「ヘルボーイⅡ:ゴールデン・アーミー」が日本公開中のギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとる21世紀最初の紛れもない超巨大映画プロジェクト「ホビット」は、2011年から翌2012年にかけての公開予定ですが、もう映画雑誌の表紙を飾ってしまいました…ッ!! →
…と言っても、「ホビット」の撮影は来年2010年初頭からスタートという、およそ約1年も先なので、映画の写真などがある訳もなく、ご覧のようにイギリスの映画マガジン「エンパイア」最新号の表紙を飾ったのは「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズから拝借してきたゴラム(アンディ・サーキス)でした!!
それにしても「ホビット」は2部作の前編が再来年2011年末か、あるいは2012年公開だと言うのに、そんな先の映画が表紙になって“特集”とは、いかに「ホビット」が期待され、注目されているか、その度合いの大きさがわかります。
この「ホビット」に関しては、先ごろまで行なわれていたサンダンス映画祭に参加した「LOST」のチャーリーこと、元ホビットのメリーを「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで演じていたドミニク・モナハンが、自分たち“旅の仲間”も再び「ホビット」に出ることになるだろう…とか語っていましたが、J・R・R・トールキンの原作小説「ホビットの冒険」(1937年出版)に“旅の仲間”の出番はそもそもなく、第一、脚本が完成していない以上、キャスティングが始まるわけもないので、有名人がわんさかいる映画祭での目立とう発言と判断して、お伝えしませんでした。
その代わり、「エンパイア」はキチンとギレルモ・デル・トロ監督や、製作総指揮のピーター・ジャクソン(「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ監督)らにインタビューをし、超巨大映画プロジェクト「ホビット」はどういう映画に完成するのか?!、その全貌を先取り徹底検証取材!!といったようなので、こちらの方でまた何か、おもしろい新情報が出てくれば、お知らせします。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのプリクエール(前日譚)「ホビット」は、MGMとニュー・ライン・シネマ(=ワーナー・ブラザース)が共同製作し、前後編あわせての製作費が約500億円超と見積もられた、撮影だけに1年以上を要する壮大な作品です。今のところ、出演がほぼ決まっているのは、上 ↑ のゴラムさんと、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで魔法使いガンダルフのイアン・マッケラン、そして、ヘルボーイことロン・パールマンぐらいです。
クリーチャー・デザインの監修などを「ヘルボーイ」の原作コミックの作者マイク・ミニョーラがつとめることになっています。「ホビット」の中身を想像するには「ヘルボーイ」シリーズを観ておいた方がよいかもしれませんね。
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