映画サイト JOBLO.Com のデイヴ・デイヴィスの第1報に基づいて、先月2008年12月25日のクリスマスにココでお伝えした、サンドラ・ブロックがシルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リーらと最新作のアクション映画「エクスペンダブルス」で共演することになりそうだ…というニュースについて、同映画を製作するヌーイメージ/ミレニアムの広報が「ファンの希望がニュースになっただけで、実際に出演を依頼したなどの事実も予定もない」との否定コメントを発表しました。 →
とまぁ、そんな訳なんですが、男祭りの映画「エクスペンダブルス」にサンドラ・ブロックが出ないからと言って、あまり残念な人もいないかな…?と思いますが、スタローンとサンドラ・ブロックが名コンビぶりを発揮した「デモリションマン」(1993年)の再現を期待してた人には少し残念ですね。
しかし、あらためて製作費の都合を考えると、主演作が作られるAランクの女優サンドラ・ブロックに高い出演料を払うよりかは、もっとアクション場面にお金をかけたり、スタローンたちが対決できる悪役のアクション男優にお金をかける方が、「エクスペンダブルス」という映画にとってはベターなはず。なので、ま、サンドラ・ブロックに出演を依頼しないと言うのは当然かな?!という感じもします。同映画では何役か女優のポジションも用意されていますが、今や熟女のサンドラ・ブロックではなく、野朗向け映画の方程式に則って、若くてエロく、ギャラの安い新人のオネーちゃんなんかが起用されるんでしょうね。
では、その熟女のサンドラ・ブロックは何をしてるのか?!という訳で、ついでに彼女の最新作のラブコメ「ザ・プロポーザル」(The Proposal)を紹介しておきます。
http://www.traileraddict.com/emd/7694
この「ザ・プロポーザル」は、題名を日本風に言えば、「ザ・プロポーズ」という訳で、結婚にまつわるウエディング・コメディです。
サンドラ・ブロック演じるマーガレットは一流出版社に勤めるやり手で傲慢な女編集者。そんな男どもを押しのけ出世街道を驀進する彼女に突然、ビザの問題がふりかかり、カナダ出身の彼女は強制帰国で退職しなければならないハメに…。困ったマーガレットは逃げを打つため、上司の前でとっさに、いつもイジメてこき使ってるダメな部下アンドリューと結婚し、アメリカ国籍になるから問題ないと嘘をついてしまいます。そして、怖いボスのマーガレットににらまれ、クビにされたくないアンドリューは偽装結婚のパートナーを引き受け、ふたりはアンドリューのアラスカの実家に報告に行くことに…。
という内容なのですが、これがもし男女が逆の立場なら、まるで笑えないセクハラのパワーハラスメントです!!、そう考えると、よくこんな映画作ったなぁ…と呆れてしまうのですが、サンドラ・ブロックとしては今や熟女で、少し押しの強い雰囲気の自分にふさわしい役を得た感じと言えそうですね。
サンドラ・ブロックに無理矢理に結婚させられるM男君の部下アンドリューを演じているのは、サンドラ・ブロックにとっては「デモリションマン」の強敵だったウェズリー・スナイプスと「ブレイド3」(2004年)で共闘していたライアン・レイノルズです。ちなみにライアン・レイノルズの本当の嫁さんはスカーレット・ヨハンソンです。やっぱり、ちょっと女の方が気は強そうな感じですね。
監督は、キャサリン・ハイグルの「幸せになるための27のドレス」(2008年)をヒットさせた、本職は振付師のアン・フレッチャーです。「幸せになるための27のドレス」にも出演したマリン・アッカーマンが引き続き、この「ザ・プロポーザル」でも起用されています。マリン・アッカーマンは「ウォッチメン」で女ヒーローのシルクスペクター2世を演じ、大注目の女優ですが、「ウォッチメン」公開のメドは昨年末に消えています…。
サンドラ・ブロックの最新ラブコメ「ザ・プロポーザル」はディズニーのサマームービーとして、6月12日全米公開の予定。こんな“田舎の素朴な人たちや暮らしにふれた都会のキャリア・ウーマンが人生の価値に目覚める…”といったラストが見え見えの予定調和のラブコメよりは、「エクスペンダブルス」に出た方がサンドラ・ブロックは得だと思いますが…。
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