最新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」が日本公開中のゾンビ・マスター、ジョージ・A・ロメロ監督の次回作となる「…・オブ・ザ・デッド」を製作しているボルテージ・ピクチャーズが営業のプロモーション用に作った予告編を公開したので、ご覧下さい!!、ローバジェットな雰囲気が好きな人にはたまらないマイナー・テイストのゾンビ映画です!! →
http://www.movieweb.com/v/V09AlZwHnfvtA2
ゾンビ映画ばかりをたくさん作りすぎたせいで?、題名のネタがつき、ついに開き直って「…」でタイトルをごまかしてると言われそうな、ゾンビ・マスター、ジョージ・A・ロメロ監督の最新作は、北米のとある小さな島が舞台。
その島でゾンビ感染が発生し、近親者がゾンビ化して襲ってくるにも関わらず、情が濃い島民たちは元は家族や友人のゾンビを殺すことができなかった…。そこで彼らはゾンビと共存することを目指したが、当然、ゾンビを抹殺した方がよいという反対意見のグループが現われる。ゾンビをめぐって対立を深めた島民たちは…ッ!!というのが、この最新作の大雑把なあらすじなのですが、本作は最初、「…」ではなく、「アイランド・オブ・ザ・デッド」という、中身をズバリ現した分かりやすいタイトルが仮題としてつけられていました。
そこから“アイランド”をジョージ・A・ロメロ監督が取ってしまったのは、プロットのように本作で初めて、ロメロ監督は生者と死人のゾンビとは共存していけるのか?!という、自身のゾンビ映画の世界にファイナル・アンサーを下すような大命題に挑戦しているからだと思われます。なので、ロメロ監督としてはゾンビ映画の決定版となる本作に、単純な“アイランド”ではなく、もっと深い意味を込めた言葉のタイトルをつけたいのでは?!と思います。人とゾンビは共存できるのか?!、ロメロ監督が出す答えと共に、どのような題名がつけられるのか?!、すごく気になる本作は海外で2010年公開の予定。
来月2月4日で69歳になるジョージ・A・ロメロ監督は、ゾンビ映画を通じて批判し続けてきた祖国アメリカを捨て、カナダに帰化し、カナダ映画として、この「…・オブ・ザ・デッド」を作っている訳なのですが、もしかして、これを引退作品にしようとか思ったりしてるんでしょうか…?!、究極のテーマに踏み込んだだけに、そんな感じがします…。
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