シルベスター・スタローンが1995年に主演したSFアクション映画「ジャッジ・ドレッド」の原作となるイギリスの人気コミックが再び映画化されることが決定しました!! →
「ジャッジ・ドレッド」の新作映画の製作を発表したのは、原作を連載した人気コミック雑誌「2000AD」と、その親会社となるゲーム・メーカーのレべリオン・デヴェロップメンツです。映画製作の発表は、2000ADのネット・フォーラムの掲示板上にて行なわれ、レべリオンのCEOで、クリエイティブ・ディレクターのジェイソン・キングスレー氏の掲載コメントによれば、「ジャッジ・ドレッド」の映画は2009年に撮影され、実際に映画製作の実務を行なうのは、DNAフィルムズだそうです。
DNAフィルムズは、ダニー・ボイル監督のゾンビ映画「28日後…」のシリーズや、やはり同監督の「サンシャイン2057」(2007年)、またフォレスト・ウィテカーがアカデミー主演男優賞を受賞した「ラスト・キング・オブ・スコットランド」(2006年)などを代表作とする製作プロダクションです。そうした同プロダクションの実績を踏まえれば、それほど悪くない映画が出来そうで期待が持てるのですが、監督や出演者など、映画のイメージが具体的につかめる情報は今のところ皆無で、ジェイソン・キングスレー氏は、「現時点では多くの詳細を明かすことができません」と、先の掲示板のメッセージに記しています。
「ジャッジ・ドレッド」は、近未来の犯罪都市メガシティを舞台に、警察官より遥かに強権な「ジャッジ」という治安を守る役割の者たちが登場し、彼らは“ジャッジ”=“裁判官”という名前の通り、捕まえた犯罪者をその場で裁く権限を与えられている…という設定です。そこから、「俺が法律だッ!!」というのが主人公の決めゼリフになっていて、スタローンもその言葉を叫んでいました。ちなみにボクは、この「ジャッジ・ドレッド」と「デモリションマン」(1993年)が、いつもなぜか?頭の中でゴッチャになってしまいます…。
と、そんなことはさておき、シルベスター・スタローンが主演した「ジャッジ・ドレッド」は、約9,000万ドルから1億ドルを超える製作費が投入されたSFアクション大作でしたが、アメリカ国内で約3,469万ドルしか興行収入をあげることができず、それを含めた全世界での収入が、約1億1,349万ドルという大失敗の大赤字に終わり、シリーズ化を目論んでいた関係者らはシッペ返しを食らっています(興行収入の半分を映画館の取り分とすると製作費も未回収)。
すでに一度、大破した“ムービーボム”の「ジャッジ・ドレッド」を再び映画として復活させ、成功させる勝算があるのか?!、2000AD/レベリオン/DNAの製作チームが明かすことができない詳細の秘策が注目されています。
主人公のジャッジ・ドレッドを演じる俳優は誰なのか?!、ベタなところで言えば、ジェイソン・ステイサム?といったところでしょうが、果して、どんな名前が飛び出すのか?!、期待しておきましょう!!
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