早くも全米興行で失速の「ハイスクール・ミュージカル3/ザ・ムービー」が、一緒に歌えるカラオケ仕様に切り替え、延命措置!!

ハイスクール・ミュージカル3-10
今週の全米映画ボックスオフィスBEST10興行レポートで記したように、早くも黄色信号が灯った?不安材料を示した、ディズニーの「ハイスクール・ミュージカル3/ザ・ムービー」が、今夏、アメリカで大ヒットしたミュージカル映画マンマ・ミーア」(2009年1月30日公開)が採用し、成功した“カラオケ・バージョン”を使ってのテコ入れを、今週末7日(金)から導入することになりました。カラオケ・バージョンは、ミュージカル場面歌の歌詞を、カラオケのようにスクリーンに映しだし、お客さんは客席で映画を観ながら、登場人物らと一緒に大声で歌ってもかまわないというサービス?です。「ハイスクール・ミュージカル3」は、その以前の記事でも書いたように、先々週末のオープニング興行の成績から、先週末は約65%も売り上げを落としただけでなく、オープニングの週末で、本来は興行のピーク日として最もお客さんが入らなければならない土曜日において、初日金曜日から約10%も動員をダウンさせたことが問題視されました。そういったことから、「ハイスクール・ミュージカル3」は結局、元からドラマのファンだった人たちが観に来ているだけで、観客の裾野は拡がっておらず、寿命の短い作品として興行価値の評価が下方修正されてしまいました。ディズニーが早々と「カラオケ・バージョン」の導入を決めたのは、取りも直さず、そうした拡がらない観客層に期待するのをやめてリピーターの獲得に走ったということになります。「ハイスクール・ミュージカル3」は公称の製作費1,100万ドル(←この数字は安すぎて信じられない)に対して、3日(月)までに6,317万ドルを稼いでいるので、充分にヒットしていますが、ディズニーとしてはティーンエイジャーの観客が注目している、映画の熱いうちにテコ入れし、モタついての取りこぼしは避けたようです。しかし、「マンマ・ミーア」は興行の息切れが見え始めた7週めでカラオケ・バージョンを導入し、リピーター動員で延命を図った訳ですが、それに比べて、「ハイスクール・ミュージカル3」は3週めで延命措置なので、ファンの側はトロイやガブリエラと一緒に歌えて楽しいものの、ディズニー幹部の鼻歌は止まりそうです。「ハイスクール・ミュージカル3/ザ・ムービー」のカラオケ・バージョンは、全米125館のデジタル仕様の映写設備のある映画館のみにて上映されます。デジタルなので、カンタンに歌詞の文字を上書きできちゃうということですね。本作の日本での公開は2009年2月7日です。
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