10月31日~11月2日の全米映画ボックスオフィスBEST10!!

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*数字は、週末の興行成績-(公開館数)-トータル成績 の順です。
第1位ハイスクール・ミュージカル3-ザ・ムービー    第2位ザックとミリ    第3位SAW5    第4位チェンジリング     第5位
ホーンティング・オブ・モリー・ハートリー
第1位ハイスクール・ミュージカル3/ザ・ムービー」(2009年2月7日公開)
   $15,035,000-(3,626館)-$61,753,000
第2位ザックとミリのポルノ映画作り
   $10,682,000-(2,735館)-$10,682,000
第3位SAW5」(11月28日公開)
   $10,110,000-(3,084館)-$45,837,000
第4位チェンジリング
   $9,407,000-(1,850館)-$10,087,000
第5位ホーンティング・オブ・モリー・ハートリー
   $6,009,000-(2,652館)-$6,009,000
第6位ビバリーヒルズ・チワワ    第7位リリィ、はちみつ色の夏    第8位マックス・ペイン    第9位イーグル・アイ     第10位
プライド&グローリー
第6位</b「ビバリーヒルズ・チワワ
   $4,747,000-(3,004館)-$84,061,000
第7位リリィ、はちみつ色の夏
   $4,000,000-(1,611館)-$25,287,000
第8位マックス・ペイン
   $3,700,000-(2,564館)-$35,550,000
第9位イーグル・アイ」(公開中)
   $3,400,000-(2,007館)-$92,534,000
第10位プライド&グローリー
   $3,260,000-(2,585館)-$11,616,000
各作品の解説はこちらです →  


この週末は封切りの初日金曜日が10月31日で、ハロウィンのイベント・デーとピッタリ重なってしまったため、映画よりもパーティーでワイワイ遊ぼう!!という世の中の流れの影響を受け、先週と比べて、映画興行全体で約38%の売り上げをダウンさせ、軒並み低調な成績となっています…。
先週、初公開でジャックポットのような大当たりのオープニング成績4,200万ドルを叩き出し、圧倒的な首位の座をしめた「ハイスクール・ミュージカル3/ザ・ムービー」が2週連続でトップをキープ!!…はしていますが、売り上げを約65%も一気にダウンさせ、ホラー映画の2週めみたいな急降下スパイラルの墜落傾向を見せています。この大幅ダウンの理由も、ハロウィンの厄日の影響を語ることができますが、本作については、初公開の金曜日の封切り日から土曜日にかけて、通常ならば数字が上昇すべきところを、逆に約10%ものダウンを示しました。そのことから、本作は公開直後に、元からの熱心な「ハイスクール・ミュージカル」ファンが映画館に押し寄せているだけで、真の大ヒットにつながるような広い支持は得られておらず、映画の寿命は意外に短いのでは?といった見直しの分析が出されています。今週の大きな落ち込みの背景には、そうした不安要素も見え隠れすることから、本作の当初、言われていた最終的な興行収入の予想額1億5,000万ドルは下方修正した方がよさそうだといった声があがり始めました。しかしながら、65%マイナスとは言え、オープニングの数字が大きかったので、今週も平凡な映画のオープニング成績並の数字を上げており、たった2週で6,000万ドルを超えているのは、やはり、大ヒット映画と呼ぶに値する活躍だと賞賛できます。来週以降、先のような分析が当っているか?、どの程度の粘りを見せ、ランキングに何週とどまれるか?!が注目ですね。尚、ワールドワイドの世界収入合計では、すでに1億5,000万ドル近い数字をあげていますが、日本もまだ公開されていないので、数字はまだまだ上向きそうです。と、そんな本作は日本での公開に向け、記念のダンス・コンテストの出場者応募を受付けています。ザネッサのようなスターになれる?!チャンスかもしれないので、興味のある方はコチラまで
ザックとミリセス・ローゲン演じるザックと、エリザベス・バンクスのミリという、30歳を過ぎても、まともな仕事につけていない貧乏な親友同士の男女が、ポルノ映画でひとやま当てようとする、ケヴィン・スミス監督のコメディ映画「ザックとミリのポルノ映画作り」が第2位に初登場!!…と言っても、本作もやっぱり手放しでは第2位をよろこべません…。このオープニング成績1,000万ドルそこそこと言うのは、全米№1コメディアン、セス・ローゲンにとってはワースト記録で、前作の「パイナップル・エクスプレス」の2,324万ドルの半分以下。さすがにそれだけ落ち込むと、ハロウィンに祟られたんで…といった言い訳だけでは通用しなさそうです。しかし、本作は以前にも、ココココでお伝えしたように、宣伝に問題を抱えていた映画だったので、セス・ローゲンの人気が落ちた…と言うよりは、映画の内容が一般にまるで伝わっていなかったと見てあげた方がいいかもしれません。その本作が抱えた問題をあらためてまとめておくと、この「ザックとミリのポルノ映画作り」は、映画中において、バカでくだらないなポルノ映画もどきを作るとは言え、内容的には当然、ポルノ映画ではなく、ラブコメです。しかし、題名に「ポルノ」という言葉が入ってるという、そのたった一点だけの理由から、日本の映倫にあたるMPAAから目をつけられ、本来は許可が要らないはずの公式サイトでの予告編公開に対して、映像の内容とは一切、無関係に禁止命令が下されたことに始まり、別にエロくも何ともないポスターが猥褻図画として禁止され、その禁止されたポスターに代わって新たに製作した開き直りの殴り書きのようなイラストのポスターまで、コピーの文章(「セス・ローゲンとエリザベス・バンクスが、とても刺激的な映画を作ってしまったので、残念ながら、この落書きの形でしか、お見せできません」)が過激で扇情的すぎると、MPAAをあてこすった皮肉の揚げ足をとられ、再び禁止処分を下されました。それに追い討ちをかけるように、MPAAの息がかかったか?どうかは知りませんが、テレビ局からも健全なスポーツ番組などで、「ポルノ」という言葉がついた映画の宣伝をされては、視聴者の子どもらに悪影響を与えるとクレームをつけられ、スポットCMの放送を拒否されてしまいました。そのように本作は徹底的な封じ込めを食らった結果、ついに「ポルノ」という言葉の使用を諦めざるをえず、パブリック・メディアでは題名を「ザックとミリ」に変更し、映画の内容を最小限にしか伝えられない形で宣伝を余儀なくされてきました。このことから歌手のポルノグラフィティは、どれだけ歌がヒットしても全米進出は果せないね?!という冗談みたいなことが言えそうですが、日米の倫理観?の大きな開きには、唖然としてしまいます。が、しかし、この「ザックとミリ」問題の実態の本質は、ウィル・スミスの「ハンコック」(2008年)を観て、酒を呑みながら空を飛ぶのは危険な行為ではないか?と議論した、アタマがおかしいとしか思えないMPAAの狂ったストーカー的なヒステリーだったようにも思えます。倫理基準を推し量る公共の利益を目指すはずの機関が冷静さを欠き、執拗に特定の映画を弾圧し続けたというのは、まるで恐怖政治の検閲のような感じです。こういう言い方をしては何ですが、「ザックとミリ」なんて、世の中全体にとってはどーでもいい軽い存在の映画なのに、なぜ、MPAAはそこまでムキになるのか?!、ケヴィン・スミス監督本人でさえ、どーでもいいんじゃない?!と笑って、MPAAと闘おうとしない大人の態度をとったので問題が拡がっていませんが、アメリカ映画の今後に一抹の不安の影を感じさせた事件だったと思います。なので、本作については、映画の内容が一般に知られていなかった可能性が高いということで、公開後の口コミにより客足が伸びるのか?!、これからが本当の勝負かもしれません。と、そんな変なエピソードで映画史に残ることになりそうな「ザックとミリ」の監督ケヴィン・スミスのフィルモグラフィーを、映画サイトの REELZCHANNEL がわかりやすいチャート(↓)にしてくれているので、参考にご覧下さい。各折れ線グラフの意味は、ミドリが興行収入、アカが映画の格付けサイト Rottentomatoes.Com が示した支持率の指数、青は REELZCHANNEL が独自につけた採点のようです。こうして見せられると興行成績が下がり続けているのが一目瞭然で、ちょっと痛いですね。でも、まぁ、ケヴィン・スミス監督は本職の映画監督というよりは、コメディ俳優、コミックおたくの漫画本屋のオヤジ、「スター・ウォーズ」マニアの代表…と、多彩な顔を持つオタク・カルチャーのアイコンのような人なので、変な映画をほどほどの予算で、大きな赤字にならない程度に作っていけば、それでいいのかもしれません。
ケヴィン・スミス-フィルモグラフィー-チャート
ザックとミリのポルノ映画予告編
http://www.movieweb.com/v/V08J9eklptuwKR
「ソウ」シリーズ最新作「SAW5」が、先週の初登場第2位からワンランクダウンの第3位。本作も「ハイスクール・ミュージカル3」並に約66%の急降下スパイラルを見せていますが、こちらはホラー映画なので、それで当り前といった感じですね。すでに製作費の1,080万ドルは回収済みの本作は、前作「ソウ4」(2007年)の興行収入6,330万ドルが当面の目標ですが、どっこいどっこいの成績か?、少し届かないぐらいの厳しさが予想されます…。
チェンジリング先週たった15館で初公開され、圏外の第20位だったアンジェリーナ・ジョリー主演のクリント・イーストウッド監督作品「チェンジリング」が1,835館もスクリーンを増やして、第4位まで急浮上してきました。そのように封切りを限定的な公開とし、追って拡大公開へと展開させるのは、見た目の派手なドンパチではなく、内容で勝負したい映画が口コミの噂で観たい気にさせ、動員を狙うという戦略ですが、本作に限っては、観客の数が増えるにつれ、作品の評価が下がり続けるという反比例の悪循環を示しています。本作の不評の要因として共通的に言われているのは、1928年に実際に起きた事件「ウィンビル・チキン・マーダーズ」(Wineville Chicken Murders)」という、実話のネタの割れているストーリーを描くに辺り、副産物的な側面の事件からミステリアスに映画を始めるものの、すでに事件の核心がわかっている観客には、先の展開が読めるだけに筋運びの語り口がまだるっこしいと指摘されています。端的に言えば、結末のわかってる推理小説を無理に読み直しさせられてるような気分といったことでしょうか?、作り手は、アンジェリーナ・ジョリーの悲劇の母親の物語を軸に置くことで、彼女への感情移入から観客を映画の世界に引き込みたかったようだが、その脚本のアプローチが間違っていたと結論づけられています。そのダメを食らっている脚本を執筆したのは、昨日、ココでSF映画の古典「禁断の惑星」(1956年)リメイク版の脚本を担当することになったと伝えたJ・マイケル・ストラジンスキーですが、「禁断の惑星」も構成を間違えなければいいのですが…。よって、本作がヒットしているのは、あくまでもアンジェリーナ・ジョリーの人気に支えられたものであり、映画の力ではないので、直に客足は遠のくだろう…と予測されています。監督のクリント・イーストウッドは来月12月に、早々と次の新作「グラン・トリノ」を封切りますが、1年の間に新作を2本も発表するという、かつて寅さん映画を盆暮れに公開していた山田洋次監督のようなハード・スケジュールを、イーストウッドが78歳でこなしたのは、もしかして本人も「チェンジリング」はダメだと見切りをつけていたからでしょうか?!、だとしたら、まさにイーストウッド監督も「男はつらいよ」といった感じですが、その昔、アクション・スターとしての絶頂期には、イーストウッドも盆暮れといったペースで渥美清さんばりに主演映画を公開していたので、1年の間に映画を2本作るぐらいはどうってことないのかもしれません?!
ホーンティング・オブ・モリー・ハートリー冒頭に記したように、ハロウィンはパーティーで盛り上がろうぜッ!!という、映画館がガラガラになる興行の不利を逆手にとって、ハロウィンなのでホラー映画で怖がってくださいッ!!と、他の映画を出し抜くチャンスとばかりにハロウィンに照準を合わせて封切られた、ティーン・エイジャー向けの学園ホラー「ホーンティング・オブ・モリー・ハートリー」が第5位に初登場。少し心もとない成績のように見えますが、インディーズの低予算ホラー映画である本作は、製作費は公表されていませんが、推定では約500万ドル程度。なので、この低いオープニング成績の数字でも、すでに元手を回収しています。後はそれなりに興行を続け、DVD市場などの二次使用で立派に黒字が成立するということですね。そういった主旨に沿い、手早く利益を上げられるように配慮された本作は、主演のカップルには少し奮発をして、「ラブソングができるまで」(2007年)で、アイドル歌手のコーラ・コールマンを演じて注目されたヘイリー・ベネットと、人気の青春ドラマ「ゴシップガール」に出演しているチェイス・クロフォードという、十代のウケをギリギリ狙えるアイドル・スターを起用しています。ヘイリー・ベネットが演じるタイトル・ロールのモリー・ハートリーは常軌を逸した母親から、「あなたのためだから…ッ!!」と訳のわからない理由で殺されそうになったことが心の病のトラウマになっている女子高生。そんなモリーは環境を変え、生活をやり直そうとした転校先でハンサムなチェイス・クロフォードと知り合い、楽しい学園生活を送れそうな雰囲気でしたが、それもつかの間、イジワルな同級生に、狂ったお母さんのことを知られ、いじめられることに…。そうして再び傷ついたモリーの前に、母親の幻影が亡霊のようにして現われ、彼女は自分が18歳の誕生日を迎えてはいけない呪われた宿命を抱えていたことを知る…。といった内容です。その宿命は何やねん?!というのはネタバレなので、直接的には書けませんが、本作はホラー映画マニアから、1976年のハマー・フィルム作品「悪魔の性キャサリン」のリメイクだろ?!と指摘されています。同映画は、後にロマン・ポランスキー監督の文芸映画「テス」(1979年)に主演し、世界中の観客をウットリとさせた美女ナスターシャ・キンスキーが主演で、当時15歳の彼女の裸が見れる!!ということで、お宝映画になっている作品です。なので、この「ホーンティング・オブ・モリー・ハートリー」を配給する日本の会社は、邦題を「悪魔の性モリー」とすれば、とりあえず、マニアにだけはウケることになります。しかし、15歳の女の子の裸が映って“悪魔の性”とは、それッ、児ポだろがッ?!と、現在では怒られそうですね。でも、ロマン・ポランスキー監督はロリコンでペドなので、もしかして「悪魔の性キャサリン」を観て、ナスターシャ・キンスキーを起用した?!、と、話がそれましたが、この「ホーンティング・オブ・モリー・ハートリー」の監督は、テレビドラマ「エバーウッド 遥かなるコロラド」のプロデューサー、ミッキー・リデル。プロデューサーとしては経験豊富なミッキー・リデルですが、自分でメガホンをとるのは、これが初めてのデビュー作です。ココに本作の予告編ココにポスターがあります。おまけで本作の映画の冒頭6分間の動画をつけておくので、ヒマな方はご覧下さい。
ホーンティング・オブ・モリー・ハートリーオープニング6分間
http://www.traileraddict.com/emb/7169
第6位のディズニーのペチャクチャしゃべる犬の実写映画「ビバリーヒルズ・チワワ」は先週の第4位から後退。昨日、ココで少しふれた、ディズニー・アニメ最新作「ボルト」の長すぎる4分間の予告編は、この映画につけられています。
ダコタ・ファニング2.0とジェニファー・ハドソンが共演の「リリィ、はちみつ色の夏」は、先週からワンランクダウンの第7位。結局、ジェニファー・ハドソンの誘拐された甥っ子ジュリアン・キングくん7歳も遺体で見つかるという最悪の結果となり、本当に気の毒でなりません…。本作と同日に公開されたブッシュ大統領の伝記映画「W.」はベスト10圏外の第11位にまで、サッサと落ちてしまいましたが、本作は人気を集めて、こうしてガンバッているのが、せめてものジェニファー・ハドソンへのお悔やみのようです…。
第8位のマーク・ウォールバーグのアクション映画「マックス・ペイン」は、公開3週めで、製作費の3,500万ドルをわずかながらに超えました。あまりヒット作としてホメられた成績ではありませんが、とりあえず赤字にはならないことで、続篇は確実に作られそうですね。
シャイア・ラブーフの「イーグル・アイ」も、そろそろ限界…。大台の目標1億ドルを超えるには、あと2週ぐらいはBEST10圏内に踏みとどまらなければなりませんが、それは無理な様子です…。しかし、6週間もBEST10に居続けてることで、原作者のスピルバーグも大満足ではないでしょうか?
エドワード・ノートンコリン・ファレルが義理の兄弟を演じてるポリス・サスペンス「プライド・アンド・グローリー」が先週の初登場第5位から、売り上げを48%とほぼ半減させ、2週めで早くも崖っぷちの第10位。本作の製作費は、ハリウッド映画の基本的な予算である3,000万ドルですが、映画館の興行だけでは惨敗の赤字として散ってしまいそうですね…。
以上のように、ハロウィンに呪われた今週は、それを回避して、封切り作が少なく、圏外にも特に目立った作品がありません。来週は、大ヒット動物アニメ「マダガスカル」(2005年)の続篇「マダガスカル/エスケープ・2・アフリカ」(2009年3月公開予定)や、サミュエル・L・ジャクソンの音楽コメディ「ソウルメン」などがランキングする予定です!!、お楽しみに!!
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