アメリカでは昨日となる4日(水)に行われたタイム・ワーナー・グループの収支報告会で、CEOのジェフ・ビュークス氏が、2001年のスタート以来、全作大ヒットで高い人気を保ち続け、ついに第6作めまでやってきた「ハリー・ポッター」シリーズをお手本に、「バットマン」や、これから再開する「スーパーマン」もシリーズの長期化を目指したい…などと、う~ん…、「バットマン」も7本めまで作る気なのか?!と、何だか少し無茶な感じもすることを言って、大絶賛していたタイム・ワーナー・グループの稼ぎ頭「ハリー・ポッター」シリーズの最新作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の初公開のポスターをご覧ください!!
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「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は7月17日(土)日米同時公開なので、早く観られてうれしいッ!!と思ってしまいますが、実はもっと早く観られる国がありました!!という訳で、日本やアメリカよりも2日も早く15日(水)に封切られるイタリアで、さすがに早いぶんだけあってか?!、ご覧のポスターが各国に先がけ初公開されました!!
上 ↑ のハリー・ポッターことダニエル・ラドクリフの超アップのポスターでは、メガネのレンズにマイケル・ガンボンが演じるダンブルドア校長の姿が反射し、写りこんでいますが、これはこの最新作でハリーとダンブルドアが密接な関係を持ち、ダンブルドアが物語の中心的な人物となる映画のプロットを実にうまく表現しています。
なので、下 ↓ のキャラクター・ポスターも、ハーマイオニーにロンといったハリーの相棒たちを差し置いて、いきなりダンブルドア校長が登場の訳ですね。
これらのポスターが全体的にかなり暗いトーンで、シリアスなイメージから、シリーズの展開がクライマックスに近づき、最新作ではヴォルデモート卿との闘いもヒートアップで内容が激しさを増している感がありますが、そんな予想に反し、日本の映倫にあたるアメリカのMPAAが決める映画の視聴制限のレイティング審査で、この「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は、シリーズの前2作(「炎のゴブレット」、「不死鳥の騎士団」)がそれぞれ“PG-13”だったのに対し、さらにゆるやかな下のランクの“PG”を与えられています…。
つまりは映画の描写が前2作よりも、この最新作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は穏やかで、刺激的な要素が少ないということなのですが、これは前述のようにシリーズがクライマックスに近づいていることを踏まえると、矛盾したレイティングの結果だと言えそうです。よって、子どもとは呼ばれたくない年齢以上の「ハリポタ」ファンは、この映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の内容に少し疑問を持ち始めていますが、とりあえず、お父さんとお母さんは概ね安心して、小さい子どもにもこの映画を観させることができます。
果たして、「ハリポタ」はガキ映画に戻ってしまったのか?!、それとも安易に視覚を刺激するのではなく、ドラマで心に訴えかけようとしているのか?!、ともかく、ダンブルドア校長の運命の展開もふくめ、シリーズも佳境の第6作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が絶対に観逃がせない作品であることだけは間違いありません!!
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