見出しの「イングロリアス・バスたーズ」の“た”の変換、間違ってますよと注意されそうですが、この映画の原題は「Inglourious Basterds」で、本来は “BASTARDS” と綴るべきところを、 “BASTERDS” と、わざと “A” と “E” を間違えてクエンティン・タランティーノ監督は題名づけています。そのため律儀な欧米のメディアでは気の毒にも、いちいち “スペル・ミスではありません” といった但し書きが必要になってしまっていて、その感じを味わってもらおうと思いました。まぁ、“バスター” には “バカタレ” といった意味があるので、タランティーノ監督としては、まともな字も書けない兵隊やくざのバカばっかし出てくる映画なんだぜ!!という暗黙のメッセージなんでしょうね。そんなタランティーノ監督の最新作の戦争映画「イングロリアス・バスターズ」から、ついに映画本編の写真が初公開されました!! →
「イングロリアス・バスターズ」の写真を世界に先がけて公開してくれたのは、ロシアの映画サイト、 FILMZ.RU です。上 ↑ は、兵隊やくざのゲリラ部隊イングロリアス・バスターズを率いて、ヒトラー暗殺を試みる、ブラッド・ピットのアルド・レイン中尉です。ココの写真では、わかりにくかったアルド・レイン中尉の特徴である、首の傷跡がはっきりと見てとれます。その傷はアルド・レイン中尉がリンチにより殺されかけた経験の名残りで、彼が命知らずな人物であることを示しています。また、ブラッド・ピットがゲスト出演したアメリカの人気トーク番組「ラリー・キング・ライヴ」で語ったところによれば、ヒゲは、この一筋縄ではいかない男のシンボルだそうです。
続いて、下 ↓ は、ダイアン・クルーガー(「ナショナル・トレジャー」シリーズ)が演じているドイツ人女優のブリギット・フォン・ハマースマークです。ナチスの将校たちとお酒の席でゲームで盛り上がっているようですが、実はブリギットはアンダーカバーのスパイで、ブラッド・ピットにナチスの情報を流しています。そんな彼女が、ブラッド・ピットの宿敵となる “ユダヤ人ハンター” のSS将校ハンスに接近するのですが…、果して、ダイアン・クルーガーは正体を見破られず、任務を達成することができるのでしょうか…ッ?!
2009年5月のカンヌ国際映画祭でプレミア上映される予定の「イングロリアス・バスターズ」で、ゲスト監督として映画の一部を演出したイーライ・ロス監督(「ホステル」)による場面の写真や動画などが、ココにあるので、ご覧下さい。
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