1月16日~1月18日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!

全米映画ボックスオフィスBEST10
*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル成績 の順です。
第1位ポール・ブラート-モール・コップ    第2位グラン・トリノ    第3位マイ・ブラッディ・バレンタイン 3-D    第4位ノートリアス     第5位
ホテル・フォー・ドッグス
第1位ポール・ブラート/モール・コップ
   $33,800,000-(3,144館)-$33,800,000
第2位グラン・トリノ」(GW公開予定)
   $22,235,000-(2,972館)-$73,232,000
第3位マイ・ブラッディ・バレンタイン 3-D
   $21,900,000-(2,534館)-$21,900,000
第4位ノトーリアス
   $21,500,000-(1,638館)-$21,500,000
第5位ホテル・フォー・ドッグス
   $17,707,000-(3,271館)-$17,707,000
第6位ブライド・ウォーズ     第7位アンボーン     第8位ディファイアンス     第9位マーリー-世界一おバカな犬が教えてくれたこと     第10位
スラムドッグ・ミリオネア
第6位ブライド・ウォーズ
   $11,750,000-(3,228館)-$37,577,000
第7位アンボーン
   $9,849,000-(2,359館)-$33,088,000
第8位ディファイアンス」(2月14日公開)
   $9,206,000-(1,789館)-$9,547,000
第9位マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(4月公開)
   $6,325,000-(2,952館)-$132,734,000
第10位スラムドッグ$ミリオネア」(4月公開)
   $5,900,000-(582館)-$42,737,000
各映画の解説はこちらです。→ 


日本では先週の月曜日が成人の日でお休みでしたが、アメリカは今週の月曜日(19日)が“I have a dream”=“私には夢がある”と語ったことで有名な公民権運動マーティン・ルーサー・キング・Jr牧師を称えるマーティン・ルーサー・キング・デーの祝日。という訳で、映画興行は封切りの金曜日から土・日・月(祝)と4日連続で観客動員を期待できる新年最初の稼ぎ時のチャンスを迎えました。
ポール・ブラート-モール・コップ…で、そんなマーティン・ルーサー・キング・ホリディで首位を獲得したのは、キング牧師の偉大な夢とは大違いに、警察官になる夢さえも叶えられないデブがショッピング・モールの警備員になって活躍?するファミリー向けコメディ映画「ポール・ブラート/モール・コップ」でした!!
主演のポール・ブラートことケヴィン・ジェームズは、「チャックとラリー /おかしな偽装結婚!?」(2007年)で、アダム・サンドラーと偽のゲイのカップルとして結婚していた人です。日本ではほとんど無名な彼の主演作が初登場第1位とは意外な感じもしますが、ケヴィン・ジェームズはアメリカではテレビのシットコム「ザ・キング・オブ・クイーンズ」(1998年~2007年)で大人気を博したコメディアンです。なので、その勢いを借り、映画も大ヒットとなる訳ですね。また、この「ポール・ブラート/モール・コップ」はプロデューサーを“夫のチャック”ことアダム・サンドラーがつとめていることも話題となり、主に若年層の観客の支持を集めて大ヒットとなっています。
しかしながら、内容の方は、正義感だけでなく体重も人の倍ほどあるおかげで、憧れの警察官の採用試験に合格できないドジでデブなポール・ブラートが、とりあえず制服だけは警察官っぽい警備員に就職し、ショッピングモールで勤務していたところ、ギャング団がモールを占拠し、思いがけずホンモノの警察のような活躍のチャンスがめぐって来た…っ!!といったもので、要は「ダイ・ハード」(1988年)のベタなパロディです。実際に観れば、それなりにオモシロイのでしょうが、あまり映画ファンからは関心を持たれていません。よって、「チャックとラリー/おかしな偽装結婚!?」と同様に、全米大ヒット№1映画ながら日本ではDVDスルーとなってしまいそうな感じですね。しかし、その「チャックとラリー」では、ケヴィン・ジェームズはその立派な体格から頼りになる消防士さんでしたが、この最新作では、ただのデブ…というのはキャラクターのギャップが大きいでは…?!
監督は、エディ・マーフィの「ドクター・ドリトル2」(2001年)や、マーティン・ローレンスの「リバウンド」(2003年)など、黒人コメディアンの映画で知られる白人の監督スティーヴ・カーです。これまでの監督作では興行成績が最高でも第2位どまりだったスティーヴ・カー監督ですが、主演のコメディアンを白人に変えてみたところ、黒人のキング牧師を称える週末で初めてトップを獲れた!!というのは何だか皮肉な結果ですが、とりあえず自己最高のオープニング成績を記録することはできました。本作の製作費は2,600万ドルなので、元手は余裕で回収できそうです。
ポール・ブラート/モール・コップ」 予告編
http://www.movieweb.com/v/V08JZoHsFMBjtm
第2位は先週、公開5週めにして拡大興行で全米デビューを果し、見事に第1位を奪ったクリント・イーストウッドの主演俳優引退作と言われている「グラン・トリノ」。先々週末、一気に2,724館もスクリーンを拡大した本作ですが、先週末もさらに164館も上映館数を増やしたお陰で、売り上げの下げ幅を約24%に抑え、他の新作を凌いで第2位に着ける好調をキープしました。この勢いでいけば大台の1億ドルを越え、クリント・イーストウッドはスターとして有終の美を飾れるだけでなく、監督としても自己最高額の興行成績をマークできそうです。
マイ・ブラッディ・バレンタイン-3D第3位は、バレンタインには早すぎないか?!とツッコまれている、2月14日のバレンタイン・デーをテーマにしたホラー映画「マイ・ブラッディ・バレンタイン 3-D」が初登場です。今年のバレンタイン・デーは土曜日なので、本来はまさにバレンタイン・デーに合わせて封切られてもよかったはずの本作ですが、そうしなかったのは、14日が土曜日ということは、その前日の13日は金曜日な訳で…、つまり、リメイク版の新作「13日の金曜日」の公開とバッティングし、ホラー映画対決で食われることを避けて逃げたからですね。それで連休のマーティン・ルーサー・キング・ホリディに賭けた訳ですが、逃げるが勝ちとばかりに、低予算ホラーとしては上出来な第3位で発進することができました。
本作は1981年のカナダのホラー映画「血のバレンタイン」をリメイクしたもので、ハッピーなはずのバレンタイン・デーに発生した鉱山の採掘現場の事故で生き埋めになり、そこから生還した作業員が、事故の原因を作った軽薄な同僚らに残酷な復讐を果し、“この町では2度とバレンタイン・デーを祝うな…っ!!”と、呪いをかけたにも関わらず、年月が過ぎ去り、過去の不幸を忘れた町の人たちはバレンタイン・デーを祝ってしまった…ッ!!という内容です。
リメイクにあたり、ひたすら3-Dであることだけを売り物に宣伝されてきた本作は、それ以外に特に目新しい見どころもなさそうなことから、ありがちな低予算ホラー映画の1本と思われていましたが、映画の格付けサイト Rottentomatoes.Com で、「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」と同じ73%の高い支持率を集めていることから、えッ、もしかして、この映画、おもしろいのッ?!と、バカにしてチェックを怠っていた映画ファンらを戸惑わせ、途端に観る気を起こさせています。
監督は、マスター・オブ・ホラーのウェス・クレイヴン監督の下で編集マンをつとめ、同監督がプロデュースした「ドラキュリア」シリーズで映画監督に転向したパトリック・ルシエです。主演はテレビドラマ「スーパーナチュラル」のジェンセン・アクレスで、ヒロインに「シン・シティ」(2005年)のジェイミー・キング(写真)が出演しています。
このヘナチョコそうなリメイク・ホラーの一体どこが?、「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」に匹敵するぐらい価値があるのか?!、いずれ日本公開時にご確認いただきたいと思いますが、とりあえず、いかにも3-D映画らしいシラジラしい演出が観られる動画を1本、ご覧下さい。本作の予告編とポスターはコチラです。
マイ・ブラッディ・バレンタイン 3-Dつるはしが飛んでくるーッ!!
http://www.movieweb.com/v/V09A48xADGMRSW
ノートリアス1997年にわずか24歳で銃弾に倒れ、帰らぬ人となった人気ラッパー、ノトーリアス・B.I.G.(“ビッグ”ではなく“ビー・アイ・ジー”と読んでください)の短い生涯を描いた伝記映画「ノトーリアス」が第4位に初登場!!
1972年に生まれたノトーリアス・B.I.G.ことクリストファー・ウォレスは、幼い頃に父が蒸発し、教師の母親に養われるものの、ブルックリンのスラムで育ったことから、お決まりの黒人少年の転落人生として12歳の頃から麻薬の密売人などとして犯罪に手を染め、ストリート・ギャングとなるが、天性のラップの才能に目覚め、ヒップホップMCとして1994年に本格デビューし、成功を収めた人です。しかし、ミュージシャンとしての華々しい活動は前述のようにわずか3年で、彼の人生と共に儚く終わってしまい、そうしたことから伝説的な存在として、現在も人気を集め、こうして伝記映画まで作られました。
ノトーリアス・B.I.G.の死については、先に銃撃され死亡した、やはりMCの2パックとの関連性が指摘され、東海岸と西海岸のヒップホップ業界の抗争に巻き込まれたものではないか?などと言われていますが、どちらの暗殺事件もその全容は解明されていません…。
なお、ふたりの暗殺事件をテーマにしたドキュメンタリー映画「ビギー&トゥパック」(2002年)も製作されているので、興味のある方はそちらもご覧下さい。
ノトーリアス・B.I.G.を演じているのは、その巨体を買われ起用されたラッパーのジャマール・ウーラードで、本作で俳優デビューを果たしています。息子を失うお母さんは「TINA/ティナ」(1993年)でティナ・ターナーだったアンジェラ・バセットです。監督は「ソウル・フード」(1997年)や、「ザ・ダイバー」(2000年)などのジョージ・ティルマン・Jr
ちなみに本作が封切りの金曜日(16日)の夜9時頃に、主演のジャマール・ウーラードがノースカロライナのグリーンズボロにあるシネコン、グランド18シアターで、自らのデビュー作を惚れ惚れと自惚れながら鑑賞していたら、映画館のロビーで銃撃事件が発生し、上映はたちまち中止され、観客全員が避難する大騒ぎとなる事件が起きています。グリーンズボロの地元警察は銃撃事件と映画の内容や、ノトーリアス・B.I.G.の暗殺事件、また主演のジャマール・ウーラードがその場にいたことは直接の関係はなさそうだと見ていますが、大事をとって地域一帯での本作の上映は無期限に中止されてしまいました…。
アメリカでは先日も「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」に感激し、熱心に観ていた観客の男性が、注意したにも関わらず上映中の会話をやめなかった親子の父親に発砲し、逃げることなく映画をひとりで観続けた…という異常な事件が起きています。こうした事件が続くと、そのうちアメリカの映画館は入場の際に、飛行機に乗るようなボディチェックが義務づけられてしまうのかもしれません。日本の映画館ではあり得ない事情です…。
ノトーリアス」 予告編
http://www.movieweb.com/v/V08J23begimCDL
ホテル・フォー・ドッグス第5位に初登場は、人気のイヌ映画のジャンルに、スピルバーグ監督のドリームワークスも参入したキッズ・ムービー「ホテル・フォー・ドッグス」です。
HEROES/ヒーローズ」や、「バットマン/ダークナイト」(2008年)などの悪役として活躍しているエリック・ロバーツの娘と紹介するとかわいくないので、遠まわしにジュリア・ロバーツの姪っ子と言われることの方が多いエマ・ロバーツ(「美少女探偵ナンシー・ドリュー」)が主演の本作は、里親にペットを禁止された孤児の姉弟が廃業したホテルで野良犬を飼い始め、イヌの数を段々と増やしてしまったことから大騒ぎになる…というストーリーです。ロイス・ダンカンの児童小説が原作となっています。
里親を演じているのは「ロミーとミッシェルの場合」(1997年)が何度も観ても笑えるリサ・クドロー。また、以前は自分もホテルで難民を匿っていたドン・チードルが、その経験に基づき、姉弟に理解を示す大人として登場しています。しかし、映画賞シーズンで公けの場にスターが顔を出すのも多いこの時期、どうしても最新作が引き合いに出されることから、「クラッシュ」の…や、「オーシャンズ」シリーズの…ではなく、「ホテル・フォー・ドッグス」の…と名優ドン・チードルが紹介されるのはいかがなものか…?と良心的な映画ファンは眉をひそめていますが、ま、本人が選んで、ガキ映画に出たのですから仕方がありません…。監督は新人のソアー・フロイデンタールという人です。本作の予告編とポスターはコチラですが、下 ↓ にもユニークな発明が登場のおもしろい場面をあげておきます。
ホテル・フォー・ドッグス」 全自動エサやり機でディナーも楽チン!!
http://www.movieweb.com/v/V09A149gjmnDLM
先週初登場で第2位だったケイト・ハドソンアン・ハサウェイの花嫁同士がお互いの結婚を妨害しようとする美女の醜い内面を描いたコメディ映画「ブライド・ウォーズ」が、新作に乗っかられて、あえなく第6位に急降下…。先週から約44%の売り上げを落としてしまい、上映館数の多さで第6位に着けてはいるものの、1館あたりでは約3,640ドルしか稼いでおらず、実質的には第9位あたりの崖っぷちと言える状態です。来週もベスト10圏内のランキングを維持できるか?は微妙な気配で、観客が美女コンビに興味を失うのは予想以上に早かったようです…。
第7位の「アンボーン」も先週の初登場第3位から、ひとつ上の「ブライド・ウォーズ」とペアで転落した格好ですが、こちらは約50%強の売り上げ半減で、まさにホラー映画の2週めの方程式通りにチャートを下った感じです。
主演のオデット・ユーストマンは、昨2008年のこの時機(18日)に公開された謎のモンスター映画「クローバーフィールド」で、マーティン・ルーサー・キング・ホリディの歴代第1位となるオープニング成績4,000万ドルの興行新記録を樹立しましたが、今年はその記録とどっこいどっこいの数字がオープニング成績ならぬ最終成績となってしまうかもしれません…。
ディファイアンス昨年末の大晦日にたった2館で封切られたダニエル・クレイグ主演のホロコースト・ムービー「ディファイアンス」が、1,787館追加の拡大公開となり、売り上げを第35位だった先週から約1万3,400%増という計算違いの冗談のような大幅アップで、いきなり第8位でランキングに登場しました!!
本作は、ダニエル・クレイグ、リーヴ・シュレイバージェイミー・ベルビエルスキ兄弟が第二次大戦中、森の中に秘密の村を建設し、ナチスに迫害されたユダヤ人の同胞1,200人を匿い、その命を救った勇敢な感動の実話ですが、ジョージ・マッケイ(「ピーター・パン」2003年)が演じている4番めの末の弟アロンは現在、誘拐や詐欺の罪でフロリダの刑務所に入っており、この「ディファイアンス」の美談を台無しにしています。監督は「ラスト・サムライ」(2003年)のエドワード・ズウィックです。ティム・バートン監督の最新作「不思議の国のアリス」(2010年全米公開予定)の主人公アリスに大抜擢されたハリウッド期待の逸材、ミア・ワシコウスカが出演してるのが見逃せないポイントです。
ところで、ダニエル・クレイグは最近のインタビューで、自らのキャリアを振り返り、思い出すだけで顔から火がでるような恥かしい映画に昔は出ていた…として、そうした過去の作品をできることなら抹殺したいと述べましたが、ダニエル・クレイグが抹殺したい映画とは何か?について、ファンの間で臆測が盛り上がっています。「トゥームレイダー」(2001年)じゃないか?!といった声が多いようですが、皆さんはダニエル・クレイグが消去すべき映画は何だと思いますか?!、そんな過去を後悔しているダニエル・クレイグの慰めとなる007最新作「慰めの報酬」は、いよいよ今週末24日(土)から日本公開です!!、と話が横道にそれましたが、この「ディファイアンス」の製作費は約5,000万ドルです。その製作費回収に向けての本格的な観客動員はこれから…といったところですね。「ディファイアンス」の予告編はコチラです。
第9位は、イヌ映画の感動作「マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」が先週の第4位から坂道を転げ落ちてしまいました…。
昨年末クリスマスの25日公開から絶好調だった本作ですが、公開4週めで、新たなイヌ映画「ホテル・フォー・ドッグス」が登場したこともあり、526館のスクリーンを失い、約44%の売り上げダウンとなってしまっています。イヌ映画史上第2位の「101」(1996年)の記録1億3618万ドルには手がかかりそうですが、歴代トップの「スクービー・ドゥー」(2002年)の1億5,329万ドルに噛みつくことは少し無理な様子となってきました…。“世界一おバカ”から“世界一稼ぐ犬”への称号の変更は叶わず、おバカのままで終わりそうです…。また、「スクービー・ドゥー」や、「101」は続篇でも稼げましたが、「マーリー」はそうもいかない終わり方なので、製作者らにとっては痛いところです。
第10位に、少ない公開館数から、さらに19館が減ってしまったにも関わらず、ゴールデングローブ賞の主要部門を独占したことで話題をさらったダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」が受賞効果で売り上げを56%もアップさせ、またまたBEST10ランキングに返り咲きました!!、すでに公開10週めとなる息の長い本作の製作費はたったの1,500万ドルです。ココにDVJのアディクティヴTVがリミックスした本作の絶対に観た方がいい素晴らしい予告編?があるので、まだ観てない方は必ずご覧下さい。
チャンディー・チョーク・トゥ・チャイナ最後にBEST10圏外の注目作ですが、第26位にハリウッドのメジャースタジオの中の真のメジャー、ワーナー・ブラザースが製作したボリウッド映画「チャンディー・チョーク・トゥ・チャイナ(Chandni Chowk to China)」(チャンディー・チョーク、中国へ行く)が130館で公開され、65万1,000ドルのオープニング成績をあげています。
タイトルの中国に行く“チャンディー・チョーク”とは人の名前ではなく、デリーにある露天商が立ち並ぶ庶民的な市場の繁華街のことで、本作はアクシャイ・クマール演じる、そのチャンディー・チョークで野菜を売る、しがない主人公が中国の古代英雄の生まれ変わりにカン違いされ、悪人どもに苦しめられる村を救いに中国へ向うことに…というお話です。
ボリウッド映画+香港映画といったミュージカルあり、カンフーありといったバラエティな展開はとてもオモシロそうなのですが、ボリウッド映画の常として本作も上映時間が2時間34分と内容に見合わぬ長さなのが辛いところですね。
主演の1969年生まれのアクシャイ・クマールはタイのバンコクでコックをしながら、マーシャル・アーツを身につけ、インドのムンバイに戻ってから、マーシャル・アーツの学校を開いていましたが、弟子のひとりがカメラマンで“先生、カッコいいからモデルになってよ”と頼まれ、ギャラに釣られて引き受けたのがキッカケで芸能界入りしたという人です。本格的なマーシャル・アーツができるのが見込まれて、90年代の初めにボリウッド映画界に彗星のごとく現われたアクション・スターだそうで、この世界的に公開されるワーナー・ブラザース作品が成功すれば、国際スターへ飛躍のチャンスもあるのかもしれません。
監督はニキル・アドヴァーニーというインドの人で、この「チャンディー・チョーク・トゥ・チャイナ」が日本で5月30日(土)公開予定なのにあわせ、過去の恋愛映画「Kal Ho Naa Ho」(英語の題名は“Tomorrow May Never Come”=“明日はもう来ないかも”)も日本で封切られる予定があるようです。
スピルバーグ監督のドリームワークスも資本的に言えば、今や“インドの映画会社”ですし、隆盛著しいインド映画界のボリウッドとハリウッドが手を組んだ新時代の記念すべき作品が、この「チャンディー・チョーク・トゥ・チャイナ」ということになりそうです。
チャンディー・チョーク・トゥ・チャイナ」 予告編
http://www.movieweb.com/v/V08L28emoxzIJS
今週末は、長らくオクラ入りになっていたブレンダン・フレイザー主演のファンタジー映画「インクハート」や、ヴァンパイアと狼男ライカンの抗争を描いたシリーズ最新作「アンダーワールド3/ライズ・オブ・ライカンズ」が封切りになるほか、あの「バットマン/ダークナイト」がいよいよ帰ってきます!!、さらに「フロスト/ニクソン」、「ザ・レスラー」といった賞レースで常連の名作がそれぞれ拡大公開されるのに加え、今週第10位の「スラムドッグ$ミリオネア」も全米にスクリーンを拡げる予定です。そんな順位の入れ替わりがまるで予想がつかない来週のランキングは要注目ですよ!!
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。

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