先月、ココで、トビー・マグワイアが「スパイダーマン」シリーズの最新作「4」と「5」の出演契約を、2本まとめて5,000万ドル=約52億円の出演料で契約を交わしたというニュースをお届けしました。その時に、「スパイダーマン4」の撮影は、来年2009年秋から開始と伝えられていたのですが、監督のサム・ライミがMTVのインタビューに応じ、「4」の撮影開始を2010年3月頃と答えているので、どうやら、トビー・マグワイアが再び、スパイダーマンのコスチュームに袖を通すのは、少し先延ばしになったようです。それに関連してか、このMTVのインタビューで、サム・ライミ監督は、かつての発言と矛盾したことを言っています。それは6月にココで伝えたように、一度は「スパイダーマン」シリーズを卒業したサム・ライミ監督が、またメガホンを握りたくなったのは、「ジェームズ・ヴァンダービルト(「ゾディアック」)の脚本が素晴らしいので、ぜひ自分で撮りたい」と熱望していたはずが、最新のインタビューでは、「まだ脚本を受け取っていないので、内容がよくわからない…」と前言を翻しています。また、連続で撮影される予定と言われてる「4」と「5」ですが、それもまだ決定してはいないと慎重に情報を訂正しています。キャスティングに関して、サム・ライミ監督は、出演が確実視されてる、スパイダーマンの恋人、メリー・ジェーン役のキルスティン・ダンストはまだ確定しておらず、「彼女はシリーズには重要な存在なので、『4』の脚本に彼女の登場が盛り込まれることを期待する…」と希望的観測を述べるだけにとどめています。ちなみに、キルスティン・ダンストのメリー・ジェーンは、キルスティンが別のMTVのインタビューで、「『4』には出演するが…」と微妙なことを口走り、本人が困ってしまったことから、「4」のクライマックスで彼女は死んでしまい、そこで映画は終わり、「5」はその復讐編か?などと噂されています。しかし、サム・ライミ監督はキャラクターが死ぬことを重要には考えていないようで、「3」(2007年)で死んでしまったハリーのジェームズ・フランコを再び起用したいと言っています…??。ようやく、GOサインの青信号が点り、新作の製作準備に入った「スパイダーマン」シリーズですが、こうした情報が錯綜する感じでは、あらためてシリーズの展開が見直されているのかもしれません。撮影開始が再来年では、この先も変更点が出そうですが、ひとまず中間報告として伝えておきました。「スパイダーマン4」の公開は2011年5月の予定です。ソニー・ピクチャーズはその時期に「スパイダーマン4」のために映画館のスケジュールを空けておいて下さいと営業してるので、その目標は多分、変わらないのだと思います。ちなみに、サム・ライミ監督は、ココで伝えた、プロデューサーをつとめるコミック・ヒーロー映画「ザ・スリーパー」の主演をトム・クルーズから、レオナルド・ディカプリオに変更し、監督にリドリー・スコットを迎えて作るというニュースがあります。レオとサム・ライミの組み合わせは変な感じですが、レオの業界内での1番の親友はスパイダーマン=トビー・マグワイアですから、サム・ライミと組むのは納得です。でも、リドリー・スコット監督とサム・ライミのコラボというのは今ひとつ、シックリきませんね…。なので、この件も様子見で、本当に進展があれば、また後日…。
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