12月19日~12月21日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)
*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル成績 の順です。
第1位イエスマン    第2位セブン・パウンズ    第3位ねずみの騎士デスペローの物語    第4位地球が静止する日     第5位
フォー・クリスマスズ
第1位イエスマン “YES”は人生のパスワード」(2009年3月公開)
   $18,160,000-(3,434館)-$18,160,000
第2位セブン・パウンズ
   $16,000,000-(2,758館)-$16,000,000
第3位ねずみの騎士デスペローの物語
   $10,507,000-(3,104館)-$10,507,000
第4位地球が静止する日」(公開中)
   $10,150,000-(3,560館)-$48,627,000
第5位フォー・クリスマスズ
   $7,745,000-(3,515館)-$100,154,000
第6位トワイライト    第7位ボルト    第8位スラムドッグ・ミリオネア    第9位オーストラリア     第10位
007-慰めの報酬
第6位トワイライト」(2009年4月公開)
   $5,227,000-(2,991館)-$158,461,000
第7位ボルト
   $4,256,000-(2,968館)-$95,009,000
第8位スラムドッグ・ミリオネア/ぼくと1ルピーの神様
   $3,150,000-(589館)-$12,134,000
第9位オーストラリア」(2009年2月28日公開)
   $2,325,000-(2,212館)-$41,947,000
第10位007/慰めの報酬」(2009年1月公開)
   $2,150,000-(1,874館)-$161,300,000
各映画の解説はこちらです。 → 


先週末、アメリカは冬の嵐の大寒波に襲われた影響で、外出を控えた人が多かったことから、映画興行も打撃を被り、最新作も含め、軒並み各作品が低調な興行成績となり、クリスマス前にひと稼ぎしたい映画界にとっては、辛い結果となってしまいました。そんな中、マネーメイキング・スターの筆頭に上げられるウィル・スミスの主演作を、ジム・キャリーが倒すという、ある意味で今年2008年を象徴する、ちょっとした番狂わせが起きています。
イエスマン誰から何を言われても、イエスッ!!と気持ちよく答え続けていれば、人生は明るく前向きに拡がって、きっといいことが訪れますよという映画のテーマ通りに、ジム・キャリーのコメディ映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」が、初登場で第1位をゲットしました!!、ガチンコ勝負でウィル・スミスを下したジム・キャリーとしては、まさに“イエスッ!!”と拳を握って叫んでいそうですね。と言っても、冒頭に記したようなこともあり、首位を獲得したオープニング興行の作品としては、自慢どころか、むしろ恥かしい1,816万ドルしか稼げていません。しかしながら、近年、主演作が不調だったジム・キャリーとしては、昨2007年の「ナンバー23」の1,460万ドルや、2005年の「ディック&ジェーン 復讐は最高!」の1,438万ドルといった、それぞれの低調なオープニング成績は凌いでおり、復調の兆しを見せたと言えるでしょう。
また、この映画の首位が今年2008年を象徴するというのは、本作がワーナー・ブラザースの作品であり、先週も記したように、今夏、歴史的大ヒット作「バットマン/ダークナイト」を放ったことで、他社を抑えて今年2008年の全米映画興行の覇者(16億7,800万ドル)となっている同社が年末の最後まで強味を見せたということです。ちなみに第2位のウィル・スミスの「セブン・パウンズ」を公開したソニー・ピクチャーズはパラマウント映画(15億1,800万ドル)に次ぎ、12億1,200万ドルを売り上げて第3位のトップスリーに入っています。
さて、ジム・キャリーの最新作「イエスマン “YES”は人生のパスワード」は、イギリスでテレビ番組のプロデューサーや、タレントとしても活躍している作家ダニー・ウォレスが、2005年に出版した同名の本を映画化したもので、著書の内容はダニー・ウォレス自身が実際に半年間、どんなことにも「イエスッ!!」と答え、受け入れていったらどうなるか??という人生の実験を行った体験を綴った日記風の読み物です。映画では、ジム・キャリー演じる偏屈な主人公カールが、何にでも「イエスッ!!」と答えようという自己啓発プログラムに参加することになり…といったことから騒動の展開が巻き起こることになります。
本作はコンセプト的には、ジム・キャリーが1997年に主演した過去のコメディ映画「ライアー ライアー」の絶対にウソをついてはいけないという設定と非常に似通っており、同映画が全米で1億8,141万ドルという、えッ、そこまでヒットしたのッ?!という、信じられないブロックバスター級の大ヒットだったことから、柳の下の2匹めを狙ったのは間違いありませんが、ジム・キャリーの人気絶頂期に公開された同映画はオープニング成績でも3,142万ドルを上げており、まぁ、本人を取り巻く状況が約10年前とは異なっていることから、「イエスマン」がそこまでの大ヒットになるとは思えませんが、こうして首位を獲れたことを踏まえれば、それなりに焼き直しの効果は出たと言えそうです。
本作の共演者は、「ジェシー・ジェームズの暗殺」(2007年)のズーイー・デシャネルや、「ミッドナイトミート・トレイン」(2008年)のブラッドリー・クーパー、また、「イエスッ!!」と答えさせるセミナーのカリスマ的な先生を、名優のテレンス・スタンプ(「コレクター」1965年)が演じています。脚本を手がけたのは「寝取られ男のラブ♂バカンス」(公開中)のニコラス・ストーラー監督で、メガホンをとった監督は「チアーズ!」(2000年)のペイトン・リードです。
ココに予告編があるので、ご覧下さい。
セブン・パウンズ先週、息子のジェイデン・スミスが出演したSF大作「地球が静止する日」が、初登場首位ながら、期待ハズレの数字で「客足が静止する日」となり、コケてしまったことから、父の実力を示したかったウィル・スミスの主演作「セブン・パウンズ」が初登場第2位で、たった1,600万ドルしか稼げず、父の面目丸つぶれとなり、ジェイデンから「父ちゃん、なんでジム・キャリーみたいな顔面変形芸人なんかに負けてんだよッ?!」とツッコまれていそうです。
昨2007年の冬は娯楽映画の「アイ・アム・レジェンド」でヒット狙いに出て、目算通りにオープニング成績7,721万ドル(国内興行成績2億5,639万ドル)の大成功を収めたウィル・スミスでしたが、今冬は、「幸せのちから」(2006年)のガブリエレ・ムッチーノ監督と再び組み、賞狙いに出たものの、ご覧のように興行的には失敗し、また作品の内容もからっきし評価されていません。
本作でウィル・スミスが演じている主人公ベン・トーマスは、自動車を運転中の携帯電話の使用により交通事故を起こし、自らの妻を含む7人の人たちを殺してしまった罪悪感に苛まれ、自殺しようとしている男。そんなベンは死を前にして、せめてもの罪のつぐないとして、死んだ自らの肉体の臓器を7人の人たちに提供することで、自殺を他人の役に立てようとする。国税庁に勤める兄のIDを盗んだベンは、データベースにアクセスし、臓器を必要とする7人をピックアップし、彼らが本当に“贈り物”を受け取るに値する人たちであるか?、その人柄を確認する旅に出発する…。というのが本作のあらすじですが、こうした物語をミステリアスに描いた結果、大したオチがないのに、それを勿体つけて大ゲサに見せかける、まるでM・ナイト・シャマラン監督の子どもじみたクソ映画のようだと、批評でケチョンケチョンにけなされています。
で、結局、自殺志願者の主人公が訪ね、関わることになる人たちも不幸な人生ばかり…と、一見してトーンが暗すぎる本作は観客にハナから敬遠されてしまい、同じように不幸な物語でも、親子ホームレスが明日に希望を見い出し、観る人に勇気を与えてくれそうだった「幸せのちから」のような反応は得られませんでした…、ということですね。
2003年の韓国映画の大傑作「オールドボーイ」の原作コミックの再映画化を、スピルバーグ監督と目指しているウィル・スミスですが、暗いウィル・スミスは誰も観たくない…といった本作の結果を踏まえると、企画は慎重に見直した方がよいかもしれません。
この「セブン・パウンズ」の製作費は約5,500万ドルで、この手のドラマ映画としては少し高い感じがしますが、まぁ、ウィル・スミス作品ですし、最終的な全世界の興行収入では収支は釣り合うことになるのではないでしょうか。
共演者は、「メン・イン・ブラック2」(2002年)でも組んでいたロザリオ・ドーソンや、ウディ・ハレルソンといった人たちです。なお、主人公ベンの少年時代を演じる子役に、ウィル・スミスも信者として一心に崇めている、ありがたい“神”の教祖トム・クルーズ様より、ご子息のコナー・クルーズ様を賜っています。と、こうした辺りの宗教臭さも、この映画が避けられる事情でしょうか?!、ココで一度、予告編を紹介していますが、更新したバージョンの予告編を、下 ↓ にあらためてアップしておきましたので、ご覧下さい。
セブン・パウンズ」 予告編
http://www.movieweb.com/v/V08K36befmxIMP
ねずみの騎士デスペローの物語第3位に初登場は、絵画的なタッチが何とも美しく観応えのある、ユニバーサル映画のCGアニメ「ねずみの騎士デスペローの物語」。ディズニーの人気キャラクターである象のダンボのような大きな耳をしたねずみが主人公の本作は、世界23ヵ国で出版されている児童書(ケイト・ディカミロ著/ポプラ社発行)をアニメ化したものです。
主人公デスペローの声にマシュー・ブロデリック、そのねずみと友だちになるお姫さまピーには、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンを起用したほか、ダスティン・ホフマンスタンリー・トゥッチフランク・ランジェラウィリアム・H・メイシーといった名優がズラリと顔ならぬ声をそろえた本作は、人気ジャンルのアニメとしては低調すぎる出足のたった1,050万ドルしか売り上げられず、4年間もかけて、このレベルの高いアニメを完成したユニバーサル映画の思惑は大きくハズレてしまった感じです。キャラクター・グッズが売れそうな作品でもありませんし、あくまでも映画として成功しなければならない本作だっただけに残念な結果ですね。
本作のお話は、ねずみ界の掟を破り、人間のお姫さまピーと友だちになった、勇気のある小さなハツカネズミのデスペローが、ピーを逆恨みし、自分が代わりに姫になろうとする召使いの娘ミグに幽閉されたピーを救い出し、お城の危機を救って、人間界とねずみ界の仲を再び、かつてのような友好なものに復縁できるのか?!といった内容です。おとぎ話にはありがちですが、本作にも少しダークな側面があり、大人にとっては様々な意味合いを含んだ物語として解釈できると、高く評価されています。
監督は、「マウス・タウン ロディとリタの大冒険」(2006年)のサム・フェルと、トビー・マグワイア主演の「シービスケット」(2003年)のゲイリー・ロス、「スペース・ジャム」(1996年)などで、アニメーション・スーパーバイザーをつとめてきたロバート・スティーヴンへイゲンの3人がかりです。ナレーターは、「WALL・E / ウォーリー」(公開中)にも声の出演をしているシガニー・ウィーバーです。
ココココに本作の予告編がそれぞれありますが、下 ↓ に原作者のケイト・ディカミロが出てくるプロモーション動画をあげておくので、ご覧下さい。クラシックな雰囲気で、良さそうなアニメだと思うんですけどね…。
ねずみの騎士デスペローの物語」 プロモーション動画
http://www.movieweb.com/v/V08KZ3O6bAYlTN
第4位は、先週末から日本でも公開されたキアヌ・リーブスのSF大作のリメイク映画「地球が静止する日」。先週初登場で辛うじて首位だった本作は、封切りの3作品に上乗りされて、あっ気なくトップスリーから陥落。売り上げも一気に約67%も急降下し、「客足が静止する日」という冗談が、まさに笑えない事実となってしまっています。しかしながら、これまでの2週間で、海外の成績を含めた全世界の興行収入は約8,721万ドルに達し、製作費の8,000万ドル強に相当する金額まで来てるので、最終的な収支としては赤字にはならず、収支は何とか釣り合いがとれそうな感じがします。この失敗が企画中のアニメ「カウボーイ・ビバップ」の製作に影響しなければいいのですが…。
第5位は、先週の第2位から、やはり3ランクダウンのコメディ映画「フォー・クリスマスズ」。公開4週めで1億ドルの大台に乗り、大ヒット作と呼んで、何ら差し障りのない本作ですが、これまでにも記したように製作費が約8,000万ドルと高いので、まだまだ稼がなければなりません。先週から約4割の売り上げを落としている本作ですが、今週はいよいよ題名通りにクリスマスを迎えるので、少し復調を期待したいところです。
第6位は、次回作の続篇の監督に「ライラの冒険のラストシーンはゲームを買って、家で見ろ!!という傲慢な羅針盤」(2007年)で、映画館にお金を払って入場した観客を小バカにし、映画ファンから総スカンを食らっているサイテー監督のクリス・ワイツを起用するという自殺を遂げたヴァンパイア映画「トワイライト」が、公開5週めで658館が上映を打ち切り、興行のフィナーレに差しかかろうとしています。しかし、そのように大きくスクリーン数を失ったにも関わらず、約34%しか売り上げは下がっておらず、引き続き、ヴァンパイア版「ロミオ&ジュリエット」の人気の高さを窺わせています。本作は現在のところ、2008年の年間チャートでは第9位につけていますが、約280万ドルの差でひとつ上にいる「007/慰めの報酬」は今週のランキングで第10位と青息吐息なので、今年も残すところ後10日程度ですが、最終的には順位が入れ替わり、この「トワイライト」が2008年全米第8位の大ヒット作として記録されることになりそうです。
第7位は、ピクサー風ディズニー・アニメの「ボルト」。公開5週めで、9,500万ドルまで登りつめてきた本作としては、何とか1億ドルの高みに到達したいところですが、今週は約43%の売り上げを落として、約425万ドルしか稼げていません。今週は実写の犬映画「マーリー/世界1おバカな犬が教えてくれたこと」といった強力なライバル作が公開されるほか、話題作が目白押しなので、来週も「ボルト」がランキングに生き残っている可能性は低く、1億ドルはおあずけを食らう格好となってしまうかもしれません。しかし、中身は好評な本作なので続篇を作れば、その間に口コミが拡がり、この第1作より当る可能性があるような感じもします。
ぼくと1ルピーの神様-スラムドッグ・ミリオネア第8位は、「007/慰めの報酬」と同じ約6週前に公開された、ダニー・ボイル監督の「スラムドッグ・ミリオネア/ぼくと1ルピーの神様」が、ついにランキングでジェームズ・ボンドを凌駕しました!!、これまで第11位や、第12位といった辺りで、ランキング入りを目前に足踏みしてきた本作ですが、ここに来て、一気に420館の上映拡大を得て、それでもなお3桁のスクリーン数ながら、単館アベレージで5,348ドルを稼ぎ、トップの「イエスマン」=5,288ドルよりも座席を埋めて、BEST10圏内に浮上してきたものです。
多くの映画ジャーナリストが2008年最高の映画と絶賛し、ホラー作家のスティーヴン・キング自分のBEST10で第2位に推薦していた本作は、これまでしつこく紹介してきたように、みのもんたが司会していた人気番組「クイズ・ミリオネア」という、わかりやすい切り口から物語を始める感動映画です。スラムで育ち、まともな教育も受けていない少年がなぜ?、「クイズ・ミリオネア」で全問正解できたのか?!、そしてまた、彼はなぜ?、「クイズ・ミリオネア」に出なければならなかったのか?!、その秘められた過去のドラマが明かされることになります。原作はヴィカス・スワラップの人気小説です。なお、ナショナル・ボード・オブ・レビューも本作を2008年の最優秀映画として表彰しています。
第9位は…、ノーコメントです。
…というのは半分マジの冗談ですが、この映画について語ることは今や、ハリウッドではタブーにさえなろうとしているほど、恐ろしくコケてしまった恋愛大作の「オーストラリア」。先週の第5位から一気に4ランクダウンし、売り上げも44%と高い数値で落ちてしまった本作は、公開4週めの興行収入のトータルがわずか4,194万ドルしかなく、海外でも軒並みコケていることから、製作費1億3,000万ドルを回収することはまず不可能です。
この結果を受けて、赤字クイーンと揶揄されているニコール・キッドマンはかわいそうに真剣に落ち込み、これ以上、傷つきたくないから…と女優を続ける気を失ってしまいました。今後は積極的に主演作を探すなどせず、主に自宅で主婦として落ち着くことを、あらためて公言した彼女は、本作公開直前にも女優業半引退を語っていましたが、その時はブームの“引退宣言”に乗じた話題作りの宣伝トークだったはずです。しかし、2度めの半引退発言には言葉に重みがあり、ファンはショックを受けています…。ニコール・キッドマンとしては、夫のカントリー歌手キース・アーバンとの夫婦仲も円満で、今夏は女の子も授かり、充実した幸せな私生活に、映画の失敗が影を落とすことを恐れているようです。実は愛情のかけらもなく、女性の人格や財産権など認めない“新世紀の神”トム・クルーズに騙され、アクセサリーとして利用され続けた虚飾の10年間の結婚生活と、一方的な離婚の通告で、人格が一度、破壊されているニコール・キッドマンが、そのように感じて恐れるのは仕方がないように思えます…。なので今すぐにとは言わないまでも、まともな夫が見つかった彼女が次に探すべきなのは、キチンと企画を判断できる、まともなエージェントだ…と考え直してもらえたら…と望みます。
それにしても、「オーストラリア」大失敗で、莫大な赤字を出そうとしているバズ・ラーマン監督に、次回もまた恋愛映画の「華麗なるギャッツビー」を撮らせようとしている20世紀FOXはバカじゃないか?!と世間から首をかしげられています…。
責任とろうとしてるのは、人のいいニコール・キッドマンだけ…。
第10位は、第8位の「スラムドッグ・ミリオネア」とは裏腹に、公開6週めで761館をドドッと失い、約42%の売り上げを落とした結果、ランキングでも先週の第6位から転落し、もはや崖っぷちの「007/慰めの報酬」。シリーズ歴代興行ランキングでは、何とかピアース・ブロスナンの「ダイ・アナザー・デイ」(2002年)を抜いて第2位に浮上できたダニエル・クレイグですが、首位に君臨している自身の前作「カジノ・ロワイヤル」(2006年)の記録1億6,744万ドルには、手が届きそうで届かない歯がゆい状態のまま、ランキング圏外に消えていこうとしています…。
世界規模で見た場合、「カジノ・ロワイヤル」の5億9,423万ドルに対して、「007/慰めの報酬」は現在のところ、5億2,849万ドルなので、少し差をつけられている感じです。このギャップをどこまで埋められるか?!、これからやっと公開される日本での観客の反応に運命が託されています!!、ダニエル・クレイグが気持ちよく、第3弾のボンド映画をやれるように「慰めの報酬」を観てあげてください!!
ザ・レスラーさて、圏外の注目作ですが、ついにミッキー・ロークのプロレス映画「ザ・レスラー」が封切られ、たった4館の上映ながら、初登場で第21位に着けています。
本作は1館あたりのアベレージで、約5万2,250ドルを叩き出しており、この数字は2週前に公開されたロン・ハワード監督の社会派映画「フロスト/ニクソン」が記録した1館で約6万200ドルという記録に続く、今年2008年で2番めに高い平均売り上げの金額となっています。そんな映画館がギュウギュウ詰めの「ザ・レスラー」が、この先もずっと4館だけで上映といったことがある訳はなく、いずれは今週の「スラムドッグ・ミリオネア」のようにスクリーンを拡大し、ランキングに入ってくるのは間違いなさそうですね。
ところで、本作がヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞した後、監督のダーレン・アロノフスキーは、主演を直前に降板したニコラス・ケイジからメッセージを受け取ったそうで、ニコラス・ケイジは「主人公のプロレスラー、ランディは自分じゃなく、ミッキー・ロークでよかった…」と祝福していたとのことです。次回作の「ロボコップ」が暗礁に乗り上げているらしいダーレン・アロノフスキー監督ですが、もし順調に進めば、「ロボコップ」にニコラス・ケイジの出番を作ってあげてもいいのでは?!、どうせ、あんまり顔が映らないから、ニコラス・ケイジがロボコップでもいいかもしれません?!
下の動画 ↓ は、「ザ・レスラー」から、ミッキー・ロークが、ストリッパーのマリサ・トメイを、お茶ならぬ、ビール1本だけでも…ッ!!と誘っている場面です。
「子どもがいるから、私はダメよ」と言うマリサ・トメイに、ミッキー・ロークは「男の子?、女の子?」と聞き、マリサ・トメイが「9歳の坊主よ」と答えると、ミッキー・ロークは「ちょっと待ってくれ」と言い、自分の車から、かつてスター・プロレスラーだった時代の自分のフィギュアを持ってきます。そして、そのフィギュアをマリサ・トメイの息子にプレゼントしようと言うミッキー・ロークは、「俺のフィギュアはコレクターの間では300ドルの値打ちがあるんだぜ」と、自分をカッコよく見せようと自慢して言っています。で、それに驚いたマリサ・トメイが「ホント?!」と聞くと、ミッキー・ロークは「嘘に決まってんじゃん」と彼女を笑わせ、見事にナンパに成功します。
この場面で三脚を使わずに、わざと手持ちのカメラで少しブレさせながら撮ったダーレン・アロノフスキー監督の演出はピタリとはまっていて、何とも言えない、いい光景の雰囲気の空気を漂わせることに成功しています。「ザ・レスラー」という映画の素晴らしさの一端が窺い知れるワンシーンです。そんな「ザ・レスラー」の泣ける予告編はコチラです。
ザ・レスラー」 予告編
http://www.traileraddict.com/emd/7691
最後に次回の予告ですが、今週末のクリスマス興行は今年最後の激戦!!、ブラッド・ピットの「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」と、トム・クルーズの戦争スリラー「ワルキューレ」が、スターVS神の意地と面目を賭け、正面衝突するだけでなく、アダム・サンドラーのファンタジック・コメディ「ベッドタイム・ストーリーズ」や、人気の犬映画の感動作「マーリー/世界1おバカな犬が教えてくれたこと」といったファミリー向け作品がそこに食い込んでくるので、観客の奪い合いは必至です!!、そんな中、一緒に封切られるフランク・ミラーのダーク・ヒーロー映画「ザ・スピリット」は、前評判通りに惨敗するのか?!、お楽しみにッ!!
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。

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