ハリウッド映画界最大のイベントであるアカデミー賞の第81回めの各賞のノミネート作品と候補者が、主催の映画芸術科学アカデミーから発表されました!!、ブラッド・ピット主演のデヴィッド・フィンチャー監督作品「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」が予想通り、最多の13部門に選ばれ、旋風を巻き起こす一方、期待された「バットマン/ダークナイト」はヒース・レジャーが助演男優賞候補に選ばれたものの、主な賞でノミネートされず、ファンをガッカリさせています…。また、ヴェネチア国際映画祭グランプリの「ザ・レスラー」も作品賞候補から外されてしまいました…。そんな訳で今年もまた受賞式は少し盛り上がりに欠けそうな予感もしますが、ひとまず、各賞のノミネート・リストをご覧下さい!!、みなさんの予想と比べて、いかがだったでしょうか?!
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作品賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「フロスト/ニクソン」
「ミルク」
「スラムドッグ$ミリオネア」
「朗読者」
★「バットマン/ダークナイト」が入ってないなんてインチキだーッ!!、ま、ヒーロー映画が相手にされないのはわかってましたけど…。
監督賞
ダニー・ボイル(スラムドッグ$ミリオネア)
デヴィッド・フィンチャー(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
ガス・ヴァン・サント(「ミルク」)
スティーヴン・ダルドリー(「朗読者」)
ロン・ハワード(「フロスト/ニクソン」)
★やっぱり、クリストファー・ノーラン監督(「バットマン/ダークナイト」)が入ってないなんてインチキだーッ!!、たぶん儲けすぎて嫌われたかな…?!
主演男優賞
ミッキー・ローク(「ザ・レスラー」)
ブラッド・ピット(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
フランク・ランジェラ(「フロスト/ニクソン」)
ショーン・ペン(「ミルク」)
リチャード・ジェンキンス(「ザ・ビジター」)
★クリント・イーストウッド(「グラン・トリノ」)が主演俳優引退なのに選ばれなかった…ッ!!
主演女優賞
ケイト・ウィンスレット(「朗読者」)
メリル・ストリープ(「ダウト」)
アン・ハサウェイ(「レイチェル・ゲッティング・マリッド」)
アンジェリーナ・ジョリー(「チェンジリング」)
メリッサ・レオ(「フローズン・リバー」)
★アカデミー会員は主演女優賞総なめのサリー・ホーキンス(「ハッピー・ゴー・ラッキー」)よりも、演技過剰で失笑評価の“身内”アンジェリーナ・ジョリーを選んでしまった…。
助演男優賞
ヒース・レジャー(「バットマン/ダークナイト」)
ロバート・ダウニー・Jr(「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
ジョシュ・ブローリン(「ミルク」)
マイケル・シャノン(「レボリューショナリー・ロード」)
フィリップ・シーモア・ホフマン(「ダウト」)
★受賞式で、もし、ヒース・レジャー以外の人が選ばれたら、その人は貰いにくいだろうな…。
助演女優賞
タラジ・P・ヘンソン(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
ペネロペ・クルス(「ヴィッキー、クリスティーナ、バルセロナ」)
ヴィオラ・デイヴィス(「ダウト」)
マリサ・トメイ(「ザ・レスラー」)
エイミー・アダムス(「ダウト」)
★ゴールデングローブ賞で主演女優賞と助演女優賞を独り占めしたケイト・ウィンスレットのオスカーも独占の野望は断たれたッ!!
脚本賞
ダスティン・ランス・ブラック(「ミルク」)
アンドリュー・スタントン、ピート・ドクター(「WALL・E / ウォーリー」)
マイク・リー(「ハッピー・ゴー・ラッキー」)
コートニー・ハント(「フローズン・リバー」)
マーティン・マクドゥナガ(「イン・ブリュージュ」)
★ロバート・D・シーゲル(「ザ・レスラー」)は落選…。
脚色賞
サイモン・ビューフォイ(「スラムドッグ$ミリオネア」)
エリック・ロス(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
ピーター・モーガン(「フロスト/ニクソン」)
ジョン・パトリック・シャンリィ(「ダウト」)
デヴィッド・ヘア(「朗読者」)
★ジャスティン・へイス(「レボリューショナリー・ロード」)はダメでした…。
撮影賞
アンソニー・ドッド・マントル(「スラムドッグ$ミリオネア」)
クラウディオ・ミランダ(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
クリス・メンジェス、ロジャー・ディーキンス(「朗読者」)
ウォリー・フィスター(「バットマン/ダークナイト」)
トム・スターン(「チェンジリング」)
★ロジャー・ディーキンス(「レボリューショナリー・ロード」)のダブル・ノミネートはならず!!、「朗読者」に絞られてしまった!!
視覚効果賞
「バットマン/ダークナイト」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「アイアンマン」
美術賞
「バットマン/ダークナイト」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ある公爵夫人の生涯」
「レボリューショナリー・ロード」
「チェンジリング」
編集賞
「バットマン/ダークナイト」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「フロスト/ニクソン」
「ミルク」
「スラムドッグ$ミリオネア」
★「007/慰めの報酬」が欲しがっていたけど無視された。
録音賞
「バットマン/ダークナイト」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「スラムドッグ$ミリオネア」
「ウォンテッド」
「WALL・E / ウォーリー」
★ここでも「007/慰めの報酬」はダメ…。
音響編集賞
「バットマン/ダークナイト」
「スラムドッグ$ミリオネア」
「アイアンマン」
「WALL・E / ウォーリー」
「ウォンテッド」
★録音賞にはノミネートの「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」が、こっちは外されてしまった…。
メイクアップ賞
「バットマン/ダークナイト」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ヘルボーイⅡ:ゴールデンアーミー」
★「ヘルボーイⅡ」で頼んます!!
衣装デザイン賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「レボリューショナリー・ロード」
「ある公爵夫人の生涯」
「ミルク」
「オーストラリア」
★ジョーカーはベスト・ドレッサーだと思ったんだけど…。
長編アニメ賞
「WALL・E / ウォーリー」
「カンフー・パンダ」
「ボルト」
★作品賞狙いだった「WALL・E / ウォーリー」としては、今さら、こんな賞は要らないのでは…?!、アニメも普通に“映画”として評価した方がいいと思う。
歌曲賞
「Jai Ho」(「スラムドッグ$ミリオネア」)
「O Saya」(「スラムドッグ$ミリオネア」)
「ダウン・トゥ・アース」(「WALL・E / ウォーリー」)
★ブルース・スプリングスティーン(「ザ・レスラー」)で決定済みのはずが…。
作曲賞
A・R・ラーマン(「スラムドッグ$ミリオネア」)
アレクサンドレ・デスプラット(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
トーマス・ニューマン(「WALL・E / ウォーリー」)
ジェームス・ニュートン・ハワード(「ディファイアンス」)
ダニー・エルフマン(「ミルク」)
★「バットマン/ダークナイト」を選ばないなら、別にノミネート資格の問題をウンヌンしなくてもよかった…。
長編ドキュメンタリー映画賞
「マン・オン・ワイヤー」(Man on Wire)
「トラブル・ザ・ウォーター」(Trouble the Water)
「グラス」(Glass: A Portrait of Philip in Twelve Parts)
「ザ・ガーデン」(The Garden)
「ザ・ベトレイヤル」(The Betrayal ※Nerakhoon)
★2008年の映画全部ひっくるめた中で、№1映画にもあげられている「マン・オン・ワイヤー」で決まりでしょうね。
外国語映画賞
「ワルツ・ウィズ・バシール」(イスラエル)
「ザ・クラス」(フランス)
「おくり人」(日本)
「Revanche」(オーストリア)
「The Baader Meinhof Complex」(ドイツ)
※スウェーデンがヴァンパイア映画史上の最高傑作で、2008年の№1映画にもアチコチで選ばれている「レット・ザ・ライト・ワン・イン」を出していれば、間違いなく余裕で外国語映画賞を獲れたのに…と言うのが下馬評。この部門は毎年そうだけど、選出過程で候補の作品が限られるから、やってること自体に意味がない。日本の映画が入った…!!とか、まるでよろこべない。
短編映画賞
「Auf der Strecke (On the Line)」
「Manon on the Asphalt」
「New Boy」
「The Pig」
「Spielzeugland (Toyland)」
短編アニメ賞
「La Maison en Petits Cubes」
「Lavatory – Lovestory」
「Oktapodi」
「Presto」
「This Way Up」
短編ドキュメンタリー映画賞
「The Conscience of Nhem En」
「The Final Inch」
「Smile Pinki」
「The Witness – From the Balcony of Room 306」
アカデミー賞の受賞式は1ヶ月後の現地2月22日(日本では23日月曜日ですね)に、おなじみのハリウッドのコダック・シアターで行なわれます。
司会はウルヴァリンこと、ヒュー・ジャックマンです。栄光のオスカー像を手にするのは誰なのか?!、お楽しみにッ!!で、肝心のオスカー像はただ今、トロフィーの専門メーカーとして有名なR.S.オーウェンズ&カンパニーが製作中です!!、スターの人生を左右する運命のオスカー像を、こんな ↓ オッチャン、オバチャンたちが手作りしてたんですね!!、オバチャンは服の柄がふろしきみたいで、大阪のオバチャン?ぽいイメージです!!
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