黒澤明監督の傑作スリラー「天国と地獄」を、「卒業」のマイク・ニコルズ監督がリメイク!!、製作総指揮はマーティン・スコセッシだッ!!


天国と地獄-黒澤明-1黒澤明監督が1963年に発表した誘拐事件スリラー映画天国と地獄」(↑USA版予告編)のリメイクを、マーティン・スコッセシ監督(「ディパーテッド」2006年)が長年ずっと希望していたのは有名な話ですが、その複雑な映画の権利にまつわる問題を、プロデューサースコット・ルーディン約2年間かけて解決し、ついにプロジェクトが現実化することになったというニュースが、アメリカの業界メディアで報じられています。「天国と地獄」は、警察ミステリ小説最高峰87分署シリーズ」で知られる作家、故エド・マクベインによる同シリーズの第10作めキングの身代金」を映画化したものです。しかし、マーティン・スコッセシ監督が過去に、「私が作りたいのは天国と地獄であって、『キングの身代金ではない」と述べたことがあるように、映画は原作を優に超えて独立した作品として一般に評価されています。物語は、山崎努演じる誘拐犯が、身代金目的に靴会社の重役三船敏郎息子を誘拐したつもりが、使用人の運転手の息子を誤って誘拐したことから始まります。三船敏郎は、会社の経営権を握る自分の野望のため用意していたお金を当初、自分の息子の身代金として使おうとしますが、自分の子は無事で、誘拐されたのがよその子とわかれば、金が惜しくなってしまいます。けれど、子どもの命は誰の子であれ同じはず。三船敏郎は、生涯かけて培った財産を使用人の子のために差し出せるのか?!というモラルの葛藤に迫られ、警察複雑な思いを抱えたまま、犯人を追い詰める懸命の捜査に着手する…。といった内容です。題名の「天国と地獄」(英語の題名は“High and Low”)は… → 

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電脳SF映画「トロン2」の新鋭監督が作った人気ゲーム「ギアーズ・オブ・ウォー2」のCMと映画化の話題!!

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今年7月サンディエゴ・コミック・コンで、極秘製作していたプロモーション・リールをサプライズ公開した「トロン2(Tr2n)」(2010年公開予定)の監督ジョセフ・コシンスキーが作った人気ゲームギアーズ・オブ・ウォー2」(11月北米発売)のCMです。「トロン2」は、1982年ディズニーが作った、コンピューターの電脳世界を舞台に、プログラムや情報の流れを擬人化して描いた画期的なカルトSF映画トロン」の続篇です。プロデューサーを、その「トロン」を観て、これからはCGだ!!確信した、ピクサージョン・ラセター(史上初の長編CGアニメ「トイ・ストーリー」監督)がつとめています(ココに関連記事)。その「トロン2」(Tr2n)がどのような映画になるのか?!、楽しみにしている人にとっては、ジョセフ・コシンスキー監督のタッチを窺い知れるサンプルのCMですが、このゲームの「ギアーズ・オブ・ウォー」シリーズ自体にも、新たに映画化の噂が出ています。それは今夏、歴史的大ヒットとなった「バットマン/ダークナイト」を、ワーナー・ブラザース共同製作したレジェンダリー・ピクチャーズが、同ゲームを製作しているエピック・ゲームズ買収し、傘下に収める可能性が囁かれているからです。「ギアーズ・オブ・ウォー」の映画化権は、昨2007年ニュー・ライン・シネマ取得しましたが、ワーナー・ブラザースは今年2月に、そのニュー・ライン・シネマを吸収合併しました。それでレジェンダリー・ピクチャーズがエピック・ゲームズを吸収してしまえば、同社は現在もダークヒーロー映画ウォッチメン」(2009年3月公開予定)をワーナー・ブラザースと共同製作しているような提携関係にあるだけに、ワーナー=レジェンダリーで、この「ギアーズ・オブ・ウォー」が大作映画になるのは間違いないでしょう。もし、レジェンダリー・ピクチャーズエピック・ゲームズを傘下に収めた場合映画会社による初のゲーム会社買収劇となり、それは同時にまた、ゲーム産業に本格参入していくパートナー、ワーナー・ブラザースの戦略とも足並みを揃えることになります。映画スタジオとゲーム開発会社が一体化していく動きの記念碑的な作品に、もしかすると、この「ギアーズ・オブ・ウォー」がなるのかもしれませんが、「バットマン/ダークナイト」の歴史的大ヒットの余波が現われてきたとも言えそうです。ところで、 ↑ のCMを観て、何となく、ゲームの「HALO3」のCMを思い出した方もいるかもしれませんが、それもジョセフ・コシンスキー監督の作品です。その「HALO3/スターリー・ナイト」のCMも、先の「トロン2」(Tr2n)のプロモ動画のリンク先にあるので、興味のある方はあわせて、ご覧下さい
ギアーズ・オブ・ウォー2
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アメリカでガンバって呪い続ける伽椰子のハリウッド版「呪怨」シリーズ第3弾の予告編!!

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アメリカシカゴ移住した佐伯伽椰子さんが、元気に向こうでもガンバッている姿を見せているハリウッド版呪怨」シリーズの第3弾グラッジ3」(The Grudge 3)の予告編です。さすがにもう飽きられている本作は、映画館での興行は目指さずDVDスルー映画としてパッパと作られていますシリーズ生みの親清水崇監督もプロデューサーに名前を連ねただけで、脚本・監督ともに直接タッチはしていません。そういう点では、清水監督の手を離れた呪怨」シリーズがどう展開するのか?!ついに呪いは止まるのか?!といった、多少の興味日本のファンには持たれるかもしれませんが…、この予告編を観る限り、そう変わりばえしない輪廻がくり返されそうです。本作の物語は、前作「呪怨 パンデミック」(2006年)で、日本みやげとして佐伯家の呪いアメリカに持ち帰ってしまったアリエル・ケベル隣りに住んでいて、恐ろしい目に遭った少年ジェイク心のケアをする精神科医のアン事件の核心を調査し、呪いを止めようとする…という内容です。精神科医のアンを演じているのは、「ソウ」シリーズでジグソウの愛弟子アマンダだったショウニー・スミスなので、伽椰子にとっては最強の敵となるかもしれません。予告編に出てくるアジア人の女性は誰ねん?と思うでしょうが、彼女は日本人で、「時をかける少女」(1983年)にも出ていた日本映画の名優、故上原謙さんの孫娘池端えみさんです。ということは、つまりは若大将加山雄三さんのですね!!、若大将の娘アメリカで女優になっていました。その他の共演者は、日本ではまだ放送されていない「ER」のシーズン14で、新人のインターン、グレイディを演じているギル・マッキニーなどです。脚本は、「プリズン・ブレイク」のお兄ちゃん、リンカーン・バロウズこと、ドミニク・パーセル2006年主演したオカルト映画ディテンション」でデビューしたブラッド・キーンです。監督は、最新作モンスター・ホラー映画スプリンター」が、今週末31日からアメリカで限定公開される、イギリス人トビー・ウィルキンス。この「グラッジ3」(The Grudge 3)はアメリカで2009年3月DVDリリースの予定です。まさか、日本では映画館で封切り?!てなことはないと思いますが…。続きを読むの後に、「スプリンター」の予告編もあげておくので、先端恐怖症でない方はご覧下さいトゲトゲ?パラサイトされた人間がクリーチャーになって襲ってくる映画です。
呪怨3
トゲトゲ映画の予告編はこちら →

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アダム・サンドラーが子どもに語る空想物語が現実になってしまうベタなディズニー映画「ベッドタイム・ストーリーズ」の予告編とポスター!!

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もしも昨日が選べたら」(2006年)のアダム・サンドラー主演する、「もしも明日が選べたら」みたいな内容ディズニーおとぎ話?映画最新作ベッドタイム・ストーリーズ」の予告編ポスターです。本作は、アダム・サンドラー演じるホテルのメンテナンス作業員、スキーターが、姉妹コートニー・コックス(「フレンズ」)から出張の間、子どもを預かってくれと頼まれ、引き受けた甥と姪寝かしつけるのに語った寝物語のベッドタイム・ストーリーが、なぜか?翌日には現実になるというファンタジースキーターは、この不思議な現象を利用し、自分の都合のいいように明日を変えようとしますが、甥と姪が茶々を入れ、物語に口をはさんだメチャクチャテキトーなことばかりがリアルになり、騒動を引き起こす…という展開です。現実とファンタジーを行ったり来たりというコンセプトは、昨2007年大ヒットした同じディズニーの「魔法にかけられて」から苦心して、ふくらませてみた印象がありますが、ご覧のように、古代ローマの戦いあり、西部劇あり、SFありといった何でも詰め込んだ映画おもしろかった試しがないので、ちょっと不安ですね…。しかし、共演に、「ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた」(2007年)のケリー・ラッセルと、「呪怨 パンデミック」(2006年)の…ではなく、「明日、君がいない」(2006年)のテリーサ・パーマーという、個性ある魅力的な女優さんをキャスティングした点は趣味が良く観てみたい感じがします。監督は、ミュージカル映画ヘアスプレー」(2007年)は大成功でしたが、ヴィン・ディーゼルベビーシッターで四苦八苦するという、本作と発想が似たような映画キャプテン・ウルフ」(2005年)は大失敗と、当たりハズレのハッキリしているアダム・シャンクマンです。さて、この「ベッドタイム・ストーリーズ」は成功?、それとも失敗?どちらにオチは転がっているのでしょう?!、本作はアメリカでは12月25日クリスマス全米ロードショー子どもに語ったお話が…ということにおいては、ターセム・シン監督の「落下の王国」(2006年)を連想しますが、お互い似ても似つかぬ映画ですね。
アダム・サンドラー-ベッドタイム・ストーリーズ-ポスター
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一度に何人のゾンビでマイケル・ジャクソンの「スリラー」を踊れるか?、世界バカ記録に挑戦した死霊の盆踊り野朗たちの写真と動画!!

スリル・ザ・ワールド-1
カナダトロントで行なわれた、1000人のゾンビによる大デモ行進ニュースを、先週、ココでお伝えしましたが、↓の写真は、カナダ人になんて負けてられない?!奮起した人たちが、先週の土曜日(25日)にロサンゼルスにおいて、アカデミー賞の会場として有名コダック・シアターに隣接するショッピング・センターハリウッド&ハイランド」で行なったイベントスリル・ザ・ワールド・LA ’08」の模様です。このイベントの趣旨は、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のゾンビ・ダンスを、ゾンビに扮装して、どれだけ大勢の人たちと一緒に踊れるか?!世界記録を作ろうぜッ!!というものです。インターネットを通じて呼びかけられた、このバカなイベントには、当日、世界12ヵ国91都市から駆けつけた人々が集い、それぞれのお気に入りのゾンビに扮装し、計3回、みんなで「スリラーを踊りました合計で何人の人たちが集まり、世界記録ができたのか?!は明確ではありませんが、こんなことにガンバッている人たちは、たぶん、この人たちだけだと思うので、とりあえず、世界記録?なのだと思います。このイベントの主催者によれば、大勢のゾンビで「スリラー」を踊ってみせる目的は単に、おもしろいと思うからッ!!だそうで、バッカだよなぁ~コイツらッ!!笑ってやってください!!、そんなバカとゾンビの輪が世界をつなぎ平和をもたらしてる思ってくれる方のために、ゾンビたちがスリラーを踊ってるダンスの動画も、ちゃんと続きを読むの後にあげています。ヒマつぶしにお楽しみ下さい!!
スリル・ザ・ワールド-2
スリル・ザ・ワールド-3
ゾンビたちのぎこちないダンスの動画はこちら → 

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スーパーヒーローのオールスター超大作「アベンジャーズ」に、ロバート・ダウニー・Jrとドン・チードルの出演が決定とマーベルが発表!!

アベンジャーズ
マーベルが、コミック・ヒーロー映画ブームピークにしようと企画している、スーパー・ヒーローオールスター大集合映画アベンジャーズ」に、「アイアンマン」シリーズのロバート・ダウニー・Jrドン・チードル出演する契約を交わしたとプレス・リリースしました。また併せて、売れないコメディ俳優として、しつこく映画に出続けている… → 

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「ハイスクール・ミュージカル3」大ヒットで、ザック・エフロンのリメイク版「フットルース」のほったらかし企画をパラマウントが急いで実現!!


先週末、アメリカで封切られたザネッサザック・エフロンヴァネッサ・ハジェンズ主演のディズニー映画ハイスクール・ミュージカル3/ザ・ムービー」(2009年2月7日公開)が、ミュージカル映画史上最高額となる、今年2008年で12番めのオープニング成績4,200万ドルビッグ・ヒットを記録したことから、それを見せつけられたパラマウント映画が、すでに2年間以上も同社がもて遊んでいる1984年大ヒット映画フットルース」をザック・エフロン主演でリメイクする企画に本腰を入れ、来春にも撮影をスタートするとのニュースを、アメリカの各映画メディアが伝えています。「フットルース」は、近年では「ミスティック・リバー」(2003年)などの個性的な脇役として活躍しているケヴィン・ベーコン出世作となった青春映画で、都会のシカゴから田舎の高校に転校してきた主人公が、ロックは不良の音楽だ!!として禁止しているアタマの固い大人たちの考えを改めさせ卒業パーティーのプロムをダンスと歌で盛り上げるという内容です。 ↑ の動画ケニー・ロギンス主題歌は、聴いたことがない人はまずいないと言えるほど有名な80’Sの定番ヒット・ナンバーとなっていますね。その映画自体は、音楽の素晴らしさを訴え描きつつもミュージカルではありませんでしたが、後にブロードウェイでミュージカル化され、日本でも上演されています。そんな「フットルース」を現代に蘇らせるリメイク版の監督は、「ハイスクール・ミュージカルシリーズ全3作を手がけ、ザック・エフロンとずっと一緒に仕事をしてきたケニー・オルテガです。彼もすでに2年以上、このリメイク・プロジェクトに携わってきましたが、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズの他に、マイリー・サイラスが自身の人気ドラマシークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」の主人公ハンナ・モンタナと共演?といったコンセプトのコンサート・ツアーHannah Montana/Miley Cyrus: Best of Both Worlds Concert Tour」の演出も行なうなどしていた為、なかなか「フットルースは進展しませんでした。が、そんな「ハンナ・モンタナ」と「ハイスクール・ミュージカル」の両方を手がけてる人の「フットルース」が、まず失敗しそうには思えないので、確実な大ヒットが期待できそうです。「フットルース」を現代に置きかえる脚本を担当するのは、マイケル・セラカット・デニングス一夜の恋を描いた青春音楽映画ニックとノラのインフィニット・プレイリスト」(Nick and Norah’s Infinite Playlist)を、この10月3週連続で全米映画興行のベスト10ランキングにチャート・インさせた監督ピーター・ソレットです。ティーン・エイジャーのラブストーリー音楽をからめることが得意な実績が評価され、起用されています。パラマウント映画は、このリメイク版フットルース」の公開を2010年を目標に予定していますが、ザック・エフロン同年7月大ヒット・ミュージカル映画の続篇ヘアスプレー2」の公開も予定しているので、2010年にはザック・エフロンのミュージカル映画を2本連続で観ることになりそうです。ところで、その「へアスプレー」で、主人公トレイシーのママ女装で演じてたジョン・トラボルタは、早くも続篇には出演しない意志を明らかにしました。「女装は…一度やったら充分だろ?!」と、本人は苦笑しています。映画の製作者らは、歌って踊れるポチャのおばさんを探すか?、それとも、また誰かを特殊メイクで太らせるか?選択を迫られそうですね。最後に ↓ の何だか映画かCMのワンシーンのようなザネッサの写真は、先週末、ハワイで行なわれたザック・エフロンのマネージャージェイソン・バレットさんの結婚式に出席するのを兼ね、南の島で短いヴァケーションカップルで楽しんだ時の様子です。男前歌とダンスが上手で、スポーツも万能で、大金持ちで、アイドルの恋人がいるザック・エフロンのことを、たぶん世界中の野朗が「おいッ一発殴らせろッ!!」と思っているのは間違いありません
ザネッサ-ザック・エフロン-ヴァネッサ・ハジェンズ
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