ライアン・フィリップが近未来のロンドンで反体制の覆面ダークヒーローとして暗躍する、SFノワール・スリラー「フランクリン」の予告編!!

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父親たちの星条旗」(2006年)、「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」(2008)と良心的な戦争映画に連続出演し、いい感じの大人の俳優になってきたライアン・フィリップまでダークヒーローに変身ですッ!!、このイギリス発のクールなダークヒーロー映画フランクリン」は、一般的なヒーロー映画のように特定の敵と勧善懲悪パターンで対決するのではなく、あえて言うなら、「Vフォー・ヴェンデッタ」(2005年)に近いようなタイプの作品として、ある世界観の中での登場人物らのスリラー・ドラマを観させられるようです。映画の舞台となっているのは、宗教と政治がひとつに結びついた近未来のロンドン主人公となる4人のキャストが登場し、彼らの運命が互いに結びつき絡み合っていきます4人のキャストのうち、まずひとりめは当然ライアン・フィリップが演じる反体制のダークヒーロープリーストふたりめは「コントロール」(2007年)のサム・ライリーが演じるマイロで、彼は失った恋に傷ついた哀れな男で、どうにかして愛を取り戻そうとしています。そして、3人めバーナード・ヒル(「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ)は、行方不明の息子を大都会の雑踏から探し出そうとしている父親エセール最後は、彼女のためにジェームズ・ボンドが「慰めの報酬」(2009年1月公開)で復讐を果そうとする、「007/カジノ・ロワイヤル」(2006年)で非業の死を遂げたボンドガールヴェスパーこと、エヴァ・グリーンが演じる美大生エミリアです。エミリアは母親との関係に悩み自殺することを考えています…。以上の4人の運命が1発の銃弾により、ある破滅的なクライマックスを迎える…というのですが、果してどのような結末が待っているのか?!、本作のオリジナル脚本を書き上げ、自らメガホンをとって監督デビューを果たしたのは、ジェラルド・マクモロウです。ジェラルド・マクモロウは、2002年短編映画Thespian X」を発表しただけの新人ですが、よくあるパターンとして、音楽ビデオ・CMの世界でキャリアを積み、映画監督へ転身してきた人なので、映像がスタイリッシュですね。本作はイギリス2009年1月30日から公開。今のところ、海外での封切りは決まっていないようですが、人気のダークヒーロー・ジャンル映画なので、いずれ各国で公開されるのは間違いなさそうです。ちなみに、予告編で使われている音楽に聞き覚えあるなぁ…?と思った方もいるかもしれませんが、これは「ザ・レスラー」(2008年)で今年のヴェネチア国際映画祭グランプリを獲ったダーレン・アロノフスキー監督の大コケした前作ファウンテン/永遠に続く愛」(2006年)のテーマ音楽で、作曲したのはクリント・マンセルです。同映画は、ハッキリ言ってトンデモ映画ですが、もしダーレン・アロノフスキー監督の最初の構想通りに作られていたら大傑作だったかも…?悔いの感じられるユニークな発想の映画です。ヒマで物好きな方にはお薦めします。それにしても、「ファウンテン/永遠に続く愛の曲を使うことに何か意味が込められてるのでしょうか…??
フランクリン-2
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クエンティン・タランティーノは戦争映画「イングロリアス・バスターズ」の撮影をスタート!!、映画中央情報局は「映画秘宝」連載をスタート!!

イングロリアス・バスターズ-タランティーノ
クエンティン・タランティーノ監督が、今年5月カンヌ映画祭で、来年2009年のカンヌ映画祭で上映してみせる!!と、強引に宣言した戦争映画イングロリアス・バスターズ」の撮影が開始されたと、製作ワインスタイン・カンパニーユニバーサル・ピクチャーズが、アメリカでは昨日となる10月14日付けプレスリリースを発行しました。同映画の撮影は、先週の9日(木)から、ドイツ・ザクセン地方に作られたフランス風農家のオープンセットで開始され、記念すべき最初のカットは、オーストリア人の俳優クリストフ・ワルツが演じる“ユダヤ人ハンター”のナチス将校ハンス・ランダと、部下のナチ親衛隊が、カメラの後ろからフレームインし、画面に映りこみ、農家へと殺戮に向う↓の写真のような、映画のオープニング・ショットだったそうです。また、先のプレスリリースによれば、タランティーノ監督の前作デス・プルーフ in グラインドハウス」(2007年)に出演していた、オマー・ドゥームと、マイケル・バコールらが、新たに兵隊やくざ部隊のイングロリアス・バスターズの隊員に加えられており、親分ブラッド・ピットと共に、パリまで独裁者ヒトラーを殺しに行くようです。それに加えて、タランティーノ・ファンにはたまんないと思うんですが、やっぱり、パリに行くならフランス語の話せる人がいないと心細いということで、NHKフランス語講座ジュリー・ドレフュス先生のご出演も決定しています!!、つーか、フツーに「キル・ビル」(2003年)のソフィと書けよ!!と、ツッコまれそうですが、ジュリー・ドレフュスの役どころは、イングロリアス・バスターズのヒトラー暗殺作戦に協力するフランス人女性のようです。と、そんな風にタランティーノ組の面々も集まってきた本作ですが、映画のクライマックスが、ナチスのプロバガンダ映画のプレミア上映が行なわれるパリの映画館が舞台となることにひっかけてか、テキサスの田舎町の小さな映画館の閉館と共に、主人公らの青春時代も終わるせつない名作ラスト・ショー」(1971年/ピーター・ボグダノヴィッチ監督)で、アカデミー賞助演女優賞を得たクロリス・リーチマン出演も発表されています。これまで、「地獄のバスターズ特攻大作戦ニュー・シネマ・パラダイスなどと、過去の映画と比較して言われていた「イングロリアス・バスターズ」でしたが、戦争がらみということであれば、メロドラマ的な「ニュー・シネマ・パラダイス」よりは、朝鮮戦争を物語の背後に抱え、鬱屈した「ラスト・ショー」の方が比較の引用にはふさわしいのかもしれません。名作ラスト・ショー」の雰囲気を、タランティーノ監督が引用して、どこかに盛り込もうと思っているならば、「イングロリアス・バスターズへの期待は、さらに高まりそうです。ところで、表題の「映画秘宝の連載をスタート!!は何やねんッ?!と、もしかすると気にしてくれてるかもしれませんが、来週21日(火)発売の「映画秘宝12月号(洋泉社)から、〈クエンティン・タランティーノ「地獄のバスターズ」への道〉という連載をスタートします!!、内容は題名通りです!!、いつも欠かさずこのブログを読んでくださっている方にとっては、重複する部分もある内容にもなるかもしれませんが、「映画秘宝の連載も応援よろしくお願いします!!
イングロリアス・バスターズ-1
イングロリアス・バスターズ-2
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降霊会の霊が巣くう家に引越してきた家族の恐怖体験のゴーストハウス映画「ホーンティング・イン・コネチカット」の予告編とポスター!!

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来年2009年1月アメリカで公開される最新オカルト・ホラー映画ホーンティング・イン・コネチカット」(The Haunting in Connecticut)の予告編とポスターです。本作の内容は、予告編を観れば、一目瞭然にわかります。ごく平凡なキャンベル家長男マットが体を患い彼の健康に配慮した一家はコネチカットの田舎に移り住みますが、引越した新居は、かつて降霊会が行なわれていた呪われた家だったーッ!!というゴーストハウスものですね。主演のお母さん役は、中年オヤジのワインめぐりの旅を描いた「サイドウェイ」(2004年)で、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされていたヴァージニア・マドセンですが、彼女は“コネチカット抜きのゴーストハウスもの、と言うか、オバケ屋敷?みたいな「ホーンティング」(1999年)にも出ていました。ダンナを演じてるのは、「インソムニア」(2002年)のマーティン・ドノヴァンです。監督ピーター・コーンウェルという新人ですが、脚本映画マニアの間では、オタクのコメディ映画ナーズの復讐シリーズで知られているティム・メトカーフです。と、それだけ紹介するとバカみたいな感じなので、ブラッド・ピットが主演したシリアル・キラー映画の傑作カリフォルニア」(1993年)のティム・メトカーフさんですよと言っておく方が世間体がよいかもしれません。本作は実話の映画化と紹介されていますが、リヴ・タイラー悪趣味陵辱恐怖映画ストレンジャーズ」(2008年)も実話の映画化!!宣伝しながら、まったくの作り話だったので、この「ホーンティング・イン・コネチカット」も、スンナリ信用はできません。もう少し映画の情報が明らかになれば、「ストレンジャーズ」のように、呪われた家の住所がグーグル・マップで特定され、そんな家など存在していないよ!!ということが調べ出されることになってしまうかも…。ま、そんなことはさておき、ポスターも不気味にクールなデザインでカッコいいですし、本編の映画も結構おもしろそうです。楽しみなホラー映画の1本としてチェックしておいて下さい。
ホーンティング・イン・コネチカット
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最新映画版「スタートレック」が写真をアチコチで初公開!!、アメリカの映画サイトで「スタートレック」祭りが発生中!!

スタートレック-1
先に紹介した、カーク船長スポックツーショットをフィーチャーした「エンタテインメント・ウィークリー最新号の表紙の記事をあげている間に、パラマウント映画が、最新映画版スタートレック」の場面写真を初公開しました!!、パラマウント映画は、ここに掲載の写真を、MTVをはじめとする複数のサイトに各1枚ずつをリリースという拡散戦略?を取ったので、複数の映画サイトなどが同時にスタートレックの記事を上げ、ファンは色んなサイトをグルグルと巡回せねばならず、ちょっとしたスタートレック祭りの様相です!!、パラマウントの罠にみんな、まんまとひっかかり宣伝は大成功のようですね。 ↑ の初公開されたエンタープライズ号のブリッジで勢ぞろいしているオールスターの乗組員たちをあらためて紹介すると、から、チェコフ(アントン・イェルチン)、カーク船長(クリス・パイン)、スコッティ(サイモン・ペグ)、ドクター・マッコイ(カール・アーバン)、ヒカル・スールー(ジョン・チョウ)、ウーラ(ゾーイ・サルダナ)です。元祖ウィリアム・シャトナーカーク船長は黄色い制服を着ていましたが、この最新作から、艦長のユニフォームは凛々しい黒にあらためられています。また、監督J・J・エイブラムスによると、 ↓ の写真で見られるエンタープライズ号のブリッジのセットは、現実に宇宙艦船を航行させることを想定した、科学的かつ機能的な機器の配置が取られており、テキトーにSFチックなデザインを施した部分は一ヶ所もないそうです。要するに、理論上では、実際に宇宙を飛べるはずのエンタープライズ号を設計しました!!、本作の上映時間は今のところ、2時間ちょうど全米公開は2009年5月です。「スタートレック特集を組んだ「エンタテインメント・ウィークリー」もこれから発売ですし、さらに最新映画版スタートレック」の情報が、この週末にかけてリリースされるかもしれないので、また後でチェックしに来てください!!
スタートレック-2
↑ 現実にエンタープライズを造ればこうなる!!というリアルな艦内!!
スタートレック-3
↑ 元ハルクエリック・バナが演じてるロミュラン皇帝ネロ!!
スタートレック-4
↑ 攻撃を受けているのは、エンタープライズ号ではなく1世代前の艦船
  USSケルヴィン号
スタートレック-5
↑ この場面ココで紹介した動画のセットのシーンのようですね。
スタートレック-6
↑ 「HEROES/ヒーローズ」のサイラーみたいに怖いザカリー・クイント
  スポック殺されてるのは誰だッ?!
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最新映画版「スタートレック」の若返ったカーク船長とミスター・スポックが「エンタテインメント・ウィークリー」の表紙にツーショットで登場!!

スタートレック-ザカリー・クイント-クリス・パイン
LOST」や「クローバーフィールド」(2008年)で知られるJ・J・エイブラムスが監督している最新映画版スタートレック」で、カーク船長を演じているクリス・パインと、ミスター・スポックザカリー・クイント(サイラー!)をフィーチャーした「エンタテインメント・ウィークリー」の表紙です。アメリカでは明後日となる金曜日に発売の同エンタメ雑誌の最新号では、「スタートレック」のセットを訪問した写真や、J・J・エイブラムスのインタビューなど、最新映画版の知られざる驚きの秘密を大特集!!だそうです。また、見応えのある写真や、聞き逃せない情報があれば、紹介します!!、ところで、「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004年)、「ホット・ファズ」(2007年)の映画監督エドガー・ライトは、自身のブログの中で、「来年夏公開の超話題作を観てきたよ!!詳しくは話せないけど過去のシリーズに欠けてた要素が全部詰めこまれていてすんげーよかった!!」と、謎の映画について記しています。過去にシリーズのある来年夏公開の超話題作で、たぶんまだ完成に至っていないはずにも関わらず、エドガー・ライト監督が早々と観せてもらえるような関係にある映画と言えば、相方サイモン・ペグスコッティ役で出演している、このスタートレックだとしか思えません!!、んな訳で、超映画オタク野朗のエドガー・ライト監督も大絶賛で太鼓判の最新作スタートレック」は2009年5月全米公開です。この映画は前評判が良すぎで本当にすごく楽しみです!!
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クリント・イーストウッド監督によるアンジェリーナ・ジョリーの最新主演作「チェンジリング」のドイツ版ポスターとメイキング動画の2本立て!!

チェンジリング-アンジェリーナ・ジョリー
クリント・イーストウッド監督による、アンジェリーナ・ジョリー最新主演作チェンジリング」のドイツ版ポスターです。本作の原題は「Changeling」。これを大手の“映画専門サイトで、「チャンジェリング」と訳してるところがあるのだけれど、多少でも映画の知識があればこの原題はジョージ・C・スコットが主演したピーター・メダック監督の1979年製作の有名なホラー映画チェンジリング」(The Changeling)、“Theがあるかないかの違いだけでまったく同じ題名であることに気づくのでは?、仮りに知らなくても、“Changelingって何だろう?辞書を引けば、単語の用例と語句の意味の解説として、ジョージ・C・スコットの映画が紹介されていたりします。また、ノーベル文学賞作家大江健三郎先生も「チェンジリング」と訳し、日本語を使っています。となれば、ここはひとまず「チャンジェリング」ではなく、「チェンジリングと表記しておくのが無難かもしれません。でも、肝心なのは、読み方よりも、その言葉の持つ意味。「チェンジリング」とは、ジョージ・C・スコットのホラー映画では、死んだ子どもが幽霊にすり変わった”ように、「子どものすり替えを意味する言葉で、元は妖精のゴブリンなどが、人間の子どもと妖精の子どもをすり替えるイタズラをしますよという伝説のことです。と言う訳で、これまでにも紹介してきたように、このアンジェリーナ・ジョリーの最新作は、1928年実際に起きた誘拐事件を映画化したもので、警察が犯人から連れ戻した子どもが、誘拐された当の子どもではなかった…というミステリアスな発端のドラマです。子どもを誘拐されたお母さんのアンジェリーナ・ジョリーは、帰ってきた子どもが我が子ではないと訴えますが誰にも信じてもらえずついに精神病院にまで入れられてしまうことに…。「チェンジリング」という、“子どもすり替え伝説”が出来た背景には、障害のある子たちについて、昔の人たちが、悪い妖精にすり替えられた人間の子どもではないからだ…迷信を理由づけたからだと言われていますが、さて、アンジェリーナ・ジョリーの子どもはなぜすり替えられてしまったのか?、そして、“悪い妖精は誰なのか?!ということですね。本作はアメリカ今月末31日から公開です。しかし、 ↑ のポスター窓に写った子どもの姿は少し怖いですね。これだとホラー映画チェンジリング」のリメイクみたいです!!、と思われるのが嫌で、この映画は当初、「ジ・エクスチェンジという題名だったのかなぁ?!、ちなみフランス版ポスターはコチラで、予告編はココです。続きを読むの後に、本作のメイキングの動画も2本あげているので、クリント・イーストウッド・ファンの方も、アンジェリーナ・ジョリー・ファンの方ご覧下さい。 

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