「誤った情報」に基づき、「準備が不充分」にも関わらず、戦争を行い「失敗」したと反省?、後悔?、それとも不満足?の弁を述べたブッシュ大統領の過失の責任はなぜ問われないのか?、一般人には理解できないことだらけのイラク戦争と、それに至る引き金となった2001年9月11日の同時多発テロ事件などを扱った映画を、俗に“911映画”や、“ポスト911映画”などといった風にジャンルづけていますが、それらの作品のテーマと内容は当然、重く、テロや戦争の悲劇の記憶が生々しいうちは観たくない人も多いことから、興行的には、まず成功していません。そんな訳でブッシュ大統領が任期を終え、退陣するのと歩調を合わせるように、そうしたテロやイラク戦争の映画も徐々に作られなくなってきています。そんな“ポスト911映画”の、まさにトリをつとめるような作品が、来月2009年1月15日からスタートするサンダンス映画祭で上映されることになり、話題を呼んでいるので、その予告編をご覧下さい。ケヴィン・ベーコン・ムービークラブのライブラリーに加わる最新タイトルでもある映画の題名は「テイキング・チャンス」です。 →