「T28」という題名なので、てっきり「ターミネーター」シリーズ第28弾のことかと思いきや、“T”は“Tetsujin”のイニシャルで、あの「鉄人28号」のことでした!!、「鉄人28号」は、「バビル2世」や、「三国志」など多くの名作を遺した偉大な漫画家、横山光輝先生が1950年代に発表した漫画が原作。60年代の白黒アニメが現在もレトロ人気があるほか、新作のアニメや、実写映画(2005年・監督は傑作「非・バランス」の冨樫森)などでも復活していますし、舞台版の上演も今日(10日)から東京でスタートしています。主人公の金田正太郎少年が操縦する鉄人28号は巨大ロボットの元祖と言われ、日本の漫画・アニメ界が世界に誇るキャラクターですが、それをまた香港のあの連中が自分たちのものにしようとしています…!! →
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香港のあの連中とは、アニメ製作プロダクション、イマジ・エンタテインメントのこと。イマジはそもそもは、亀のニンジャが活躍する「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」で知られる会社でしたが、最近では、タツノコプロの「科学忍者隊ガッチャマン」(ココ参照)や、手塚治虫先生の「鉄腕アトム」など、日本アニメの古典的代表作をCGでリメイクしている奴らと紹介した方がわかりやすいでしょう。
そんなイマジが次にリメイクしようとしている日本製アニメが「鉄人28号」であって、上 ↑ は、その“ハリウッド版CGアニメ”として生まれ変わった「T28」です。
イマジの日本アニメのリメイクは、そのままCGで作り直す…ということではなく、イマジ流の現代的な味つけとして、キャラクター・デザインやストーリー、設定などが微妙に…、また、あるいは大胆に変えられていってしまいます。
そのため「ガッチャマン」も、「鉄腕アトム」も、オリジナルのファンは、けしてイマジのリメイクを歓迎していないと思いますが、この「鉄人28号」=「T28」はいかがでしょう?!、成功しそうな感じがしているでしょうか?!
しかし、こんなゲームっぽいCGアニメの「鉄人28号」なんてイヤだッ!!という方もご安心ください。現在のところ、「T28」が長編のCGアニメ映画になる予定はありません。
このハリウッド版「鉄人28号」=「T28」のプロモーション・アニメは、まさにプロモーションとしてイマジが独自に自主製作したものであって、イマジはこのプロモ・アニメの出来栄えを持って、「鉄人28号」の映画化に関する権利の保有者(社)を説得したり、製作費を出資してくれるパートナー・カンパニーや、配給会社を探そうとしています。
さて、イマジの思惑は実を結ぶのか?!、皆さんはこの「鉄人28号」を“ハリウッド版CGアニメ”としてリメイクする「T28」プロジェクトの前進を望みますか?!、それとも、ココの「鉄腕アトム」=「アストロボーイ」のようになるのがオチだから止めておいたら…と思いますか?!、考えてみてください!!
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