「ウォッチメン」裁判の決着が着き、世界中で予定通りに封切られることになった「ウォッチメン」を製作・配給のワーナー・ブラザースが、アメリカでリリースするポスターの打ち止めとなる最終決定版を公開しました!!
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仲間のヒーローの謀殺事件から、巨大な陰謀が明るみに出るコミック映画の大作「ウォッチメン」の映画化をめぐる原告20世紀FOXと被告ワーナー・ブラザースの権利裁判は、20世紀FOX側が相応の示談金?と興行の歩合を受け取るボロ儲けで勝ちのような体裁で和解が成立しましたが、2社の真の闘いはむしろ、これからかもしれません。なぜなら、「バットマン/ダークナイト」(必見リバイバル上映中)のようなゴマカシようのない歴史的大ヒット作は別として、映画会社は様々な名目の経費を上乗せし、どんな大ヒット映画も最終的な収支会計は帳簿上では赤字に見せかけようとするからです…。
20世紀FOXは和解合意に基づき、「ウォッチメン」の興行収益から約8.5%という高い割合の歩合を貰えるはずですが、ワーナー・ブラザースが「ウォッチメン」はコケちゃったよぉ~、ゴメンねぇ!!と赤字の帳簿を出してきたなら、そんな取り決めには、おもしろいほど意味がありません。
ワーナー・ブラザースはいかなる手段を使っても大ヒット間違いなしの「ウォッチメン」を赤字にするでしょうし、20世紀FOXは、そうさせてなるものかッ!!と「ウォッチメン」の会計をガラス張りにしようと何か努力するのでしょう。
と言っても、この「ウォッチメン」の製作費は推定で約1億2~3,000万ドルで、そこにこうしたポスターなどの宣伝のマーケティング経費を上乗せすれば、優に2億ドルはラクラク超えていく超大作です。例え、映画館で爆発的な大々ヒットになっても、それだけでは「ウォッチメン」はおいそれと黒字にはなりそうにないですね…。
それでも多分、20世紀FOXが目を光らせて観客の数を数えるに違いないダークヒーロー映画の決定版「ウォッチメン」はポスターに書いてる通り、3月6日から全米公開。日本ではワーナー・ブラザースではなく、共同製作のパラマウント映画の作品として、3月28日(土)から全国ロードショーです。前売り券を買われると、下 ↓ のようなむぎゅがオマケでついていくるそうです。
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