奇妙なファンタジー「かいじゅうたちのいるところ」のスパイク・ジョーンズ監督が新しい写真を公開!!、かいじゅうに込めた想いを語った!!

かいじゅうたちのいるところ-1
ブラック・コメディカルト映画マルコヴィッチの穴」や、子どもには絶対に見せられないジャッカス」シリーズの悪ふざけ監督スパイク・ジョーンズが、モーリス・センダック世界中で愛されているベストセラー絵本原作に、家族で楽しめる子ども向け映画を作ってくれるだろうというワーナー・ブラザース完全に間違った期待予定通り?!に無視して、アートな作品を作ってしまい、約1年間もオクラ入りにされた挙げ句、ようやく今秋公開される異色ファンタジー映画かいじゅうたちのいるところ」が、USAトゥデイ写真を公開したので、ご覧ください!! →  


テスト試写で観ている子どもが泣き出してしまい、こりゃ、ダメだッ!!とワーナー・ブラザースの幹部が頭を抱え、仕方がなく約1年間を費やして修正作業を行った結果、予算を大幅に超過し、堂々たる大作となった「かいじゅうたちのいるところ」を作ったスパイク・ジョーンズ監督と、絵本の原作者モーリス・センダックは1995年からの知り合いだそうで、最初はふたりで、クロケット ジョンソンの名作絵本「はろるどとむらさきのくれよん」(1955年出版)を映画化する予定だったそうです。「はろるどとむらさきのくれよん」とは、下 ↓ のような作品です。


…ところが、話し合いを重ねるうちに、「はろるどとむらさきのくれよん」をやめて、センダック自身のベストセラー絵本「かいじゅうたちのいるところ」(↓)を映画化してはどうか?!と、センダックの方が思いつき、提案してくれたそうです。
かいじゅうたちのいるところ-12
「かいじゅうたちのいるところ」とは、いたずらっ子のマックスが、おおかみの着ぐるみを身にまとって大暴れし、お母さんに怒られて夕飯抜きで寝室に閉じ込められた間に見る夢の世界を描いた絵本です。マックスは夢の中で“かいじゅうたちのいるところ”に行き、かいじゅうたちの王となって楽しく愉快に踊って過ごしますが、心さびしくなり、引き止めるかいじゅうたちを振り切って、やっぱり、家に帰ることにします。結末では、マックスの寝室にお母さんの心がこもった温かい晩ご飯が置かれてあって、しんみりとした感動が伝わります…。
それが、下 ↓ のような写真の映画「かいじゅうたちのいるところ」になりました。
かいじゅうたちのいるところ-2
お母さんが夕飯にボーイフレンドを呼んだことが気に入らなくて怒ってしまったマックス…!!。思わずテーブルに土足で上がり、着ているドンキで買ってきたパジャマ?!の狼のようにお母さんに向って吠え立て、怒鳴ってしまいます…。
お母さんのコニーを演じているのは、スパイク・ジョーンズ監督の大傑作「マルコヴィッチの穴」(1999年)に出演し、その「マルコヴィッチの穴」の脚本を書いたチャーリー・カウフマンの監督デビュー作「シネクドキ・ニューヨーク」(2008年)にも出演したキャサリン・キーナーです。「40歳の童貞男」(2005年)のお相手をしてしまう素敵な女優さんですね。
原作では、お母さんの恋人は出てきませんが、スパイク・ジョーンズ監督がリアリティを求めて、そういう設定を取り入れました。
かいじゅうたちのいるところ-3
お母さんとケンカしてしまった後で、ベッドの中でさびしそうなマックス…。
現実から逃れたい彼は、船のおもちゃを眺めて、海の向こうのかいじゅうたちのいるところを想像します…。

「なぜ、ひとは人を愛するのか?について、かいじゅうは説明してるように僕は思う…」と、スパイク・ジョーンズ監督はモーリス・センダックの原作絵本について語っています。スパイク・ジョーンズ監督は「原作は僕が子どもだとしたら、何度でも“読んでッ!!、読んでッ!!”と、おねだりしたくなるような絵本で、いつも自分のそばに置いて、手離せないと思う」と述べ、「かいじゅうたちには抱きつきたくなるような愛嬌と、同時に怖さもある。僕もマックスのように、かいじゅうの頭のてっぺんに登ってみたいよ」と、自分もかいじゅうと遊びたかったと語っています。
かいじゅうたちのいるところ-4
…すると、かいじゅうのキャロル(ジェームズ・ギャンドルフィーニ)が現れて、「やぁ、マックス、君を起こしたくはないんだけれど、どうしても、君に見せたいものがあるんだ!!」と、マックスをかいじゅうたちのいるところに迎えに来てくれました。
スパイク・ジョーンズ監督は、過去にピクサージョン・ラセターをはじめ、多くの監督たちがアニメ化を考えた原作を、なぜ?、あえて実写で作ったのか?!について、「自分が子どもだと考えてごらんよ。頭の中の想像のモンスターをアニメやマンガの絵でイメージするかい?、僕はしないよ。僕は自分と同じ現実に実際に存在するものとして考えるよ」と答えており、「幼い子どものマックスがたったひとりで、現実的にモンスターたちと過ごす様子には危険も感じられるかもしれない。でも、危険だからエキサイトでおもしろいんじゃないかッ!!」とのことで、「この映画を観て、モンスターたちと抱きしめあいたくなるような気持ちになってもらえれば…」と、観客に向けてのメッセージを発しました。
かいじゅうたちのいるところ-5
スパイク・ジョーンズ監督は、この映画を製作のワーナー・ブラザースが望んでいたような子ども向けのファミリー・ピクチャーにしなかったことについて…、
「僕は子ども向けの映画を作ろうなんて思ったことは、これっぽちもないんだ。僕が目指していたのは、観ている人たち自身が9歳の子どもになれる映画なんだ」と説明しています。そのような映画を目指した背景には「モーリス・センダックの絵本は誠実に読者と向き合おうとしている」といった原作からの影響があり、「相手に合わせた下心見え見えの取り入り方ではなく、そうした誠意を持てば、子どもたちとも何だって語り合えると思ったんだ」とのことで、例え観客の対象が子どもでも、手加減した映画作りは嘘として子どもは見透かすはずだから、そういうことはよくないと思ったそうです。
かいじゅうたちのいるところ-6
マックスはメスのかいじゅう(ローレン・アンブローズ)にも出逢います…。
見つめあうマックスとかいじゅうのそれぞれの心に去来するものとは…。

主人公の9歳のマックスを演じているのは、レコード会社のレーベルみたいな名前の11歳のマックス・レコーズ君です。オレゴン州ポートランドの出身で、お父さんはカメラマンのショーン、お母さんは図書館で司書をしているジェニー。そして、サムという7歳の弟がいる家庭で育ちました。この映画の撮影でオーストラリアに行ったのが生まれて初めての海外旅行だったそうです。
マックス君は、そんなに映画好きではなく、「誰がアカデミー賞を獲るか?!なんて気にしたこともないよ」と語っています。昨2008年9月には原作者のモーリス・センダックとも会ったそうで、センダックはマックス君のマックスぶりを「グッジョブ!!」と、演技をホメてくれたそうです。
マックス・レコーズ君はこの映画のほかにも、アメリカ映画界期待の星の才能である新鋭ライアン・ジョンソン監督が、メイン・キャストのひとりに日本から菊地凛子ちゃんを呼んで起用した詐欺師のクライム・ドラメディの傑作「ブラザース・ブルーム」(アメリカ5月公開)に出演し、マーク・ラファロの子ども時代を演じています。
かいじゅうたちのいるところ-7
「かいじゅうたちのいるところ」の撮影は、オーストラリアのメルボルン郊外で4ヶ月間かけて行われました。地元のとにかく背の高い俳優らを集めて、スーツ・アクターとして起用し、彼らにかいじゅうの着ぐるみに入ってもらい、演技をしてもらったそうです。完成した映画では、着ぐるみのかいじゅうたちの表情がCGで加工され、かいじゅうたちの感情や個性をより豊かに見せてくれているそうです。
かいじゅうたちのいるところ-8
パパみたいにマックス君をおんぶしてあげているスパイク・ジョーンズ監督です。
スパイク・ジョーンズ監督は主人公のマックス少年のキャラクターについて、「彼はとても特別な少年だと思う。奥深い内面性を持っていて、思慮深いんだ。やさしくて思いやりがあり、正直だ。それでいて野性的な面もあって、想像力が豊かな子どもなんだよ。彼はそうした自分の個性のすべてを映画の中で発揮してくれている」と語っています。けれど、そのような感性の豊かなマックスを一体、誰が演じられるのか?!、まるでアテがなくて困っていたところ、監督の友人がマックス・レコーズ君の写ったビデオを送ってくれたそうです。スパイク・ジョーンズ監督は、それを「偶然の思いがけない運命の出会いだった!!」と振り返っています。
かいじゅうたちのいるところ-9
本作の脚本を執筆したのは、スパイク・ジョーンズ監督自身と、サンフランシスコ発の人気の高いオンライン・マガジン、サロンの編集者から作家に転進したデイヴ・エッガースです。デイヴ・エッガースは、サム・メンデス監督の新作「アウェイ・ウイ・ゴー」(アメリカ6月公開)のシナリオも手がけています。
また、デイヴ・エッガースは全米各地で子どもたちに文章の書き方を教える教室をボランティアで運営するNPOの立ち上げに参加し、自身もサンフランシスコの教室で指導にあたっています。そうした子どもたちと直接ふれあい、想像力を膨らませる手助けをしてきた経験が、この「かいじゅうたちのいるところ」に活かされていることは間違いなさそうですね。
かいじゅうたちのいるところ-11
かいじゅうたちの声をつとめているのは、テレビシリーズ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」で、主人公のトニー・ソプラノを演じていたジェームズ・ギャンドルフィーニスタローンの特攻チーム「エクスペンダブルス」の撮影開始が遅れ、スケジュールが合わなくなって降板したフォレスト・ウィテカー。「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2008年)の若き教祖ポール・ダノ家族旅行にわんぱくな子どもを連れて行くのを忘れたり娘がブタ鼻で生まれてきたりする困ったお母さん役で有名なキャサリン・オハラ。人気ドラマ「シックス・フィート・アンダー」のクレアこと、ローレン・アンブローズ。そして、売国奴のFBIを演じた「アメリカを売った男」(2007年)が素晴らしかったクリス・クーパーが、スパイク・ジョーンズ監督の前作「アダプテーション」(2002年)に引き続き、アダプテーションさせられています。
かいじゅうたちのいるところ-10
この「かいじゅうたちのいるところ」の予告編は、今週末27日全米公開のドリームワークスの3-DのCGアニメ「モンスターVSエイリアン」(7月11日公開)の冒頭につけられる予定です。近日中にオンラインでもご覧いただけるはずなので、楽しみにして、お待ちください!!、家族向けの安っぽい子供だましのガキ映画の代わりに、映画史に残る傑作を作ってしまったらしいスパイク・ジョーンズ監督の7年ぶりの最新作「かいじゅうたちのいるところ」は、10月16日全米公開!!、日本でも今秋、封切りの予定のようです。
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