おとついの火曜日(27日)にココで伝えた、ヴェネチア国際映画祭グランプリ作品「ザ・レスラー」の演技で、来月2月22日(日本23日)の第81回アカデミー賞では最優秀主演男優賞確実と言われているミッキー・ロークがWWEのプロレスに電撃参戦するというニュースですが、リングに上がるまでもなく、ミッキー・ローク側が試合をキャンセルし、サッサと四角いリングから退散してしまいました…ッ!! →
4月5日にテキサスで行なわれる予定のWWEのレッスルマニア25で、プロレス・デビューを飾るはずだったミッキー・ロークは、上 ↑ の動画のように、昨夜(アメリカ現地27日)のCNNのラリー・キング・ライブに出演し、対戦相手のクリス・ジェリコ選手と軽い言葉の前哨戦を交わすなどしていましたが、今日(28日の夕方)になり、ミッキー・ロークの代理人のパブリシストが、ハリウッドの噂メディアのサイト Defamer.Com を通じて、ミッキー・ロークはプロレスには参戦しないとオフィシャルにアナウンスメントしました。
ミッキー・ロークの代理人のパブリシストによれば、“ミッキー・ロークはWWEから大変、名誉ある申し出を頂きましたが、レッスルマニアのリングには上がらず、全キャリアを俳優業1本に精進するつもりです”とのことで、プロレス出場は完全に否定された格好です。
最初にこのニュースを伝えた時にも書きましたが、ミッキー・ロークは過去にもプロ・ボクシングに参戦し、そうしたことがキッカケで80年代に築いたスターダムの座から転げ落ちてしまいました。
そんな格闘技でつまずいたミッキー・ロークが自分を二重写しにしたような「ザ・レスラー」という格闘技の人間ドラマでハリウッドの第1線に復活できたのは、言わば運命的な因縁の幸運ですが、そのミッキー・ロークが52歳にもなって、また再びプロ格闘技のリングにノコノコ上がり、同じ失敗をくり返すのか…と、世間の“ミッキー・ローク、プロレス参戦”への見方はかなり冷ややかなものでした。そうしたことから確実と言われていたミッキー・ロークのアカデミー賞主演男優賞受賞の気運も一気にトーンが下がり、俳優業をおろそかにするミッキー・ロークになんてオスカーをやるなッ!!といった空気が広がってしまったことで、恐らく今日の午前中などにミッキー・ロークのエージェントらが説得し、プロレス参戦を思い止まらせた…ものと思われます。
プロレスの映画で注目された俳優が本当のプロレスに出るのも茶番なら、こうしてまた突然、キャンセルしてファンを振り回すのも茶番でしょう…。
ミッキー・ロークの手の中で十中八九、納得されていたはずのオスカーさんですが、やっぱり自分とほぼ同じ80年の人生を老人から赤ん坊への逆転で生きたベンジャミン・バトン氏の方が気になってきたかもしれません…。
ブラッド・ピットはチャンス到来ですね!!、但し、ブラピも男の夢は俳優よりも土建屋!!みたいな訳のわからないことを言ってましたが…。
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