テキサス州のオースティンにお住まいの29歳のインディーズのフィルム・メーカー、ブラック・マジック・ローラーコースターさんが作った、あのB級アクション・スターが子ども時代に背負った不幸な宿命を描いた、たった30秒のショートショート・フィルムです。キレのきいたアイディアで、見事にJCVDのキャラをとらえています!! →
真っ暗な画面に突然、車の衝突する音…ッ!!、画面がフェードインすると、そこには白煙の中、交通事故を起こしてしまったらしいドライバーの女性がハンドルに頭を突っ伏していた…。女性の変わり果てた姿に、助手席に同乗してた男の子は、幼いながら唇を噛みしめ、涙をこらえる強さを見せる…。死を覚悟した女性は息も絶え絶えの中、男の子に向かって「愛してるわ…ジャン=クロード…」と自らの最期の想いを伝えようと…。そんな彼女に、その子どもジャン=クロードは、どうせなら愛するひとをいっそ苦しませず、自分の腕で…と、「おばあちゃん、ぼくも愛してるよ…」と、自らの手でおばあさんを逝かせてやるのだった…ッ!!
なんと悲しく、そしてハードボイルドなヤング・ジャン=クロード・ヴァン・ダムなんでしょう!!、JCVDがあまり笑わない男になったのは、こうした過去の出来事を背負っていたからなんですね!!、しかし、ブラック・マジック・ローラーコースターさんは、いいところを突いています!!、ボクはこんなくだらないバカなショートフィルムを一生懸命に作れる彼のような人が大好きですが、「愛してるわ…ジャン=クロード…」の「ジャン=クロード」を、「セガール」に変えても、そのまま通用しそうです…!!
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