ケヴィン・ベーコンがポスト911映画のトリをつとめる、遺体とのふれあいの旅を描いた感動作「テイキング・チャンス」の予告編!!

ケヴィン・ベーコン-テイキング・チャンス
誤った情報」に基づき、「準備が不充分」にも関わらず、戦争を行い「失敗」したと反省?後悔?、それとも不満足?弁を述べたブッシュ大統領過失の責任はなぜ問われないのか?一般人には理解できないことだらけのイラク戦争と、それに至る引き金となった2001年9月11日同時多発テロ事件などを扱った映画を、俗に“911映画”や、“ポスト911映画”などといった風にジャンルづけていますが、それらの作品のテーマと内容は当然重くテロや戦争の悲劇の記憶が生々しいうちは観たくない人も多いことから、興行的には、まず成功していません。そんな訳でブッシュ大統領任期を終え退陣するのと歩調を合わせるように、そうしたテロやイラク戦争の映画も徐々に作られなくなってきています。そんな“ポスト911映画”の、まさにトリをつとめるような作品が、来月2009年1月15日からスタートするサンダンス映画祭上映されることになり、話題を呼んでいるので、その予告編をご覧下さいケヴィン・ベーコン・ムービークラブライブラリーに加わる最新タイトルでもある映画の題名は「テイキング・チャンス」です。 → 


http://www.traileraddict.com/emd/7988
サンダンス映画祭コンペティションに出品され、他の映画と出来を競うことになるケヴィン・ベーコン主演最新作テイキング・チャンス」は、実のところ、映画ではなくアメリカ大手ケーブルテレビHBO2009年2月放送を予定しているテレビムービーのドラマです。
そんなテレビドラマサンダンス映画祭のラインナップに加えたプログラム編成責任者であるジェフリー・ギルモア氏は、「また変わりばえしないイラク戦争の映画か…、もう、そのジャンルに観るべき新しいものはないだろう…と、そう思っているのならあなたは間違っています。この『テイキング・チャンス』はイラク戦争、あるいはまた、米軍に関する映画の中で、疑問の余地なく、最も力強く観落とせない重要な作品です。本作はメロドラマ的お涙ちょうだいを求めたり政治的なことを声高に訴えるのではなく軍のある任務をただ淡々と描き、そのリアリティで観客の胸に迫ります…」と、本作をピックアップした理由を説明しています。
では、ジェフリー氏が言う、ケヴィン・ベーコンが淡々と務める軍の任務とは何なのか?、それはイラク戦争戦死した19歳の青年チャンス・フェルプスの亡骸を家族の元に送り届ける…という仕事です。
このドラマケヴィン・ベーコンが演じている主人公のマイケル・シュトローブル中佐実在の人物で、ストーリーはその2004年友人に宛て綴った自らの1年前(2003年)の体験を回想した長いEメールが原作です。
内容としては、イラクバグダットからアメリカ・デラウェア州にあるドーヴァー空軍基地空輸されてきた遺体を、マイケル中佐が、チャンスの実家のあるワイオミング州のほとんどのアメリカ人も知らない小さな田舎町ドゥーボーイズまで送り届ける旅が描かれる訳ですが、その道中において、多くの一般の無関係な人たち戦死した無名の青年の遺体に敬意を払い、マイケル中佐の任務に進んで協力し、英霊を家族の元に帰すんだ…ッ!!という願い他人同士が心をひとつにしていきます…。やがて、そうした光景に出くわしたマイケル中佐は、見ず知らずで、しかもすでに死んでるにも関わらず、青年チャンスに共感を覚え、任務としては、地元の葬儀社に遺体を引き渡せばよいだけなのに、葬儀にまで参列してしまいます…ドラマ複雑な思いに駆られたマイケル中佐目を通し、一般のアメリカ市民にとってイラク戦争とは何だったのか?その意味を浮かび上がらせていく…という訳ですね。
そんなマイケル中佐を、気取ることなく高い演技力を発揮する人間臭い名優ケヴィン・ベーコンが演じている様は、 ↑ の予告編だけでも涙を誘うような感銘を伝えています。
テイキング・チャンス」は、悲しい事実を通して、人の心の優しさや、暖かみの感動にふれられるドラマだと思いますが、本当はそうした人間性はもっと別の機会に発揮されるべきで、こうした出来事はなければその方がよいに決まっています…。アメリカが“テイク”するべきだった選択肢の“チャンス”は別にあったのではないか?本作の題名には何通りにも解釈できる深い意味が込められていると思います。
その意味を真に考えるべきは誰だったのか?は言うまでもありません。なのに冒頭のように、考えなかった大統領の罪や、カンタンに戦争に同意した人たちの責任は、やはり問われて然るべきでしょう…。
そんなことを静かに抗議しているような本作のメガホンをとったのは新人ロス・カッツ監督ですが、ロス・カッツプロデューサーとして、トッド・フィールド監督の「イン・ザ・ベッドルーム」(2001年)、ソフィア・コッポラ監督の「ロスト・イン・トランスレーション」(2003年)を製作し、それぞれの作品でアカデミー賞作品賞にノミネートされています。なので映画的なセンスは間違いないですね。
この「テイキング・チャンス」は前述のようにテレビムービーで、アメリカでも一般の映画館では公開されないので、日本ではDVDスルー、そしてNHKで放送?といった流れかもしれませんが、シンプルに感動を呼ぶわかりやすいストーリーなので、映画として公開してもいいかもしれません。
しかし、ケヴィン・ベーコンは相変わらず、いい仕事してますね。分冊百科でおなじみのデアゴスティーニあたり、ケヴィン・ベーコン・ムービークラブを真剣に検討してみては…??
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