スピルバーグ監督が長年、暖め続けた悲願の伝記映画「リンカーン」の製作中止が決定!!

スピルバーグ-リンカーン
山での暮らし疲れておとぎのお城引っ越したスティーヴン・スピルバーグ監督ですが、山の神の怒りは治まらず許してもらえないようです…
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先週の水曜日(11日)にココで、スピルバーグ監督が長年、悲願としている第16代アメリカ合衆国大統領リンカーンの伝記映画について、その脚本を執筆しているピューリッツァー賞受賞の劇作家トニー・クシュナーがハーバード大学で行われた同大統領がテーマの政治研究フォーラムで、来週つまり今週のうちに映画製作にGOサインが出るか?!、どうかの山場を迎える…といった発言があったことを報告しました。
その続報なのですが、残念ながら結論から言えば、映画製作は却下され、見送られることになりました。
スピルバーグ監督のドリーム・プロジェクト「リンカーン」の映画製作中止をレポートしたのは、経済メディア The Big Money のキム・マスタース記者です。
キム記者によれば、アメリカでは昨日となる18日の水曜日に信頼できる情報筋から、「リンカーン」の製作が、その製作主体となるパラマウント映画から認められなかったことを確認したとのことです。
スティーヴン・スピルバーグ監督と、彼の映画製作会社ドリームワークスがディズニーと業務提携したことは、先週の火曜日(10日)にお伝えしましたが、以前から企画されていた映画「リンカーン」は、ドリームワークスが昨2008年秋まで傘下に所属(厳密には同名別会社で、現在のドリームワークスは新たに作られた会社)していたパラマウント映画において開発・準備されたプロジェクトであることから、映画「リンカーン」に関する権利などはパラマウント映画が保有しており、そのパラマウント映画が「リンカーン」は有益なプロジェクトではないと判断を下した訳です。
この「リンカーン」の映画化は、過去の2年ほど前にもすでに一度、パラマウント映画は却下をしており、スピルバーグ監督はその結果を受け、今回は製作費を5,000万ドルにまで切り詰め、再度かけあった訳ですが、それでもパラマウント映画はうんと言わなかったようです。
キム記者の考えでは、パラマウント映画は同じ歴史ものという括りで、スピルバーグ監督が1997年に製作し、製作費3,600万ドルに対して全米興行で4,422万ドルしか売り上げることができず、海外マーケットに売ることもできなかった失敗作「アミスタッド」と「リンカーン」を同列に並べ比較しているようだ…とのことですが、この一節には映画サイトのジャーナリストらはパラマウント映画は間違っていると異を唱えています。どちらも奴隷解放というテーマを内包している点においては同じですが、「リンカーン」の主人公は歴代大統領として不動の人気№1を誇るアメリカ国民の英雄であり、昨今のオバマ大統領誕生による大統領主導で国家を再建しようという国内機運にも乗じた良い企画だと判断されて然るべきだという見方です。
それでも「リンカーン」はパラマウント映画で再び却下をされてしまった訳ですが、その判断を下したのは、スピルバーグ監督と常に対立し、ドリームワークスがパラマウント映画を離脱する原因となった犬猿の仲の人間関係を作ったパラマウント映画の重役ブラッド・グレイ氏だと、 The Big Money のキム・マスタース記者は伝えています…。
さらにキム記者によれば、すでにパラマウント映画と袂を別ってしまったスピルバーグ監督が今後も「リンカーン」の企画に携わっていくにあたっては、パラマウント映画は、ドリームワークスが傘下で製作した2本の映画、ピーター・ジャクソン監督作品「ザ・ラブリー・ボーンズ」(The Lovely Bones)とエディ・マーフィ主演の「サウザンド・ワーズ」(A Thousand Words)の買取りを条件に上げているそうで、財政的に困窮し、ユニバーサル映画との業務提携を見送り、より良い条件を提示したディズニーに走ったドリームワークスに、そのような余裕はないことから、もしかすると将来的には「リンカーン」はスピルバーグ監督の手から完全に離れてしまうのかもしれません…。
が、一方で、一筋の光が差すニュースもあり、ディズニー情報の専門サイトとして世界№1の JimHillMedia が伝えたところによれば、ディズニーは、 カリフォルニアの本家ディズニーランドにあるアトラクション「ウォルト・ディズニー・ストーリー」内で展示されているリンカーン大統領のロボットが演説する声を、映画「リンカーン」に主演する予定のリーアム・ニーソンを起用し、新たに吹きかえるプランを持っているそうです。
こうしたことから、ディズニーがスピルバーグ監督の映画「リンカーン」に強い関心を示し、成功の可能性を見出している節が窺えるので、行く行くディズニーがパラマウント映画から「リンカーン」プロジェクトを買い取ってしまい、自社のものとしてスピルバーグ監督に作らせるといった展開も期待できるのかもしれません。
リンカーン大統領の生誕200周年を祝う今年2009年に、リンカーンの映画を披露したいと願っていたスピルバーグ監督の夢は、ひとまずついえさってしまったようですが、脚本を書いたトニー・クシュナーは、スピルバーグ監督は映画「リンカーン」を絶対にあきらめない、今回がダメでも、何度でもトライする、できるまでトライし続ける、だから、「リンカーン」の映画は必ず完成する…と、前述のハーバード大学で語っていました。トニー・クシュナーの言葉を信じましょう。
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