27年ぶり復活の「遊星からの物体X」退治にバトルスター・ギャラクティカが発進!!、南極基地の惨事の前日を描く新作のスタッフが決定!!

遊星からの物体X-1
走るゾンビ映画ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004年)や、近未来SF映画傑作トゥモロー・ワールド」(2006年)などのギークなジャンル映画プロデューサーとして知られるマーク・エイブラハムが、ジョン・カーペンター監督のSFホラー遊星からの物体X」(1982年)を新たな切り口で復活させるというニュースを、昨2008年9月ココでお届けしました。そのマーク・エイブラハムの企画に、オリジナルの「遊星からの物体X」を製作したユニバーサル映画がGOサインを出し、脚本家と監督も決定され、ついに「新・遊星からの物体Xプロジェクトが動き出すことになった…ッ!!という続報です!!→ 


遊星からの物体X-2
ジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」は、名匠ハワード・ホークス監督の古典SFホラー「遊星よりの物体X」(1951年)をリメイクしたもので、太古の地球に飛来し、南極の氷の中で10万年間も眠っていたエイリアンが偶然、発掘されたことで目を覚まし、アメリカの観測基地を襲った…ッ!!というお話でした。
プロデューサーのマーク・エイブラハムが企画した「新・遊星からの物体X」は、ジョン・カーペンター監督の作品では描かれなかった、最初にエイリアンを発掘したノルウェーの観測隊の惨事を主に描くもので、このノルウェー隊は、オリジナル映画の冒頭で、すでに全滅した状態として登場していました。なので、「新・遊星からの物体X」はリメイクではなく、プリクエール(前日譚)として、オリジナル映画で語られなかった秘密を暴く作品であり、マーク・エイブラハムはずっと曖昧に描かれてきたエイリアンの正体も、あいつらがどこから?、なぜ?、地球にやって来たのか?!、物語の一連の謎を新作では明らかにする…と構想を説明していました。
で、そんな種明かしを託されたシナリオ・ライターは…、と、ここでやっと訳のわからない“バトルスター・ギャラクティカ発進!!”という見出しの意味がわかるのですが…、人気SFドラマ「ギャラクティカ」のプロデューサー兼脚本家のロナルド・D・ムーアです。このロナルド・D・ムーアの起用というのは、「ギャラクティカ」シリーズをご覧の方は、ふむふむ…と思われたかもしれません。
なぜなら、同ドラマに登場する敵の機械生命体サイロンはロボットではなく人間の姿をした“人型サイロン”を人類の中に送り込み、人間同士を疑心暗鬼に落とし入れていたからです。その設定はまさに「遊星からの物体X」のエイリアンが襲って殺した人間の姿に擬態し、観測基地の隊員らの間に紛れ込んでパニックを引き起こした…ッ!!というのとよく似ていますよね。なるほど、だからロナルド・D・ムーアが連れて来られたのかッ!!と、少し納得できたでしょうか。
さて、肝心な監督ですが、オランダ出身のCMディレクター兼ビジュアル・アーティストのマティス・ヴァン・ヘイニンゲン(Matthijs van Heijningen…読み方は間違ってるかも?)が抜擢されました。マティス・ヴァン・ヘイニンゲンて?!、何やねん?!、その名前は?!といった感じの聞き慣れない人ですが、記憶力のいい愛読者の方は、マティス・ヴァン・ヘイニンゲン監督のCMを、昨2008年6月にココでたくさん観させられたのを覚えているかもしれません。
その時にマティス・ヴァン・ヘイニンゲン監督を紹介したのは、ダークヒーロー映画の最終兵器「ウォッチメン」が3月に公開になるザック・スナイダー監督が原案とプロデューサーをつとめるゾンビ映画「アーミー・オブ・ザ・デッド」の監督に抜擢された人としてでした。冒頭のマーク・エイブラハム製作のゾンビ映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」の監督はザック・スナイダーでしたから、ここで3者がリンクしましたね。
しかし、ザック・スナイダー監督が最新作「ウォッチメン」でアレコレ問題を抱えたせいか?!、ゾンビ映画「アーミー・オブ・ザ・デッド」の企画は前進していないようで、マティス・ヴァン・ヘイニンゲン監督は先行の企画が詰まったまま、「新・遊星からの物体X」の監督もまかされ、同時に2本の映画の企画開発を進行させなければならなくりました。
「アーミー・オブ・ザ・デッド」も、「新・遊星からの物体X」も、具体的な製作の日程などはまだ決まっておらず、どちらが先になるのか?!、まるでわからないのですが、「アーミー・オブ・ザ・デッド」はワーナー・ブラザース作品であり、それぞれの映画会社が違うため、進展によっては、マティス・ヴァン・ヘイニンゲン監督はどちらの映画を撮るか?!、二者択一の選択を迫られるのかもしれません。
う~ん、ザック・スナイダー監督はすでに「ドーン・オブ・ザ・デッド」でゾンビ映画を作っているので、ここはひとつ、ザック・スナイダー監督に「新・遊星からの物体X」を担当してもらい、マティス・ヴァン・ヘイニンゲン監督には「アーミー・オブ・ザ・デッド」に専念してもらって、2本ともサッサと完成させるという訳にはいかないのでしょうか?!、マーク・エイブラハムさん!!、と、そんな訳で、また、それぞれ楽しみな両方の企画について、新たな動きがあれば、お知らせしますね!!
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