クリント・イーストウッド俳優引退作品の老人と少年の感動映画「グラン・トリノ」がポスターと写真を初公開!!

グラン・トリノ-クリント・イーストウッド
近年はすっかり映画監督としてのイメージが定着したクリント・イーストウッドが、2004年の「ミリオンダラー・ベイビー」以来、4年ぶりに俳優として主演し、もちろん、自らがメガホンをとった最新作グラン・トリノ」のポスター写真を、USAトゥデイ初公開しました。本作は、今年3月に「ダーティ・ハリーシリーズの最新作ではないか?!といった驚きのウワサが飛び出し、その後、どうやら中国少数民族ミャオ族出身の移民と、イーストウッド演じる老人とのふれあいを描いた人間ドラマらしいと訂正されていた、あの「グラン・トリノ」です。この最新作で、クリント・イーストウッドが演じているのは、自動車産業の中心地の街デトロイトに暮らすウォルト・コワルスキーという人種偏見を抱いた、怒りっぽい老人です。 → 


彼には、自分の人生をシンボライズする2つの大切な記念品があり、ひとつは朝鮮戦争に従軍していた時に使用していたM-1ライフルで、もうひとつは退役後の人生フォードの自動車工場の作業員として勤め上げた記念となる1972年型フォード・グラン・トリノプレミアものの愛車です。それらをフィーチャーした ↓ のポスターは何だかサスペンス・アクション映画のような雰囲気となっていますが、実のところは、銃が大好きでクルマは国産のアメ車にかぎると思っているような、古いタイプの田舎者的アメリカ人の姿を描いている訳ですね。この映画では、そんな偏屈じじいのイーストウッドに相対する、もうひとりの主人公として、ミャオ族の移民少年タオ(演じてるのは新人のビー・バン)が登場します。タオは地元の不良グループに自分を仲間に認めてもらうための儀式として、イーストウッドの宝物の愛車グラン・トリノを盗む試練を課せられます。けれど、イーストウッドに見つかって失敗し、M-1ライフルで脅され逃げ帰ったタオは、不良グループからバカにされて閉め出されひとりぼっちの孤独な存在となってしまうことに…。そんなタオの姿を見たイーストウッドのウォルトは、朝鮮戦争の忌まわしい経験の記憶や、それほど価値があるとは言えなかった自分の人生を振り返ると、この少年をいま助けてやらなければダメだ…と心に思い、ガイジン嫌いの移民への偏見や、宝物の愛車を盗もうとした経緯を水に流して、アメリカで男一匹強く生きていくにはどうあるべきか?タオの人生を導いてやろうとします…。といった物語だそうで、イーストウッドは、単純に聞こえる粗筋だけれど、意外な展開や、ひねりが加えられているので、楽しみにしてほしいと、USAトゥデイの映画ジャーナリスト、アンソニー・ブレズニカンに語っています。今年5月のカンヌ国際映画祭に、戦争映画セント・アンナの奇跡」を出品したスパイク・リー監督が、クリント・イーストウッドに向けて、「人種差別の偏見にこり固まった怒れるクソジジイだ!!」と根拠のない一方的な中傷発言を行い、その後、メディアを通じて、両者の舌戦に発展したといったスキャンダルがありましたが、イーストウッドは、この最新作グラン・トリノ」で、まさにスパイク・リー監督が非難したような人物を演じているところがおもしろいですね。でも、そのような人物が世代や出自を超えて、他人と人生を共有しあうといったことに目覚めていく、その心の移り変わりをテーマに描こうとしたイーストウッド本人が、スパイク・リー監督が言うような人か?は述べるまでもないでしょう。まぁ、良い風にとらえれば、スパイク・リー監督はこの映画の宣伝をしてくれてた?と言えなくもないかもしれません。クリント・イーストウッド78歳は、この「グラン・トリノ」について、自分の俳優人生を締めくくる最後の作品になるのではないか?とほのめかしています。クリント・イーストウッドの姿をスクリーンで観られるのはこの映画がラストか…と思うと、さびしい限りですが、イーストウッドが自分の人生を振り返り、そこから学んだ教訓を、タオを通じて伝えてくれようとしている映画だと思うので、背筋を伸ばしてしっかりと、そして、くり返し鑑賞したい作品となりそうです。アメリカ12月17日公開の本作の予告編は、今週末24日アメリカで限定公開先行封切りされる、アンジェリーナ・ジョリー主演のクリント・イーストウッド監督最新作チェンジリング」の冒頭につけられ、発披露される予定なので、近日中に紹介できると思います。イーストウッド・ファンの方は楽しみにしておいて下さい。来年のアカデミー賞では、もしかすると「チェンジリング」と、この「グラン・トリノ」のどちらか、あるいは両方が、作品賞監督賞の候補となったり、アンジェリーナ・ジョリーが主演女優賞クリント・イーストウッドが監督賞と主演男優賞を別々の映画で受賞といったイーストウッド大旋風が巻き起こるかもしれませんね!!、そしたらイーストウッドは、俳優引退宣言を撤回してくれるでしょうか?!
クリント・イーストウッド-グラン・トリノ-ポスター
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