「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督とギレルモ・デル・トロの遺伝子が結合したクリーチャー・ホラー映画「スプライス」が写真を初公開!!

スプライス-1
死の罠が仕掛けられた立方体の迷路をめぐる恐怖を描いた不条理なサスペンス・スリラーCUBE」(1997年)で一世を風靡したカナダヴィンチェンゾ・ナタリ監督と、あのギレルモ・デル・トロ監督(「ヘルボーイ」シリーズ)が手を組んだというだけで放っておけない最新作スプライスが不気味な写真を初公開しました!! → 


スプライス-2
本作の内容は写真を見て、題名の「スプライス」(Splice)の意味が、“遺伝子組み換え”という時の“組み換え”が英語では“Splice”ですよと言われれば、即座にピンと理解できると思います。
スプライス-3
物語は、クライヴとエルザの科学者コンビが倫理に反し、禁じられているはずの人と動物の遺伝子をかけ合わせた複合種の“キメラ”(ギリシア神話に登場するヤギの体にライオンの頭、ヘビのしっぽを持った伝説の生き物のことで、そこから派生して現代では遺伝子複合を指す言葉)を作り出す実験に手を染め、美しい女性?、メス?のドレンを誕生させることに成功しますが、ドレンは成長するに従い、恐ろしい性質をあらわにし始めた…ッ!!とのことで、ちょっと「ドクター・モローの島」のようでもあり、「フランケンシュタイン」のような感じもしますね。
スプライス-4
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督は「CUBE」も単に怖がらせるだけの映画ではなく、人間性を深く見つめたテーマを秘めていましたし、“なくなれ!!”と言ったら、自分の周りの世界がドンドン消え失せていく不思議な映画「NOTHING/ナッシング」(2003年)でも、人の存在は何をよりどころにしてるのか?!といった哲学的な意味が含まれていたと思います。なので、この「スプライス」もB級ホラー的な外見の作品に見えて、実は崇高なテーマをはらんでいるような気がします。
スプライス-5
クライヴを演じているエイドリアン・ブロディ(↓)は、「戦場のピアニスト」(2002年)や、「ダージリン急行」(2007年)といった名作映画で素晴らしい演技と存在感を発揮する名優である一方、「ヴィレッジ」(2004年)や、「ジャケット」(2005年)、また、ココなどで紹介したダリオ・アルジェント監督のシリアル・キラー映画「ジャッロ」(2009年)など、ジャンル映画に出なければ気がすまない変わった人ですね。
エルザは「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004年)のサラ・ポーリー(↓)ですが、彼女も本来は、「あなたになら言える秘密のこと」(2005年)などのまっとうな演技派女優であり、監督をつとめた「アウェイ・フロム・ハー/君を想う」(2007年)では、年老いた夫婦の愛を見つめ、感動作を作り上げていました。そんな、ちゃんとした名作映画のキャリアも持つ本格派のふたりが主演という辺りもまた、この「スプライス」は見かけ通りの映画ではない可能性を示している雰囲気です。
スプライス-6
オタクのギレルモ・デル・トロ監督が製作総指揮で参加していることから、クリーチャーは愛を持って描かれ、美しく凶暴なキメラのドレンは感情移入できる、哀れの涙を誘うキャラクターなのかもしれません。様々な意味で太鼓判を押せそうな、この「スプライス」は北米では今秋9月頃に限定公開の予定です。
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