台湾の名匠アン・リー監督が1人の少年と4匹の動物の不思議な漂流記「パイの物語」を映画化という日本人には少し微妙な展開…!!

パイの物語
現代のエド・ウッドことM・ナイト・シャマラン監督が執筆した脚本を、こんなんじゃあもう便所でケツを拭く紙にも使えないよとばかりに、「ラスト・コーション」(2007年)の名匠アン・リー監督が破り捨てイチから新たに有名な小説パイの物語の映画化に取り組むことになりました…。 → 


アン・リー-パイの物語
20世紀FOX傘下のFOX2000が製作する「パイの物語」は、カナダの作家ヤン・マーテルが2001年に出版し、ブッカー賞を受賞するなどした名作文学で、邦訳本を出版する竹書房によれば…、
1977年7月2日。インドのマドラスからカナダのモントリオールへと出航した日本の貨物船ツシマ丸は太平洋上で嵐に巻き込まれ、あえなく沈没した。たった一艘しかない救命ボートに乗り助かったのは、動物たちをつれカナダへ移住する途中だったインドの動物園経営者の息子パイ・パテル16歳。ほかには後足を骨折したシマウマ、オラウータン、ハイエナ、そしてこの世で最も美しく危険な獣ベンガルトラのリチャード・パーカーが一緒だった。広大な海洋にぽつりと浮かぶ命の舟。残されたのはわずかな非常食と水。こうして1人と4頭の凄絶なサバイバル漂流が始まった…。生き残るのは誰か?そして待つ衝撃のラストシーン!!文学史上類を見ない出色の冒険小説。
…とのことですが、問題はその衝撃のラストシーンで、実は本当のストーリーはあらすじ通りの物語ではなかったことが結末で明かされます。
そのドンデン返しがM・ナイト・シャマラン向きだろうとのことで、本人の希望もあり、当初、この「パイの物語」の映画化は現代のエド・ウッドに託されましたが、自分がストーリーを消化しきれなかったことを、あいつはまた例によって、この原作ではオチにひねりが足りないねとか気どったカン違いの言い訳を述べ、原作者のせいにしてプロジェクトを降りてしまいました。
その後、大傑作の近未来SF映画「トゥモロー・ワールド」(2006年)のアルフォンソ・キュアロン監督や、「アメリ」(2001年)ではなく、「デリカテッセン」(1991年)の監督として起用(オチのヒント)されたジャン=ピエール・ジュネらの間をたらいまわしにされた挙句、「パイの物語」はアン・リー監督にたどり着いたのですが…。
アン・リー監督がこのプロジェクトを引き受けた背景には、あらすじの通り、日本の船を物語の発端とする「パイの物語」に、西欧人の視点からの“ノアの箱舟”的な解釈ではなく、前作の「ラスト・コーション」と同様の反日色のテーマを投影できると踏んだからではないか?!といった想像が容易に働き、日本人としては少し不安がよぎります。M・ナイト・シャマランのシナリオがアホらしくて使えないのは当たり前ですが、台湾人としてアン・リー監督がどのように「パイの物語」をアダプテーションしていくのか?!、その結果次第ではスキャンダラスなものとなり、日本では完成した映画を大々的には宣伝・公開できないかもしれません…。
いずれにしろ、日本人キャストの必要性は大いにあるはずなので、アン・リー版「パイの物語」の脚本が完成し、プロジェクトが実際に進展を見せれば、日本人俳優のハリウッド映画進出の足がかりにはなりそうです。
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