息子のマドックス君を連れて、ニューヨーク・ヤンキースVSシアトル・マリナーズの試合を観戦し、イチローのヒッティングに拍手喝采?!のブラッド・ピットですが、自分でもメジャーリーグの野球チームをマネジメントしてみようと考えているそうです!! →
…というのは、もちろん、映画の中のお話で、「オーシャンズ」シリーズでコンビを組んできたスティーブン・ソダーバーグ監督(↓写真)と、2003年にノンフィクション作家のマイケル・ルイスが出版した「マネー・ボール/奇跡のチームをつくった男」の映画化を検討しているそうです。
その「マネー・ボール/奇跡のチームをつくった男」の内容とは、邦訳本を出版しているランダムハウス講談社の紹介によれば…
勝つためには一流の選手を集める、そのためには資金が必要、というのが、球界の常識。その常識をくつがえしたのが1997年に35歳でオークランド・アスレチックスのGMに就任したビリー・ビーンである。彼は「無名の実力派」を「格安」で手に入れて、4年連続でプレーオフに進出するという、みごとな勝ちっぷりをみせた。「この貧乏メジャーリーグチームがいったいどのようにして目覚しい実績を勝ち取ったのか?」ドラフトやトレードでの絶妙なかけひき、まったく新しいデータ活用法と戦術、さらにこの本には、アスレチックスという新天地でみちがえるように才能を開花させる選手たちの様子がくわしく描かれている。メジャー・リーグで奇跡を起こした熱血GMとはいかなる人物なのか?そして格安の年俸ながら優勝する実力をもった選手たちとは?球団経営という知られざるビジネスの全貌と、魅力的な登場人物がおりなす感動的な人間ドラマが融合した一冊。野球ファンだけでなく、ビジネスマンからも圧倒的賞賛を送られた全米ベストセラー!
…との買って読みたくなる興味深い内容で、ブラッド・ピットは当然、ビリー・ビーンを演じると思うのですが、作品により映画のスタイルを変幻自在にコントロールできる器用な才人、スティーブン・ソダーバーグ監督がどういった切り口から映画にしようと思うのか?!は、ちょっと予測はつかないですね。
この「マネー・ボール/奇跡のチームをつくった男」のプロジェクトが、もし本当に映画化されることになるのなら、製作スタジオはソニー・ピクチャーズです。
キューバ革命の闘士チェ・ゲバラの生涯を描いた2部作「チェ」が日本公開中のスティーヴン・ソダーバーグ監督は、予定していた絶世の美女クレオパトラが主人公の3-D映画のミュージカル大作「クレオ」をひとまず後回しにして、この「マネー・ボール」を先に作るつもりだそうですが、「クレオ」は必要とされる莫大な製作費に対して、いったい今時、誰がクレオパトラを主人公にした絢爛豪華な歴史絵巻ミュージカルを観たいのか?!といった不評な疑問の声が上がり続けているので、もしかすると、「クレオ」は無くなってしまうのかもしれません?!
この「マネー・ボール/奇跡のチームをつくった男」の撮影予定など、製作情報は一切合切未定。という訳で、先走り報道が多い映画メディアの最高権威 variety が伝えたニュースなので、現時点ではまぁ、そんなウワサもあるのか…?!程度に思っておいて頂き、また具体的な進展があれば、詳しくお伝えします。
UPDATE:「マネー・ボール/奇跡のチームをつくった男」の映画化は、2008年3月に映画サイトの COLLIDER.Com が伝えたのが最初で、脚本を執筆しているのは、「アメリカン・ギャングスター」(2007年)のスティーヴン・ザイリアンです。
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