産をひかえたヴェローナは、ドリュー・バリモアの傑作ラブコメ「50回目のファースト・キス」(2004年)に出演していた、長寿コメディ番組「サタデーナイト・ライヴ」のレギュラー・コメディエンヌのマーヤ・ルドルフです。
この30歳を過ぎての遅ればせながらの大人への成長物語を執筆したのは、サンフランシスコ発信の人気オンライン・マガジン、サロンの元編集者で、スパイク・ジョーンズ監督の最新作のファンタジー映画「かいじゅうたちのいるところ」(全米10月公開)の脚本を担当したデイヴ・エッガースと、彼の妻で、河出書房から邦訳本の「行く先は晴れやかに あるいは、うろ覚えの詩が世界を救う」が出版されている、やはり作家のヴェンデラ・ヴィーダです。作家夫婦は、子どもたちに文章の書き方を教えるボランティアのNPO、826ヴァレンシアの設立者なので、子どもをめぐるテーマには関心が深いようです。デイヴ・エッガースとヴェンデラ・ヴィーダとの間にも、2005年に最初の子どもとして、映画の主人公らのように娘が生まれ、さらに昨2008年末には、第二子の男の子が誕生しています。
本作の共演者として、バートの両親を演じているのは、「イカとクジラ」(2005年)の困った父ちゃん、ジェフ・ダニエルスと、「ホーム・アローン」シリーズや、「ペネロピ」(2006年)など、問題児を抱えがちのお母ちゃん女優キャサリン・オハラ、そして、「ザ・ホワイトハウス」のCJ・クレッグ報道官として有名なアリソン・ジャニー、「ジェシー・ジェームズの暗殺」(2007年)のポール・シュナイダー、「それでも恋するバルセロナ」(2008年)が日本公開中のクリス・メッシーナの他、「ダークナイト」(2008年)のバットマンの恋人で、いつも素敵なマギー・ギレンホールも出演していますね。
アカデミー賞で作品賞を含む主要5部門受賞の「アメリカン・ビューティー」(1999年)や、ハリウッド版子連れ狼の傑作「ロード・トゥ・パーディション」(2002年)で知られる名匠であるサム・メンデス監督の最新作「アウェイ・ウイ・ゴー」の製作費は、たった約1,700万ドルというロー・バジェットですが、同じくオスカー監督のスティーヴン・ソダーバーグ監督の「ガールフレンズ・エクスペリエンス」(2009年)や、サム・ライミ監督の「ドラッグ・ミー・トゥ・ヘル」など、一流の有名監督もリスクを避け、お金をかけずに映画を作っているのが、不況を反映した最近の傾向です…。
それにしても、わずか495館の限定公開作品にBEST10から追いやられた、ウィル・フェレルのコメディ大作「マーシャル博士の恐竜ランド」と、「トランスフォーマー2」と同じ製作費を使った沈没映画「ターミネーター4」は不甲斐ないですね…。
アウェイ・ウイ・ゴー予告編
http://www.movieweb.com/v/VIKyDNNMcQAAPK
下 ↓ は本作のポスターですが、妊娠話にかこつけ、「JUNO/ジュノ」にイメージを似せています…。
アウェイ・ウイ・ゴー-ポスター
さて、今週末の4日土曜日はアメリカ独立記念日の祝日ですが、ハナからお休みの土曜日に祝日がかぶさったことで、その祭日ぶんのお休みが前日の3日金曜日に振り替えられ、金土日と3連休のロングウイークエンドとなります。
そのため新作映画は週末に先がけ、1日の水曜日に封切られ、水曜から日曜までの5日間でたっぷりとお客さんをかき集め、大儲けしよう!!という魂胆です。
そんな稼ぎ時のグッドタイミングに公開される運のいい映画の、まず1本めは、期待の「ターミネーター4/サルベーション」がコケてしまったツケをサルベーションしたいクリスチャン・ベールのFBI捜査官と、伝説のギャング、ジョン・デリンジャーに扮したジョニー・デップの2大スターが対決する、男映画の巨匠マイケル・マン監督の最新作「パブリック・エネミーズ」がついに登場!!、生身のスターパワーでロボットたちを首位から撃ち落せるかッ?!と言いたいところですが…、残念ながら、オートボットたちの強敵となるのは、20世紀FOXが4,000館規模で超拡大公開する大ヒット・アニメ・シリーズの最新作「アイスエイジ3/ティラノのおとしもの」(7月25日公開)のほうになりそうです…!!、暦の上でも真夏の7月に入り、いよいよ佳境に達するサマームービー・ウォーズの行方をお楽しみに…ッ!!
ジョニー・デップの寝込みを突き、アジトを襲うクリスチャン・ベール!!
http://www.traileraddict.com/emd/11757
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!

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