コミック・ヒーロー映画の最終兵器として期待されている「ウォッチメン」(監督ザック・スナイダー)は、原作コミックの映画化権の一部を所有する20世紀FOXを無視する形で、ワーナー・ブラザースが強引に映画化したことから裁判にもつれこみ、予定されている2009年3月の全米公開が保証されていないという致命的な大問題をすでに抱えていますが、新たに思いがけない問題がファンの間から指摘されています。それは先週、ココで紹介した最新版の予告編の19秒めのところに登場するヒーローのひとり、Dr.マンハッタンが全裸のキャラクターであることから、そのむき出しのチンコをどうするのか?!という問題です。この「ウォッチメン」に多数、登場するヒーローたちは、いわゆるヴィジランテ(自警員)の者たちであり、バットマンのように普通の人間がコスチュームを身につけただけで、特殊なスーパー・パワーを持っている訳ではありませんが、唯一の例外として、ビリー・クラダップ(「ビッグ・フィッシュ」2003年)演じるジョン・オスターマン(↑)が変身するDr.マンハッタンだけは超能力を持っていて、巨大化するなど体のサイズを自由に変えることができます。同じように巨大化するキャラクターとして知られる「インクレディブル・ハルク」(2008年)のハルクは、ウエストがゴムの伸縮素材で出来た、肝心なところは絶対に敗れない都合のよい、のびのびパンツを履いていますが、俗を超越した存在であるDr.マンハッタンは着衣など気にしない人格として、生まれたままの姿を誇示しています。先日もココで、ダニー・ボイル監督の最新感動作「スラムドッグ・ミリオネア/ぼくと1ルピーの神様」が、アメリカの映倫であるMPAAにより、R指定(16歳以下保護者同伴)されたという不可解な倫理基準の話題や、過去にも、飲酒飛行が社会に悪影響を与えるとされたウィル・スミスの「ハンコック」問題(悪影響与えたくても空を飛べる人はいない!)のニュースをお伝えしましたが、Dr.マンハッタンが登場場面のほとんどに渡り、チンコをブラブラさせていては、この「ウォッチメン」もR指定とされかねません。できれば大ヒットのために観客層を拡げたいワーナー・ブラザースとしては、「バットマン/ダークナイト」と同じレイティングのPG-13(事実上、視聴制限なし)としたいところですが、果して、ヒーローのチンコは性器として判断されるのでしょうか?!、しかし、アンジェリーナ・ジョリーの殺し屋映画「ウォンテッド」(2008年)などのように、最近ではR指定でも立派にブロックバスター級のヒットを達成する映画は多いので、ダークヒーロー映画の娯楽作である「ウォッチメン」はレイティングなどモノともせず、巨大化したDr.マンハッタンは、巨大化したチンコをスクリーンで大映しにしながら活躍し、映画が大ヒットになる可能性は期待できます。無修正のポルノが市販されている海外においては、そのようにチンコ丸出し自体はそれほど大問題ではないかもしれませんが、ご存知のように性器を無修正で露出することが禁じられている日本ではどうなるのでしょう?!、Dr.マンハッタンの股間にモザイクやぼかしの修正がかけられるのでしょうか?!、ヒーロー映画のアクション場面で、股間にぼかしは興醒めですよね…。Dr.マンハッタンの巨大チンコを映倫がどう判断するのか?!、注目ですッ!!、続きを読むの後に、予告編のキャプ画をあげておいたので、Dr.マンハッタンのチンコは性器か?!、それとも露出が許される単にカラダの一部か?!、とくと眺めて、判断してください!! →