1月2日~1月4日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!

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*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル成績 の順です。
第1位マーリー-世界一おバカな犬が教えてくれたこと    第2位ベッドタイム・ストーリーズ    第3位ベンジャミン・バトン-数奇な人生    第4位ワルキューレ     第5位
イエスマン
第1位マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」(4月公開)
   $24,050,000-(3,505館)-$106,510,000
第2位ベッドタイム・ストーリー」(3月公開)
   $20,317,000-(3,684館)-$85,351,000
第3位ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(2月7日公開)
   $18,400,000-(2,988館)-$79,011,000
第4位ワルキューレ」(2009年3月20日公開)
   $14,042,000-(2,778館)-$60,692,000
第5位イエスマン “YES”は人生のパスワード」(3月公開)
   $13,850,000-(3,434館)-$79,413,000
第6位セブン・パウンズ    第7位ねずみの騎士デスペローの物語    第8位ダウト-DOUBT    第9位地球が静止する日     第10位
スラムドッグ・ミリオネア
第6位7つの贈り物」(2月21日公開)
   $10,000,000-(2,758館)-$60,038,000
第7位ねずみの騎士デスペローの物語
   $7,020,000-(3,091館)-$43,742,000
第8位ダウトDOUBT / 疑いをめぐる寓話
   $5,031,000-(1,287館)-$18,730,000
第9位地球が静止する日」(公開中)
   $4,850,000-(2,337館)-$74,299,000
第10位スラムドッグ$ミリオネア」(4月公開)
   $4,770,000-(612館)-$28,779,000
各映画の解説はこちらです。 → 


あらためまして、明けまして、おめでとうございます。
本日からお仕事という方も多いと思いますが、このブログもぼちぼち、またペースを上げていきたいと思うので、本年もよろしく、お願いします。
さて、2009年最初の全米映画ボックスオフィスBEST10ですが、一見しておわかりのように、先週=2008年ラストのクリスマス興行の順位からランキングがほとんど変動していません。また全米拡大公開の新作もありませんでした。
なので、ペースをあげると言いつつ、今週はカンタンな解説となってしまいます。
2009年最初に全米映画興行を制したスターは、ブラッド・ピットでも、トム・クルーズでも、ウィル・スミスでもなく、犬のマーリーでした!!
やっぱり、どんな名優も動物には勝てない…ッ!!という感じですが、この「マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと」は、先週の初公開から2週連続の首位で、早くも大台の1億ドルを突破という、まさに大ヒットとなっています。
本作の勢いは、他の映画と比べて動物映画は強いなぁ…どころではなく、“犬映画”として、たった2週の興行で過去の作品をごぼう抜きの歴代第3位に着けており、昨2008年秋に大ヒットになったディズニーの「ビバリーヒルズ・チワワ」(犬映画史上歴代第5位、9,311万ドル)をも軽くしのいでしまいました。
現在、犬映画として歴代第1位の王座に着いているのは、2002年の犬の探偵映画「スクービー・ドゥー」=1億5,329万ドルですが、「マーリー」の最終的な興行予測は約1億5~6,000万ドル強の辺りが見込まれているので、最終的に「マーリー」が犬映画として史上最大ヒット作になるのは、ほぼ確実だと考えられています。
監督のデヴィッド・フランケルとしても前作の「プラダを着た悪魔」(2006年)の記録1億2,474万ドルを更新するのは確実ですし、主演のジェニファー・アニストンは前作のコメディ映画「ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き」(2006年)=1億1,870万ドルに続けて、連続で主演作の1億ドル越えを達成させたことになり、米国内での興行力においては元のダンナ、ブラッド・ピットの現嫁さんアンジェリーナ・ジョリーをも圧倒し、トップ女優の座をまた本作で揺ぎないものとしています。
そのジェニファー・アニストンの夫を演じたオーウェン・ウィルソンにとっても、2005年の「ウェディング・クラッシャーズ」以来の主演作品の大ヒットであって、生きていてよかったですね(2007年に自殺未遂)。
本作の製作・配給は絶不調の20世紀FOXですが、今週のランキングではBEST10中に自社の作品を3本(「地球が静止する日」、「スラムドッグ・ミリオネア」)も入れているので、2009年は幸先のいいスタートが切れたッ!!と言えそうです。
第2位から第7位までのランキングも先週と変わりなく、作品と順位は不動。
第5位のジム・キャリーの「イエスマン」が先週からの売り上げのダウン率が約17%と小さく、人気を保っているのが目立つ程度で、後は軒並み、平均的な20~30%少しの売り上げ縮小となっています。
第3位のブラッド・ピットの「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」は、老人で産まれた赤ん坊が年をとるごとに若返るという奇妙な話を、2時間48分もの長尺で描き、興行的には悲観視されていましたが、“第2の「フォレスト・ガンプ」”という好意的な受け止められ方をされ、2週で約8,000万ドルという思いがけないヒットとなっています。アカデミー賞の行方の予想でも、この「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」が作品賞をはじめ主要な部門を独占するといった見方が強まっているので、そうした受賞効果も期待できることから、莫大な製作費の約1億5,000万ドルは意外に早く回収できるかもしれません。
第4位のトム・クルーズの「ワルキューレ」は、あらためて製作費が公称で7,500万ドルと発表されているのですが、主演にトム・クルーズを配し、ケネス・ブラナーや、テレンス・スタンプといった名優で脇を固めたスケールの大きなブライアン・シンガー監督の戦争スリラーの時代もの作品で、しかも一度、撮影を終了しておきながら、追加で海外ロケまでしているのに、第2位のアダム・サンドラーのコメディ映画「ベッドタイム・ストーリー」=製作費8,000万ドルよりも安く作れた…なんてこと、ちょっと信じられませんよね?!、ジム・キャリーの「イエスマン」でも製作費7,000万ドルですから、トム・クルーズは大ヒットとはならなかった本作の帳尻を合わせるため、見栄を張って、かなり製作費を値切って言っているのでは?!、そもそも「ワルキューレ」は2008年夏のブロックバスター映画として作られていますから、1億ドルぐらいは優に製作費を使っててもおかしくないのですが…。
第6位に“悪趣味変態映画”として気持ち悪がられている「7つの贈り物」をランクインさせているウィル・スミスは“2008年のマネーメイキング・スター”に輝いていますが、「アイ・アム・レジェンド」(2007年)は辛うじて評価されたものの、「ハンコック」も、この「7つの贈り物」もボロカスに酷評されていますし、何の実績もない息子のジェイデンを「ベストキッド」のリメイク映画の主演に据えるなどのモンスター・ペアレントぶりで、興行と本人の評価との二極化が進み、すでにまともな映画ファンからは相手にされなくなってきています…。なので、今年以降も“マネーメイキング・スター”として好調を持続できるのか?、不安な課題を抱えています…。
第10位に、ダニー・ボイル監督の感動映画「スラムドッグ$ミリオネア」が返り咲き!!、BEST10中では、この映画だけが先週から売り上げを約1割増しで収入を拡大しており、新年の“映画初め”にふさわしい作品として、本作を選んだ人が多かった…ということですね。単館の売り上げ高は平均で7,794ドルを示しており、首位の「マーリー」の6,862ドルを超え、BEST10中ではもちろん第1位の成績です。有名なスターの出ていない本作の製作費は約1500万ドルの低予算なので、アメリカでの8週におよぶ興行で製作費の回収はおよそメドが立ったことになり、今後は黒字の累積となる予定です。映画自体も“スラムドッグ”から、“ミリオネア”になれそうでよかったですね!!
ディファイアンス圏外の注目作は、大晦日にたった2館だけで封切られたダニエル・クレイグ主演のホロコースト・ムービー「ディファイアンス」です。本作はこの週末に1館あたりで約6万500ドルを稼ぎ出しており、通常ランキング首位の「マーリー」よりも映画館の座席を約9倍もフル回転させたことになり、2009年最初の実態的№1ヒット作だということになります。
本作は、ナチスに両親を惨殺されたユダヤ系ポーランド人のビエルスキ兄弟が、ホロコーストから同胞のユダヤ人を救うために、森林の中に密かに村を建設し、約1200名もの人たちを匿い、その命を救ったッ!!という勇敢な実話の映画化ですが、映画にできないトンデモないオチがついているので、興味のある方は昨2008年10月にあげたココの記事をお読みください。
監督は「ラスト・サムライ」(2003年)など大河的なストーリーを描くことが得意なエドワード・ズウィック。共演は、リーヴ・シュレイバー(「X-メン/ウルヴァリン」5月全米公開)、ジェイミー・ベル(「ジャンパー」2008年)のほか、「ミスト」(2007年)のスーパーマーケットのレジ係、アレクサ・タヴァロスがヒロインとして出演しています。さらに、ティム・バートン監督の最新作「不思議の国のアリス」の主役アリスに大抜擢された期待の新人ミア・ワシコウスカの演技が本作で初めてスクリーンで観ることができるのも本作の見どころです。
ちなみに3-D映画の「不思議の国のアリス」を3-Dカメラではなく普通の映画カメラで撮影し、仕上げで3-D加工する予定のティム・バートン監督のことを、ジェームズ・キャメロン監督が“愚かだ…”と発言し、物議をかもしました。
…と、話が横道にそれましたが、この「ディファイアンス」は16日(金)から拡大公開の予定なので、いずれBEST10ランキングに入ってくるのは確実のようです。
日本では来月2月14日(土)からバレンタイン公開?!の予定です。
今週末9日(金)は、ケイト・ハドソンVSアン・ハサウェイの親友同士の花嫁が最高の結婚式をあげるため、日取りと会場を奪い合うコメディ「ブライド・ウォーズ」や、歴史的大ヒット作「バットマン/ダークナイト」(2008年)の原作者デヴィッド・ゴイヤーが監督をつとめた、マイケル・ベイ製作総指揮のホラー映画「アンボーン」などが登場!!、ケイト・ハドソンとアン・ハサウェイがふたりがかりでペットを連れたジェニファー・アニストンを首位から引きずり落とすのか?!、女同士の対決が見ものですが、どちらの映画も20世紀FOXの作品なので、FOX的にはどちらが勝っても困りません!!、という訳で次週をお楽しみにッ!!
最後に…、昨年12月初めからパスワードによる閲覧規制や、右クリック禁止などをさせてもらったおかげで、本来は映画に興味のないビジターを激減することができたのと、何らかのシステム上のトラブルからパスワードを入力してもログインできない読者の方がおられるので、以前の通常公開の形に戻していきます。
ただし、また個別の記事により、追記を閲覧規制することもあり得るので、パスワード保有の愛読者の皆様はそのままパスワードをお持ちください。
パスワードの入力がめんどくさいので、あまりそうしたくはありませんが…。
そんな訳で今年もこのブログが皆さまの映画鑑賞のお役に立てればと願います。
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。

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