韓国モンスターが西海岸に泳ぎ着いた!!、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のゴア・ヴァービンスキーが「グエムル/漢江の怪物」をリメイク!!

グエムル-漢江の怪物-2
犯罪映画珠玉の名作殺人の追憶(←お薦め!)」(2003年)のポン・ジュノ監督が、2006年発表した、またまた大傑作モンスター映画グエムル-漢江の怪物-」のモンスター中国まで泳いでいって清渓川(チョンギェチョン)を舞台に、ニン・ハオ(寧浩)監督が続篇(2009年公開)を製作中ですよというニュース(予告編)を、8月にお届けしました。が、それとは別オリジナルの「グエムル-漢江の怪物-」を、ハリウッドユニバーサル映画リメイクすることになり、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで爆発的な大ヒットをあげたゴア・ヴァービンスキー監督が製作総指揮を執ることになりました。ゴア・ヴァービンスキー監督は、アジア映画ハリウッド版リメイクとしては、最も高く評価されている「ザ・リング」(2002年)を作った人なので、このハリウッド版グエムルも期待できそうな感じがしますが、実際のメガホンをとるのは、フレデリック・ボンドというスウェーデン出身CMディレクターです。 → 


グエムル-フレデリック・ボンドフレデリック・ボンド監督(写真)は、ニューヨーク大学映画を学び、フォトグラファーとしてキャリアをスタートした後、ジーンズリーバイスから依頼されて作った、イギリス人ファッション・フォトグラファーデヴィッド・シムズドキュメンタリーが高く評価され、注目を集めた人です。主にCMを中心として、音楽ビデオなどでも活躍してきたフレデリック・ボンド監督は、2005年と今年2008年2度に渡って、全米監督組合からCMの分野における傑出した監督として選出され、表彰されるなどもしています。実力は充分にお墨付きといったフレデリック・ボンド監督ですが、彼はこの「グエムル」で映画を初監督するにあたって、以下のようにコメントを発表しています。
複数のジャンルの要素が合わさった内容の映画だと思うそうしたことを映像的にも似通ったスタイルで僕は過去の数年間CMでやってきた
果して、そのフレデリック・ボンド監督言葉に間違いはないか?彼が作ったCMをサンプルとして、以下にズラリとあげているので、フレデリック・ボンド監督が「グエムル」をリメイクするのにふさわしい人か?みなさんもユニバーサル映画の重役になったつもりで判断してみてください
ビールのCM


宇宙で“神”(?)のような神秘の存在に出遭った宇宙飛行士たち。
“神”は、「私のもとへ来い」と招いてくれますが、ひとりの宇宙飛行士の靴が不適切なのに気づくと、「彼を置いて、それ以外の者、来い」と言い直します。
そんな“神”に対し、宇宙飛行士たちは、せっかくの大発見にも関わらず、仲間を置いて行くぐらいなら、「あの…悪いけど、他をあたるよ」と、奇跡の遭遇を辞退します。ビールは仲間と楽しもうぜ!!ということですね。
牛乳を飲もうキャンペーンのCM

ペプシ・コーラのCM

みんな大好きなペプシの奪い合いのカンフー・ファイトにモンスターも参戦!!
イギリスの3のCM

変な日本人?のおっさんのカウボーイがモンスタークラゲとネットワークがつながってしまうCM。「3」の“3”はケータイの3Gのこと。モバイル通信サービスの会社。
これも3のCM

チェ…、チェ、チェリーのモンスターが…ッ?!
衣料販売大手J.C.Penny(ジェイシーペニー)のCM

サンタさんを信じる女の子が、サンタさんに会おうとする手段とは…?!
クリスマスの奇跡を優しいポエムのように描いた、美しいCM
オリジナルの「グエムル-漢江の怪物-」は、突如、出現したモンスターに愛娘をさらわれたダメ親父の家族が、軍や警察になんか頼ってられないとばかりに、一家総出の自力でモンスターに立ち向かい娘を取り戻そうとする奮闘が、時にユーモアも交えて描かれるモンスター映画なのに、家族の映画でもあるという風変わりな作品です。しかし、そこに登場するモンスターは、在韓米軍基地から流出した科学物質突然変異を起こした…という設定だったことから、そこには巨大な“モンスター国家アメリカ帝国主義を批判する意図が暗示されており、そのモンスターから死に物狂いで家族を守るというストーリーには、アメリカ化する祖国本来の文化や生活様式などを風化させずに守ろうという訴えが滲み出ていたように思います。そうした社会的メッセージの裏づけを持って、モンスター映画を作ったことで、「グエムル」は単に目を楽しませるだけの娯楽映画に落ち入らず、厚味のある映画として迫力を持って迫ってきたと思います。ハリウッドが、そうした映画に込められた反米感情など気にもせずリメイクするのはハリウッドらしいと言えそうですが、では、舞台をアメリカに置きかえて、どのようなメッセージを新たに込められるのか?、そうした深みまで考えなければ、このリメイクは、謎のモンスター映画クローバーフィールド」(2008年)の後を追った二番煎じになるだけだと言われても仕方がないかもしれません。ポン・ジュノ監督は、自作の「グエムル」がハリウッドでリメイクされることについて、過去SciFiWire で、おもしろいことを言っています。
僕の映画がハリウッドでクソみたいにリメイクされてもいいんだむしろ失敗の方がいいそしたら、“オリジナルの映画はスゴイぞッ!!ポン・ジュノやるやんけッ!!あらためて僕のことを見直してもらえるからね
このハリウッド版リメイクの「グエムル」について、具体的な製作スケジュールは発表されておらず、これから脚本を書き、企画開発なので、映画になるのは数年先になりそうですが、リメイククリーチャー・デザインを誰が手がけるのか?!気になりますね
グエムル-漢江の怪物-1
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