注目の「ウォッチメン」裁判が来週月曜日にスピード結審!!、当事者のプロデューサーが映画化の裏事情を明かした手紙を公開した!!

ウォッチメン-1
日本円にして100億円以上が優に費やされた大作映画超話題作公開目前に、そのフィルムが廃棄されるかもしれないことで、ハリウッド映画史に残る重大事件と目されているのに、日本ではまるで騒がれていないウォッチメン裁判が、急転直下来週月曜日(現地12日=日本では火曜日)にも答えが下されることになりそうで、そのニュース新聞で読んだコメディアン(↑)も驚いているようです!! → 


「ウォッチメン」裁判とは、ワーナー・ブラザースが主体(共同製作としてパラマウントとレジェンダリーの2社が出資)となり製作したダークヒーロー映画の超大作「ウォッチメン」の映画化権の一部(オプション)を、20世紀FOXが保有していることから、両社の間で勃発した同映画の権利をめぐる争いのことです。
このハリウッドを揺るがし続けている「ウォッチメン」裁判については、昨2008年の夏に訴訟が受理されて依頼、このブログでは随時、進展をお伝えしてきました。
おとついの7日には、昨年末にワーナー・ブラザースと20世紀FOXの両社の弁護士が、AP通信の取材に対し、和解することなく徹底抗戦で臨む=「ウォッチメン」の映画は公開見送りが決定的という状況をココでお伝えしました。が、その7日の翌8日(アメリカ現地7日)に、ロサンゼルス・タイムズがあらためて本件を取材し、報じたところによれば、両社が態度を軟化させ、映画「ウォッチメン」をワーナー・ブラザースが予定している3月に公開(アメリカ6日、日本は28日、フランスは4日)するか、どうか?については、裁判官のゲアリー・アレン・フィースに、その是非の判断を一任することで、互いに合意に達したとのことです。
よって、今月20日に予定の第1回の裁判で、その答えが出されることになったのですが、「ウォッチメン」がオクラ入りの公開中止となった場合、ワーナー・ブラザースは対応に追われることから、日取りをくり上げ、来週12日(月)に結論を出してほしいと裁判所に申し出て、フィース裁判官がそれを了承した為、前述のように、急転直下、来週早々にも「ウォッチメン」の運命が決まることになった訳です。
(結論を出すのが12日なのか?、結論を出す“日”を決めるのが12日なのか?の解釈が少し微妙…。フィース裁判官は当初20日に和解合意で一発で裁判を終わらせたかったのだから、12日に結論を出さないと前倒しの意味があまりない…)
「ウォッチメン」の映画化権は、現在は存在しないラルゴ・インターナショナルを経由して、20世紀FOXから転売を受けたプロデューサーのローレンス・ゴードンが所有しており、ワーナー・ブラザースは、そのローレンス・ゴードンの権利を基に映画「ウォッチメン」を製作しました。しかし、転売にあたり、20世紀FOXが先に記したようなオプションの権利=「ウォッチメン」の映画は20世紀FOXが製作しないと宣言した場合にのみ他社での映画化が可能となる…などといった細かい条件を複数、付け加えていたため、今回の裁判のような、ややこしい問題に発展してしまっています。
そうした件について、ローレンス・ゴードンのパートナーとして、映画「ウォッチメン」を共に企画開発し、プロデュースを手がけてきたロイド・レヴィン(ふたりは「トゥームレイダー」シリーズや、「ヘルボーイ」シリーズといった、オタクな映画のプロデューサーとして知られる人たち)が、エンタメ情報の HITFIX.Com の取材に応じ、この裁判の当事者としては初めて、公けに自らの見解を記した手紙を公開し、物議を呼んでいます。
ロイド・レヴィンの手紙は長いので、ちょっとカンタンには全文を訳せないのですが、注目となる点は、2005年の段階で、彼らが「ウォッチメン」の脚本を完成し、映画化についての企画書などをまとめたものを、20世紀FOXとワーナー・ブラザースの両方に提出したことを明かしている点です。
ロイド・レヴィンは、その時の脚本について、20世紀FOXの重役は“理解に苦しむ内容だ…、うちはパスする”といったe-メールを返答してきたのに対し、ワーナー・ブラザースも、あまり内容を理解できていないようだったが、映画化について話し合ってみてもいいのではないか、質問させてほしいことがある…といった前向きな姿勢を示し、ミーティングの日取りを段取りしてくれた経緯を語っています。
このロイド・レヴィンの手紙の内容が本当だった場合、20世紀FOXは同社がオプションで定めた権利を、2005年の時点で放棄したことが証明され、ワーナー・ブラザースによる「ウォッチメン」映画化の違法性は消えてしまいます。
ロイド・レヴィンは、過去にも「ウォッチメン」の映画化にトライしたものの、コミック・ヒーローものとしては難解なストーリーであることから、相手にされなかったものを、その2005年以降、ワーナー・ブラザースが経済的かつ、創造的な面においても、企画開発をバックアップしてくれ、最終的には1億ドル以上もの多額の製作費を捻出して、映画を完成させてくれたことに感謝の意を示しています。そして、20世紀FOXに対しては、過去の3年間のいかなる時点でも、「ウォッチメン」の映画製作にストップをかけれたのに、そうせず、今になり「ウォッチメン」の映画はうちのものだ…ッ!!と裁判を起こすのはどういうことだ?!、「ウォッチメン」の映画化には興味がないと言ったじゃないか!!、と言葉を選びつつ非難しています…。
もちろん、被告側のひとりであるロイド・レヴィンの言い分を丸ごとは呑みこめないでしょう。しかし、その手紙の中で、ロイド・レヴィンは、大勢のクリエイター、アーティストが関わり、コミック・ヒーロー映画の新たな領域を目指し、開拓した映画「ウォッチメン」が存在していけない訳はない…といったことを述べており、少なくとも、そうした意見については誰しも共感できると思います。
果して、ゲアリー・アレン・フィース裁判官が、「ウォッチメン」裁判にどのような判決を下すのか?!、大きな注目が集まっています。
ちなみに、フィース裁判官は、「ジャッカス」シリーズのジョニー・ノックスヴィルが主演した「デュークス・オブ・ハザード」(2005年)の著作権をめぐる裁判で、ワーナー・ブラザースに負けを宣告し、同社に大損をさせた人です。それを根に持ち、今回の件もこじれさせた…と言われるワーナー・ブラザースは、また大損をさせられてしまうのでしょうか?!、週明けのフィース裁判官の答えをお楽しみに!!
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